カテゴリー: 映画

『プルメリアの伝説 天国のキッス』を観た

プルメリアの伝説 天国のキッス

角川のアイドル映画なんて目じゃないくらいのアイドル映画だったw
松田聖子自体は好きじゃないんだけども、かなり笑わせてもらったので
楽しめたw 映画としてはどうかと言えばアレだけどw

松田聖子の歌やら劇中劇等々、まさしく松田聖子のPVと言って過言ではない。
なんとなく角川映画と違って山口百恵とかの映画やドラマの系統と似ている
ような気がした。すれ違いや勘違い等による展開が非常に古臭いw


ハワイ在住の令嬢早坂恵美子ことエミー(松田聖子)とその見合い相手である
国吉明(山下真司)と貧乏なサーファー寺尾慎治(中井貴一)の三角関係なお話。
正確に言うと明は当て馬なのでエミーと慎治のラブストーリーというべきか。

御曹司役のさわやかな山下真司が出てきただけで笑ってしまったw
こんな役もやってたんだな。中井貴一のさわやかな役もちょっと笑えるけど
ポジション的にはその辺の役をやっているからな。佐田啓二の息子だからか。

卑怯な明が「これは俺たちの戦いだ」とか言うシーンがあるんだけれども
どうみても戦いというもんじゃないだろwと思った。
狂った果実」を思い出したw


妹役の中里博美という人は現在は尾上博美という芸名らしい。
ちょい役等で出ているようだけども、知らないなぁ。
仮面ライダー龍騎の一話に出てるらしい。

プルメリアって名前は植物学者のCharles Plumierの名前から
来ているらしいんだけど、女神の話って何処から出てきてんんだろうか。

|ω・`)。oO(最後まで朝丘雪路を松金よね子だと思っていたのは俺だけじゃないはず…)

『早春物語』を観た

早春物語

17歳の高校生・沖野瞳は、春休みに写真部の撮影で、ひとり地元の鎌倉を巡るうち、梶川という中年男と出会う。数日後、瞳は東京で、別れ際に教えられた梶川の会社を訪ねる。そして、誘われるままパーティに同伴し、梶川の大人の魅力にほのかな恋心を抱く。しかし、亡き母の命日に、母のアルバムから梶川の写真を発見してしまう。瞳の母はかつて、梶川に捨てられたのだった。瞳の中で、梶川への疑念と恋心が交錯する……。

「いつもの角川アイドル映画だべ(・∀・)?」と思って観始めた所為か思いの外、楽しめた。
面白いかどうかは人によると思うが映画としての作りはきちんとしていた。

原田知世演ずる沖野瞳が大人の恋に憧れて背伸びしている様が観ていて
気恥ずかしくもあり楽しいところであった。

原田知世の発声がなんかあれだなと思いつつも薬師丸ひろ子もこんな感じで
発声していたような気がするのでこれは角川映画ゆえのものなのかな。


舞台が神奈川県鎌倉なのでその辺の土地勘があるとより楽しめるというか
「あ~あの辺かぁ(・∀・)」と何となく親近感が湧く。

オープニングで空撮されている学校が何処であるか最初はわからなかったが、
134号沿いで建物やプールの配置からすると鎌倉高等学校かな?
soushunop

梶川(林隆三)と瞳が初めて会った場所は杉本寺なのかと思っていたが
西御門の方にある来迎寺なのか。上司の家も西御門みたいだし。

長谷の大仏→杉本寺→来迎寺って結構な距離だなと思ったが
自転車だったらそんなに遠くもないか。


瞳のお父さん役に田中邦衛、その恋人役に由紀さおり、
瞳の友人役に仙道敦子が出ていたが、あんまり話には関係しない。
瞳の精神的成長に寄与している部分はあるがそれほど大きくない。

喫茶店のマスターは演技があれだな、本職の人をそのまま映画に
出しちゃったパターンか、しょうがないなと思って観ていたが、
キャストを見たら小林稔侍だったw ヽ(`Д´)ノオイ、ネンジ


病院の待合室?でのやり取りを観て、これ原作読んだことあるわと思ったが、
どうも原作と映画はかなり違うらしい…あのシーンのやり取りだけ同じだったのかな?

ラストの空港シーンは「探偵物語」よりもこっちの方が好きかも(・∀・)
なんだか清々しい。「麻雀放浪記」以降、必要以上に清々しいENDが
好きになっているのかもしれないw

母が通った軌跡とは内容的にほとんど違うが、瞳の軌跡が薄い感じで
重なりあって、最後の見送りにおいて集束する感じがなんか良かった。

|ω・`)。oO(林隆三を最後まで古谷一行だと思ってたのは内緒)

『駅 STATION』を観た

駅 STATION

北海道警察本部捜査第一課の三上英次巡査部長(高倉健)は、オリンピック出場経験のある射撃選手でもある。刑事としては拳銃操法を見込まれて危険な現場に投入されることが多く、射撃選手としてはオリンピックのために、先輩・相馬(大滝秀治)の射殺事件の捜査から外されるなど、刑事と射撃選手の二足のわらじを履く警察官人生は苦悩が多かった。

「ぽっぽや」とかいう駅員の映画みたいな話かなぁと思って観始めたら全然違った(ノ∀`)
始まってちょっとしたら人が射殺されたw 
そういえば高倉健の出る映画は結構バイオレンスなものが多いんだった。


随分と色んな人が出てるな。

男優陣は名古屋章、寺田農、田中邦衛、小松政夫、宇崎竜童、永島敏行、
小林稔侍、阿藤快等々、まあでもほとんどの人は大して本筋に関係ないか。
武田鉄矢は遊びで出してるなw

主な出演女優は4人か。いしだあゆみと古手川祐子はある種ちょい役で
準メインは烏丸せつこでメインは倍賞千恵子。
すず子(烏丸せつこ)が兄の吉松五郎(根津甚八)を隠匿するところと
桐子(倍賞千恵子)が男を隠匿する部分は全然違うと言えば違うけど
重ねてきてるのかな?五郎がすず子の為に暴れたのや円谷幸吉の遺書も、
英次が妹の為に暴れたのや英次の退職願と重ねてるのかな。
塩沢ときの女中はそういう演技指導なのかもしれないけど下手だな。

すず子が可哀想だったな(´・ω・`)
宇崎竜童のバーヤバーヤヽ(`Д´)ノ

まあでも五郎の罪は許されるもんじゃないしな。
ってああそうか、その辺が桐子とかぶるのか。

銀行強盗のお母ちゃんも一瞬可哀想に思えるけど
お前が息子を犯罪者にしてしまったのではないかと思うと
しょうがないよねって言う気持ちに落ち着いた ( ´・∀・`)


Movie Walkerのページで「小川刑事 鬼雷太」ってあるけど、竜雷太じゃないんだろうか?

ながら観だったけど、そこそこ見応えはあったので機会があったらちゃんと観てみようかな。

『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』を観た

男はつらいよ 寅次郎忘れな草

録画に失敗していたので、本放送のながら見の記憶しかない(ノ∀`)
冒頭の夢芝居?も途中から観た。まぁ前回と似たような感じかw

この回以降も何度か出てくる、真のマドンナと名高いリリー登場回であったが…
あんまりピンと来なかったな(´・ω・`) リリー役の浅丘ルリ子の顔が好みと
合わなかったからであろうか。リリー役としては合ってるような感じだったけど。


法事のドタバタ→ピアノ騒動(ファーストインパクト)→出てけヽ(`Д´)ノ(ファーストトリップ)→
北海道へ行く→リリーと出会う(マドンナとのファーストコンタクト)→とらやに手紙届く→
農家で働かせてもらったが過労でダウン(ノ∀`)

というのが序盤の展開。ピアノ騒動に関してはなんだか寅さんが可哀想だが、
寅さんもあれだなぁという感じもあり、ちょっともにょる(´・ω・`)
純真無垢たる優しい気持ちと無知蒙昧や早合点が組み合わさった結果の
揉め事は観ていて非常にもにょもにょとする。 
コレジャナイ、コレジャナイ、トーチャンノバカ 。・゚・(ノД`)・゚・。


さくらに迎えに来てもらってとらやに帰る→揉め事(セカンドインパクト)→
リリーとすれ違う(マドンナとのセカンドコンタクト)→セカンド・インパクトが
キャンセルされて寅さんが柴又に残る→揉め事(サードインパクト)→
良い方に転がる

というのが中盤の展開。この後の寅さんの自爆失恋話でワラタ(・∀・)
劇中内で今までのマドンナについて触れるとは思わなかったw


終盤はリリーと上手く行きそうな雰囲気になりつつも、リリーが
内包する心の闇というか歪みとその原因を寅がつかめずに
リリーは寅の前から姿を消してしまうという…(´・ω・`)

今回も振られるというよりかは寅が思いというかマドンナ自体を
受け止められずに恋の萌芽は育つことなく枯れ果てた。

今回は失恋という失意というよりか喪失感を抱えてさくらに見送られて
ラストトリップに出る。行く先は…なるほど、リリーと再会しなければ
行っていた場所か。


寅さん好きの間では「寅はリリーとくっつけば良かったのにヽ(`Д´)ノ」という
意見があるようだが、リリーも結局、人格障害というか歪みを持っていて、
寅もまたそういうタイプだから短い間ならうまく行くかもしれないけど、
長く付き合っていたらやっぱり駄目だったんじゃないかなと思ったり。
リリーのその後もなんかアレな人にありがちな衝動的な行動に思えなくもない。

自らの歪みを認識しそれをうまく処理できるよう努力し、それを助ける環境に
恵まれなければ、寅やリリーのようなタイプが幸せになるのは難しい。
大いなる愛に溢れたような出来た相方という環境に出会えれば、
認識せずともうまく行きそうな気がするけど、そんな感じのお千代ぼうを
逃してしまったしなぁ…( ´・ω・)

そう言えば源公は居たけど登が居なかったな。
この辺りから出て来ないんだっけか。