カテゴリー: 漫画

ホットロード / 紡木たく

ホットロード

悩みを抱えながら、暴走族に憧れ、仲間に入り不良の道を進んでゆく主人公・和希、バイクに命をかけ、死さえ覚悟しているような春山の姿が描かれる。

全四巻。紡木たく。
一巻の発売日が1986年12月ということなので1980年代中頃の作品か。
30年近く前なら確かに暴走族も今よりも沢山居たような気がする。

もっと暴走族を賛美するような内容なのかと思ったが、そうでもなかった。
物語上、必要となるような美化はあったが、後半になるとどちらかというと否定的なスタンスのような気がした。

もうおっさんになってるからということと男であるということ、時代背景が違うということからか、余り話の内容そのものには惹かれなかった。

「湘南爆走族」はギャグが多かったから好きだったけれども、これはシリアス物だからちょっと合わなかったのだろうか。

どうでもいいけど漠統はあの後どうなったんだろうか。


誰が悪いという話でもないが、やっぱり和希の母親はどうなんだろうかと思ってしまったw

というか高津先生が登場するまでろくな大人が登場してなかったような気もするw

まあ和希という中学生の女の子の視点から見える世界だから、その世界の狭さはしょうがないのかもしれないが。
和希の母親の名前が無いのもそういうことなのだろうか。
物語の肝の部分は鈴木と高津先生が語っていたような気がするw

能年玲奈に「あまちゃん」の人気があったとしても、さすがにこれはコケるだろうと思っていたが、なんやかんやで興行収入で24億弱くらいまでいってるのかw 

「ヽ( `Д´)ノ和希役の能年玲奈のおかげだ」
「いや春山役の登坂広臣のおかげだヽ(`Д´)ノ」
「漫画を現役で読んでいた世代が観に行ったからだヽ(`Д´)ノ」
という風な手柄争いはあるものの、何にしても凄い結果だなw
スイーツ系映画だけど難病死ぬ死ぬ系映画ではないし。

無理して観たいとは思わないが、誰がどんな風に演じてるのかというのには興味がないわけではないw つーかトオルが鈴木亮平ってなんだよ、パンツ被ってんのかw


和希と春山の話はどうでもいいけど鈴木の話すテーマというか〆の言葉はいいので、つまらなくはなかったかな(・∀・)

古典を読む気分で読めばそれなりには。でも前半はちょっと退屈だったかな、おっさんには。和希に共感するような年代の女の子にはあの辺こそが一番好きなのかもしれないが。

武則天

全三巻。原作 倉科 遼/ 作画 みね武。

唐の二代皇帝・太宗の後宮に入り、その後三代皇帝・高宗の皇后となった武照の生涯を描いた作品。

武則天と言えば高宗亡き後に唐を乗っ取り、周を建国、中国史上唯一の女性皇帝になったことで有名だが、この作品では建国以降は数ページというかほぼ最後の見開きだけであり、産まれてから皇后に成り上がるまでの話がメインであるw

武則天についてはあんまり詳しいわけでもないけど、大まかな流れは「十八史略」とかで読んだ内容通りな感じだったかな。四肢切断の話等の話はなく、良い人に描かれすぎであるが、まあ主人公だからしょうがないw

巻数は忘れたがなんか漢字が間違ってたような…
P9 座折?、P84 高宗→高祖?、P38 分列→分裂?


へぇ(・∀・)

武則天は漢字の改変も行い、則天文字と呼ばれる新しい漢字を創っている。その数は20字程度であり、今日使用されることはほとんどないが、「圀」の字は日本で徳川光圀と本圀寺の名称に使用されている。

武則天

好き勝手やったわりに晩年は普通に死んでるみたいだな。
珍しいことに。

まあ、暇つぶし程度に読むには良いと思う。
既に武則天を知っている人にはそんなに目新しさはないだろう。

たけし君の純情-アポロが月に行った頃- / みやたけし

全4巻。作者はみやたけし

昭和44年、アポロ11号が月面着陸を行うというニュースで持ちきりだった時代。これは酔いどれ作家:みやたけし、本名:宮野たけしが小学5年生だったときの物語である。

三丁目の夕日の舞台を地方(香川県琴平町)に移し、西原理恵子の漫画のような貧乏のテイストを加えた、少年・宮野たけしのヰタ・セクスアリス漫画という感じ。
女の子関連の話よりも違う系統の話の方がほろ苦かったりして結構良かった(・∀・)

ドラマ化されても良いような気もしたが、ちょっとお色気要素が強いのと、芸達者な子役達を集めるのが難しいから無理かなぁ。現代パートのおじさん達は簡単に集められるだろうけども。まあ何にしてもキクちゃんの話は実写化が非常に難しいと思うw

画面に映さないという手法もあるだろうけれども内容自体がちょっといけないような気がするw

三巻だか四巻で兄の朋男が朋夫に、いとこの啓二が哲二になっていたところがあったような気がする。

個人的に横島酒造が潰れたらしいのでスッとしたで(・∀・)
シャッキャオッソヽ(`Д´)ノ


少なくとも50代…、いや、50代後半以上の人や夕焼けの詩(三丁目の夕日)等が好きな人なら読んでも楽しめるんじゃないかなぁ(・∀・)

まあ男は子供の頃からおねーちゃんが好きだから、そういう経験(?)がある人なら何歳でも楽しめるかな。

最近読んだ漫画

久しぶりに無料配信物等の消化をちょっとだけした(・∀・)


あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 1巻
アニメのコミカライズ作品。1巻を読んだだけでもう切ない(´・ω・`)
アニメの方は何回かしか観てないが大体ストーリーは知ってるから
というのもあるか。

戦勇。 1巻
最初のうちはあんまり面白くなかったが他の勇者達が出て来てからはまぁまぁ面白い。

蒼汰の包丁 ~2巻

北丘蒼太の実家は北海道で料理屋を営んでいたが、母の事故死により父が気落ちして店は寂れてしまった。蒼太はそんな実家を立て直そうと上京し、あることをきっかけに富田久五郎と出会いそのまま東京でも五本の指に入るという料亭「富み久」へとスカウトされる

非常に地味でベタな王道料理人情漫画。結構好き(・∀・)

江戸前の旬

主人公・柳葉旬は銀座の寿司店「柳寿司」の三代目として父親・鱒之介の跡を継ぐため、寿司職人になるための修行を積んでいる。さまざまな人との関わりを通じて、旬は成長していく。

こっちはちょっと微妙(´・ω・`)
話が雑で非常に美味しんぼライク。
まあでも2014年9月現在で既刊74巻とあるので人気はあるのかな?

あさりちゃん100巻配信記念 デジタル版限定 室山まゆみセレクション
3話のみ。子供の頃にちょろっと読んでた記憶がある程度なので特にこれといった感想もないw
まあ絵が変わったなあくらいか。

わたしに××しなさい! 1巻
エロ漫画だったら、もう1巻で性奴隷とかにされちゃってる展開だよね(*´・ω・)

ミナミの帝王 ~3巻
ボチボチ面白かったが、ちょっと無理がある回が多いような気がした。

任侠沈没

大地震によって荒廃し、無法地帯と化した日本を舞台に、妻子を殺されたヤクザの幹部・大紋寺龍伍の復讐の旅を描いた作品。。任侠道を貫かんとする男を主人公に据え、ヤクザ漫画の基本は踏襲しつつも、その枠を超えた破壊的なスケールとエンターテインメント性を持つ。

大地震、大噴火の日本とあまり洒落にならない設定であり、任侠物で、多少グロで突拍子もない作品かもしれないが、続きを読みたくなったw
勢いというか不思議な魅力があるように思えた。

ホゲホゲ日記 全2巻
作者は中島史雄。中島史雄と言えば「知世バイブレーション」「元祖OL株式会社」「魔法を信じるかい?」「時には薔薇の似合う少女のように」といった線がクッキリとした劇画系H漫画をヤングジャンプ、ベアーズクラブ、ビジネスジャンプで連載していた人だが、この作品はエロが一切ない四人家族の円一家のほのぼの物語。
これは作者の体験等が元ネタなのだろうか。

子育て絡みのあるあるネタみたいな部分があり、普通に面白かったので2巻で終わってしまったのは残念(´・ω・`)


最近多い期間限定の配信は読もうと思ったら期限切れになってしまうので
購入?しなくなった(ノ∀`)