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影男 1/無音拳銃 佐藤まさあき

あらすじは、

暗黒街にその名を知られた『影男』。ナチスの開発した奇跡の拳銃は、音を小さくするのではなく全く無音で銃弾を発射できる、無音拳銃。その所有をめぐって政治家の錦城との暗闘…そして無音拳銃による総理大臣の暗殺と、望むと望まないに拘らず、権力や金欲闘争に巻き込まれていく影男。国宝級の仏像、ダイヤを争い、殺し合う悪人たち。影男自身は金も権力も興味はないが、無力な庶民が悪人どもの争いに巻き込まれて無残な目に遭うことを許せない。また影男に想いを寄せる女たちには、自分に関わると不幸になると、自ら身を引いていくのが常である。

あらすじにある通り、無音拳銃を手に入れた殺し屋・影男とそれを取り巻く女や悪人たちのお話。
つまらなくはないけど、昨今の漫画と比較してしまうとやや野暮ったかったり物足りなかったり。
まぁ、独特の味はあるので好きな人は好きかも。


能の楽器の音や擬音等がちょっと面白かったw

カッポーン(・∀・) カッポン カッポン カッポン カッポン
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チュチュンイーン(・∀・)
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作者の佐藤まさあきって知らんのぅ、古い時代の泡沫漫画家だろうか(´・ω・`)?

などと思ってぐぐってみたら、劇画界と貸本屋時代の大物やないかΣ(゚∀゚;)
劇画系はあんまり読まないのと貸本屋は年代的にかぶらないのでよく知らなかったんや…


全三巻らしい。続きを読みたい気もするが、"呪われた出自を持つレイプ魔の物語『堕靡泥の星』"や自伝漫画の方がちょっと気になる(・∀・)

蹴球七日 望月三起也

日本でも十指に入る大商社・LL八降商事(エルエル YABURE SHOJI,CO)の人事課に勤める英 順(はなぶさ じゅん)は、サッカー馬鹿。口を開けばサッカー、サッカー、頭の中も週に七日はサッカーのことばかりの蹴球七日。(但し、女に関しては別腹。別脳?)

そんな勤務態度や女性関係が祟って、鹿児島の系列会社・柄巣商事へと左遷される。左遷されたことよりも、九州三県で活動していたJリーグチーム 全日空が鹿児島を完全ホームにしていないことに不満を漏らす順であったが、電算室勤務の恋人のはからい(記録改ざん)により、社長として赴任することに。業績を上げて本社への復帰を目論む順を待っていたのは、とんでもない山奥のボロい家屋と高級下着メーカーの総代理店業務だった。

営業に行った奥野高校でサッカー部のコーチを頼まれるも軽やかに一蹴。しかし村で発見した唯一の美女とお近づきになれるチャンスと気付き、手の平返しでその任を引き受けるが…

無料配信で一巻だけを読んだが、結構面白い(・∀・)

ギャグ有り、お色気有り、たまに爽快感有りの「課長島耕作」と「甘い生活」が
ミックスした感じの漫画。一巻の段階ではサッカーは高校サッカー部のコーチの話
くらいしか出て来ない。二巻以降はどうなのかは不明。


これが主人公の会社での評価
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タイトルコール頂きました(・∀・)
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そんなことが可能なんか(´・ω・`)
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一応のマドンナ?
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作者の望月三起也

「狂」が付く程のサッカーファンとして知られ、熱烈な浦和レッズサポーターのみならず、『ザ・ミイラ』の監督、藤枝ブルックスのマスコットキャラクターデザインも手がける。

ということらしい。

掲載誌は夕刊フジだったらしい。(まんだらけだと週刊フジになってるが、そんなんあったんだろうか? 404になっとった(´・ω・`))
夕刊フジにどんな形で掲載されていたのだろうかと思ってぐぐる。
望月三起也オフィシャルファンサイト切り抜いたモノの画像があった。
4Pを新聞紙面の1/4のサイズで載せていた感じなのかな?


続きが気になるといえば気になるが、続刊を買うお金ない(・∀・)
漫画喫茶にあるかな?

蹴球七日 2~4巻 / 望月三起也

『男はつらいよ 寅次郎 紅の花』を観た

夢アチャラカはなし。

寅を探す尋ね人広告が載っている新聞を読んで、そのことについて読んでいる駅員さん?達のところに寅が顔を出し、ちょっとしたやり取りの後にオープニング。コントではなくポンシュウとお酒を飲んでなんやかんやした感じ。
一応これがオープニングコントだったのかな。


寅次郎役の渥美清が癌に侵された身体を押して出演したことやそのことを踏まえた上での演出等々、そして結果的にこれが最終作になったという点を考えれば、評価を高くしたいところではあるけれども、その辺のことを加味しないとやっぱり平々凡々とした回…
見ようによっては駄作かな(´・ω・`)

阪神大震災の被災地の人達にとっては良かったのかもしれないが、無理矢理な感じで宮川夫妻が挿入されて、ラストを韓国の民族舞踊かなんかで〆ちゃって、このシリーズを最後の最後で台無しにするような終わり方に思えた。

あと村山富市の視察映像に合成してるシーンも少し寒い感じがした。
初期作品の頃にあった大晦日だか正月のインタビューシーンは面白かったんだが。

泉と満男のことはどうでも良いw
そういえば前作の菜穂(牧瀬里穂)とはどうなったんだろうか。

タクシーの中でのリリーとの会話くらいだったか、良かったところは。


こんなことを言うと、身も蓋もないけれど、「男はつらいよ」はもっと早めに終了させるべきだったんじゃね(´・ω・`)? ボロボロになった渥美清が演じる寅とその状態でも撮影をするためにボロボロになった話の構成で良い映画なぞ撮れるはずもない。

何作も前からだけども渥美清以外の演者も年老いてしまっていて何とも物哀しい絵面になっていたのも観ていて辛かった。コメディ系のものはやめ時を見極めないと駄目だな。

この後に「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇」をやっていたが、やっぱり、「ハイビスカスの花」を真の最終回と思う方が良いな(・∀・)

『男はつらいよ 拝啓車寅次郎様』を観た

夢アチャラカとオープニングコントを見逃した…(ヽ'ω`)

今回も満男の話がメインだった(´・ω・`)

あらすじは満男が大学の先輩の川井(山田雅人)に呼ばれて滋賀県の長浜に行く→
川井の妹・菜穂役の牧瀬里穂と出会う(出会い方が悪くて最初は嫌われる)→
寅の方も近くでマドンナ・典子(かたせ梨乃)と出会う→
仲良くなるけど典子の旦那・幸之助(平泉成)が迎えに来て別れる→
満男と菜穂とのデートに偶然寅が現れ、恋のアドバイスをして去る→
川井が勝手に満男との縁談を進めようとして菜穂が怒る→
満男、東京に戻る→
川井が満男を、典子がくるまやを訪ねる→
寅が帰って来て、典子の来訪を知り、満男を共に典子の住む鎌倉へ→
典子の幸せ?そうな生活を遠目に見て、江ノ電の駅で満男と別れる→
菜穂が満男を訪ねに来る、冒頭で出て来た三沢雪子と寅が再会
みたいな感じ。


寅と典子との話ってほとんどないに等しかった…
典子と幸之助の間にも別になんかあるというわけでもなく…
まじでなんだったんだろう…この回…(ヽ'ω`)

満男側のマドンナである牧瀬里穂の売り出しの為の回だったんだろうか…
若くて可愛かった頃だね。

最初と最後に出てくる演歌歌手・三沢雪子が小林幸子だったのはちょっと笑ったけど。


もう渥美清の肉体的に限界が来ていて、こんな感じのわけわからない
脚本になったんだろうか(´・ω・`)