カテゴリー: 漫画

鋼の錬金術師 / 荒川弘

前にノースシティで、アームストロング姉ちゃんが出て来た所まで読んで放置していたが、
ようやく最後まで読了した(`・ω・´)

長さ的にも内容的にもよくまとまっていて良い出来でした(・∀・)
最後のほうは読んでてちょっと涙目になるよね(´;ω;`)
凄く良い終わり方だった。

ただ、「うしおととら」で育ってしまった俺氏は相変わらずその影を他の作品で探してまうようで、ヴァン・ホーエンハイムとホムンクルスの関係にシャガクシャと白面の者の姿を見出してしまった(ノ∀`)

まあでも白面の者が望んでも成れなかった存在に、一部とはいえどもホムンクルスは成ることが出来たのだから、こちらの作品の方が救いはあるのか。というかホムンクルスの大罪達は
それなりに満足して死んでいったやつが結構居るから尻尾達とは違うか。

キング・ブラッドレイは敵ながらカッコ良かったし、グリードもまた良し(・∀・) トラミタイナサイゴ
エンヴィーの最期も悪くない。

ヨキがミスターサタンみたいになって見せ場があったことは良かったが、キンブリーには要らなかったかなぁ。まあ悪くはない、らしい最期ではあったけれども。

ウィンリィ、イズミ師匠、リザ・ホークアイ、オリヴィエねーちゃんと何かと女性が活躍した漫画のようにも思えた。みんなかこいい(・∀・)

シン国の話はもっと絡んでくるのかと思ったけど、意外と少なめであったというか、「この国の錬金術はおかしい」と言った感じの世界設定に関わる部分と物語後の舞台として活用された感じか。

ヴァン・ホーエンハイムやマルコーは特に賢者の石に翻弄された男達であった(´・ω・`)
スカーもそうかな。何はともあれ、ヴァンはトリシャと再会出来てよがった。・゚・(ノД`)・゚・。

この漫画の特に好きだったのが巻末の四コマ漫画で、「親を盾にするなんて、なんて酷い兄弟だヽ(`Д´)ノ」みたいな奴は吹かざるを得なかったw あんなシリアスシーンを読んだ後で笑わせるのは卑怯だw


この漫画は凄くまとまってた感じだったので、これ以上gdgdと述べる感想はないw
またいつか読み直したい(・∀・)
電子書籍で買うか…いや、そんな金はない……(´・ω・`) レンキンジュツツカイタイ…

四つ葉のマック 1巻/望月三起也

週に一度巡って来る金曜日、極悪不良少年少女を狩り集める灰色馬車と呼ばれる護送車の如きワゴン車があった。捕獲された不良たちが行き着く先は非行少年艦『海の檻』――。それは出航時の3分の1は更正教育と言う名の訓練と体罰により、その命を海の底へ沈めるという洋上の少年院。

無実の罪で連行された四葉真記ことマックと艦内で交流をしたためたその仲間たちは、残忍な看守(艦守)と反マック派との戦いの中、遂にグループは行動を起こし、銃器を集め艦の乗っ取りを決行する。そんな中この非行艦に隠された真相が炙り出され・・・・ 思いもせぬ国家を相手に死の戦いを余儀なくされる少年たち。生き残ることは出来るのか・・・・

四つ葉のマック

のっけからバイオレンスにつぐバイオレンス((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
非行少年を収容した船という舞台設定だけでも丼二杯くらいはいけそうなのに、マックの出自に関わる話や船内に現れるヌシやらなにやらと具沢山ぽい内容。

なんで非行少年にあんな訓練を施しているのだろうか?
外人部隊にでも売って外貨でも稼いでいるのだろうか( ・´ω・`)?
続きが気になる。


毎度お馴染みの不良少年回収車でございます(・∀・)
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不良も恐れる灰色ワゴン
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赤玉ってなんだべ(´・ω・`)?
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色男で一見、このキャラが主人公のマックかと思うが、実は違う(ノ∀`)
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非行少年別所…だと…( ;・´ω・`)ゴクリッ
堺雅人のドラマの「ジョーカー」のアレもこの着想の流れなんだろうか。
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なんか山本直樹の堀田の第一巻で似たようなシーンを見た。あれは男が仰向けかw
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ほんわかしていて謎多き少年マック。主人公です。
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侠気溢れる不良・ルル三条。 風邪薬の名前か(´・ω・`)
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何処まで信じて良いのやら、色男不良・竜之介
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この人名乗らずにマックについたからよくわからないw 中国系なのかな?
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"ヌシ"ってなんだべ(´・ω・`)
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なんかキタ━━ヽ(゚∀゚)ノ━━ !!!!! ってバイク乗り?
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全七巻か。いずれ全部読みたい(´・ω・`)

夜明けのマッキー1巻/望月三起也

人気の絶頂にあった婦人科(グラビア)カメラマンであった『麻樹』は、現状ぬるま湯に浸かってる感覚から脱出する事を目的として、内戦の戦火燃えるアフリカの一国に戦場カメラマンとして身を委ねる。
そこには『牙』と名乗る”外人部隊”が展開しており、戦いは悲惨を呈していた。
麻樹のヒューマニズムは、この戦いを世界に告発し、戦争自体を終結させるのだと決意する。

夜明けのマッキー

無料配信で1巻だけ読んだ(・∀・)
なかなか変わった切り口というか、最近ではあんまり見られない系統の漫画だった。
外人部隊ということで新谷かおるの「エリア88」をふと思い出す。
新谷かおるは子供の頃、望月三起也の漫画を愛好していたということなので結構影響していたりするのかなと思ったり。

主人公の麻樹。オサレなイケメンカメラマン(・∀・)
戦場でも青臭すぎて、ちょっと読んでいてイライラするw
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威勢は良いんだけども…
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オリンピックで金メダルを取ったことのある水泳選手でもある小隊長
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手癖の悪いハイエナ
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悪役ポジションで、隊の副官である中尉。
元々そんなに綺麗な顔じゃないよ、中尉(´・ω・`)
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悪い顔やで。
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美しき友情ってやつか…いや、そうなのか(´・ω・`)?
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戦闘シーンとか残虐なシーンが多いので万人向けではないな。
ちなみに上記の公式ファンサイトのエントリはもろにこの後のストーリーやラストを語ってしまっているので見ない方が良いかもしれないw


望月三起也せんせーは永眠なされたということで、何とも非常に残念な気持ちになった俺氏(´・ω・`)

余命告白後のせんせーのインタビュー
漫画『ワイルド7』の望月三起也さん、がん告白 余命半年 「人生の締め切りに『新選組』描く!」

せんせーの漫画は現代のある種洗練されたというか計算されたというか無謬を目指さなければならない状況下で描かれる漫画と比べれば、非常に泥臭く古臭く胡散臭い部分は多々あるが、それは言い換えれば、より原始的、原初に近い、現在の漫画の源流に近いものであった。シンプルであり、より勢いのある、荒削りの熱い漫画であった。

間違いなく現代の漫画の源流の一人であろうせんせーの逝去はただただ残念なことであった。
せんせー、おつかれさまでした(´・ω・`)

モテキ / 久保ミツロウ

モテキ

全4巻。
ドラマの方は終盤以外はとても面白く、いつか読もうと思っていたが、読む機会もなく、その後、映画版の出来の酷さに呆れて、ずっと存在を忘れていた(ノ∀`)

ドラマ版の最後の方の展開って独自なのかと思っていたが、大筋では原作に沿っていたんだな。
まあでもトータルで言うと原作の方が面白かったかな。なんかドラマ版は最後の方が微妙というか、島田が新井浩文とか墨田がリリー・フランキーという駄目配役で合ってなかったから、その辺がないだけでも面白く感じられた。最後の終わり方は良かった。

まあやっぱり漫画版でも土井亜紀だよね(・∀・)

いつかちゃんも悪くはないけど。だがしかし、やっぱり小宮山夏樹は全然来ないなぁ。
なんだろうな。

インタビュー記事かなんかで作者がこういう女性と対戦したことがない人は全然惹かれないであろうみたいなことを言っていたので、まあそういうことなのか。なんかとにかく面倒くさそうな女に思えたw この辺が特に終盤が面白く感じられなかった理由の一つかもしれないw

ドラマ版の林田尚子はなんかよくわからないキャラのように思えたが、「モテキ」よりも前に描かれていた短編「リンダリンダ」(中学時代の幸世と林田が出て来る)を読んでみると「モテキ」内での林田の振る舞いも何となく納得出来る。これがないとなんで林田が幸世に絡んで来るのかがわからない。

自分に自信がないからこそ美人にしか埋められない穴があるんだ.」という言葉が作品内にあって言い得て妙だなとは思ったものの、対談内等でこの言葉に言及してる部分はちょっと違うなと思ったり。

男は自分の劣等感を覆い隠し、自らをより価値ある物へとグレードアップしてくれるであろうピカピカと輝く飾り物としての美人のみを求めるだけではなく、ただただ、ただ単純に「この美人とやりたい」という本能に近い部分でも求めるものであることを久保ミツロウはわかっていない気がした。

所謂ちんぴく現象は女性にはわかりにくいことかもしれない。実際にそういう現象があるか
わからないが、女性で言えば「子宮がうずく」的な感じのもの。

まあモテキというものが実際にあるかないかはおいておいても、異性にしろ、仕事にしろ、「まあ次でいいやぁ(・∀・)」と余裕かまして見逃しというか、相手や職を変えたりしてるといつかは無縁状態になるよねぇ…(ヽ'ω`)

みんな結婚しちゃったり、年齢的にはねられたりで。


もしかしてだけれども映画版モテキって4.5巻のいつかちゃんの話をルミ子(麻生久美子)の話に、土井亜紀の話をみゆき(長澤まさみ)に翻案したんだろうか?

インタビューだったか対談内で麻生久美子の映画の話が出て来たり、林田のモデル(?)が長澤まさみだったからこの二人が起用されたんだろうか?

しかしなんでまぁ映画版はあんな酷い話になっちゃったんだろうな(´・ω・`)


何はともあれ、過去に一度でも色恋沙汰があった人なら(たとえ片想いでも)、十分楽しめるのではなかろうか(・∀・)