カテゴリー: 感想

『晴れ、ときどき殺人』を観た

晴れ、ときどき殺人

なんだこの素人が撮ったみたいな寒い映画は(・∀・) 
と思って観てたけど監督は井筒和幸か。じゃあしょうがないなw
こんな酷い映画を撮っといてよく他の監督の作品を馬鹿に出来るなw

渡辺典子のレオタード姿があったりおっぱいシーンが多いのはピンク映画出身だからか。
レオタード姿で「愛情物語」の原田知世のノリノリのダンスを思い出したが、
渡辺典子はそれほど激しいダンスはしなかった(ノ∀`) ザンネン

原作もこんなコントっぽい寒い作品だったんだろうか。 
赤川次郎も結構酷いトリックとか酷いストーリーの作品があったから
この映画も実は原作通りということもあり得なくもないが、
ストーリー以前に全体的に素人撮影みたいな出来なので、
どっちにしても駄目なんだけどもw


渡辺典子は可愛いというより整った美人系の顔で、でも超絶な美人でも
なかったから人気が出なかったんかなぁと勝手に思ってみたり。

ルイルイこと太川陽介が出てた。若いなぁと感想を言いたいところでは
あるがそんなに若いなぁと思わなかった。なぜなら太川陽介は今もなお、
それなりに若々しいからであるw

渡辺典子に気持ち悪く迫るボンボン、円谷正彦を演じた清水昭博が
良い具合に凄く気持ち悪かったw 

後は伊武雅刀がえらい堅物役やってて浅香光代が下手くそで
松任谷正隆はなんで出演したんだろうか等々の記憶や感想しかないw

美池真理子って知らないなぁと思ったら、もう引退してるのか。


鳥人間コンテストを地上でやったら大惨事になるだろうなぁとか
そういや鳥人間コンテストに参加して大怪我した人が訴訟を起こして
いたけどどうなったんだろうかと関係ないことを思い出した(ノ∀`)

「おっぱい出てるよ」とか「ルイルイ出てるよ」くらいしか
お薦めワードは浮かばない…つまりは観なくていいんじゃないかなw

『零戦燃ゆ』を観た

零戦燃ゆ

なんか話が微妙だなと思ったら

ノンフィクションである原作に対し、映画は3人の若者を主人公として、太平洋戦争の開戦から終戦までを描いた。

映画は改変した内容なのか(´・ω・`)

3人の若者って浜田正一(堤大二郎)、水島国夫(橋爪淳)、吉川静子(早見優)か。
早見優が出てきた辺りからあんまり真面目に観ていない。
だって変な演技なんだもの(ノ∀`)


観ている間は残りの二人が誰だか分からなかった。堤大二郎はともかく、
橋爪淳は名前を見ても分からず、Google検索の画像を見ても
『何となく観たことがあるような…』くらいの薄い反応しか出来ず…
橋爪功はわかるけれども…

前にドラマか何かに出ていた俳優を『野村宏伸って老けたなぁ…』と
思いながら観ていた記憶があるが、もしかするとその人は野村宏伸ではなくて
橋爪淳だったのかもしれない(ノ∀`)

観たことある出演作がないか調べたら「聯合艦隊司令長官 山本五十六」で
小料理屋の客か…あんまり覚えてないけど、世相を表す為に何回か
無理矢理挿入されてたシーンのお客かな?

あ、「セーラー服と機関銃」で薬師丸ひろ子の父親役か。あれは写真だけだっけ?
ラストシーン近くに零戦機銃を手で持ってぶっ放すけど
「メカニックツナギと機関銃」というメタネタか( ・´ω・`) ハイ…セン…


何だか戦闘機シーンが円谷作品っぽい特撮だと思ったら、特撮監督の川北紘一は
円谷作品にも関わってる人なんだな。ウルトラマンAとかウルトラマン80とか。
テレ東の特撮三部作の特撮監督もしていたのか。
まあ1984年公開の約30年前の作品だからその辺はしょぼいがしょうがない(´・ω・`)

なんか音楽のチョイスや使いどころが酷かったw

また丹波哲郎と森次晃嗣が出てた。加山雄三も出てたな。
佐藤允が出ていたようだけど見逃したようだ(ノ∀`)

ストーリーは焦点を零戦開発に絞るか若者三人の話のどちらかに絞るべきだったと思う。
どっちも中途半端な感じというか融合せずに終わったような。

戦記物は合わんのぅ(´・ω・`) 零戦自体はかっこよかったけど。

『バトル・ロワイアル』を観た

バトル・ロワイアル

藤原竜也主役の映画だからどうせ糞なんだろうなぁと思っていたら結構楽しめた(・∀・)
藤原竜也の演技もこの頃はまだまともだったんだな。

真面目にストーリーや設定を考えると無理があるから賛否両論があるのは分かる。
原作と映画とでは結構設定が違うみたいだし。映画版だと新左翼を持ち上げてたり
していて変だなとは思ったw

テーマはあるんだろうけれども、表現的に前面に押し出される物を考えると分類としては
グロとまではいかないがスプラッタ映画だな。ただ「制服サバイガール」「地獄甲子園
デッドボール」「片腕マシンガール」に比べたら、その辺はお上品でまともだと思うw
難しいこと考えずにその辺と同列として観てたから面白く感じたのかもしれないw

殺し合いのシーンは結構笑ってしまったが、これがグロスプラッタ耐性が
ついたということなのだろうか(・∀・)


「相馬光子役の子は結構美人ねぇ、でも知らない人ねぇ(・∀・)」と思って観てたが
琴弾加代子(三村恭代)のシーンでようやく誰だか気づいたw 柴咲コウか(ノ∀`)
三村恭代って「鴨川ホルモー」の竜造寺富子かΣ(゚∀゚;)
山田孝之と濱田岳を荒川良々と一緒に勧誘した人か。

中川典子役はエンドロールまで誰だか全く分からなかったが、前田亜季か。
前田愛の顔すらうっすらとしか覚えてないのに、そのお姉ちゃんの顔は分からん。

最後の最後まで冒頭のバトル・ロワイアル優勝者を中川典子だと思いこんで居たので
ここからどんな風につながるのだろうと思って観ていたが、別人なのだから当然
つながる筈もなくw この前回優勝者の女の子は岩村愛と言う子で本当は
中川典子役をやるはずだったが、怪我で交代になったという。何の怪我をしたのだろう。

栗山千明はこの映画の千草貴子役でクエンティン・タランティーノの
目に止まったというがジャージ姿が似合ってたな(・∀・)

清水比呂乃役の永田杏奈ってどっかで見た名前だなと思ったら、
マスター・オブ・サンダー」のヤンキーの子かw

塚本高史が出てきて大活躍しそうな雰囲気だった割になんだかなぁという感じが(ノ∀`)
その他にも高岡蒼甫、山本太郎、安藤政信辺りが出てた。山本太郎は今、川田気取りで
キチガイ議員をやっているのだろうか(・∀・)?

キタノ役のビートたけしも意外と良かった。
でも最後動きすぎだろw どんだけ体力あるんだ。


まあ原作にしても映画にしても設定がアレすぎてテーマとかが中空に浮いた空論に
過ぎないからあんまり深く考えないでサスペンス・スプラッタ映画として楽しむのが
妥当かな。

でもこれって結局、川田が居なかったらどうにもなりようがない話だったな(´・ω・`)
川田はヒーローポイント持ちすぎ。

『男はつらいよ 寅次郎夢枕』を観た

男はつらいよ 寅次郎夢枕

基本的に夢オチは禁じ手として嫌わられるけれど、夢を枕に始まる手法はどうなんだろうw
意味は違えど夢枕とも呼ぶべきこのパターンは前作もそうだったな。
シリーズ物のワンパターンな映像を薄める為に挿入されたコスプレ劇中劇という
ポジションなんだろうか(・∀・)

"マカオの寅"というより"オバカな寅"にしか見えなかった(ノ∀`)
オープニングの河原での騒動は笑ったw


今回のマドンナはお千代(八千草薫)。ちょっと目尻に皺があるなぁと思って観ていたが、
この時、41歳くらいだからしょうがないか。寅との同級生という設定なら
それくらいでもおかしくないし。「ハチ公物語」の時もそうだったけど
なんだか上品な感じがする人だな。昔は『お嫁さんにしたい有名人』の1位に
なったりしてたんか。

とらやへ帰還も被害妄想モードの寅さんがとらやをスルーしてタコ社長の会社を強襲後、
おいちゃんとタコ社長の三文芝居に騙されて改悛するという変わったパターンw
いつも通り、その状態は長くは持たなかったけれども(ノ∀`)

縁談話のすったもんだも面白いw

今作はやけに御前様がとらやに来てたようなイメージ。お寺でロケ出来なかったのかな?
冒頭で門や境内は映っていたけれども。中の人の笠智衆も余り元気じゃなさそうだったな。

ちりとてちんの時もそうだったけど、岡倉金之助を演じている米倉斉加年はなんか
発音というか発声が変な気がする。口腔内でこもってる?

インテリの金さんvsフーテンの寅さんという図式ではあったけれども、
貧すれば鈍するならぬ、恋すれば鈍す、お千代に惚れた岡倉先生に対して
圧倒的優位に立ち、いつもの要らぬお節介心を見せる寅。

岡倉先生も哀れだが、お千代さんも哀しい結果に…(´・ω・`)
寅は…自業自得ということで。


寅次郎恋歌の六波羅貴子は今もきっちゃ店を経営しているんだろうか。
このままだとお千代さんもこの街に居続けるわけだし、どんどん寅の地雷ゾーンが
増えていってしまう…(´・ω・`)