カテゴリー: 映画

『戦国自衛隊』を観た

戦国自衛隊

んー、映画としては微妙な気がする(´・ω・`)

原作のストーリーを読むと「なるほど、これは面白い(`・ω・´)」という気になるんだけど、
映画化したものがなんでこうなるのかが不思議だったw

wikipediaに載っている解説を読むと

斎藤光正は「自分が監督するからには、青春映画でないと意味がない」と語り、脚本の鎌田敏夫もテレビドラマ『俺たちの旅』シリーズで青春ものを手掛けていたことから、アクション・SF・戦争・時代劇に運命を翻弄される自衛隊員の青春群像が盛り込まれた作品となっており、キャッチフレーズでも「SF青春時代劇」を謳い、松村とおる・井上尭之・ジョー山中・高橋研らによる青春をモチーフとした挿入歌が劇中に流されている。

ということらしいw 妙に隊員の話があったり変な歌が流れるなと思っていたが
そういうことだったのか。

伊庭義明三等陸尉(千葉真一)と長尾平三景虎(夏木勲)が友好を深めてるシーンを
観た時は「なんだこれは…(ヽ'ω`)」と思ったw まあ笑えたけどw
一応話の筋的に伊庭と景虎は心を通い合わせた関係にならなければならないの
だけれどもその表現が青春しすぎててなんとも言えないw 
あそこで歌を入れたのがいけないのではないんだろうか。
あと少しホモくさいw まあ衆道は武士の嗜みであったのかもしれないから
それはそれでいいのかもしれないけど。

おっぱいとか千葉真一のふんどし尻とかあったよ(*´・ω・)


渡瀬恒彦が珍しく悪恒彦だった(・∀・)
漁村を襲撃して女達を拉致、手篭めにするなんて。
演じている矢野隼人陸士長って敵方につくのかなと予想していたので、
「なんで船なんかもってくんや、どうやって戦力になるつもりやヽ(`Д´)ノ」と
思ったが、そんなこともなく、千葉真一無双アクションの為の噛ませ犬だったw

キャスト一覧を見ると知った名前がいくつもあるが、あんまり覚えていない。
河原崎建三は特徴的な顔だからわかった。竜雷太と鈴木ヒロミツもわかった。
鈴木ヒロミツは「スローなブギにしてくれ」にも出てたっけか。
三浦洋一もいたか。

農民になった根本役を演じていたのがかまやつひろしだったのかΣ(゚∀゚;)
真田昌幸は角川春樹で本願寺光佐が成田三樹夫か。

真田広之の武田勝頼もかっこよかった。薬師丸ひろ子の若武者も可愛かった。
まあ薬師丸ひろ子はちょい役だけども。

夜這いの時に出会った佐藤蛾次郎と戦場で相まみえるところは良かった。

夜這い相手の後家役の絵沢萠子ってロマンポルノ系の人なのか。
って「のんちゃんのり弁」のスナックのママかw

岡田奈々の役はともかくも、小野みゆきの役って必要だったんだろうか。
プルメリアの伝説 天国のキッス」にも出てたな。

信玄との対決の最後でちょっと吹いたw 観たことないけど忍者部隊月光や
鞍馬天狗を思い出したw 最後の景虎はこれと関係してるんか?


話はちょっとあれだったけど、馬に乗っているアクションシーンとか
ヘリのシーンは良かった。

まあ千葉真一無双が好きな人向けかな(・∀・)

『あしたの私のつくり方』を観た

あしたの私のつくり方

あらすじは

学校で浮いた存在にならない為に皆と同調し、夫婦喧嘩の絶えない家庭不和を刺激しない為に良い子を演じ続け、その後も母の為に自分の意志をはっきりとは出さない高校1年生 大島寿梨(成海璃子)。"自分"が不確かな日々を送っていた或る日、小学校時代、クラスの人気者からハブられる存在へと転落した花田日南子(前田敦子)が引っ越すという話を偶然知る。小学校の卒業式の日、表面的な人間関係の喧騒から図書室へと逃げ出した寿梨は先に居た彼女と会い、"自分"についての話を聞いた。寿梨はそれ以来会話をすることもなかった日南子へメールを送った…

みたいな感じ。

話はベタと言えばベタであり、妙に凝った画面作りだったり、
顔面センターさんの演技がイマイチだったが、結構良かった(・∀・)


取り敢えず話の骨格はしっかりしてる感じで、これは原作が良いのか、
監督脚本が良いのか、或いはその両方が良いのかわからないが、
何はともあれ観ていてしっくり来る感じであった。
画面分割の映像表現は必ずしも良いとは思わなかったけどw

監督は市川準。他にどんな映画を撮ってるのかとぐぐったら、
もう亡くなってる人やないかΣ(゚∀゚;)

成海璃子は一時太っていたが、これがその前に撮られたものなのか
その後に痩せてから撮ったのかわからないがえらい美人だな(*´・ω・)
角度によってはアレ?って感じな場合もあったけどw
あとスタイルはちょっとアレなんだよね。何となく朝河蘭を思い出した。

ハマタ敦子はまあアレでしたな。 ハマダヤヽ(`Д´)ノ イヤ、マエダダロ(・ω・`)
やっぱり浜田に似てるなと思った。ラストのうつむき加減な感じで
可愛く撮れてたけど、あれは監督の腕だなw
時代的に違うけどこの髪型なら前田愛とかが良かったな。
まあ外見的なことはともかく前田敦子が声が駄目だから
俳優には向いていないだろうな。

この映画の上手い所は基本的に成海璃子のナレーションで話を進めてる所だろうな。
これが前田の声メインだったら、正直きつい。

アイドルもどきや歌手もどきをやるならああいう声でも良いんだけど、
俳優としては駄目だろうな。か細い声とか割れる声かすれる声の人は
自然と淘汰されていってしまう。だって台詞が聞き辛いんですもの(´・ω・`)
そういう意味ではやっぱり成海璃子や能年玲奈とかは声がしっかりしてる点が
良いんだろうな。上の年代の菅野美穂や深津絵里とかも良い俳優は声が
しっかりしてる。


2007年4月公開ということでまだケータイ全盛時代だったのかな?
成海璃子はNTTドコモのCMに出てた気がしたけど、この映画の後か。

瑠璃の島で(・∀・)→受験の神様でちょっと(´・ω・`)→ハチミツとクローバーで (ヽ'ω`)
という感じになったが、最近はどうなんだろう? 地上波ドラマはほとんど観ていないし
地上波自体もそれほど観てないのでどんなドラマに出てるのかわからんな。

寿梨の父役の石原良純がうるさくてうざいw
役柄に合ってたけど。母は石原真理子だったのか。
兄役が柄本時生だったので「似てない兄妹だな(´・ω・`)」と思ったw

文芸部顧問・田村博之役の高岡蒼甫ってこんな顔だったっけ?
というかもっと痩せてたような記憶があったような?

クラスメイト役でAKBの連中も出ていたらしいけど、全然気が付かなかったな。
というよりも顔と名前が一致するのは数人くらいだから、真面目に観ていたと
しても分からなかったろうなw


中年のおっさん的にはいい感じに仕上がってる映画に思えたけど、この映画の
対象は誰なんだろう?内容から考えると思春期の揺れ動く女子中学生~女子高生や
そのくらいの娘を持つ親御さんなのかな。

ああそうだ、終わり方も爽やかだったのも良かった(・∀・)
爽やかエンド好きの俺氏には100点の終わり方だったw

『魚影の群れ』を観た

魚影の群れ

映画『魚影の群れ』は、1983年10月29日に公開された。配給は松竹富士。
本州最北端、下北半島の漁港・大間の頑固なマグロ漁師・小浜房次郎、房次郎が男手一つで育て上げた娘・トキ子、トキ子の恋人で一人前の漁師になろうと志す青年・依田俊一、この3者の愛憎を軸に描いた人間ドラマである。

まさしくもって人間ドラマ、つまりストーリーだけの映画なので
「へぇ(・∀・)」というのが素直な観了後の感想。

「マグロ~ご期待ください~」とかドキュメンタリーのマグロ漁番組が
好きな人なら面白いのかな?マグロ漁絡みのシーンが長すぎて、その辺りで
ちょっと飽きてしまったり(ノ∀`) そこが肝のような気がしないでもないけど、
飽きてしまったんだからしょうがないw ちょっと俺氏向きじゃなかった。

監督は相米慎二。「セーラー服と機関銃」の人か。53歳で肺がんで亡くなってるんか。


小浜房次郎(緒形拳)、その娘・トキ子(夏目雅子)、その彼氏・依田俊一(佐藤浩市)達の
操る方言が上手すぎるのかしばしば聞き取れなくて何度も再生し直した(ノ∀`)
序盤の方で「シリアへ行く」という風に聞こえて、アサド大統領でも釣りに行くのかと
思ったが、下北半島の方に尻屋崎というのがあるらしい。

初めトキ子が誰かわからず、
「可愛いけど誰だろうなぁ、田中美佐子じゃないよなぁ(・∀・)」と思って観ていたが、
夏目雅子だったか。三蔵法師の記憶しかないんだよね。

房次郎の逃げた妻・アヤ(十朱幸代)のおっぱいと夏目雅子の下着姿と
太ももと佐藤浩市のお尻が観れたよ(*´・ω・)
これが矢崎滋の尻だったらシリヤザキだったのに(・∀・)

初めてのテグス切れでショックを受けてアヤを迎えに行かなかったん?
なんかその辺がよくわからない。正直、アヤのくだりは必要だったんだろうか。

レオナルド熊と石倉三郎が出ていたな。
あと先代の三遊亭円楽が出てた。相変わらずの笑顔だった。

エンディング曲は何故か芳雄ちゃんと誰かのデュエットソング。
なぜそんなことをしたのだろうかw


まあ夏目雅子や緒形拳の好演とか佐藤浩市のお尻を観たい人は観たら?という感じ。
世間的な評価は高いようだけども、あんまり心に来なかったな。それは俺氏が
マグロは諦めて帰って来いよって単純に思っちゃう駄目人間だからかもしれない(ノ∀`)

『天国にいちばん近い島』を観た

天国にいちばん近い島

桂木万里(原田知世)は、急死した父・次郎(高橋幸宏)の葬儀を終え、車の中で父の話していた「天国にいちばん近い島」ニューカレドニアのことを思い出していた。
(中略)
万里は葬儀を終えた後、母・光子(松尾嘉代)にニューカレドニアに行きたいということを話す。光子は、無口でおとなしい性格の万里が初めて自分で何かをしようとしていることを認め、万里をニューカレドニアに行かせるのだった。

えーと、んーと…原田知世ってお尻大きくて良いね(*´・ω・)
と感想の初っ端からそんなことを言いたくなるくらい特に言うことはないw
いつもの角川アイドル映画で、どっちかというと出来の悪い方w

ストーリーは何がしたかったんだかよくわからないw
少女が一人で旅立って中年男性と出会って憧れたり、青年と出会って恋に落ち、
そして成長して帰って来るというのが角川アイドル映画のパターンではあるものの、
これは出来が悪いw 「愛情物語」もアレだったけどあれはまだ納得は出来た。
出生の秘密を知るストーリーだったから。これはなぁ…。

父の死直後に父との思い出で一番印象が強かった"天国にいちばん近い島"に
行ってみたいと願う事自体はまあ良しとして、それを聞き入れて女子高生を
一人で海外に行かせるというのはどうなんだろうw まあツアーだったら、
ないこともないというかもしれないし、そうしないと話が進まない脚本だから
しょうがないとその辺までは譲歩して受け入れるとしよう。
でも偽ガイドの深谷(峰岸徹)にひょこひょこついていったり、夜の街を
一人で彷徨ったり、ほんの数日間で知り合ったばかりの深谷やタロウに
愛だのなんだのって無理があるだろw

一応の原作である森村桂の旅行記を無理矢理アイドル映画の脚本に
改変したからちぐはぐで適当な展開の話になってしまったんだろうな。
スタート地点としての旅行記とニューカレドニアが存在し、おおまかな
コースと終着点としての角川アイドル映画という制約があるがゆえに
こんな形になったとでも言うべきか。


冒頭の次郎の台詞回しが酷すぎて、そこで少し拒絶感を覚える。
誰やこの下手くそと思ってたら、俳優じゃなくて高橋幸宏だったw
じゃあしょうがないか。

ツアーで知り合った山本福子(小河麻衣子)がうるさいキャラの割に
大して話に絡んで来なくてワラタw 「時をかける少女」にも出ていた
らしいけれどもモブかな?

ツアーコンダクターの青山良男(小林稔侍)もうるさいだけで
なんかよくわからんキャラだったな。

ニューカレドニアで出会う日系人のタロウ・ワタナベって誰やと
思ってたら、また高柳良一かw

タロウの父親であるタイチ・ワタナベが泉谷しげるだったw
最近の映画やドラマで泉谷しげる役じゃない泉谷しげるを観るのは
稀なので貴重かもしれない。でもタイチが登場する辺りではもう
真面目に観る気がなくなっていたので、どんな感じだったか
詳しくは覚えていない。タロウに対して忠告したり、潜水艦の
沈没地点まで船を出して乙羽信子達に説明しているところを
思い返してみると普通の人を演じていたような気がする。

伊号第一七潜水艦の乗員の妻・石川貞(乙羽信子)が語る"愛"も唐突だったなw
それを受けて万里が圭子(赤座美代子)に言う話も何だかなぁと思いながら観てた(ノ∀`)
貞が結構チートキャラというか話の展開に都合の良いキャラだったな。

この映画がぐしゃぐしゃなのは近親者の死と色恋沙汰を混ぜちゃったから
じゃないかと思わないこともない。それに加えて深谷とタロウを出して来て
更に深谷と圭子の話も絡ませたり、万里とタロウの仄かな恋心みたいなのも
匂わせた割にうまく話を消化出来ていないのも原因か。固形物のように
各エピソードが残っていて観ていて頭の中でゴロゴロする。


まあ、そんなどうでもいい映画のことは放っておいて(・∀・)

アメリカ合衆国本土を艦載砲で攻撃した最初の潜水艦として知られる。
伊号第一七潜水艦

風船爆弾以外でアメリカ本土を攻撃したことあったんかΣ(゚∀゚;)

今も伊号第一七潜水艦慰霊祭を行っている模様。


更にかつてはフランス領であったニューカレドニアは

1998年にはヌーメア協定が結ばれた。この協定では住民への権限譲渡プロセスを「不可逆なもの」と位置づけ、
(中略)
フランス政府がニューカレドニア特別共同体に段階的に権限を譲渡し、最終的には外交、国防、司法権、通貨発行以外の権限はニューカレドニアに全面的に譲渡されること、2014年から2018年にかけてのいずれかの時点で独立かフランス残留かの住民投票を行うこと、などが定められた。

ニューカレドニア

ということらしい。スコットランドと一緒に独立しちゃったりしたら
2ヶ国も国が増えちゃうな(・∀・)


原田知世が好きかニューカレドニアの風景が観たかったら観てもいいんじゃない。
お薦めはしないけどw まだ「愛情物語」とか「プルメリアの伝説 天国のキッス」
の方がマシかもしれない(ノ∀`)

原作の旅行記は面白そうだな。