カテゴリー: 男はつらいよ

『男はつらいよ 幸福の青い鳥』を観た

男はつらいよ 幸福の青い鳥

夢アチャラカは青い鳥探し。特に印象に残っていないw
夢から覚めた後の車掌(イッセー尾形)との掛け合いがあったからか、オープニングコントはない感じだった。

シリーズで何度も出て来ている大空小百合が微妙に設定と演者を志穂美悦子に変えてマドンナとして登場。

大空小百合役を奪われた岡本茉利カワイソス( ´・ω・)
岡本茉利ってヤッターマンのアイちゃんや花の子ルンルンの声優なんだねぇ…
(岡本茉利をググる度に毎回驚いているような気がしてきたのぅ…("・ω・゙))

実質、島崎美保(大空小百合の本名)と倉田健吾(長渕剛)の恋物語だった。
出川の登場シーンを見逃した…(´・ω・`) フカク…
またしても笹野高史が出てた。

今回も寅は脇役だったけれども、舞台は柴又で源公やとらやの面々との掛け合いが結構あったので、それなりに楽しめたかな。「男はつらいよ」のスピンオフ的作品と思えば、それほどがっかり感はない。

最後の観光客として有森也実が出て来た。同年に公開された「キネマの天地」の絡みらしい。


志穂美悦子と長渕剛が後に結婚したけど、「花も嵐も寅次郎」の沢田研二と田中裕子も「男はつらいよ」の共演がきっかけで結婚したんだっけか。長い期間、擬似的な恋愛関係を演じているうちに火が点いたりしちゃうのかねぇ…(・∀・)

『男はつらいよ 柴又より愛をこめて』を観た

男はつらいよ 柴又より愛をこめて

夢アチャラカはなぜか宇宙飛行士に選ばれた寅がNASAから宇宙船に乗せられる話。
トークが面白かったw そういえば松居直美が出てたな。

オープニングコントは覚えていないw


今回のマドンナは栗原小巻。4作目の「新・男はつらいよ」でもマドンナだったらしいが全くもって覚えていない(ノ∀`)

物語は
タコ社長の娘であるあけみ(美保純)が家出をする→みんなで探す→下田で発見→寅が迎えに行く→なんやかんやで式根島へ行く→同窓会の為に戻る島を出た若者達と意気投合→離島の先生・島崎真知子(栗原小巻)に出会う→いつものパターン

後の作品で満男が担う部分をあけみがやってるんだねぇ。
尺稼ぎというか映画のもう一軸というか。
そういえば笹野高史がまた出てた。

「二十四の瞳」を知っていると多少は面白さが増すけど、まあ知らなくても問題はないか。
「二十四の瞳」で先生は結婚していたけれども、実際に離島に赴任する女性の先生ってどんな感じなんだろうか。若い女性ということで島の独身中年男性から狙われたり、寂しさから既婚の男性教師と不倫とかしちゃうのかしらとエロ漫画やレディース漫画のような展開を想像してしまう俺氏の想像力は中学生並(*´・ω・)

気づかなかったけど、酒井役って川谷拓三だったんかΣ(゚∀゚;) ドンベェ…

茂役の田中隆三って知らんなと思ったが、「映画女優」の田中絹江の兄や「息子」の永瀬正敏の兄役の人か。
いや、やっぱりあんまり覚えていないな(´・ω・`)


23半の瞳とか小ネタは面白かったけど、物語自体は微妙というか普通というか…(´・ω・`)

『男はつらいよ 寅次郎恋愛塾』を観た

なんか順番が違う気がするけどキニシナイ(・3・)


夢アチャラカは姥捨て山ベースのコント?
博と寅がおいちゃんとおばちゃんを担いで山に捨てに行くのだけれど、おいちゃんは軽いから博にひょいと担がれるけど、おばちゃんは重いから、寅がその重さでひっくり返って担げないというような感じw

OPコントは寅が出会った旅の僧が煩悩ありまくりですれ違った綺麗な女性を見続けて、寅にからかわれる感じ。


冒頭はとらやで満男絡みで個性云々についての博の御高説から始まり、かかってきた寅からの電話で寅がしばらく柴又には帰らず、長崎近辺を商売をして回ることを観客に知らせる形。

五島列島を周る途中、旅の連れであるポンシュウ(関敬六)ともども金が尽きてしまった寅。
たまたま道で転倒した老婆・江上ハマ(初井言榮)を助けたことから彼女の家で歓待を受ける。

が、ここで急展開、突然、ハマさんが急逝してしまうΣ(゚∀゚;) 
ハマさんがクリスチャンだったからかお葬式では張り切らなかったようだが、土葬の為の穴をポンシュウと共に掘る寅。

東京から帰ってきたハマさんの孫、マドンナ役の江上若菜(樋口可南子)とファーストコンタクト。

最初誰だかわからなかった(ノ∀`) 
今の外見ははあのつまらないソフトバンクのCMの母親役としてよく目にするから知ってるけど、若い頃は全く知らないからしょうがないw 糸井重里の奥さんだったのかΣ(゚∀゚;)

ポンシュウが若菜に見惚れて目が離せない展開はOPコントの流れか。

宿の女中さんから若菜の身の上を聞いて同情する寅。
相も変わらず、若菜に劣情を催すポンシュウに怒りを覚え、喧嘩別れする。


場面変わってとらやの内庭。
洗濯物を干すさくらに夫婦のことについて相談するあけみ(美保純)。
父親のタコ社長の登場により、早々と立ち去る。

その後、脈絡もなくとらやに帰って来る寅。今回はクリスチャンづいてるw
特に若菜に執着もなかったような寅であったが、さくらに自分宛ての手紙か電話がなかったかと尋ねるも、卒業していない学校の同窓会のお知らせやDMしかなくてイライラし出す。

そこへまるで映画のようにタイミング良く若菜からの手紙が届く。早速若菜のもとへと向かう寅。
月曜日なのに床屋へ行くと言い張って。

そういえば最近は髪も大してないのでQBハウスなどの1000円カット店を利用するので気にしないけれども、床屋さんって月曜日が休みだったな。所属している理容組合で定休日が決まってるとかで一斉に休むんだったかな。地域というか理容組合によっては定休日である曜日が異なる場合があったらしいけど、今もそうなんだろうか? そう言えば阿呆な言葉狩りで"床屋"って理容店って言わないといけないんだっけかw


若菜のアパートへ到着。
法律家を目指す酒田民夫(平田満)は大家さん(杉山とく子)の親切をありがた迷惑とあしらった後、外から覗く四角い顔の男に気づき驚く。四角い顔の男は大家さんに若菜の呼び出しを頼む。

寅とマドンナのセカンド・コンタクト。手紙をもらって訪ねに行くのは寅次郎紙風船と同じパターンか。
会話の中で若菜が求職中の写植工であることを知り、とらやに帰ってタコ社長に掛けあうも、朝日印刷は人余り。

再訪するも若菜は面接に行っていて不在。普通の人ならそのまま帰るが、そこは寅、大して面識があるわけでもない民夫の部屋に入り込む。

運悪く、民夫はこの時、恋い焦がれる若菜の名をノートにつづり、いつ入手したのかわからない、若菜の写真を眺めて思いにふけっていた。
突然の寅の闖入に驚くも、若菜の写真を隠す民夫。
だがしかし、寅は目ざとく見つけてしまい、民夫の恋心は寅の知る所となる(ノ∀`)


なんやかんやで若菜が柴又に遊びに来てあれこれ。朝日印刷の草野球にも参加する。
前の作品でも草野球シーンがあったような気がするが、何の時だったかな?

とらやでの団欒の後、駅まで送り、電車を待つ間に民夫の恋心を若菜に漏らしてしまう寅(ノ∀`)
意外にも若菜はそれを知っていたから良かったもののw
さくらにたしなめられて、幾ばくか反省した模様。

その反省からか、いつもの役に立つのか立たないのかよくわからない恋愛攻略法を民夫に伝授する寅。
寅がマドンナに直接恋しない時はこのパターンが多いな(´・ω・`)
正確には一応は淡い恋心を抱いてはいるけど、ライバルが居る時のパターンかな。


三人で出かける約束をして、寅がドタキャンをするという古典的な方法で若菜と民夫の二人きりのデートを成立させる寅。デートは上手く行ったような、そうでもないような。

とらやの茶の間であけみといちゃつく寅。軽口からタコ社長と喧嘩にw
何をやってるんだかw

一方、民夫は若菜に誘われ、彼女の部屋へ。据え膳食わぬは何とやら、釣りバカの浜ちゃんなら絶対合体してる雰囲気にも関わらず、デート前夜に緊張の為に徹夜してしまった民夫は爆睡(ノ∀`)
せっかくのチャンスをふいにする。

翌日、若菜に冷たくされた民夫はとらやへ報告と相談に。
寅に「俺なら死んでる」となじられて、それを真に受ける民夫。

死を決意し、田舎に戻る民夫。異変に気づいて、その後を追う寅と若菜と民夫の恩師の牛山教授(松村達雄)。
二代目のおいちゃんの松村達雄は何回出てくるんだw つーかなんで交代したんだろう?


この後はあっさり民夫を発見、寅が若菜の気持ちを伝えてハッピーエンド、エンディング前の
とらやへと場面は代わり、民夫からの手紙が読まれる。

寅は五島列島の教会に再訪し、ポンシュウと再会する。ポンシュウが教会で奉仕活動をするまでの話はレ・ミゼラブルそのまんまw 連れて逃げてよと追いすがるポンシュウについてくるなとばかりにあしらう寅のやり取りで映画は幕を閉じる。


効果音とか全体的にギャグというのかコメディ部分を強調している回だったような気がする。
つまらなくもないが、さりとて面白いとも言い難い。若い頃の樋口可南子を見ていて何となく
波留を連想した。可愛いようなそうでもないような、美人と言うには顔が微妙に崩れてる感じが何となく似ているような気がした。実際の顔の作りは似てないけど。平田満じゃなくて柄本明の方があっていたのではなかろうかと思ったが、柄本明はもう出演済みだったか。

まあ、ぼちぼちってことで(・∀・)

『男はつらいよ 旅と女と寅次郎』を観た

観る前から色々と内容的に不評であることや都はるみがヒロインであることを知っていて、正直真面目に観る気を失く観たのであんまり内容は覚えていない(ノ∀`)

この当時の演歌好きのご老人なら都はるみのヒロインを受け入れられたんだろうか?演技が糞下手というわけでもないが、明らかになんか違う感じなので話に引き込まれることもなく。脚本もなんか変な感じだったな。どうも「ローマの休日」をベースにしたみたいなんだけども。そういやあれまだ観てないな(´・ω・`)

この頃はマンネリを払拭する為に人気歌手を映画に出す形にしてたんだろうか?まあ前作「花も嵐も寅次郎」のジュリーは歌は歌わず(夢アチャラカで歌った?)、演技も役も特に問題なかったからまだ良かったが。「翔んでる寅次郎」の布施明も歌を歌ってたけど、あれは演技パートに問題がなかったしな。脚本的にどうなんだろうかと思いはしたがw

「美しい十代」とかそのくらい昔の映画だと、映画はエンターテイメント、情報発信の中心であり、劇中内での曲披露は当然のように行われていて、それが映画の醍醐味の一つであったろうけれども、テレビの普及によってその醍醐味は失われたというか求められていないような気がする。(今はネットの普及でテレビでの歌もかなり減ったけど。) 

そのことと「男はつらいよ」のフォーマットに劇中内歌唱を無理に押し込んだ為か、今作は見ていてちょっと白けてしまった(´・ω・`)


夢アチャラカはいつもと違ってドリフのコントみたいな舞台セットでの演劇だった。取り立てて感想はない(ノ∀`)

OPコントは矢切の渡しで駆け落ちかなんかをするカップルを船に乗せて離岸させるも櫂を渡していなくてさあ大変といった展開。計画なしに実行した駆け落ちは先に進む手立てもなくただ無抵抗に川の流れに身を任せるしかなくなるという暗示なのだろうか( ・´ω・`) イイヤ ソンナメンドウナコトハマッタクカンガエテハイマイ


今回の出立前騒動は満男の運動会への参加事件。博が忙しくて満男の運動会へ出られないということで、寅が張り切って代理で出ようとするが、満男はそれを拒否して揉めに揉める。寅が悪いわけでもないけど、満男の気持ちもわからんでもない。こういう直接的に誰が悪いわけでもない喧嘩の原因はなんだか哀しいねぇ(´・ω・`)

結局、運動会の当日(前日夜?)に寅は出立したけれど、その日葛飾は雨模様、運動会は中止となった。寅の涙雨であろうか。夢アチャラカの「いい天気だぜぇ」というのはここにかかって来るのだろうか。

佐渡行きの船が出る港で失踪中の京はるみ(都はるみ)と出会う寅。二人の道中が始まる。

同じ旅館に泊まって互いの身の上を話す最中に寅が「惚れた女と逃げた」みたいな見栄を張った嘘から「矢切の渡し」を歌うシーンへと発展するのだが、OPコントもここにかかってるのか。当たり前だけど、歌は上手いな、都はるみw

この後はマネージャーであるベンガル達との追いかけっこが続く。タライ舟で転覆するのはベタだけどワラタw

その後、自分の正体を寅が知っていることを知ると同時にマネージャー達に追いつかれて観念するはるみ。思い出にと寅に指輪を渡して元の世界に戻るはるみ。

柴又に帰るも夢現の寅。無意識に京はるみのカセットを入れたウォークマン?を電器店から持って行き一騒動。若い人はカセットを知らないんだよな、そういや(´・ω・`)

その後、はるみがとらやにやって来て、リサイタルのチケットを渡し、失踪の原因になった男との復縁を寅に伝え、歌を歌って帰っていくw

寅はリサイタルのチケットをさくら夫婦に託してまた旅に出る。
 
 
 
 
 
って、なんなんだ今回の話はヽ(`Д´)ノ


今までもいまいちな話はまあまああったが、これはその中でも特に出来が悪い気がするw
 
結局、「ローマの休日」をベースにしてしまったが故に「男はつらいよ」の持ち味を殺してしまったんじゃなかろうか。加えて言えば歌のシーンが多くて話の尺が足らなくなったのか。

まあ何にしても微妙だった(´・ω・`)