カテゴリー: 映画

『ハワイの若大将』を観た

ハワイの若大将

第一作目だと観ていたら若大将シリーズの第四弾なのかΣ(゚∀゚;)

京南大学ヨット部のキャプテン・若大将こと田沼雄一(加山雄三)は、マネージャーの江口(二瓶正也)との練習航海中に中里澄子(星由里子)が運転するボートと衝突して、ヨットを大破させてしまった。ヨットの修理費を稼ぐためにパーティーを企画した若大将たちだったが、パーティー券は思ったほど売れずヨット部は危機に陥った。その時、ヨット部の危機を救ったのがヨット部に多額の寄付をして、大量のパーティー券を購入した青大将こと石山新次郎(田中邦衛)だった。

まあ主人公の田沼雄一が純粋培養の良い人キャラなのがつまらないけれども、
その分青大将が人間臭すぎて面白いからまあまあ楽しく観られた(・∀・)
まあ青大将は寅さんと一緒で傍から見る分にはいいけど近くには居たくない、
何らかの人格障害を持つようなキャラなので、観ていてイラつくところもなくはないが(ノ∀`)

最後の方のヨットレースシーンって一応話のクライマックスなんだろうけど、
イマイチ盛り上がらないというか観ていて飽きるw 合成がいけないのだろうか。 
ヨット物で最後盛り上がるのは「狂った果実」くらいなものだ(・∀・)ヒヒヒ


江口敏:二瓶正也※他のシリーズの作品では江口役に江原達怡がキャスティングされているが、江原本人が泳げないため、海に投げられるシーンやヨットから海に飛び込むシーンがある本作品のみ、江原に代わって二瓶正也がキャスティングされた。

すげぇ、そんな動的な配役をやったのかw
スタントマンとかでどうにかならなかったのだろうか。

お婆ちゃん役の飯田蝶子が凄く良いw

1922年(大正11年)、松竹蒲田撮影所に応募するが不美人という理由で採用されなかった。飯田は「女中などの脇役は美人がやると不自然で、自分のような不美人が脇役に合っている」と野村芳亭監督に説得し、野村はそれに共感した。野村から給料なしの見習い女優として撮影所に来るように言われた飯田は、栗島すみ子の付き人をするなど、積極的に撮影所に出かけた。ようやくそれを認められて、1923年(大正12年)、野村の『死に行く妻』で端役でデビューした。

中の人も肚が座ってる人なんだなw

加山雄三の父親・上原謙も出てた。何となく仲が悪いイメージがあったが
そうでもなかったのかな?大林雅美との結婚後に仲が悪くなったんだっけ?

星由里子は可愛いけど、あんまり観た記憶がないなと思ったら、

女優として人気絶頂期だった1969年に財界人で買収王で名を馳せた横井英樹の長男と結婚。だが、その長男とは性格が合わず80日余りで離婚。1975年に脚本家の花登筐と再婚するが1983年に花登と死別。その後1990年には会社役員と再々婚している。

2ヶ月半くらいで離婚てことは横井英樹の長男が余りにも異常だったんだろうか。

赤まむしこと赤塚役の堺左千夫って人知らないな。悪役系の人だったのかな?


渡り鳥シリーズよりは変化ありそうだけども、やっぱり毎回似たような話なんだろうか。
まあでもお婆ちゃんと青大将が面白いからこっちの方がいいかなぁ(・∀・)

『次郎長三国志』を観た

次郎長三国志

結婚したばかりの妻・お蝶を置いて、世渡り修行へ出かけた駆け出し博徒の次郎長(中井)は、道中に様々な仲間に出会い、やがて東海道中にその名を轟かせるようになる。だが、甲州で一大勢力を誇る黒駒の勝蔵(佐藤)、石松の極悪人の三馬政らが現れて……。

なんつーか真面目な映画だと思わなければ観られないこともないけど、
でもやっぱり「なんだかなぁ~(・∀・)」という俺氏阿藤快化映画かなw
良いところや面白かったところが全くなかったわけではないけども。

武士の家計簿」同様、あんまり真面目に時代劇をやる気がないような感じだったな。
映画としての作りもイマイチ。ダイジェストだから?

根本的にライトテイストでそれなり知名度のあるキャストを起用しているところは
かつての新年かくし芸大会内でやっていた、なんちゃって時代劇みたいなので、
そういうのが好きなら楽しめるかもしれない。

清水の次郎長が魅力的な人間として描かれているわけでもなく、だらだらと
話が進んでいくので途中で飽きる。ラストも「ここで終わりなの(´・ω・`)?」
という感じ。三馬政に全ての恨みを集中させる展開もどうなんだろうか。


何にしても保下田の久六役の蛭子能収の演技がとんでもなく酷いw
B級映画等をそれなりに観ていると俳優・蛭子能収に遭遇することが結構あるけれど、
これの蛭子さんは特に酷いw 台詞が多かったからいけないんだなw

北村一輝や高岡早紀は時代劇でも行けるな。
高岡早紀は前から時代劇系にも結構出てるか。

中井貴一は貫禄がないなw 「雲霧仁左衛門」も微妙だった。
佐藤浩市は何だったんだw 申し訳程度にしか出て来ない。


もう次郎長物が撮られることってないのかなぁ(・∀・)
サイバー物というかSFちっくな要素を足してとかだったらあるかなぁ?

『クワイエットルームにようこそ』を観た

クワイエットルームにようこそ

28歳のフリーライター・佐倉明日香は、ある朝目覚めると見知らぬ白い部屋にいた。そこは「クワイエットルーム」と呼ばれる、女子専用の精神病院の閉鎖病棟。ストレスの捌け口として大量摂取した睡眠薬が原因で意識を失い、オーバードースを患った自殺志願者と間違えられてしまったのだ。突如として放り込まれた異質な環境に戸惑う明日香であったが、尊大な看護師・江口や入院初日に出会った少女・ミキ、元AV女優の西野ら個性的な患者達と接し、次第に閉鎖病棟に馴染んでいく。同時に日常から離れた明日香は、自身とその人生を見つめ直し始める。退院に向けて、奇妙な仲間たちと過ごす14日間が始まった。

まあぼちぼち良かったかな(・∀・)
コメディサスペンス?


主役の佐倉明日香を演じた内田有紀はまあまあ。
その彼氏・焼畑鉄雄を演じた宮藤官九郎はこういう映画のこういう役ならまあアリかな。
松原医師役の庵野秀明よりはちゃんとしてたし。
白井医師はなぜあの人に配役されてたのかは謎w

クドカンのケツと内田有紀の背中が観れたよ(*´・ω・)

ミキ(蒼井優)、江口(りょう)、山岸(平岩紙)、西野(大竹しのぶ)はいい感じ。
妻夫木聡はなんでこんな演技力の要らないようなイロモノのちょい役で出てた
のだろうか。もっと若手の俳優がやるような役のような気がするけども。

栗田役の中村優子ってクヒオ大佐のナンバーワンホステスか。
サエ役の高橋真唯は何処かで観たことのある特徴的な顔だと思ったが
「妄想姉妹」の三女役か。

ハリセンボンの細い方が出てたが近藤春菜の方は気が付かなった。
明日香の友達となっているから飲み会のシーンで出てたのかな。

そういえば怖い顔の播田美保も居たな。

明日香の元旦那である塚本晋也って「悪霊探偵」の監督なのか。
まだ観たことないけど。「恋の門」で松尾スズキの喫茶店に
来てた編集者役をやっていた人か。

金原夫人は筒井真理子がやっていたのか。「みんな、エスパーだよ」「ノーコンキッド」
「恋の門」で主人公の母親を演じていた人か。


言うてはなんだけども明日香は自業自得だったのかなと思えなくもない。
親が厳格過ぎる方向での毒親であった可能性は否めないけれども。
オズの魔法使いのドロシーのくだりはなんなんだったかよくわからなかった。
ドロシーの魔法の靴って赤色だと思ってたけど、原作では銀色なんだ。

鉄雄はただのクズだw ミキの異常性はなんとなくわかっていたので、
あのシーンは予測出来た。そう言えば二度目のクワイエットルームで
何か言ったのかと思ったけど何も言ってないのか。

ミキと栗田さんは対外的にはまともを装ってるだけで内面的には自分が狂ってる
或いは歪みを持っていることを自覚しているような気がした。正確に言うと
精神の一部では自分の持つ狂気を知覚しているが故に対外的にまともを装おうと
している気がした。栗田さんのメアドもミキの嘘も告白もそれを端的に表している
ような。自覚していもその狂的な思考のループから抜けることは簡単に出来ること
ではないから精神病棟に居るのだろうけれども、人格障害も併発しているような
西野や器質的にいってしまっているような金原夫人とは存在的にちょっと違うと思った。

ラストの自転車はただのギャグだったなw
蛇足とは言わないけど、あれはなくても良かったかな。
あれがなくても十分俺氏好みの爽やかな終わり方やったで(・∀・)

ダンスシーンもストーリー的には必須じゃなかったな、そういや。

原作の感想

『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』を観た

男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け

( ゚Д゚)ハッ 二週間連続で週末に出かけてたので2本見逃した…_| ̄|○
最早レンタルするしかないのか…オンライン系ではなさそうだしな…

2008年に開始された松竹オンラインでは配信していたらしいが、
加入者が伸びずに2010年に終了してるし… (ヽ'ω`)
松竹ONLINE、サービス終了へ

今、hulu等にある小津作品はこの頃の名残かねぇ?
だったら寅さんも配信してくれてもいいじゃないかと思うけど、
まだまだ単体で稼げるとかそういう理由で出ないのだろうか?
未だにドル箱というか虎の子なのか?虎の子の寅(・∀・)?


お約束の小芝居が酷いw いつもにまして酷いw
1976年7月24日公開だから1975年に公開された「JAWS」をパロったのかw

全然関係ないけど

「JAWS」とは本来、英語で「顎」を意味する単語だが、本作の大ヒットと衝撃度から「鮫」と同義語として使われるようになってしまった。

なん…だと…( ;・´ω・`)ゴクリッ
ってそういえば確かに鮫はsharkか。

源公の上半身はともかくさくらまでw


今作は特殊な回だったような。マドンナ役と恋に落ちるというよりかは
気が合うってレベルの関係だったし、ラストが今までの寅さんでは有り得ない
状態だったし…考えようによっては今回はマドンナとの恋物語ではなくて
池ノ内青観(宇野重吉)とのある種の友情物語と思えてくる。
全然違うけど、観ていて釣りバカ日誌的何かを感じた。
龍野では釣りバカ日誌のスーさんとハマちゃんが役職を入れ替えた回みたいだったし。
寅さんが馬鹿騒ぎしてる間に青観が志乃さん(岡田嘉子)との話を展開するところも
釣りバカ日誌っぽい。

志乃さん役の岡田嘉子ってソビエトに亡命した人かΣ(゚∀゚;)

マドンナ役の太地喜和子って随分と早くに亡くなっているんだな。

1992年10月13日、静岡県伊東市での『唐人お吉』公演期間中の午前2時過ぎ、乗用車(トヨタ・スプリンターシエロ)が桟橋から海に転落する事故により48歳で死去。同乗者の外山誠二と大滝寛は泳いで脱出したものの、太地は泳げなかった上、乗車前に深酒をしていたことから生還できなかった。

事故といえば事故だけど、ちょっと不可解な気もするな(´・ω・`)

今回もぼたんの200万円は返って来なかった。ハワイ旅行の時もそうだったけど
寅さんは別に勧善懲悪物じゃないんだよなぁ。だから良いのかもしれないが。
毎回寅さんの気持ちもわからないこともないが無理な要求が多いな。
今回は青観が描いてくれたから良かったようなものの、さすがに画家としての
矜持や個人のポリシーを捻じ曲げさせたのは酷い気がしないでもない。
タコ社長に対してもちょっと酷すぎだった(´・ω・`)
まあ、その後の寅の決意を見ると、そこまで切れていたのかということは
わかるけども。

寺尾聡が市職員役だったようだけど気が付かなかった。
寺尾聡って宇野重吉の息子だったのかΣ(゚∀゚;) そう言えば顔が似てるな。
「ルビーの指輪」は良い歌だったけど、あんまり寺尾聡って演技が上手いとは
思えないんだよなぁ。メインだとあんまり観る気がしない。声は嫌いじゃないが。

龍野市って合併時にたつの市にしたのか。言うてはなんだが平仮名だけの
市町村名って間抜けに見えるな(ノ∀`) なんでこんなことをしたんだろう。


見逃したのは合計3作に達したか…さてどうしたものか。