カテゴリー: 漫画

武則天

全三巻。原作 倉科 遼/ 作画 みね武。

唐の二代皇帝・太宗の後宮に入り、その後三代皇帝・高宗の皇后となった武照の生涯を描いた作品。

武則天と言えば高宗亡き後に唐を乗っ取り、周を建国、中国史上唯一の女性皇帝になったことで有名だが、この作品では建国以降は数ページというかほぼ最後の見開きだけであり、産まれてから皇后に成り上がるまでの話がメインであるw

武則天についてはあんまり詳しいわけでもないけど、大まかな流れは「十八史略」とかで読んだ内容通りな感じだったかな。四肢切断の話等の話はなく、良い人に描かれすぎであるが、まあ主人公だからしょうがないw

巻数は忘れたがなんか漢字が間違ってたような…
P9 座折?、P84 高宗→高祖?、P38 分列→分裂?


へぇ(・∀・)

武則天は漢字の改変も行い、則天文字と呼ばれる新しい漢字を創っている。その数は20字程度であり、今日使用されることはほとんどないが、「圀」の字は日本で徳川光圀と本圀寺の名称に使用されている。

武則天

好き勝手やったわりに晩年は普通に死んでるみたいだな。
珍しいことに。

まあ、暇つぶし程度に読むには良いと思う。
既に武則天を知っている人にはそんなに目新しさはないだろう。

たけし君の純情-アポロが月に行った頃- / みやたけし

全4巻。作者はみやたけし

昭和44年、アポロ11号が月面着陸を行うというニュースで持ちきりだった時代。これは酔いどれ作家:みやたけし、本名:宮野たけしが小学5年生だったときの物語である。

三丁目の夕日の舞台を地方(香川県琴平町)に移し、西原理恵子の漫画のような貧乏のテイストを加えた、少年・宮野たけしのヰタ・セクスアリス漫画という感じ。
女の子関連の話よりも違う系統の話の方がほろ苦かったりして結構良かった(・∀・)

ドラマ化されても良いような気もしたが、ちょっとお色気要素が強いのと、芸達者な子役達を集めるのが難しいから無理かなぁ。現代パートのおじさん達は簡単に集められるだろうけども。まあ何にしてもキクちゃんの話は実写化が非常に難しいと思うw

画面に映さないという手法もあるだろうけれども内容自体がちょっといけないような気がするw

三巻だか四巻で兄の朋男が朋夫に、いとこの啓二が哲二になっていたところがあったような気がする。

個人的に横島酒造が潰れたらしいのでスッとしたで(・∀・)
シャッキャオッソヽ(`Д´)ノ


少なくとも50代…、いや、50代後半以上の人や夕焼けの詩(三丁目の夕日)等が好きな人なら読んでも楽しめるんじゃないかなぁ(・∀・)

まあ男は子供の頃からおねーちゃんが好きだから、そういう経験(?)がある人なら何歳でも楽しめるかな。

最近読んだ漫画

久しぶりに無料配信物等の消化をちょっとだけした(・∀・)


あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 1巻
アニメのコミカライズ作品。1巻を読んだだけでもう切ない(´・ω・`)
アニメの方は何回かしか観てないが大体ストーリーは知ってるから
というのもあるか。

戦勇。 1巻
最初のうちはあんまり面白くなかったが他の勇者達が出て来てからはまぁまぁ面白い。

蒼汰の包丁 ~2巻

北丘蒼太の実家は北海道で料理屋を営んでいたが、母の事故死により父が気落ちして店は寂れてしまった。蒼太はそんな実家を立て直そうと上京し、あることをきっかけに富田久五郎と出会いそのまま東京でも五本の指に入るという料亭「富み久」へとスカウトされる

非常に地味でベタな王道料理人情漫画。結構好き(・∀・)

江戸前の旬

主人公・柳葉旬は銀座の寿司店「柳寿司」の三代目として父親・鱒之介の跡を継ぐため、寿司職人になるための修行を積んでいる。さまざまな人との関わりを通じて、旬は成長していく。

こっちはちょっと微妙(´・ω・`)
話が雑で非常に美味しんぼライク。
まあでも2014年9月現在で既刊74巻とあるので人気はあるのかな?

あさりちゃん100巻配信記念 デジタル版限定 室山まゆみセレクション
3話のみ。子供の頃にちょろっと読んでた記憶がある程度なので特にこれといった感想もないw
まあ絵が変わったなあくらいか。

わたしに××しなさい! 1巻
エロ漫画だったら、もう1巻で性奴隷とかにされちゃってる展開だよね(*´・ω・)

ミナミの帝王 ~3巻
ボチボチ面白かったが、ちょっと無理がある回が多いような気がした。

任侠沈没

大地震によって荒廃し、無法地帯と化した日本を舞台に、妻子を殺されたヤクザの幹部・大紋寺龍伍の復讐の旅を描いた作品。。任侠道を貫かんとする男を主人公に据え、ヤクザ漫画の基本は踏襲しつつも、その枠を超えた破壊的なスケールとエンターテインメント性を持つ。

大地震、大噴火の日本とあまり洒落にならない設定であり、任侠物で、多少グロで突拍子もない作品かもしれないが、続きを読みたくなったw
勢いというか不思議な魅力があるように思えた。

ホゲホゲ日記 全2巻
作者は中島史雄。中島史雄と言えば「知世バイブレーション」「元祖OL株式会社」「魔法を信じるかい?」「時には薔薇の似合う少女のように」といった線がクッキリとした劇画系H漫画をヤングジャンプ、ベアーズクラブ、ビジネスジャンプで連載していた人だが、この作品はエロが一切ない四人家族の円一家のほのぼの物語。
これは作者の体験等が元ネタなのだろうか。

子育て絡みのあるあるネタみたいな部分があり、普通に面白かったので2巻で終わってしまったのは残念(´・ω・`)


最近多い期間限定の配信は読もうと思ったら期限切れになってしまうので
購入?しなくなった(ノ∀`)

同棲時代 愛蔵版

同棲時代

広告会社勤務の今日子とフリーのイラストレーターである次郎は、同じデザインスクールの同期であった。ある春の日、二人は一間のアパートで同棲を始める。自由であり、不安定でもある二人の暮らしは愛と性の間で揺れ続け、今日子の精神状態は次第に崩れていく。そして、妊娠に気がついた今日子は、ある決断を下す。

映画版「同棲時代 今日子と次郎」を観たことがあったので読んでみた。

amazonのレビューに愛蔵版は完全版でないというような投稿があったがどうなんだろう。
まあでも結末は変わらないのであればそれは大した問題ではないな。とにもかくにも凄く長かった…(ヽ'ω`)

同じような話の繰り返しであったような気もするが、それは"同棲"という明確な出口のない迷宮のような日々を表していたのかと思えなくもなかったが、

当初は10回程度の連載を終了する予定であった。しかし、人気が出て80回の長期連載となり、「同棲」は流行語にもなり社会現象ともなった。

ということなので単純に行き当たりばったりで延長していただけかもしれないw
序盤は妙に愛だ愛だと騒いで結婚を否定し、青姦ばかりをしていたw
映画はこの辺りの話を実写化したようだ。

映画でよくわからんシーンが沢山あったが結構原作に忠実なような気がした。
原作も文芸作品風でよくわからないエピソード等がいくつもあったw


同棲→病院→再同棲→帰郷を経た後に物語は結末を迎える。

この漫画が連載されていた40年前くらいの頃では同棲は後ろ指を指される行為であったかもしれないが現在では結構普通のことなのでそういった点においては共感を得難い部分が多いかもしれない。

ただ男女の仲におけるいさかいや愛憎、若者の不安や焦りと言った物は何時の世も不変であるので、そういった部分に着目すればそれなりに読めないことはないかもしれない。同棲している人、特に女性が読んだら色々と共感する部分はあるのかなぁ?

本編の終わり方でも良かったかなと思ったが、やはり番外編の終わり方のほうがスッキリすると言えばスッキリするかな。次郎は自業自得のような気もするし。


本編のストーリー展開とは関係ないエピソードが多いので長く感じるが、その辺を端折ったら、もっとコンパクトな漫画になったかもしれない。

とにかく読破するには気力が必要だ(ヽ'ω`)