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『オズの魔法使』を観た

オズの魔法使 - Wikipedia

"い"が抜けてるぞヽ(`Д´)ノ

この映画の題名を『オズの魔法使い』と表現する場合があるが、正式な邦題には送り仮名が存在しない。

なんだ、そういうことなのか(*´・ω・)
 

エムおばさん、ヘンリーおじさんとともにカンザスの農場に住む少女ドロシー・ゲイルは「虹の彼方のどこかに(Somewhere Over The Rainbow)」よりよい場所があると夢見ている。彼女はトルネードに襲われて気を失った後、愛犬のトトや自分の家とともに魔法の国オズへ運ばれてしまう。

何となくストーリーは知っていたけど、楽しめた(・∀・)
ちょっと歌が多くて長いかなとも思ったけど、ミュージカル映画なので仕方がないか。

虹の彼方に(Over The Rainbow)
オズの魔法使いに会いに行こう(You're Off To See The Wizard)
これがオズの笑い方(The Merry Old Land Of Oz)
辺りは結構良かった。

魔法の靴は赤かったな。この映画によって赤い靴というのが一般的になったのかな?
原作だと銀色らしいけど。原作を読んでみようかなと思ったけど、続編まで合わせると
全部で14冊Σ(゚∀゚;) ナンヤテ
一巻だけ読んだ


日本でアレンジリメイクするならライオンは古田新太だなと何となく思った。
ブリキ男は篠井英介辺りで。カカシは…特に思い浮かばない。クドカン脚本なら
長瀬とかでもいいな(・∀・) でもどうせドロシー役は剛力彩芽とかAKBみたいなのが
ゴリ押しされて観る気なくなるんだろうな(´・ω・`)と勝手に残念な気分になったw
 

ブリキ男のメーキャップに使用されたアルミ粉が原因でバディは重篤なアレルギー症状を起こし降板した。

こええ((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

背景やセットはしょぼいけどしょぼく見えない感じ(・∀・)フシギ
炎が出るシーンや魔女が消えるシーン等は下手なCGよりも良い。
1939年でもこんな作品が撮られていたんだな(・∀・)


ドロシー役のジュディ・ガーランドってなんか不幸な一生だったんだな(´・ω・`)

ところが、キャスティング・カウチ(セックスをした相手に役や契約を回すこと)で悪名高かったフリードは、当時13歳のジュディと性的関係をもっていたため、間違ったふりをして、ディアナではなくジュディと契約を結んだ。

枕営業だったのか、単純に食い物にされていたのか、どっちかわからないな(´・ω・`)

『オズの魔法使』を含む、すべてのMGMミュージカルでジュディは元気一杯で歌い踊っているように見えるが、ビリー・ホリデイがアヘンやコカインで、ジャニス・ジョプリンがヘロインで陶酔して歌っているのと同様に、実は覚醒剤の使用により「ハイ」の状態で歌っていた。

時代が時代だからなぁ(ノ∀`)(1939年公開)
日本も戦後間もない頃はヒロポンが流通していたみたいだし。
サザエさんだったか忘れたけど長谷川町子の漫画でも出てきたような。

結婚離婚を繰り返し、覚醒剤や睡眠薬に溺れる日々だったらしく、

1969年に睡眠薬の過剰服用により死亡した。

47歳で亡くなったのか(´・ω・`)

ジュディには

「お家が一番だわ(There's no place like home.)」

と言える場所があったのかな


まあ、主役の不幸な一生はともかくも、この映画自体はいつまでも色褪せない、
と思いたい(´・ω・`)

『ワンダフルライフ』を観た

ワンダフルライフ

死んでから死後の世界へと旅立つまでの1週間、死者達は「そこ」で一番大切な思い出を選ぶ。その思い出は、彼らと「そこ」のスタッフ達の手によって映画として再現される。そして、その記憶が頭の中に鮮明に蘇った瞬間、彼らはその「一番大切な記憶」だけを胸に死後の世界へと旅立っていくのだ……。選んでください。貴方の一番大切な思い出はなんですか?

観始めて、序盤くらいまで「お、これは面白い設定と手法だな(・∀・)」と思って
観てたけど、観続けていくうちに段々と俺氏の中の居る阿藤快人格が優位になり
最終的には「なんだかなー(・∀・)」という感想に落ち着いたw

インタビューパート自体は面白いけど長すぎるし、映画のストーリーそのものを
食ってしまうインパクトがあるので、映画自体がどうでも良くなってしまうw
ドキュメントに近い映像って危険だ。簡単に作品世界を崩壊させてしまう。

加えて映像化パートがもう酷くて、完全に流し観モードになった(ノ∀`)
なんかこれは素人の作る実験的というか同人的作品のように思える。
まあ映画の形というものがガチガチに定義されたものではないので
こういった作品もアリなんだろうけども、合わないなと思ったw


観ている途中で「考えてみると夫婦なり恋人の片方がその相手以外との、
過去の恋人との思い出を選ぶ可能性もあるんだよなぁ…(´・ω・`)」
と思っていたら、そんな感じの部分もあったw
これを裏切りと考える人も居るだろうけど、人は一個の閉ざされた脳内世界であり、
最終的に一人で現実世界から去って行くからその際に主観的に何を思うが勝手とも
考えられるしなぁなどと思ったり。

見逃してしまったけれども、これってまだ喋れないくらい子供や赤ん坊の扱いは
どうなってるんだろうな。何も持たずに天国に行くんだろうか。知的障害を持っていた
死者の扱いはどうなるんやとか、そもそも天国に行くということは事前に審判を受けた
人達ということだから、その過程はどうなってるんやとかもし全ての人が天国に
行くのであれば犯罪者達、特に快楽殺人犯の一番の思い出はどうなるんやなどと
設定の重箱の隅をつつきたくもなった。映像化云々ってところもいまいちな設定だったな。
漫画や小説ならいいけど、その部分を実写化してしまうと非常に陳腐な物になってしまう。


伊勢谷友介が伊勢谷友介役で出てた。映画デビュー作らしい。
「笑う大天使」で司城一臣、「ハチミツとクローバー」で森田忍をやっていたのか。
まあでもこの人はどんなにゴリ押ししても駄目だろうなぁ。

里中しおり役の小田エリカは可愛い感じ。他に何に出てたのかなと思ったら、
キューティーハニー THE LIVE」の烏川真由美かw
サディストのレズビアンというパンサークローの幹部じゃないかw
この作品が1999年公開でキューティーハニーが2008年か。
芸能界で色々あって暗黒面に落ちたんだな、きっと(ノ∀`)

同年のテレビドラマ『世紀末の詩』でトップレスを披露、1999年の写真集『小田エリカ』ではパンチラと指ブラを披露。

確かにぐぐると海辺だか湖畔だかでのトップレス画像がヒットする(*´・ω・)

阿部サダヲも渡辺一朗の青春時代役で出てたらしいが気が付かなかった。
寺島進はやけに若くて良い男風だった。原ひさ子のおばあちゃんは可愛かったな(・∀・)


変にドキュメンタリー風にしないで、その部分も完全に脚本化して役者に演じさせた方が
良かったろうな。映像化パートは蛇足だから素材集めのところ以外はバッサリ切って。
多分その方が映画としての完成度は高かったんじゃないかなぁ。まあでもそうしちゃうと
今度はぶつ切りダイジェスト風味になって物足りなさも生まれるかもしれないw
つまるところ、テーマ等の発想は良かったんだけども、それを上手く膨らませられなくて
ドキュメンタリー風映像の大量投入で水増しして作った映画のような気もする。

フィクションとノンフィクションのカクテルは決して綺麗に混じることはなく、視聴者を
混乱という悪酔いに導く。それは確かに幾許かの人の記憶に「この映画には何かある」
という風に残るかもしれないけれども、それは大画面と大音量で視聴者の感覚を麻痺させて
"迫力ある映像"と勘違いさせる映画に似てて、良い手法とは思えない。


監督の是枝裕和という人の作品は「歩いても歩いても」くらいしか観たことがないけど、
あれは普通に映画として良かった(・∀・) ききききききりん無双映画だったw
阿部寛と夏川結衣が夫婦役だったなw

『その男、凶暴につき』を観た

その男、凶暴につき

観了後の感想は「で(・∀・)?」っていう感じ。
古いからか予算が少なかったのか全体的にしょぼい。

ストーリー物はその作品世界に入り込めないと何も特に感想が出て来ないなw
なんつーか凶暴ってほど凶暴じゃないし、gdgdやってるうちに終わった感じ。

余白が多いと何故か評価が高くなっちゃう現象って、なんか名前があるのかな?


取り敢えず、ビートたけし(我妻諒介)、遠藤憲一(柄本)、平泉成(岩城刑事)、
岸部一徳(仁藤)が若くて凄く痩せてたw 途中から流しモードになっていたので
寺島進(織田)には気が付かなかった。

wikipediaで平泉征になっていたから誤字かなと思ったけど、旧芸名なのか。

白竜(清弘)は名前は知ってるけど出ている作品は知らない。Vシネマの人か。
こいつも別に凶暴っていうほどの感じではなかったな。残忍というべきか。
捕まった時も吾妻が殺しに来るのを知った時もかっこよくないからなぁ。
銃で撃たれた時、ねーよ、ゾンビかよと思ったw

川上麻衣子(灯)もなんか微妙だった。お上品すぎるヤク中だなと思った。
川上麻衣子に限らずビートたけしとかもそうだけど緊迫したシーンでも
瞬きしちゃってて、なんだかなぁ感が出てしまう。

最後、吾妻が妹を殺しちゃうのは予測出来てたからあんまり驚かず。
切り離したいけど切り離せない、不具合のある身体の一部のような
感じの扱いだったし。吾妻の暴力性って根本的な凶暴と言うよりも、
灯という切り離すことの出来ない不具合を抱えつつ生きるということの
不満を、正義の名や刑事の身分を利用して犯罪者にぶつけてるだけ
のような気がするんだよね(´・ω・`)

芦川誠(菊地刑事)って他で観たことないな。最初観た時は
「尾美としのりにしては若すぎるような…(´・ω・`)」と思った。
菊池刑事ってラストのくだりがなかったら本当に必要のないキャラだったなw
あのくだりも伏線も説明もなかったな。岩城のアレもそうだけどw


吾妻も清弘も仁藤もなんかしょぼくて迫力がなかったから盛り上がりにかけたのかな(´・ω・`)

駄目だ、もう書くことがない(ノ∀`)

『男はつらいよ 寅次郎純情詩集』を観た

男はつらいよ 寅次郎純情詩集

寅さんにマドンナが亡くなってしまう回があるなんて…。・゚・(ノД`)・゚・。
昨今の安易な死ぬ死ぬ泣け泣け映画とは違って、しんみりとした切ない物語だった。
多分、中高年が観ることが多いであろう「男はつらいよ」シリーズにはある種適した
内容であったかな。"死"が徐々に身近になってくる年頃だからね(´・ω・`)


小芝居は「アラビアのロレンス」のパロディなのかな?
OPドタバタ劇は荒川河川敷かなんかで映画を撮ってる一団を見物してて
邪魔しちゃう流れ(ノ∀`) サイレント喜劇でも面白いのは寅さんのキャラを
説明するのに言葉は要らないということだろうかw

今回はマドンナとのファーストコンタクトが冒頭からかと思ったけど、
産休教諭の柳生雅子(檀ふみ)はマドンナじゃなかった(ノ∀`)
マドンナである柳生綾(京マチ子)の娘だった。

いつもの寅さんの悪い癖で、家庭訪問に来た雅子の前で良い格好をしようと
ないことないことを吹きまくり博を筆頭にとらやの面々を怒らせる(´・ω・`)
皆に無視されて下手に出ていたが、結局逆ギレ→喧嘩→出て行くの連続コンボw

旅先で大空小百合一座?と再会してどんちゃん騒ぎ。支払うお金がなくて警察に
軽く身柄を拘束されつつ、さくらに精算と迎えに来てもらうことに(ノ∀`)
こうやって展開を書いてみるといつも通りに寅さんは酷いやつだなw


とらやに帰って来た時の「俺もあの時は若かったから…」ってアドリブなんだろうか?
少なからず、そのリアクションとして"笑う"というのはなかったらしいけど。
アドリブだったら確かに吹いちゃうかもしれないw でもそうだとしたら元の台詞は
何だったんだろう?「馬鹿だったから」だと寅さんにしては殊勝すぎるような気もするし。

ここでようやっとマドンナの綾とファーストコンタクト。まあ娘とのやり取りを
ファーストコンタクトと考えて、これは或る意味でセカンドコンタクトになるのかな。

今回は御前様の出番が多かったような。なんとなくいつもよりコミカルな感じで。
そういえばBSプレミアムの「男たちの旅路」に笠智衆が出てたな。あのドラマは
水谷豊が寅さん並に歪んだ人格障害風キャラで面白いw

満男が描いた似顔絵ワラタw 今のところ意思表示をするポジションではないけれども
寅さんのことが好きなのか。


綾の中の人の京マチ子って「羅生門」の女の人か。
失礼ながらもまだ御存命ということで驚いた。

壇ふみってクイズ番組かなんかの記憶しかないけど、色々と出ているんだな。
「あしたのジョー」の白木葉子役もこの人だったのか。「ねらわれた学園」の
看護婦役だったらしいけど、覚えてないな(´・ω・`)


今回の話の肝はとらやでの"お店"の話に沸くシーンかな。
それと終盤のとらとさくらが"お店"の話を駅でするシーンか(´・ω・`)

寅さんが綾に何故人は死ぬのかと問われて即興で答えるシーンも良かったな。
俯瞰ポジションで観ている視聴者達には笑えるも切ない回ですな、しかし。

芋の煮っ転がしを急かす寅さんと感情を抑え気味に対応するさくらのやり取りは
なんだか「となりのトトロ」のサツキとメイのやり取りのようであった(´・ω・`)
寅さんがメイの方だったけど。

前回同様にテーマは"色恋"ではなかった。強いていえば"愛"だけども
それは"恋愛"というよりも、人の存在の肯定という意味合いで付与される
"価値"の別名としてのものだろうな(´・ω・`)


やっぱり寅さんは中高年向けの娯楽作品だなと改めて思った作品であった(・∀・)
若い人が面白いと思って観ることも決して悪いことでもないけど、若い頃は
「寅さんつまらない、何が面白いかわからないヽ(`Д´)ノ」という感じで忌避しておく方が
良いのかもしれない。歳を食ってからの方が味わい深くなるような気がする。