カテゴリー: 感想

最終教師 / 山本貴嗣

最終教師

清楚な外見にして実は総番であるブルマー少女・白鳥雛子が、荒廃した学園を建て直す(?)為に派遣されてきたゴキブリ改造人間・茶羽顔八とバトルし続けるギャグ漫画。

全三巻。正確にはPart1が全二巻でPart2が全一巻。セールの時に32+10+10=52円で買うた。マンガ図書館Zでも読めるようだが、表紙がなんか違うような気がするから、出版社が違うバージョン?


白鳥雛子
真面目そうな外見とは裏腹に私立帝王学園高校を取り仕切る総番。何故にブルマーを穿いているかと言えば…まあ、在り来りな理由であるw

顔八と渡り合える高い戦闘能力を持つが、なんでそこまで強いかは謎w

ちなみにPart1の舞台は私立帝王学園高校で後から顔八が赴任して来る流れだが、Part2では顔八が牛耳る私立最終学園に雛子が転校して来る展開。

茶羽顔八

遺伝子実験の結果生み出された改造人間。嵐に紛れて脱走し、数年後、茶羽顔八として現れた。ゴキブリとの掛け合わせの為、生命力が高く、しぶとい。何故に教師を志したかは不明w

笑った顔はやや小林まこと風。


狩魔無礼
結婚式場を装った遺伝子工学研究所・梅雄会館の所員。顔八を追い続けている。

髪型の所為か、最初の登場シーンはブラック・エンジェルズ末期に出て来るモジャ頭キャラ・運命を彷彿とさせる。

今年の始めに亡くなった、作者と劇画村塾で同期であった漫画原作者・狩撫麻礼がモデル…なのか、ただ名前をもじっただけなのかは不明。


梅吉
雛子の子分。顔に似合わず役に立つ男。

渡辺隆一
雛子の子分。帝王学園のインテリの神様と呼ばれている。二巻では何故か巨漢のデブっぽい体型になっている。
私立最終学園の文化部
顔八によって支配された私立最終学園で非行生徒として追い詰められていた文化部の面々。
園芸部 鍬形満、家庭科部 団厨太、文芸部 五月メイ、帰宅部 寝虎。

凄く疑問に感じているのはこの絵柄。なんか細野不二彦っぽい。
3巻は2巻が出てから5年ほど経ってから執筆された作品らしく絵柄が全体的に違うんだけども、寝虎は特に細野不二彦っぽいw
作者が絵柄を変えたのか、それともアシスタントがこういう感じの絵を描くのか…

エルフ・17」とも「SABER CATS」とも何か違う絵柄なんだよなぁ(´・ω・`)


こういう「これは…の分、これは…の分…」的展開の大元の作品は何だろう?
漫画なのか映画なのか…


まあ学園ドタバタ格闘コメディ物なので、そういうのが嫌いでなければ十分楽しめるのではなかろうか。まあ短いのが難か。短編も何本か収録されていたな、そう言えば。

無料配信漫画等々をいろいろ読んだ(・∀・)-32

もう止めようと思っていたのにまた無料配信漫画やセール漫画に手を出してしまった…_| ̄|○


めしにしましょう 小林銅蟲

人々に夢売る商売、それが漫画家。
その仕事場では華やかなイメージとはかけ離れた修羅場が繰り広げられている!
いつも締め切りに追われる漫画家のため、変わり者アシスタントが今日もやる気を回復させる“やりすぎ飯”を振舞います! 読めば腹が減ること間違いなし!!

まあまあ面白かったけど、調理パートがメインで色々とミッチリ詰まってる感じなので、その辺に興味がない人には一話一話が長く重いモノに感じられるかもしれない。ページ数的には一話10ページと短い。だから詰め込み過ぎな感じになるのかもしれない。休み休み読んだわ(´・ω・`)

第一話からタイトルコール。


ごほうびごはん こもとも子

地方から上京した新人OLの池田咲子は慣れない仕事でお疲れ気味。彼女の楽しみは、週に一度、自分を思いきりねぎらう「ごほうびごはん」! 時にゴージャス(おもに給料日後)、時にショボい(おもに給料日前)彼女の食卓をのぞいてみてください。

一話6ページでたまに調理説明等はあるものの、どちらかと言うと食べる方に重点が置かれてる食漫画。料理そのものよりも主人公・咲子の毎日がメインかな。まあ、嫌いではない。ただ、その一話のページ数からして箸休め的漫画なので、単行本等で一気に読むとある種の物足りなさは出て来るかもしれない。

ほっこり系ですかねぇ。


極!!男塾 宮下あきら

奇跡の大復活! ! ! !
80年代の少年少女を興奮の坩堝に巻き込んだ
伝説の名作・「魁! ! 男塾」の最終章が遂に発売! !
「男塾」のみならず、過去作品のキャラ総出演の様相を呈した、
ファン垂涎、正に宮下あきら漫画の集大成。
予測絶対不可能の超展開も話題の、宮下ワールド決定版! !

相変わらずトンデモ展開ではあったが、宮下あきらの過去作品のキャラが出て来たりして、ちょっとwktkしたわ(・∀・)ボギー

学帽政より桃太郎達の方が歳上なんだな。まあ江田島が戦争に行っていた世代なら、そんな年齢差になるのかな?


かくしごと 久米田康治

父・後藤可久士、娘・後藤姫。父が娘にぜったい知られたくない秘密‥‥。それは、自分が「漫画家」だということ!でもそんなの隠し通せるの?「隠し事」は「描く仕事」! 愛ゆえに心配しちゃう漫画家パパが大暴走の、漫画業界トラブルコメディ、開幕!

漫画業界の裏話とかあったり、いつもの久米田ワールドなので楽しい(・∀・)
でも巻頭と最後の短編?に成長した姫らしき子が出て来てるんだけど、んー、どういうことなの(´・ω・`)カクシハドウシタ? 姫のお母さんの話もいずれ出て来るのかな?

漫豪が出て来た(・∀・)


おおひなたごう作品は10~11円で買った模様。

目玉焼きの黄身 いつつぶす?

夜の町に灯る家々の光、そのひとつひとつに、それぞれの人生が、暮らしが、目玉焼きがあることを、きみは知っているか…。 “あたりまえ”だと思っていたその食べ方は、“あたりまえ”ではないかも知れない。ギャグ界の暴走天使おおひなたごうが全日本人に問う、衝撃のフード・ソウル・ロマン!

これは普通に笑ったわw 面白かった。
大きなカテゴリとしては食漫画だけども、作法というか食べ方へのこだわり等がメインなので、他のそれとは大きく異なるw

ネタバレしない為にわざわざ画像加工したよ(`・ω・´) テレビガメンノトコガアマイナ

ひなごう! おおひなたごう Extra Works

グルメ漫画『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』以前に、著者が描いてきた、幻のギャグ傑作群を一冊に収録した、おおひなたごうワールド全開作品集!!!

「スーツマン」はまぁまぁ面白い回もあったが、「ハマショー」はあんまり(´・ω・`)
「犬のジュース屋さん」は昔単行本を買ったわ(ノ∀`)

誰しも一度は考えることだから責めないで(´・ω・`)

銀河宅配便マグロ

週刊少年チャンピオン、TVBros.の連載など、多岐に渡る創作活動で人気の作家・おおひなたごうの、コミックビーム初連載作、遂に電子書籍化! 10分1000円カットをしたり、ワープで遊んだり、配達先の星で駐禁取られたり、ブログつけたり、本来の仕事である宅配稼業もそこそこなマグロ便の面々。銀河を翔ける彼らが壮大な宇宙を舞台に繰り広げる無責任宅配ギャグドラマ、開幕!

まあまあ面白かったかな。何となく絵柄的に21エモンとかのパロディなのかなと思ったがどうだろうか。

べんじょ(・∀・)


がきデカ / 山上たつひこ

がきデカ

何故か去年の11月頭にkindleで大量の山上たつひこ作品が無料配信された。(全部で52冊?)
取り敢えず、そのうちの「がきデカ」(全26巻)、「がきデカ ファイナル」(全1巻)、「中春こまわり君」(全2巻)を読んだ。

『がきデカ』は、山上たつひこによる日本の漫画。主人公である日本初の少年警察官と自称するこまわり君と、彼が通う「逆向(さかむけ)小学校」の同級生やその周辺のキャラクター達で展開されるギャグ漫画作品。『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、1974年44号から1980年52号まで連載され、単行本の発行部数は3000万部を超える。

結論から言うとまぁまぁ楽しめた(・∀・)
手放しで褒められないのは、この漫画の影響を受けたであろう数多の漫画家の作品を既に読んでいるが為に、既視感を元祖に対して抱きつつ読んでいたから。あと、今の漫画と異なり、昔ながらの投げっぱなしジャーマンな展開とオチという部分が物足りなく、巻数が多かった為に途中から飽きてしまったから(ノ∀`)

取り敢えずこれを読んでいて「あれ(´・ω・`)?」って思ったのは、
「パタリロのキャラってこまわりくんの焼き直しじゃね(´・ω・`)?」
ってこと。

どうも魔夜峰央は「がきデカ」の影響を否定しているが、幾つかの部分でそれは怪しいかなぁと思ったり(´・ω・`)

山上たつひこのベースとなっている吉本新喜劇的なものの影響を魔夜峰央も受けていて類似性が生まれたと頑張って好意的に考えられなくもないが、ノリ以外にもそこはかとなく類似している要素やシーンが見受けられるので、やっぱり無理があるかなぁ。魔夜峰央本人自体が読んでなかったとしても、担当編集なりアシスタントなりマンガ制作に携わった人間経由での影響とかあったんじゃないかなぁ? まあ「パタリロ」は異なる面白さがあるから「がきデカ」の影響があろうがなかろうがどうでもいいが、全くないと言われると首を傾げざるを得ない。本当のところはどうなんであろうか。


第一話のこまわり君。等身が違っていて「死刑!」にポーズがついていない。

第一話の西条とモモ子。

第二話目のモモ子とジュンとその兄。兄はあんまり出てこなかったな。

或る程度落ち着いて着た頃の三人組。

ブームが落ち着いた頃に鴨川つばめの『マカロニほうれん荘』が連載を開始、登場人物が変身したまま物語が暴走する特徴も、『がきデカ』と共通しており作者はライバル視していた。そのせいか絵のタッチが鴨川つばめに酷似し始め[5]、作中において西城君やモモちゃん、ジュンちゃんまでもが目玉が大きく3頭身のいびつなキャラとなってしまった時期もある。

と言われている頃の絵。多分。

「死刑!」と並ぶ、こまわり君の一発ギャグ?である「アフリカ象が好き」と「八丈島のきょん」。

もっとキャラクター紹介等をしようと思ったが、なんだか疲れて来たので端折る(´・ω・`)
「がきデカ ファイナル」についてもパス(ノ∀`)
まあ「がきデカ」では描かれなかった最終回があったというくらい。


中春こまわり君

ある種「劇画・オバQ」的な、38歳になったこまわり君が主人公のお話。
色々と暗い(´・ω・`)
「がきデカ」のキャラの未来の話ではあるが、まあ別物と考えてもいいのかもしれない。
俺氏としてはこっちの方が面白かったw

順番としては「光る風」を先に読んでおいた方がいいかもしれない。
まあ大したネタではないけれどもw


作者からすると「がきデカ」は

発表当時はそれほど評価されていなかった『がきデカ』は『喜劇新思想大系』の内容をやや薄めて俗っぽくしたものである。しかし爆発的な大ヒットとなった事で、むしろ苛立ちや嫌悪を感じていたと後年語っている。 山上たつひこ

という感じの作品のようではあるが、この漫画に影響された人間は多いと思われるので、最初の数巻だけでもギャグの古典として読んでみたらいいんじゃなかろうか。
お下劣ネタが嫌いな人には向かないけどもw

レディ・スクランブル / 金井 たつお・松田 康志

元警視総監の娘・麻子。幼い頃お父さんと同じ警察官になると言ったお蔭で、武道全般を厳しく叩き込まれ、絵本の代わりに六法全書を読まされて育った。嫌々婦人警官になったものの、もっと女の子らしくなりたいと悩んでいる。(中略) 可愛くてめちゃ強い婦人警官・麻子ちゃんの活躍をご覧あれ!

セールの時に216円x3巻=648円だったかな?
つまらなくはないけれども、面白いかと問われると、うーん(´・ω・`)と返答に窮するくらいかな。なんか凄く全体的にステレオタイプな感じに話を綺麗にまとめてる感じなので、そこら辺が物足りなく感じた。

まあでも、指名手配犯、スケベな老スリ(泥棒)、ストーカー、要人警護、大使館犯罪、銃器密輸、いじめ、誘拐、快楽殺人犯、殺し屋との対決等々とある種婦警物の定番ネタは揃っているので、それほど飽きるということはない…かな? まあ婦警漫画?というか警察物を色々読んでいたら既視感に襲われてしまう恐れはあるけどw

毎回下着姿とかおっぱいが出て来るので、そういう意味でのサービスショットはあるというかお色気要素のある漫画ではあるけれども、所謂エロではないので、そういう感じの期待はしない方が良い。金井たつおが描く女の子の綺麗な感じが好きな人にはいいかもしれない(*´・ω・)


森下 麻子
あらすじにある通りの育てられ方をした為か、恋愛や一般知識に疎い。猪突猛進で捜査の邪魔をするが、最終的には解決に寄与する。最初は交通課勤務ではあるが、話の途中で婦人特別捜査課へと異動する。スレンダーだけどおっぱい大きいよね(*´・ω・)

安西卓
麻子からは"卓ちゃん"と呼ばれる、20歳童貞の新人。出ている回数は多いが、何となくキャラが立っておらず存在感がない。一応活躍した回もあるが、基本的に麻子に振り回されるだけの存在。

緑山 静
東大卒の警部。交通課の癖に捜査に首を突っ込んでくる麻子を疎ましく思っている。麻子とは犬猿の仲。話の途中で警視に昇進し、婦人特別捜査課の長になる。ナイスバディの持ち主だが、下着はおばさんっぽいのを着用している模様。

大和 チカ
婦人特別捜査課設立時にメンバーとして招集された。何処ら辺が優秀なのかは最後まで不明。外見から判る通り、色仕掛けキャラである。黄金の右手を持つらしい(*´・ω・)オレシニモヤッテ 

花丸 好子
婦人特別捜査課設立時にメンバーとして招集された。食いしん坊キャラ。その設定故の嗅覚の鋭さが麻子の危機を救うこともあった。

岡島警部
婦人特別捜査課とそのメンバーを見下している。緑川静が或る意味で麻子と仲間になったが為に追加された対立キャラかな?

ばぁじんロード、安くならないかな(*´・ω・)
あれの主人公の名前は麻美だったような。金井たつおは"麻"という字が好きなのだろうか?