「ワイルド7」「永遠の僕たち」「聯合艦隊司令長官 山本五十六」を観てきた。
ちょっと寝不足で風邪気味だったので微妙に居眠りしたりした(ノ∀`)
ワイルド7
原作の第一話だけ読んだくらいの基礎知識で観た。
元犯罪者達で編成された、凶悪犯退治の為に殺人許可等を与えられた超法規チームのお話。
まあバイクアクションや銃撃戦、射殺シーンなどが好きな人ならアリなのかなぁ?
ストーリーに抑揚がないというか、予想範囲内で進行していき、
特に深みも無かったので個人的にはあんまり良くなかった…(´・ω・`)
「悪を撃ち抜け 愛を守り抜け」がキャッチコピーだったらしいが、
この「愛を守り抜け」の要素を入れたためにぐしゃぐしゃというか
浅い話になったんだろうか。
結局のところ、瑛太と深田恭子を前面に出すだけの映画だったような。
準プッシュは椎名桔平と要潤と元仮屋ユイカか。
演技力的なあれで瑛太も深田も要も出てる割には目立たないけど。
深田は頑張っていつもの金切り声にならないように頑張ってたけど
やっぱりこの人、声質的に役者に向いてないな。
キャラ的に変な発声を強いられてたっぽかったが、中井貴一が一番見せ場があったようなw
いつ昔飼っていた犬の幽霊と戯れ始めるかと思ってドキドキして観てたが( ・´ω・`)
宇梶とか他のワイルド7のメンバーも良かったかな。
中原丈雄は良かった悪かった云々ではなくて、良くて当たり前の領域に居る人だから、
特筆すべきことはないが、強いて言えば中井貴一との最後のシーンは良かったかw
凄い破綻というほどのものはなく、まあ世界は構築されていたとは思う。
ただ色々とやりたい要素をまとめて組み上げてたけども、
それ故に小粒なものを集めた小粒な映画だったような気がする。
エンディングロールで出演者達による各シーンでのカチンコ動画?が流れるんだけども、
主題歌がラルクアンシェルなのに出演者達がやってるダンスはアレだったりして、
「それは違うだろw」ってちょっと突っ込みたくなった。
この最後のほのぼのエンディングロールはバイオレンス色を視聴後に打ち消すための
ものなんかなぁと銀行強盗陣と人質達を観て思ったり。
女王の教室のさわやかダンスエンディングみたいな浄化エンディングみたいな。
この映画自体はアレだったが、原作を読んでみようかなとは思った。
「永遠の僕たち」
wikipediaの概要には「不治の病に冒された少女と、死に取り憑かれた青年の恋の物語」とある。
定義にもよるけど「死に取り憑かれた」というのはちょっと違うような気がしないこともない。
つーかwikipediaで結末までストーリーが書かれてるじゃねぇかw これいいのかなw
公式の作品情報には「ピュアで奇妙で、衝撃的なまでに美しいラブストーリーの傑作誕生!」って
あるけど、なんかやっぱ違うような気がする(´・ω・`) ラブストーリー部分はあるといえばあるけども
両親との別れをうまく出来なかった(うまく出来るという表現はあれだけども葬式などに参加して
一連の別れの儀式に参加することも出来なかった)イーノックは葬式ごっこを繰り返し、
その途中に知り合ったアナベルと惹かれあい、そして恋に落ちる。ささいなことで喧嘩をし、
再び荒れ始めるイーノック。正確に言えば再び愛する者を失わなければならないことに
対する焦燥と怒りや悲しみが喧嘩を引き起こしたんだろうか。幽霊の友人・ヒロシとの喧嘩の果てに、
再びアナベルと会い、別れの儀式を再開し、少年は大人へと成長するという感じの内容かなぁ?
主人公はアナベルではなくてイーノックだから、それ一辺倒にはならなかったけれど、
最高の人生の見つけ方とか難病物というか出演キャラが死ぬのを前提としたものは
色んな好きなことをやって、喧嘩して仲直りしてって鉄板的なストーリー展開だなと思ったw
イーノックとアナベルも美男美女な感じだった(・∀・)
これもマネーボールと一緒で薦めはしないけど観て良かった作品だな。
色々とあれ?っていうところもあるはあるけれどもw
ナガサキのシーンとか突然インサートされたりしてちょっと謎だった。
音楽も結構良い感じだった。
数秒の無言のシーンでストーリーを消化する感じも良かった。
バードキスばっかしてるので見ていて「イーノックもげろヽ(`Д´)ノ」と思ったり思わなかったりw
でもこの映画を作った人は何故特攻隊の幽霊ヒロシを出したんだろうか。
そもそも特攻隊の手紙ありきで物語を構成したんだろうか(´・ω・`)
まあでもヒロシが居なければ、ヒロシの手紙がなければイーノックの成長というか、
変化のきっかけはなかったわけなので、ヒロシ大事(・∀・)
最後の洋装も良かった。
ちょっと違うかもしれないけれども、ヒロシは
「死は理不尽に訪れて、強制されるものだから、生きている間はその生を
謳歌しなさい、やれることをやりなさい、精一杯生きなさい」的なメッセージを
内包する存在だったのかな。
人の生き死に物なので、やっぱりちょっと涙した( ;´ω;`)
まあこれも近親者の死とその葬式を経験してそういったことに関して
考えたことがあるかないかで評価は変わってきそう。
「聯合艦隊司令長官 山本五十六」
「山本さんは、山本五十六さんは戦争に反対してたんやヽ(`Д´)ノ」という映画?
伝記にしては若い頃の描写は少ないし、戦争映画というわけではないし…。
中途半端な人物描写と戦争シーンが交互にやってきたイメージ。
ただでさえ戦争シーンとかで冗長だったのに、
戦闘機乗りの人達や田中麗奈?とかの飲み屋のシーンって必要だったんかねぇ?
個人的には観て失敗した感がある(ノ∀`)