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フォレスト・ガンプ / ウィンストン・グルーム

トイレに行きたい(・∀・)!!

映画『フォレスト・ガンプ』がまあまあ良かったので、いつか読もうと思いつつ入手できずにいたが、ちょっと前にBOOKOFFで300円くらいで(σ・∀・)σゲッツ!!してきた。電子書籍化はされておらず、新品もないみたい。

原作は映画版と異なり、荒唐無稽なファンタジーというかコメディ的内容ではあるものの、これはこれで楽しめた(・∀・)

つーか、よくこの内容をあの映画版に昇華させたなと思ったw

本編は330ページだったが、ある種内容が薄いというか明るく軽い筆致なので読むのに時間はそれほどかからなかった。


Click >> ネタバレを含む感想ヽ(`Д´)ノ

主な原作と映画の違い

  • フォレストはそんなに純真無垢ではない。
  • 初めての相手は下宿人のミス・フレンチ。
  • 結構捕まる||Φ(|´|・|ω|・|`|)Φ||
  • お母さんは死なない。映画版ほど信念のある人でもない。プロテスタントの男と駆け落ちしたりするw
  • ジェニーも死なない。最終的に良い人と出会い、リトル・フォレストと三人で幸せに暮らしている。ジェニーの親は普通の人で虐待とかしない。
  • ダン中尉は最初こそ哲学的な高潔な人だが、後々アル中の下衆な男になったりもするw
  • ハーモニカ演奏が上手くなる。つーかそれ以外の楽器も簡単にマスターしていく。
  • ジェニーとは幸せな生活を二度送る。
  • マリファナにハマる。
  • Idiot Savant(サヴァン症候群)で理解は出来ていないが理数系ではコンピュータ並の計算能力がある(但し当時の)。
  • 卓球が上手くなり、親善試合で中国に行き、溺れた毛沢東を助ける。
  • 精神病院に入れられる。
  • 宇宙に行く。
  • オラウータンのスーと仲良くなり、友達となる。
  • 未開の部族に捕まり、何故か米国留学経験のある族長とチェスを毎日やり、強くなる。
  • プロレスラーになる。
  • アメリカ大陸横断のマラソンはしない。
  • 上院議員選に立候補する。
  • 最後はスーとダンと放浪の旅に出て終わる。


疑問やら何やら

<ul class="i2">
  • 「20世紀最高のグラマー」と呼ばれた実在の女優・ラクエル・ウェルチが出て来て、フォレストと一緒に騒動を起こすのだが、これって本人に許可を得ていたんだろうかw (ちなみに『ショーシャンクの空に』でリタ・ヘイワース、マリリン・モンローに続く三枚目のポスターの人らしい。)
  • 毛沢東が溺れたり、色々言われたりするんだけど、中国人からクレームとか来なかったんだろうかw
  • 第12章~第16章の辺りの展開(精神病院~宇宙飛行士~未開の部族~2度目のホワイトハウス)は明らかに異常w 第9章の中国への卓球親善試合に行くのもアレだが、宇宙飛行士以降の展開に比べたら、まだまだかわいいレベルである。
  • クワッケンブッシュ教授の「世界の文学における道化の役割」の辺りは非常にメタ的な感じ。話の設定上、フォレストは知能が低いはずだが、その世界認識等々、どう見ても頭がいいw 自作品に対する著者の言い訳だろうかw
  • <li>フリッチ少佐と本物のスーって結局どうなったんだろうな…(´・ω・`)</li>
    <li>作中に登場する二人の大統領は誰がモデルなんだろう? 「ビバリーヒルズ白書」って1990年放送開始だしなぁ……腕時計好きかディーラーだった大統領とかって居たのかな?</li>
    <li>凄いご都合主義のオンパレードだったけど、面白かったから、これはこれで良いかなと思ったw でも企業的に成功した後に出会った人達の多く(全て?)を自社に招き寄せるくだりは蛇足感半端ないような気がしたw</li></ul>
    

    決して映画版のような感動モノを期待せず、荒唐無稽なストーリーを気楽に読み進めることが出来る人ならば、それなりに楽しめると思う。

    続編として「フォレスト・ガンプ2」があるらしい。
    読んでみたい気はするものの、出版数が少なかったろうから、古本屋巡っても入手は難しそう(´・ω・`)
    → 読んだ。『フォレスト・ガンプ2

    『テッド』を観た

    1985年のクリスマス・イヴの日、ボストン郊外に住むジョン・ベネット少年はサンタさんに「一人でいいから親友がほしい」と祈る。翌朝プレゼントでもらったテディベアに『テッド』と名付けてかわいがり、さらに命が宿るように祈るとそれが叶うのであった。以後、ジョンは命を吹き込まれたテッドと親友となり共に暮らし成長する。そして月日は流れ27年後の2012年、ジョンは35歳になり、テッドは見た目は変わらないものの中身はすっかりオッサンのようになってしまう。

    あんまり合わんかった(´・ω・`)

    下品な言葉や内容とかありつつも、まぁまぁ王道ストーリーだったので俺氏には合うはずだったのだが、

    有吉の吹き替えが駄目だった…_| ̄|○

    字幕で観ていたらもうちょっと面白く感じたかもしれない。


    まあでも吹き替え以外にもストーリーというか各シーンがぶつ切りというか、「これはこういう設定だからね、こういうストーリーだからね」ってのが投げっぱなしな感じで、この世界の説得力、惹き込み感も足らなかったような気もする。

    あと、ネタのローカライズも滑っていたような気がする。外国のコメディ映画はその国の文化や映画作品や俳優を知らないと十分に楽しめないという部分が有り、気を利かせて"一徹"とか”くまモン”とか”ガチャピン”とワードを変えていたけど、あれってこの映画の世界を損なうだけだった。センスがないというか寒かったわ(´・ω・`)

    ローカライズは精々看板の内容を変える程度に抑えておいた方が良いな。


    まあテッドのぬいぐるみ自体は可愛いかったかなぁ…くらい(´・ω・`)

    ああ、糞映画らしい『フラッシュ・ゴードン』はちょっと観たくなった(・∀・)

    ゴールデンボーイ / スティーヴン・キング

    これまた一年くらい前に読んだ本なので、仔細は覚えていない(ノ∀`)


    刑務所のリタ・ヘイワース

    "『刑務所のリタ・ヘイワース』(けいむしょのリタ・ヘイワース、Rita Hayworth and Shawshank Redemption)は、1982年に出版されたスティーヴン・キングの中編小説。『恐怖の四季』 に春の物語として収められている。――春は希望の泉―― (Hope Springs Eternal) 浅倉久志訳。"
    (刑務所のリタ・ヘイワース)

    映画『ショーシャンクの空に』の原作。
    意見が分かれるところではあると思うけれども、トータルで言うと映画の方が好きかな。
    上手く話やキャラを集約して最後の爽快感を産み出しているという点で。

    wikipediaの項目で"原作との違い"で、ほとんどのことについて述べられているのであんまり書くことがないな(ノ∀`)

    強いて言うと、

    • 原作だとレッドがアイルランド系の男性で比較的若かったからか、過去にシスター達の襲撃を食らってる模様。
    • 映画だとレッドが自分の罪をなんと言っていたか忘れたが、原作だと姉さん女房に生命保険をかけて事故死させてる超クズ野郎(・∀・)
    • アンディは肛門から体内に500ドルくらいを入れて隠し持って入所していた。
    • アンディの脱獄は1975年(1948年で30歳だから57歳?)、映画だと1966年。
    • ノートンは最後死なずに引退。
    • なんとなくではあるが、映画版よりも"希望"という単語を強調しているような気がした。

    なんで刑務所内のかまほり連中をシスターとかキラー・クィーンと呼んだんだろうか。
    キラー・クィーンはクィーンの楽曲から来ているのだろうか?(「キラー・クィーン」は1974年発表、この作品が書き上げられたのは1979年らしい。)
    監獄スージーって呼び方も何処から来てるかわからない。

    どうでもいいけどスティーブン・キングのスティーブンのスペルってStephenなのかΣ(゚∀゚;)ステファンッテヨンジャウヨ
    関係ないがシスターのリーダー的存在だったBogs Diamondもボグズじゃなくてバグズなのか。

    原作と映画の邦題は『刑務所のリタ・ヘイワース』→『ショーシャンクの空に』だけど、原題だと『Rita Hayworth and Shawshank Redemption』→『The Shawshank Redemption』なので、実はそれほど大きくは違わないんだねぇ。(女優の売り込みにうんざりして"Rita Hayworth"部分を削ったという話。)

    これに関してはこれくらいかなぁ(´・ω・`)


    ゴールデンボーイ

    『ゴールデンボーイ』(原題:Apt Pupil)は、1982年に出版されたスティーヴン・キングの中篇小説集『恐怖の四季』に収められた小説。
    ゴールデンボーイ

    『刑務所のリタ・ヘイワース』が162ページなのに対して『ゴールデンボーイ』は329ページなので二倍か。久しく小説を読んでなかったので非常に長く感じた(´・ω・`)

    とは言えど、内容的には引き込まれるものがあり、楽しく(?)読んだ。
    まあでも描写等々や話の展開を考えると万人向けのものではないなw
    作品内で発生する事象そのものはクリミナル・マインド案件と言うか。
    『快楽殺人の心理』等の犯罪物と同様に人によっては気持ち悪くなるかも。

    最後のまとめというか、テーマの提示部分では、「うーむ、なるほど(´・ω・`)」って言う感じで少し唸りつつも、あっさりと言葉でまとめにかかったので、いささか驚いたw
    『堕靡泥の星』をちょっと思い出した。

    これは映画化出来ないだろって思ったけど、既にされてるんだなw
    ラストはちょっと違うらしいけど。

    なんとなく自転車つながりで江川達也の『GOLDEN BOY』を思い出したが、あれは別に関係ないかw

    そういえばアンディがちょっとだけこの話に出て来て、ちょっとニヤッとしてしまったw


    いい歳して初めてスティーブン・キングの小説を読んだわ(ノ∀`)
    凄い筆致で引き込まれるが、内容が内容だけに結構疲れると思ったw
    まあいつか機会があったら、このシリーズの『スタンド・バイ・ミー』と『マンハッタンの奇譚クラブ』だけでも読んでみようかな。この四作品はスティーブン・キングが自由に書いた作品らしいし。

    読んだ → スタンド・バイ・ミー

    スティーブン・キングの筆致もさることながら、翻訳者の腕も良いんだろうなと思って、翻訳者の浅倉久志でぐぐったら、もう亡くなっているんだね。
    って、SF小説翻訳の大御所だな、この人Σ(゚∀゚;)
    って、俺氏が読んだことのある数少ないSF小説の一つ、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を翻訳した人やんけヽ(`Д´)ノ
    SF小説もたまには読んでみようかな…(´・ω・`)

    全然関係ないが、スティーブン・キングってもっと昔の人だと思っていたら、まだ71歳で今も現役なんだねぇ(・∀・)

    無料配信漫画等々をいろいろ読んだ(・∀・)-50

    竜騎~ドラグーン~ たつねこ

    勇者様は女子高生!セーラー服、剣を振るい舞う! 受験、学校、家の事…何もかもが嫌だった。護塔水面(ごとうみなも)は普通の女子高生。ふと気が付くと、見慣れぬ神殿の中にいて、床が崩れて地下に落下した。そんな彼女に与えられた選択肢。「世界を救うか、このまま死ぬか?」 水面はワケの解らぬまま世界を救う勇者に選ばれ、ワケの解らぬまま化け物どもと戦うことに。そんな彼女の前に、彼女の命を狙う、やたらと小生意気な幼い少女が現れて…。

    11円で購入。女子高生転生物というか異世界転移物か。
    んー、微妙でした(・∀・)

    なんか変なとこで打ち切られたんだなぁという終わり方だった。
    作者のたつねこは高河ゆんの旦那さんらしい。

    もう1ページ目から異世界転移後だった件


    ツチノコ太郎 佐々木崇

    古来より日本に生息していると言われる謎の生物。数々の目撃情報はあるものの、未だその存在は正式には確認されていない、らしい…

    11円で購入。ほのぼのUMAコメディと言ったところか。
    凄く面白いわけではないが、読んでてクスッとする感じで結構好き(・∀・)
    なんつーか「こういうのでいいんだよ」的漫画である。
    身構えて読むのではなく、暇な時にちょろっと手に取ると良さげ。

    なるほど、そのためにか(・∀・)


    UFO・デロ 一峰 大二

    超常現象番組のプロデューサー・円谷は宇宙人から手紙を貰ったというアメリカの少年・フレッドを番組のゲストに招くが収録中突如姿を消してしまった!フレッドが消えた真相を知るべく円谷はアメリカへ飛ぶ―!UFOの謎に迫るミステリー作品。

    そこそこ楽しめたよ(・∀・)
    Amazonのレビューで酷評してる人が居て、まあ言いたいことは解らぬでもないが、
    古い漫画で11円で購入ということもあるので俺氏はそこまで酷いとは思わなかったな。

    そう言えば、ちょっと前に3巻まで無料配信があった『MMR マガジンミステリー調査班』は余りの内容の酷さというか牽強付会的、ご都合主義的展開に耐えられず、1巻の途中で読むのをやめてしまった(ノ∀`)

    このシーンじゃないけど、なんで宇宙人はカタカナで伝えてくるんだろうって疑問を抱いたw


    笑ってよ 相模なつき

    支倉月帆は、幼馴染としての付き合いからもう一歩を踏み出せずにいた……今はもう亡き姉の恋人、良郎の事を好きになってしまった月帆。姉の死から止まってしまった、月帆と良郎の時計の針を再び動かしたものは―――少年少女達のもどかしさと苦悩を描いた、ハートフルラブストーリー。

    11円で購入。表題作以外に「光合成の心得」、「シルエット」を収録。
    まあ少女漫画は少女漫画であるが、若干、対象年齢層は高めかな?

    「シルエット」はなんか好き(・∀・)
    ちょっとだけイマジナリーフレンドなのかなぁとか考えてみたりしちゃったわ。

    "セイ"という名前を聞くと『美貌の果実』の葡萄の精さんを思い出す(´・ω・`)


    ヨコハマ買い出し紀行 1-3 芦奈野ひとし

    お祭りのようだった世の中がゆっくりと落ち着き、のちに“夕凪(ゆうなぎ)の時代”と呼ばれる近未来の日本。人型ロボット・アルファは、喫茶店『カフェ・アルファ』を営みながら、オーナーを待ち続ける――。アフタヌーン本誌で12年もの間、読者の支持を集め続けた異色のてろてろSFコミック。

    かなり昔から存在することを知っていたが全く手に取ったことのなかった作品。
    人気を博したことは理解できる(・∀・)
    全14巻。いつか全部読みたいが、お金がないのでネカフェで読破になりそう…

    ちょっとこのシーン好き(・∀・)


    鉄門海上人伝 上下巻 とみ新蔵

    鶴岡城下の最上川木流し人足をしていた砂田の鉄。極悪非道の暴れ者として悪名が高かったが、茶店で働く娘・志乃と恋に落ち、夫婦の誓いを交わしてから、人が変わった様に仕事に打ち込むようになった。しかし酒井藩の伐採方組頭の凌辱から志乃を助けようとして、その結果藩士二十余名を殺害してしまう。武家殺しとして追われる身になった鉄は、山野を彷徨い湯殿山派注蓮寺に逃げ込んだ。鉄を匿った名僧寛能和尚は、鉄を仏門に入れ、「鉄門海」と言う名を与える。

    各33円で購入?
    kindleの積ん読状態の電子書籍消化を始めて、この作品を読む時に「なんで俺、この漫画買ったんだろう…(´・ω・`)」と思ったけど、なかなかどうして、読み応えのある良い作品であった(ノ∀`)

    ページ数自体も単行本の二倍くらいなので、単行本漫画4冊分くらいの量になるかな?

    元々貸本で連載していたものを『週刊女性』で再連載(?)することになり、女性の共感を得るために元本よりも志乃にフォーカスを当てるようにしたようだが、確かにその施策は正解だったような気がする。

    おっさんの俺氏でも「志乃カワイソス( ´・ω・)」という気分で読み進める感じになってたから。

    つーか、鉄門海上人って実在の人物だったんかいΣ(゚∀゚;)

    志乃とかはモデルは居たみたいだけど、創作部分が多いみたい。

    クズオブザクズ "砂田の鉄"時代

    ルビの"ど"が欠けてる?

    三十人じゃないの(´・ω・`)?

    言偏じゃなくていいの?

    一応、吉田甲子太郎の小説で使われたりしているけども、一般的には"山並"の方が普通?

    同じ文章が繰り返されてない?