カテゴリー: 感想

雛子バリエーション / 矢野健太郎

幼なじみの雛子を意識しだした高校生の和也は、女遊びがひどいとウワサのある芥川先輩から交際をせまられている雛子に対して気が気でない状態に。そこで友人と計画して雛子に催眠術をかけて、先輩からの交際要求を断るように洗脳しようとするが、、、。ヒロインが次々と”変心”するハイパーサイコラブコメコミックが電子書籍で登場!

1994~1995年の作品。全四巻。コミックガイズって知らないな(´・ω・`)
学研の隔週刊成年漫画誌だったのか。これも99円かそこらのセールの時に買ったのかな?

正直、微妙でした(・∀・)
俺氏にはあんまり合わなかった。

登場人物達が自分達が漫画のキャラクターであることを自覚しているメタ的な感じや、矢野健太郎の醍醐味であるお色気シーン満載なところは別に良かったのだけれども、ひたすら脱線し続けて話がgdgdになったり「ナイトヘッド」のパロディキャラを出してきた割りに話は膨らまなかったり、極めつけは結局伏線を回収出来ていないというか、話がきちんとまとまらずgdgdのまま終わるというところが駄目だった(ノ∀`) 

読後感は何がしたかったんだろうね(´・ω・`)という感じ。
これがきちんとまとめて終わっていたら、これでも良かったんだけれども。一応電子版の後には作者が本当どうしたかったのかという言い訳説明が載っているので、その辺はわかると言えばわかるが。

こういう結果的に支離滅裂になってしまった展開や思いつきっぽいギャグの連発が好きな人なら楽しめるかな?
おっぱいとかいっぱい出るしね(*´・ω・)



沢良木雛子
主人公? 下田辺の催眠術をきっかけにクンツァイト(リシア輝石の一種)を通った光を目にしてしまうと、淫乱、狂戦士、猫等々のモードになってしまう。その光を目にした際に耳にした言葉が暗示となるらしい? 幼馴染の和也が好きだが、中々結ばれない。作品中で最も裸体を晒しているキャラ(*´・ω・)



前島和也
自称主人公。雛子に心寄せている。正直、最初から最後までほぼ良いとこなしw その分、作品中では良い思いをよくしている。



下田辺
和也の友達。雛子に心寄せている。催眠術で雛子をおかしくしてしまう。



藤之里
雛子に心寄せている。何となく和也より活躍しているような気がするが、脇役。



明野沙織
正義モードの雛子に助けられてから、雛子を慕いまとわりつく。妄想狂。この漫画のエロシーンのほとんどが彼女の妄想という形で提供されているw



西真上蒔絵
学園の女王? 一応お嬢様らしい。主役の座を狙い、雛子を陥れようと企むがことごとく失敗する。やや西園寺まりいを彷彿とさせるw



芥川葉志
雛子に心を寄せ、告白するも振られる。その後、エロシーンの名リリーフとして登場し続けるが本編に関わることは確かなかったはず。



日吉台 団
猫好きの道場荒らし。何度も出て来るが本編の流れにはほぼ関係ない。



深沢真也
容姿端麗かつ大金持ちの謎の先輩。何考えているかよくわからない。雛子に心…寄せているのか? 取り敢えず雛子をさらったりする。執事8号が可愛い。


まあなんつーか、ハチャメチャな感じでした(・∀・)

翔んで埼玉 / 魔夜峰央

翔んで埼玉

自分が住んでいる土地をおちょくる面白さを狙ったが、第3話まで執筆した後、作者が横浜市に転居し、その後も連載を続けると単に埼玉県に悪意のある作品となってしまうため連載を中断した。そのため未完である[2]。

「パタリロ」で有名な魔夜峰央の埼玉disり漫画。未完。
SNSやらで話題になり、マツコの「月曜から夜ふかし」かなんかで取り上げられたかなんかして復刊した模様。


麻実麗(あさみれい)
東京の白鵬堂学院に転入してきた男子学生。本当は埼玉の大地主である西園寺家の子息だが、父親の命により、海外留学をし、出身地ロンダリングしている。


白鵬堂百美(はくほうどう ももみ)
白鵬堂学院の理事長の孫にして自治会長。最初は他の東京人同様に埼玉人を侮蔑していたが、麗との出会いにより、というか麗に惚れたことにより、その考え方を改める。魔夜峰央漫画なので当然、この子も男子学生である(ノ∀`)

ネタとして特定の地域をおちょくってる感じは面白いと言えば面白いが、それ以上には発展しない感じがするストーリーだった。未完なのは頷ける。話のネタ程度には良いけど、実際に読むならパタリロとかアスタロトの方が良いかなぁ。

実はこれ、そのまま続けたとしても何処かで壁にぶつかっていたと思うんだよね。これってギャグ漫画だけど、内容的には差別問題として捉えるというか、利用しようとする人達も出て来るだろうから(´・ω・`)

特に書くことがないので、インタビュー記事とかへのリンクで誤魔化すとしよう(・∀・)
55万部!「翔んで埼玉」がバカ売れした理由
魔夜峰央さんが語る『翔んで埼玉』未完の本当の理由

とろける鉄工所 1巻 / 野村宗弘

とろける鉄工所

ある地方の村部にある鉄工所「のろ鉄工」で働く溶接工たちの日常をコメディタッチに描く。1話完結であるが、作者によれば物語が進展していくストーリー漫画とのこと。

溶接工さんの日々を描いた漫画。全10巻らしい。99円セールかなんかで買ったような…
内容は面白いんだけども、柱にお嬢様の新人編集かなんかのつまらない自慢というか煽りみたいな文章があるんだけど、これが本当に滑っていて酷い(´・ω・`)
余計なものを追加して読みづらくしないで欲しかったわ。

と今ぐぐってみたら、他の人もそういう感じに思っていたのか2巻以降ではなくなったのかなw?
なんであんなのが面白いと思ってやっちゃったんだろうか。



北さん
溶接業にまつわる群像劇っぽくはあるが、一応、主人公なのかな? おそらく作者の代理的存在。温厚と言えば温厚。



北さんの奥さん
我慢強そうではあるが、怒ると怖そう(´・ω・`) 溶接工の妻として毎日苦悩の連続。


小島さん
丹下段平ではない。ベテラン溶接工。



さと子
小島さんの娘。奥さんの遺伝子強すぎだな。



吉川
新人溶接工。強く女性を求めるところとか色々面倒くさい。あんまり成長しなさそう(´・ω・`)



今井さん
一見怖いが優しい、が実は怖い((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル



社長
何かズレてる気がする。鬼と言えば鬼かもしれない…


単純に溶接に関することを学べるところも面白いが、小島さんとさと子、北さんと奥さんとのほっこりとしたエピソードなどが良い(・∀・)

吉っちゃんはどうでも良い(・∀・) 続刊を読める機会があったら読んでみたい。

しかしまぁ漫画内では軽く笑い事として扱われているけれども、溶接業の人のじん肺やら目への負担とか色々と厚労省辺りが動かないといけない事案なんじゃないかと思ったりもした(´・ω・`)

レモンエンジェル / わたべ淳

レモンエンジェル (漫画)

女子高生の主人公メダカを中心に繰広げられるちょっとエッチなハートフル学園コメディである。

amazon kindleで大安売りしていたので全巻買うてみた(・∀・) 1冊29円だったかな?
それで全10巻だったから全部で290円かな。俺氏が中高生の頃の作品だったと思う。

昔、同時期にこの漫画と同じ名前のアイドルグループが居たので、てっきりこの漫画からスピンオフしたのか、或いはメディアミックスで同時に売り出したのかと思っていたが、改めてぐぐってみると衝撃の事実が…( ;・´ω・`)ゴクリッ

レモンエンジェル自体がくりいむレモンのスピンオフやったんか…Σ(゚∀゚;)


2006年にしほの涼等が演じたレモンエンジェル実写版のページ(404になってた(´・ω・`))の年表を丸ごとぱくって引用してきたが、漫画版のレモンエンジェルの開始の方が後なのか。

1987年5月
約800名の応募者から3名のレモンエンジェルを選出。
その後ミキ・トモ・エリカの個性にあわせたアニメ・キャラクターを創作
8月
フジTVミッドナイトアニメ“レモンエンジェル”放送開始
10月
TBSラジオ レモンエンジェルの“アブないCパーティ”放送開始
11月
週刊ヤングジャンプでコミック“レモンエンジェル”連載開始
レモンエンジェル アニメビデオ発売開始
デビューアルバム“レモンエンジェルファースト”発売
1988年1月
フジTV“レモン白書”放送開始
5月
フィルムコミック3冊発売。以後、文庫・単行本等レモンエンジェルの本続々刊行
6月
千代田公会堂にてファーストコンサート“おもいっきり!めいっぱい!!レモンエンジェル”開催
7月
美少女3人組の実写とアニメのおもしろバラエティビデオ”あぶないビデオTV”創刊号発売
1990年
解散

wikipediaには

連載中の1987年に集英社『ヤングジャンプ』内で同名アイドルグループのメンバー募集が行われ、桜井智(現:櫻井智)・絵本美希・島えりかのメンバーで結成された(詳細はレモンエンジェル (アイドルグループ)を参照)。その審査の模様は同誌のグラビアページなどで連載され、漫画版の原作者であるわたべ淳も審査に加わった。

とあるから実際には同時進行なのかな。でも連載開始年が1988年からとあるしな…なんだろう、この矛盾はw

初代のうちの一人は2016年に引退した声優の櫻井智か。←2019年に復帰した模様。
あんまり声優には詳しくないけど、なんか名前は知ってる。銀魂の日輪役やっていたのか。



小川メダカ
主人公。友達の理絵、里美と他愛もない話と男の話ばかりをして毎日過ごしている。幼馴染のケースケに惹かれたり、体育教師の三田村によろめいたりとフラフラしがちな日々。両親は美容室を経営しており、日中、休日ともに不在の時が多い。姉の水枝はビッチ 恋多き女?


太田理絵
活発な刈り上げの女の子。ませた弟がいる。物語中、何度かチャンスはあったものの、遂に最終回まできちんとした彼氏の出来なかった(ノ∀`) 連載の最後の方ではメダカのネタがなくなったからなのか、理絵が主人公と言える回がちょっとだけ多かったような気がする。


横田里美
おしとやか系長髪の女の子。兄がいる。大学生の彼氏が出来、三人の中では一番最初に初体験を済ます。


カワシマケースケ
メダカの幼馴染。ミュージシャンになることを夢見てる。年齢が年齢だけに色情狂というか猿みたいなところがあるが、良いところもあり、なんやかんやで作中内で色々な女性キャラに好意を持たれたりしている。


三田村
モテモテの体育教師。イメージ的にいうとめぞん一刻の三鷹さんのような感じ。こういう教師が現実世界に居たら関係が発覚して大問題になりそうw まあ実際に一年に一回くらい似たような事案が発覚してニュースになってるなw

他にもメダカと絡む男性キャラとかは出て来たりするのだけれども、めどいので省略w


性的描写はキス、ペッティングが主で実際のセックスシーンはそんなになかったな。あの当時の漫画にしてはソフトなエロだったような気がする。意外とただのエロ漫画って感じでもなかった気がする。一応メダカやケースケ達の成長は描かれていた。作者のわたべ淳は男性だったから、女子高生の心情みたいなものはどうやって捻り出していたんだろうかw 妄想かはたまたブレーンが居たのだろうかw わたべ淳て人は奥さんの高見まこ(「いとしのエリー」の作者)と一緒に手塚治虫のアシスタントをしていた人で、今も夫婦揃って現役漫画家のようである。もう還暦前か越したくらいの年齢かな?

今の若い人たちが読んだらどんな感じに受け止められるんだろうなぁ、この漫画(・∀・)