カテゴリー: 映画

『秋日和』『弾丸ランナー』他を観た

秋日和

作品の出来云々よりも小津安二郎作品を高頻度で観続けてる所為か、
ちょっと笠智衆アレルギーというか笠智衆に胃もたれ感がしてきた… (ヽ'ω`)
と思ったら、笠智衆は最初と最後の方だけか。

姉かと思ったら原節子が母ちゃんかΣ(゚∀゚;)
いつもの"父と娘"じゃなくて"母(未亡人)と娘"の話か。
「晩春」の後に観て良かった。順番が逆だときっと微妙だったろう。

アヤ子役の司葉子は綺麗なような気もするが特に好みでもない(・∀・)
佐々木百合子役の岡田茉莉子はちゃっかりしたねーちゃんというイメージ。

オヤジ三人の話が下衆すぎて笑えるw
加えて色々と駄目過ぎるこの三人(ノ∀`)
関係ないけど佐分利信演じる間宮を観てると何故か自民党の石破茂を思い出すw


弾丸ランナー

えーと、好きな人は居るかもしれないけど、糞映画って切り捨てても
特に問題はないかもしれない(ノ∀`)

田口トモロヲ、ダイヤモンド☆ユカイ、堤真一が偶然の成り行きで
追いかけっこを始める。それぞれの事情を回想しつつ走ってるうちに
ランナーズ・ハイになり、妄想しつつ尚も走り続ける。
そして三人を含め、登場人物達は最後の舞台となる場所へと集結するのだが…

てな感じのあらすじ。

何故か直接には走ってない連中も自分に都合の良い妄想に耽ったりしてたな。
まぁ劇中で脈絡もなく"走る"ということがテーマのように語られるが、
これが現実世界というか人生において自らの信念に基いて何かを貫くと
いうようなことを示しているのであれば、彼らもまたその行為に向かう
途中なので、妄想する権利を持っているというかランナーズ・ハイなのかな。

途中でお姉ちゃんが出てきて妄想シーンで濡れ場があるんだけど、
白石ひとみに似た観た顔だなと思ってたら本人だった(*´・ω・) オッパイ…
加えて、ぶすっ、血ぶっしゃあな部分があるのであんまり万民向けではないなw

監督のSABUの名前もどっかで聞いたことあるような気がしていたが、
観ている途中で「あれーこれもしかして…(´・ω・`)」ってぐぐったら、
あのトラブルマンの監督かw 

話の作り方は全然変わってないんだなw
トラブルマンでもこんな感じで走らせてたようなw
テレ東深夜ドラマ枠実況で凄い不人気だった。
内容がちょっとアレだったしな。視聴率も通常なら
3%弱から5%弱くらいの枠なのに他のドラマと較べて
平均1%くらい低かったな(ノ∀`)


大魔神

なんだ冒頭の説明台詞はw

ストーリー的には普通かな。まあ昔の物だからあんまりひねりがなくて当たり前。
今だったら大魔神の正体は地球に飛来した精神生命体で少女の清らかな声の
周波数によって心を癒され云々とかになりそうだけども。

笑ってはいけないんだろうけれども、花房の残党の犬死に感が酷いw
まああのタイミングで動かないと小源太と忠文が殺されていたか。

結構、大魔神が怖いw
怒った顔が怖いというのもあるにはあるが、それ以上にその大きさが怖い。
下手に怪獣みたいな大きさよりも、手の平で人を鷲掴みするスケールの方が
ある種のリアルさというか理解できる大きさの恐怖があった((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

チェコスロバキア映画の『巨人ゴーレム』(1936年、ジュリアン・デュヴィヴィエ監督[1])で描かれたゴーレム伝説に材を採り

へー、元ネタがあったんだねぇ(・∀・)
でもゴーレムだと額を削ったら終わりだよね。

それの絡みなんだろうか、あの杭は。
ラストにあの杭をああ使うとは思わなかったなw
ちょっと成る程と思ったw

大舘左馬之助役の五味龍太郎や犬上軍十郎役の遠藤辰雄は
中々良い悪役っぷりだった(・∀・)


大魔神怒る

今作も全くの波乱もなく(・∀・)
一作目と二作目は微妙に違うが、まぜこぜにして大まかな流れを書くと、

  1. 善政を布く領主の若君や姫(この人の涙が、女の涙に弱い大魔神トリガー)の兄妹
  2. 悪い家臣or悪い隣接領の領主に攻められ、領主死亡、兄妹逃げる。
  3. 兄が復讐しようとして捕まる。
  4. 領主、民の信じる神を馬鹿にして傷つけたり、破壊したり。
  5. 妹も結局捕まり、公開処刑の為に磔に。
  6. 味方である領主の残党は大体のこの辺でやられる。
  7. 姫の落涙
  8. はにゃーん(#^ω^)
  9. 大暴れ
  10. 悪い奴が抵抗するもボコボコにされる。
  11. 悪い奴が磔っぽくなる。
  12. 姫や民が感謝感謝大魔神マジ感謝する。
  13. はにゃーん(  ̄ω ̄)

という感じ。

今回は海の大魔神っぽかったな。いや、海じゃなくて湖か、あれは。
そう言えば御子柴領は最終的に千草の物になったんだろうか。


「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」は
品川が出てきたところで、そっと停止アイコンをクリックした…

2chまとめサイトで途中まで読んだ記憶があるが、どこまで読んだかは覚えていない(ノ∀`)

関係ないけど冒頭シーン、貧血だったらあんな風に手で受け身を取ることは不可能だよね。
まるで映画館で映画を観ているように周りが見えて体なんて動かせずに崩れ落ちるよ。

『渡り鳥いつまた帰る』『晩春』他を観た

渡り鳥いつまた帰る

途中から観たけど、安定のいつも通りの展開(・∀・)
珍しく悪役側の女性が居たような。

宍戸錠がいつもとちょっとだけ設定が違ったかな。

関係ないがリンク先のストーリーで

利夫を抱いて溝に人った伸次を

となっていたが、OCRでの読み込みミスがチェックをくぐり抜けたのかな。


晩春

ようやく自分が抱いていた小津映画像に一致する作品を観たw

えらい昔の江ノ島や北鎌倉駅、鶴ヶ岡八幡宮(多分)を観る事が出来る。
1949年の作品なので江ノ島に江の島灯台がなかった。
昔の灯台は1951年に出来たらしい。

あれ江ノ島シーキャンドルって何Σ(゚∀゚;)
何年か前に行ったのに気づかなかったわ(ノ∀`)

能のシーンがちょっと長いような。映像としては貴重だけれども。

最後の方で明らかに鎌倉にはなさそうな五重塔が出てきたので、
あれっと思ったが、旅先の京都だった(ノ∀`)
清水寺も出てきた。

この頃は56歳で人生はもう終わりに近い感じだったのか。
まあでもそのくらいで終わるのがいいかもなぁ。

思いっきりテーマの一つみたいなものを長台詞で言ってるけど
これはどうなんだろうかw

仲の良い父娘が観たらどう思うのかな、これ(・∀・)

原作は広津和郎という人の「父と娘」という作品ということで、
青空文庫で探してみたがなかった。広津和郎の父・広津柳浪の作品なら、
二作ほどあったけど。電子書籍か通常書籍で出回ってないかぐぐったが、
そんなに流通はしてないのかな?
国鉄三大ミステリー事件の一つ、松川事件の方で有名な人らしいが…


wikipediaに「壺のカット論争」というのが載っていた。

うーん、性的なイメージなんて全く感じなかったけどなw
定義をよく知らないんだけどもそもそもエレクトラ・コンプレックスって
単純なファーザー・コンプレックスを指すんだろうか?
両親的存在が居てその同性の片割れとの異性の片割れを取り合うような
イメージだったけど…

あのシーンで語られているのは"再婚"にまつわることだし、
帰り支度シーンでの紀子の切なる訴えからするとちょっと
違うんじゃねって思うねぇ。

そんなことよりも

本作は、リンゴの皮を剥いていた周吉がうなだれるシーンで終わるが、台本上では周吉が慟哭するシーンになっていた。涙を流す演技を拒否していた笠智衆が、このシーンはできないと申し出たため変更になったのである。

の方が気になるなぁ(・∀・)

慟哭しちゃったら、凄いベタベタした感じになってただろうし。
田山花袋の「蒲団」みたいな終わり方になってたろうなぁ。


出所祝い

上記のあらすじを適当に組み替えて修正すると

日本海側のとある地方都市で勢力を二分する榎家と観音組は、六年前、謎の鉄道爆破事件が導火線となって激突し、流血の抗争を展開した結果、清次を始め、軍次郎、努らは傷害罪で入獄した。大正天皇崩御、今上天皇即位と、二度に渡る特赦、減刑の大恩典により、昭和四年、彼らは各地の刑務所を出所した。

という感じ。

おっぱいとか濡れ場があるけど、刺青がなぁ(´・ω・`)
昭和初期って感じがしないのもイマイチなとこかな。

途中までかなり退屈。半ばくらいからまぁまぁ面白いけど、
ぶすっ、ぶすっ、血どばぁっ展開なので、人を選ぶな。
死亡フラグ満載だったり、悪役にも悪役の主張があったりして
ちょっと一味違うけれども、やっぱりあんまりヤクザ物は
好きじゃないな(´・ω・`)

津村松造役の田中邦衛は分かったが、それ以外の人は
誰が誰だかあんまりわからなかった(ノ∀`)

岩橋役の仲代達矢って名前は知ってるけど顔を知らないということに
今日気づいたw 尾関役の安藤昇も知らないなぁ。

榊役の夏八木勲、努役の黒沢年雄、浅倉玄竜役の丹波哲郎も全く
誰だか気付かなかったw 綾役の栗原小巻も気づかなかったw

お夕役の江波杏子が色ぽかった(*´・ω・)

ネタバレになってしまうけど、これ朝倉玄竜の一人勝ちなのか( ・´ω・`)?
巨悪ってやつか。


クレージー作戦 くたばれ!無責任

ハッスル ハッスル ハッスル ホイヽ( ・∀・)ノ♪

適当にwikiのあらすじを改変すると

鶴亀製菓は飲めばたちまちやる気が出る「ハッスルコーラ」を完成させた。試しに会社一の無気力社員、田中太郎に飲ませた所、大ハッスルのモーレツ社員に豹変し、コーラの効き目が実証された。しかしコーラに含まれる薬物のせいで販売が出来ないことが判明。困った会社は子会社を作って、田中含むダメ社員7人にコーラを押し付ける。7人はあの手この手でコーラを売ろうとするが…

この時代でこの発想というか手法は新しかったろうな。
なんか元ネタあるのかな?

エロに関してはちょっとお色気があるくらい。

恵子役の浜美枝は角度によっては可愛く見えることもあったが、
なんかちょっと造形が崩れてるような…鼻と頬が大きいのかな?
電話交換シーンだとちょっとRioっぽく見えた(*´・ω・)

美奈子役の藤山陽子が可愛かった(*´・ω・)

何故かハナ肇が小西博之に見えた。
金丸支店長役の田部健三も髪型的に志賀廣太郎に似てたな。

王道的展開でオチはやや弱いというか正統派かな。
つーかラストの歌につなげるための展開とも思えなくもない。
何はともあれ十分楽しめた(・∀・)


狂った果実

女漁りと享楽に耽ることにしか興味のない太陽族の滝島夏久(石原裕次郎)、
その弟で真面目で初な坊やな春次(津川雅彦)、そして春次が一目惚れした
謎の少女・天草恵梨(北原三枝)が逗子鎌倉葉山を舞台に織りなす純情感動
ハートフル・コメディ

というのは嘘だ( ・´ω・`)
何処が嘘かと言えば"純情感動ハートフル・コメディ"という所は真っ赤な嘘だ。

ネタバレになってしまうが、
恵梨の糞ビッチ!糞ビッチ!糞ビッチ!ヽ(`Д´)ノ バーヤバーヤ
夏久のクズ野郎!クズ野郎!クズ野郎!ヽ(`Д´)ノ バーヤバーヤ

でも最後まで観て、すっとしました(・∀・)

結局良い人はフランクさんだけやった(ノ∀`)
ちょっとズレてるけど。


最初の平沢邸でのトークがなんか言わされている感たっぷりで
いまいちだったけど、それ以外はまあ良かったかな。

今の鎌倉や逗子を知っている人から観ると中々面白い映像だ。
在りし日の由比ガ浜商店街の花春やら光明寺、鎌倉駅前、逗子駅前が観れる。
葉山は浜だけかな?

春次が津川雅彦で平沢フランクが岡田眞澄と気付かず(´・ω・`)
北原三枝は可愛かったな(*´・ω・)

結構楽しめた(・∀・)

『インスタント沼』『ダークナイト』他を観た

インスタント沼

んー(・∀・)
インスタント沼のオチがあれでなくて、単純に何故か物が出てくる感じだったら、まあまあかなと思えたかもしれないけど、ちょっとアレはなぁ…脈絡がなさすぎるw
まあコメディ映画だからアレでもいいのか…?深く考えるなということか。

微妙に笑いのノリが合わないなと思って、監督・脚本の三木聡という人が他に何を撮っているのかなとwikipediaを観てみたら「時効警察」の人だった。

納得した。あれは合わないと思ってすぐに観るのやめたドラマだ(ノ∀`)

加瀬亮演じるガスが万能過ぎというか話を展開させる為に都合良すぎる存在な気がする。
母親のエピソードは一応の物語のきっかけではあるがあんまり必要があるわけでもなく、父親のエピソードは投げっぱなしな感じがしなくもないなぁ(´・ω・`)
風間杜夫は良かったけども。

沼というものが麻生久美子演じるハナメの悲哀や恐怖に直面することを避けるために物を投げ入れて隠す場所であり、その封印によって生き辛いながらも現実世界でやってきたが、経年の結果、それが限界に達して爆発、沼に投げ入れた過去の悲哀と恐怖と対峙することによって生き辛さが解消されるような展開であったのならば、沼の意味はあるんだろうけれども、あのオチだといまいち沼がなんなのかよくわからない。

ツタンカーメンのくだりはちょっと予想出来てしまった。
水道の蛇口のくだりは好きだな(・∀・)
ラス前にまた蛇口をひねってたけど、行為的には一緒でも、それに意味は含んでないようだったしなぁ。
シオシオミロは一応意味はあったか。

好み的に麻生久美子はあんまり良いと思ってないので、その部分での加点はないけど、ほぼ出ずっぱりなので麻生久美子が好きな人ならいいんじゃないかのかな。


ダークナイト

あ…れ……(´・ω・`)?
ネットでの評判や友達の高評価を受けて期待値を上げ過ぎてたかな。

常日頃から俺氏と世間とのズレがあることは知っていたものの、ここまで違うとは…
ズレというかツボが違うというべきなのかもしれない…
勿論つまらなくはないし、映画として楽しんだけど絶賛するレベルではなかったな。
吹き替えで観たのが失敗だったのかもしれない。


ヒース・レジャーの演技が絶賛されてるようだけど全然狂気を感じなかった。
これは吹き替えで観たせいもあんのかな、わざとらしい舌なめずり音とかで結構醒めてしまった。本当に狂ってる人ってもっと支離滅裂だったり、もっと静謐な狂気を纏ってると思う。あれだと一般の人が何となく考える想像の範囲内の記号としての狂気的人間をやってみましたって感じ。

泉谷しげるの酔っ払い役のようなデフォルメされた記号的なコント演技をうまいって言っているように思える。あそこまでは酷くないけどw

「バットマンはルールがあーだこーだ」とかいう割に"面白いこと"やバットマンにこだわりすぎてて行動に規則性があって全然カオスじゃねぇなぁと思ったり。
何処らへんが混沌とした狂気的な存在なのかさっぱりわからなかった。

善悪云々の部分も結構昔からあるような話で目新しくも深くもなくフーン(・∀・)って感じになってしまった。

映画だからねと言われたら返す言葉もないが、警察が異常に無能だったり、マフィアが簡単にジョーカーに屈したり、全てがジョーカーに都合良く展開するところもちょっとイマイチだったな。あの崩壊爆破に関しても、どんだけプロフェッショナルなんだよと思ってしまったw


まあでもこういう感想に到ったのは高評価を受けていることを知っていた為がゆえの酷評や言いがかりかもしれない(ノ∀`)

なにしろ最初から最後まで、
「ここで大どんでん返しがあるのか( ;・´ω・`)ゴクリッ?」
「( ゚Д゚)ハッ、実はジョーカーの正体はハービー・デントなんじゃ…」
「( ゚Д゚)ハッ、実はハービー・デントは二重人格で…」
「( ゚Д゚)ハッ、実はこのジョーカーも影武者でハービー・デントが…」
「わかった、このボタンを押すと実は自分側が爆発してジョーカー大喜びか…」
とか常にパワー全開で色々なことを妄想しながら観ていたので、
「あれ…意外と普通の展開だったね(´・ω・`)」というガッカリが連続してしまい、結果的に俺氏の中でのこの映画への評価を低くしてしまったのかもしれない。


バットポッドの辺りは好き(・∀・)
レイチェルってあんなおばさんぽかったっけ(´・ω・`)?
そう言えばアレの裏切りは演技からして凄くわかりやすくしてたけどなんでだろ?

トゥーフェイスの方は中々良かった。
ジョーカー捕獲作戦もまぁまぁ良かった。
最後のゴードンの語りで「ああ、なるほどここで(・∀・)」と思った。

あと真実はともかく幻想でもいいからヒーローが必要というのはよくわかる。
人間にはモデルとすべき"正しき人"が必要であり、その人に近づこうとすることによって研鑽・努力し、またモデルとされる人はその期待というか評価を裏切らないように己を律してつつ更なる研鑽・努力をする世界が理想的ではあると思う。生きやすいかどうかはともかく"正しき世界"はそういったもんだろう。

俺氏にはそういう人が居なかったからこうなったんだね…(ヽ'ω`)


ゴッサム・シティの人たちが抱き続ける幻想も儚いけど、ブルース・ウェインが抱き続ける幻想も哀しいよね(´・ω・`)

ある意味でバットマンはブルース一人で構成されているものじゃないねぇ。アルフレッドの影響はかなり強い。

前作からしてブルースに完璧なヒーローみたいなものを求めては居なかったけど、今作はちょっと駄目過ぎる感じがしないこともないw

監督のノーランによると、本作は「ブルース・ウェインの挫折と敗北の物語」だという。

ということらしく、この後に「ダークナイト ライジング」があることを踏まえるとスターウォーズの帝国の逆襲みたいなポジションなのか。
だからあの終わりでいいのか。

ブルースが手紙を読めなかったことによって幻想を抱き続け、バットマンであり続けようとする様は無様な道化のようでもあり、クラウン、つまりはジョーカーこそがブルースに相応しい名前なのかもしれない…バットマンとジョーカーは表裏一体…

というのはちょっと無理があるな(ノ∀`)

何はともあれライジングを観ないといかんな。


海底大戦争 愛の20,000マイル

1981年製作らしいが、何だこれw
作った人には悪いが、「やっすいストーリーだなぁ(・∀・)」と思ってしまった。まあ32年前の作品と考えたらこんなもんか。

劇中で3~4回、主題歌らしきものが何故か流れるw
しかもアイドルのPVのように主人公が走ったり泳いだりしてる。
歌っている人が元ジャニーズの井上純一だからそんな感じになったのであろうか。

関係ないけど井上純一って藤谷美和子と交際してたのか。
藤谷美和子は未だに小田原辺りに居るのだろうか。

潜水艦等はメカメカしくて良いんだけども、ストーリーがのぅ… (ヽ'ω`)
多少は「海底二万哩」のストーリーをもじってはいるようだが…

そういえば実写版の「海底二万哩」っていっつも途中まで観て眠くなったりして最後まで観てないな。相性が悪いんだろうか。
ゲームの海底大戦争は凄い好きなんだけども。


喜びも悲しみも幾歳月

海の安全を守るため、日本各地の辺地に点在する灯台を転々としながら厳しい駐在生活を送る燈台守夫婦の、戦前から戦後に至る25年間を描いた長編ドラマである。

表現形式としてはぶつ切りダイジェストっぽい感じで俺氏向きではないのだけれども、結構見入ってしまった(ノ∀`)

内容を全く知らずに観たが、奇しくもその日は11月1日で灯台記念日だったw 加えてダークナイトを観た翌日だったので、何となく"ヒーロー"というか"手本となる人"って灯台だなと
なんだか脳内で連想したりでそういう関係ないところで評価がややプラス方向に傾いた部分も否めない。


太平洋戦争中は「そうか、灯台は…(´・ω・`)」と思ったり、退息所(灯台職員宿舎)等という言葉を初めて知ったり、今の灯台ってどうなってるんだろうと思ったり。

映画だからこのまんまというわけではないだろうけれども、各地の灯台の感じや、灯台守ってこんな風に漁業や海の無事を守る為に苦労してきたのかといった部分が垣間見えて良かった。

話の内容でも単純に野津(田村高広)や藤井さん(桂木洋子)を微笑ましく思ったり、有沢(佐田啓二)やきよ子(高峰秀子)の行く末はどうなっちゃうのよと心配になりつつ最後まで観た。
ちょっと長かったかな。

映画のストーリー単体だけの評価ではないけれど、これは観て良かったかな(・∀・)


新・男はつらいよ

名古屋の競馬で大穴を当てたフーテンの寅こと車寅次郎が久しぶりに懐しの生まれ故郷柴又に帰って来た。柴又では寅さんのおいちゃん夫婦、妹さくら、その夫博らが寅さんの噂に花を咲かせていた。寅さんは100万円を見せびらかせ大得意、日頃の恩返しにとおいちゃん夫婦をハワイ旅行に行かせると大はりきりだった。

ドタバタしてるところはいつもより面白かったけども今回はいつも以上に寅さんが可哀想でスッキリしなかったわ(´・ω・`)

栗原小巻は可愛かったが、倍賞千恵子のスケジュールの関係でさくらがほとんど出て来なかったので物足りず。

次に期待(`・ω・´)

『カルメン故郷に帰る』『東京公園』他を観た

カルメン故郷に帰る

上州北軽井沢の浅間山のふもとの村で育った娘・おきんは、家出をして東京に出、リリィ・カルメンという名のストリッパーになっていた。彼女は男性たちを魅了する裸踊りを芸術だと信じて疑わない。とある初秋に、おきんは同僚の踊子・マヤ朱美を連れて故郷へ錦を飾りに帰ってくる。

フィルムも国産の物を使用した完全な日本初のカラー映画だったらしい。
ポスターにも総天然色映画と銘打っていて、クレジットタイトルには
富士フィルムの名前が出てた。

全編通して青空(青)と高原(緑)、馬(茶)という感じで映像というか
色的に綺麗だった。

佐野周二や佐田啓二は出ていたけど脇役かなぁ。
リリィ・カルメン役の高峰秀子や丸十役の見明凡太朗ですら、
脇役のような気がしないでもない。

坂本武演じる青山正一と笠智衆演じる校長先生の会話が全てかもしれない。

コメディと言えばコメディで大団円を迎えるんだけども、
観終わった後はなんだか物哀しい気分になったなぁ…(´・ω・`)


東京公園

なんだこの糞映画は…( ;・´ω・`)ゴクリッ
久しぶりにオサレな感じに整形した糞を手づかみしてしまった気分…_| ̄|○
前回だったか、前々回の微妙と言っていた作品ですら、かりんとうに思えてくる。

こんなオサレを目指して全然オサレじゃない映画を放映するなら
『永遠の僕たち』をやってくれればいいのに…
あっちの方が圧倒的に綺麗でオサレで文学的だ。
この映画同様にお化けが出てくるしw

これ一本でデビルマンに成れるくらいの苦行だった (ヽ'ω`)


フーテンの寅

何か違うなぁと思っていたら、

今回は前作に代わって山田洋次から『時代屋の女房』『美味しんぼ』などの森崎東が監督している。

ということか。でも脚本は山田洋次なんだよなぁ。

恋敵ではない、いわゆる寅さんが手助けするポジションの信夫は
どっかで観たなと思ったら河原崎建三だった(ノ∀`) 
『喜劇・女は度胸』で渥美清と兄弟だった学やないか(・∀・)

と、他のページを見てたら、今作の監督の森崎東って
『喜劇・女は度胸』の監督だったということを知ったw

染奴の家に訪れた時の一言や、最後の方の徳爺役の左卜全の台詞で吹いたw
なんとなくさくらの影が薄い回だったかな。


間宮兄弟

つまらなくはない。面白いかというと面白いと言うほどでもない。
でも嫌いじゃない感じ(・∀・)

女優陣も常盤貴子、沢尻エリカ、北川景子、戸田菜穂と好き嫌いはともかくも
皆若くて瑞々しい。女優というべきかわからないが中島みゆきも間宮兄弟の
お母さん役で結構出てた。

佐々木蔵之介も今みたいな変な笑顔や演技ではなく、塚地もぼちぼちな感じ
だったので離脱せずに最後まで観ることが出来た(`・ω・´)

BGMで誤魔化してる感も否めないが、『東京公園』よりはオサレな感じがしたw

森田芳光監督作品は他に『メイン・テーマ』と『模倣犯』しか知らないが、
これが一番マシだと思った。

まあしかし、中年でこんなに仲の良い兄弟っているのかねぇw?


赤い夕陽の渡り鳥

シリーズ四作目。二作目三作目を観てないので話がわかるか心配だったが、
この作品シリーズって一話完結というか、基本的に舞台と設定は変わるけど
ヒーロー=小林旭、ヒロイン=浅丘ルリ子という部分だけが変わらないようだw
実写でこの作り方は凄いw 途中で交代したりしてるようだけれども
悪役で登場して最終的に仲間になる=宍戸錠や金子信雄、白木マリや中原早苗と
脇役陣も何作か出演している。

一作目の『ギターを持った渡り鳥』に比べて西部劇っぽさが増してる気がするw
小林旭演じる滝伸次は馬に乗って現れたけれど、50年前の地方だったら、
もしかしたら普通だったんだろうか…( ・´ω・`)

まあ何にしても違う意味で笑えた(・∀・)