カテゴリー: 映画

『時をかける少女』を観た

時をかける少女

これ子供の時に観たことあったかなぁ、なかったかなぁと思いつつ
観ていたがエンディングの歌が始まるところでようやく、「昔観た」
という確信が持てた(ノ∀`) この頃から既にオールキャストが
各シーンで参加するエンディングってやってたんだな。
こういうエンディング好き(・∀・)

1983年公開ということだから30年くらい前の作品か。
ねらわれた学園」と同様にSFの映像表現はしょぼい。
今の若い人だったら特撮がしょぼいとか酷いと怒りそうw

演技の方もちょっとどうなんだろうw ただ角川三人娘の映画って共通して
変なイントネーションというか台詞回しがあり、この映画もそれっぽい部分が
あるので一概に棒とも言えない気もする。

芳山くんイメージ図 よくよく考えるとgordonは雄か(ノ∀`)

yoshiyama_gorpher

途中でブルマの格好しているシーンがあるよ(*´Д`)ハァハァ
でも白いブルマって実際に使われてたんだろうか?
IVやAV、お菓子系雑誌でもあんまり見かけた記憶がないな。

改めてアップで観てみて思ったけど、どうみても渡辺典子の方が
整った顔だな。ある種の可愛さはあるけど、何で渡辺典子より
こっちをプッシュしたんだろうか。原田知世の受賞の経緯や
角川春樹の異母妹の話をほじくると色々出てくるけど、
何処までが本当なんだろうか。

そういえば日本の芸能界での最初のショートカットアイドルは
誰だったんだろうか。森昌子とか桜田淳子辺り?もっと古い人が
居そうな気がするけどわからないなぁ。原田知世以降は
小泉今日子とか荻野目洋子辺りか、ちょっと違うが永井真理子や
内田有紀もその流れに分類されるのかな。


尾道三部作という括りは知っていたが、この映画がその一つだったなんてΣ(゚∀゚;)
町中の風景がとんでもなく風情があるなと思っていたけど、道理で。

だからというわけではないけど堀川吾朗は尾美としのりなんだな。
濱田岳の背丈がもうちょい高かったら、こういうポジションの後継者向き
だったろうな。深町くんは「ねらわれた学園」にも出てた高柳良一か。

原田知世の右斜前に座ってる神谷真理子役の子が可愛いなと思ったら、
津田ゆかりという、渡辺典子がグランプリを取ったオーディションで
準グランプリだったのか。そりゃあ、ただのモブレベルの顔じゃなくて当たり前かw
この人もあまり活躍の場を与えられなかったんだねぇ(´・ω・`)
二番目のページは角川春樹の妹の話等にも言及していて興味深い。
準グランプリの津田ゆかりさん
悲しきあしながおじさん  角川春樹とかつての美少女たち
“マニア”大辞典【人名鑑5】

そういえば岸部一徳が先生で出てた。

子役の名前をぐぐっても特にヒットしなかったから、皆やめちゃったのかな。
和子の妹・良子の成長した姿を演じていた岡寛恵という人は俳優業を続けて
今は吹き替えとかの声優さんをやってるみたいだねぇ。


劇中に出てくる「桃栗三年柿八年」の歌というか続きは知らなかった。

まずはユズだ。「ユズは9年でなりさがる」「ユズは遅くて13年」「ユズの馬鹿めは18年」――などがあった。なりさがるの部分には「なり盛る」や「なりかかる」など複数の表現があった。次いでウメ。「ウメは酸いとて13年」「ウメはすいすい16年」など。そしてナシ。「ナシの大馬鹿13年」「ナシの馬鹿めは18年」。このほかビワもあった。「ビワは9年でなりかかる」などだ。

「桃栗三年、柿八年」に続くのは「ユズ9年」?

日本で広く栽培されていたものが取り入れられたのかと一瞬思ったが、
単純に語呂的に融通が効く二文字の名前の物が使われただけかもしれないな。

フナッシーの落ち目は何年くらいだろうかと関係ないことを連想した(・∀・)
語呂的には2018年が良さそうだが、東京五輪まで頑張って欲しいところw
6年後ということは中の人が代替わりしないと駄目かなw


何となくこの映画に後味の悪い印象を持っていたが今回観て
それが何でかようやく思い出した気がする。

深町に幼馴染を奪われた五郎ちゃんが可哀想なのと最後の
深町夫妻が寂しそうだったからだ(´・ω・`)

正直、この映画の肝であろう、芳山くんから深町くんへの
熱烈な愛の告白?のシーンはなんだかなぁと思いつつ観てた(・∀・) フカマチ、モゲロ

まあでも何だか物哀しい気分のまま、移ろいやすい音程の歌と共に
楽しげなエンディングが始まる流れが良いので良しとしよう。
むしろ本編はあのエンディングの為にあるような気がしてきた(`・ω・´) イヤ、ソレハチガウ

※2020/5/7追記
時かけディープ視聴者達または実況民からは本編と呼ばれ、しばしば地上波でカットされるとみんなが激おこぷんぷん丸になってYouTubeに殺到するエンドロールについて、生前大林監督はこんな風に語っていたみたい(・∀・)

「映画の最後は、撮影現場で知世が、ミュージックビデオのように主題歌を歌っています。彼女の伸び伸びとした姿も、記録として残しておきたいと思ったんですね。 僕は映画のなかで、知世を大正ロマンチシズムの世界に閉じ込めてしまっていた。だから、『カット!』のあと、『さぁ、ふだんの、いつもの知世に戻ろう!』と言って、撮っていったんです。 地上波で最初に放送したとき、時間の関係もあって、この部分をカットしました。 すると、『監督がかわいそうだ』という投書が届いたそうです。いえいえ、僕がカットしましたよ。 エンドロールの映像は、知世のために作ってあげたシーンで、映画館で観てもらうためのもの。『テレビの前の人に観せるものか!』という思いで切りました(笑)

<大林宣彦監督が本誌に明かしていた「15歳の原田知世」

『クイール』を観た

クイール

『きな子』の後に「警察犬の次は盲導犬かよ…(´・ω・`)」と思って期待せずに
観たからか、そんなに悪くはなかったかな。糞映画にありがちな感動させよう、
感動させようと安易な感動を押し付けて来る部分が比較的少なかったというのもある。
でも生き死にを扱ってるからあざとい感じはあったかw
まあ生き死にの部分を取り除くと話の起伏がほとんどないから必須なんだろうけど。

パピーウォーカーの部分はもっと端折っても良かったんじゃないかな。
特に最後の部分は蛇足に近い。あそこでかなり萎えた(´・ω・`)
もっと淡々とナレーションだけで終わらせてくれる方が良かった。
あと香川照之はともかく寺島しのぶはやめて欲しかった。


監督が崔洋一だったので、クイールが食べられちゃったり、無残な死を
遂げるようなバイオレンス展開があるかもと思いながら観てたが
そんなことはなかったw でも崔洋一作品ってそういう系統のイメージだな。
この作品だけラインナップから浮いてるようなと思っていたけど、
これ原作があるんだな。つーか崔洋一って基本的に原作・原案が
あるものを映画化してるだけでオリジナル作品はほとんど撮ってないのか?

大した作品もないのに日本映画監督協会理事長になったのはそういう力が
働いたからか((((;゚Д゚))) どう考えても小津安二郎、大島渚、深作欣二、
山田洋次と並ぶような監督じゃないしな。

村田実、溝口健二、五所平之助は古すぎて知らないな。小津安二郎も
古い時代の人だけれども評価が高くて、今も尚手軽に作品が観れるから
年代と知名度の比例が崩れてるんだな。


これはクイールと椎名桔平と小林薫がメインの映画かな。
残りの人はほぼ完全な脇役。

葬式のシーンで戸田恵子(…だと思ったが詳しくは覚えていない)が
バーっと明るく喋った後に急に爆発するかのように感情を露わに
するシーンはさすがに上手いなと思った。あれは自分かあるいは
身近な人のその様を見た経験がないと出来ない演技かもしれない。

原作はどんなんだろうと思ってぐぐったら、これって実話を元にしてたのか。
盲導犬クイール - 公益財団法人 関西盲導犬協会


まあしかし警察犬にしても盲導犬にしても或いは映画やテレビに出される
動物はもっと敬意と愛情をもって扱われるべきだなと思った。どんなに
綺麗に取り繕ってもその動物の一生を利用して生命を搾取してるという
事実は変わらないし。ブリーダーやペットプロダクション辺りの職業も
厳格な免許制にして違反したら罰金なり実刑なり課せられるようにしないと
駄目だろうなと全く映画のあらすじと関係ない結論に達した(ノ∀`)

『きな子〜見習い警察犬の物語〜』を観た

きな子〜見習い警察犬の物語〜

出来は良くなかったけど、最初から全く期待しないで観たので
なんというかどーでもいーです的観了感です(・∀・)

全体的なストーリーや出来が映画レベルじゃなくてTVでやるような
スペシャルドラマレベルのような感じがした。料理はレシピに則って
作ると美味しく出来るけど、映画とかってお約束通りに作っても
つまらなくなってしまうもんだなと改めて思った。まあ子供向けなら
こんなんでもいいということだな、きっと。


寺脇康文は何やっても舞台臭い寺脇康文にしかならないということを
再認識したw まあそれでもうどん屋シーンは役的には良かったかな。

戸田菜穂もえらい下手だったな。

夏帆は頑張ってる感はあったけど、まあそれだけというか。
着ている衣装の所為かちょっと胴長に見えた。

板東英二が出てるから地上波放送は難しいな。そもそも
全国ネットではやりそうもないけど。やるほどの価値もないし。

蛭子さんがまたチョイ役で出てたw

原史奈がレポーター役で出てたけど、こないだもなんかで
レポーター役を観たような気がするんだけどあまちゃんかな?

後々の物語の感動ポイントとして浅田美代子と大野百花を
ちょっと嫌な感じにしてたけど、ただただひたすらに
嫌な感じしか残らなかったw


本当のきな子ってどうしてるんだろうと思ってぐぐってみたら、
今も元気にやってる模様。でもブログがamebaというところが
なんかアレな感じがした(ノ∀`)


続けて「グーグーだって猫である」を観ようと思ったが、森三中が出てきたので、
そっと停止して他の映画に切り替えた。これ上野樹里や加瀬亮とか小池里奈が
出ているのか…まあ観て不快になる人間が出ているんじゃスキップせざるを得ないな(ノ∀`)

『伊賀忍法帖』を観た

伊賀忍法帖

主君・三好義興の妻 右京大夫(渡辺典子)に横恋慕する松永弾正(中尾彬)を果心居士が
唆して悪事を行わせようとするけどなんやかんやで伊賀忍者に阻止されるお話…?

もうちょい詳しく言うとそれを達成する為に惚れ薬を作らなくてはいけなくて
それを作る為に右京大夫と同じ血筋の生娘の涙を集めて平蜘蛛茶釜で
精製だかなんかしないといけない。 

果心居士はそれを実行する為に弾正に弟子である5人の妖術僧を貸し出す。
それで標的にされたのが伊賀のくノ一である篝火(渡辺典子)。
篝火を奪われ、弾正の企みを知った伊賀忍者の城太郎(真田広之)は
妖術僧達への復讐と企みの阻止に向かう…みたいな感じ。


最後まで観た感想は…うーむ(;^ω^)

前半はちょいグロややエロとアクション、後半はアクションと千葉真一と言った感じ。
取り敢えず美保純のおっぱいと風祭ユキと凄く太った女性(かわいのどか?)の
おっぱいが観れたよ(*´・ω・)

あの当時の青少年にとっては貴重なおっぱい摂取用映画だったんだろうか。
でもこの頃ならテレビでも普通におっぱい出てたかw

1982年公開だから32年前の作品か。まあそんな前の作品なのでグロシーンや
ワイヤーアクション部分はしょぼいかもしれない。通常のアクションシーンは
JACなので別に問題はないかな。

大仏殿焼失シーンは中々迫力がある。現代だったらCGでやっちゃうのかな。
費用がそれほど変わらないなら、実際に作った方がいいな。
環境には優しくないかもしれないがw


松永弾正役の中尾彬の悪役っぷりも果心居士役の成田三樹夫も良い。
何故かこの成田三樹夫を観ていて保阪尚希を思い出したw

先生こと福本清三や源公こと佐藤蛾次郎が妖術僧だったのでちょっと笑ったw
ストロング金剛は元々はストロング小林という名前だったのをこの映画で
金剛坊役をやってからストロング金剛にしたのか。
破軍坊(浜田晃)って誰だっけって観直してみたけど、ストロング金剛じゃない
もう一人の坊主頭で頬に火傷みたいな傷がある妖術僧か。盲目の針使い?

渡辺典子も第一回主演作らしく初々しくて可愛い。
いきなり一人三役というのも大変だなw

まあしかしなんだ、千葉真一の美味しいところかっさらい感が酷かったw
かっこいいけどねw


あれ、結局、果心居士って何がしたかったん(´・ω・`)?
城太郎と右京太夫の愛を試したかったの?
天下の簒奪なんて興味なさそうだし…
最後、自分で火を消したよね。
城太郎の摩利支天真言は別に関係ないようだし。

実はインドの仙人みたいに自分が右京大夫に惚れてた…?
でもそれだったら城太郎をわざわざ呼ばなくてもいいしな。
何度か最後の方を観直したがよくわからなかった(ノ∀`)

何にしても篝火が可哀想な話だったなw