カテゴリー: 感想

進化しすぎた脳 / 池谷裕二

大脳生理学を専門とする著者・池谷裕二いけがやゆうじ氏による、
脳について書かれた一冊です。

主な内容は慶應義塾ニューヨーク学院高等部で四日間行った脳科学講義の記録です。
実際に行われた講義の記録の為、対話式でとても読みやすく、
理解しやすい感じになっています。
普通の脳科学本の堅苦しさに挫折・敬遠した人にお薦めだと思います。

神経細胞上を伝わっていく「スパイク」の仕組み、
グルタミン酸を放出するシナプス・「GABAを放出するシナプスによる合議的「発火」
人間の体のさまざまな部位の機能が、大脳のどこに対応しているかを表す「脳地図」
大脳皮質の表面積の比で体を表した模型「ホムンクルス」
「あいまいな記憶」とその目的、「意識と無意識」、「脳の解釈」など、
非常に興味深い内容です。
 


この本を読んで、大した根拠もなく書いたエントリ(「人」というものについて考えてみる)もあながち間違いでは無いような気がしてきた(・∀・)

カラスの早起き、スズメの寝坊 / 柴田敏隆

著者は横須賀市博物館学芸員、(財)山階鳥類研究所資料室長を勤めた柴田敏隆氏。
肩書きはコンサーベイショニスト(自然保護に、話のわかるプロとして携わる人、の意)。
コンサーベイショニスト、柴田敏隆先生の文化鳥類学

単純に鳥の説明に終始するような内容ではなく、さまざまな分野と
鳥を絡めた楽しく読めるエッセイでした。
自然保護を強調している部分も多々ありますが、盲目的自然原理主義的な
薄っぺらい主張とは異なるので、余り気にはならないと思います。

寺田寅彦の「とんびと油揚」について触れた「鵜の目鷹の目」、
思春期の自己愛とその行動について理解を示しているとも言える「ツッパリの原点」、
現代日本の自然史的常識の欠如を憂う「卵歯」「フクロウの足」、
そのほか、「一富士二鷹」「リンの運び戻し屋」「海水を飲んではいけない?」など、
興味深い話が多数収録されてました。

白い春 9話~最終話

ついに終わってもうた(´・ω・`)



9話
初めての給料にニヤける春男(・∀・)ニヤニヤ
うなる自動分割機 驚くサチ Σ(゚∀゚;)し
デートのお誘いと勘違いして舞い上がる栞 J( ・∀・)ノ
がっかりしつつもプレゼント選びに協力する栞 J( ´_ゝ`)
サチへのプレゼントを手に意気揚々とむらかみベーカリーに出勤する春男を
待っていたのはサチの突然の入院とは…。


困惑と苛立ちを医者にぶつける春男と死んだ真理子にぶつけようとする佳奈子
人は自分の置かれている現状・環境に適応しようとして行動する。
自分がこの立場になったらやっぱりこんな感じになってしまうだろうな。
この回の神社でのやり取りで春男はパン屋を責められる立場にないことを痛感したんだろうか。
ベタだけど医者とのやり取りは良かった。・゚・(ノД`)・゚・。
ぬいぐるみじゃなくて水彩絵具を持っていくサチ。
スナイパン屋…



10話
( ゚Д゚) 呆気なく手術成功… あと40分くらいどうするんだ…
もしかしてこのドラマ、ハッピーエンドになるのか(・∀・)ワクテカ
このドラマ、栞と春男の絡みも面白かったなぁ(w
栞のおもちゃのネックレスのくだりも切ないなぁ。・゚・(ノД`)・゚・。
ネックレスを隠すことにより過去との訣別をはかったのか
突然の退職Σ(゚∀゚;)
あの木の前で、かつて真理子の為に嘘をついたようにサチの為に嘘をつくのか
って栞が余計なことをヽ(`Д´)ノ



最終話
遂に最終話(`・ω・´)
金髪が初めて活躍した(w
パン屋と海に行くサチ。
考えてみたら、春男はむらかみベーカリーで稼いだお金を
ほぼ全てサチのために使ったんだな。
まさかの下総屋食堂の再登場(・∀・)
てっきりいい奴だって思ってたのにデビの野郎ぉぉぉぉヽ(`Д´)ノ
サチと栞とパン屋と出会ってなかったら春男はデビを殺してたかもなぁ(´・ω・`)
或いは店の前に地蔵やバス停置いたり…
絶交だもん(´・ω・`)


サチと別れ、800万も忘れ、下総屋食堂で新しい人生を歩み始める春男
金髪のミスでサチに居場所がばれた(ノ∀`)アチャー
最後の最後まで自分からサチに触れることができなかったか
下総屋食堂二階での会話。・゚・(ノД`)・゚・。
竜宮城で真理子とパン屋と春男とサチ。・゚・(ノД`)・゚・。
つーか佳奈子居ない。・゚・(ノД`)・゚・。
公園での会話も。・゚・(ノД`)・゚・。
鳥も6羽飛んだ(・∀・)


下総屋食堂にあの二人(・∀・)
カップルも成立
ここまでは良かったのに…(´・ω・`)
このままハッピーエンドになればなぁ…


いやああああああああああああああヽ(`Д´)ノ
正直、本放送時、観てて固まった(´・ω・`)
なんとかハッピーエンドにならないもんかとドギマギしてたので
実況もろくにできなかった。
「あたしのもう一人のお父さん」。・゚・(ノД`)・゚・。
一瞬だけでも目を覚ますと期待したのに…
関係ないけどとっくみあいの演技って駄目だな。どんなにうまい人でも。
力入れると怪我しちゃうしな。


最後の墓参りのお供え物から考えると
栞と金髪は時々は下総屋食堂に行ってるようにも思えた。
それともじいちゃんが自ら来たのだろうか。
お墓から買えるシーン「歩いても歩いても」を思い出させる。
まあお墓は丘陵や山にあるから似たようなシーンになるのは当たり前か。
お墓での春男幽霊登場は蛇足かな…(w


異界者来訪譚のようだと思っていたけれど、微妙に違うか。
最後は自らが持つ罪業を身をもって浄化するパターンだからなぁ。
「うしおととら」のとらも考えようによってはこのパターンか。
一応パターンの中に入れるべきか。
浄化され白くなったから、春男はあの玄関のシーン?でサチに手を差し伸べられたのか(´・ω・`)


春男の登場で世界は変化しより安定した。
化学変化を発生させた春男もまた自らの命で罪を購い安定した。
やはり人殺しがそのまま幸せになるという展開は許されずに
終わったわけだけれども、ハッピーエンドが良かったなぁ…。
まあでもなんだかんだ言って良い作品だった(・∀・)

白い春 6-8話

6話
後半戦に入ったからか初っ端から長いダイジェストが。
その分予告が短くなるかと思ったが、そうでもなかった(w
皆の大好きなハロワから始まったヽ( ・∀・)ノ
俺も行かないと(´・ω・`)
春男による父親としての面接、パン屋による堅気な職場としての面接(w
逆上がりの練習に付き合いつつも、「汚れた手」を意識して鞄で補助する春男(´・ω・`)
パン屋は黄緑色のシャツや黄緑色のスーツ着てるけど、黄緑好きとかいう設定でもあるんだろうか。


7話
栞が黒化してワラタ(w
「不信のとき」の杉田かおるのようなポジションかと思ったが、擬似父親への思慕に負けたか。
佳奈子のデレじゃないけど本音を話すところはいささか脈絡がないような…。
姉妹ゆえにという説明ですますか。
Wiiスポーツが普通に劇中に出てきてワラタ(w
しかもそんなに不自然なアイテムに思えないところが面白かった。
サチとの束の間の幸せを楽しんだ春男を待っていたのは、
サチの自分ではない「おとうさん」への誕生日祝いだった…(´・ω・`)
今にして思うと、サチが調子が悪くなったのは病気の予兆だったのか。


8話
サチの言葉によりパン屋の手伝いに戻る春男。
林檎の皮むき勝負ワラタ(w
周りも見てないで次の工程をやればいいものを。
今回は春男とパン屋がある種分かりあった回だったなぁ。
ツダカンの演技がなんか安っぽいというか軽かった(w
まあ阿部寛の演技もここ数回たまに顔芸っぽくオーバーになってるからいいか。
作り笑顔が相変わらず不自然だけど大橋のぞみも初回から比べるとかなりうまくなったなあ(・∀・)


毎回、予告が長いのはともかく、この引っ掛けっぽい予告の作りはうまくてずるい(w


春男という実の父
 パン屋という義理の父
    佳奈子という叔母の乳
ンニンのチに囲まれて育つサチ(・∀・)
幸せに育って欲しいものであるってなんだよ来週から欝展開かよヽ(`Д´)ノ
真理子の病気ってなんだったんだろう。臓器移植とかじゃなければ春男の死亡フラグとかなさそうだけども…。
結局800万は真理子が受け取っていて子供の為に残したのかな?
それとも支払われてないのか? デビのこと、ずっと疑っていた(w
誰も死なないラストがいいけれど…やっぱり春男の居場所がないよなぁ。
栞たちとアフリカにわっふるわっふる売りの旅に出るという流れは無理があるか(´・ω・`)
サチをおんぶするパン屋と栞をおんぶする春男の対比や、パン屋の存在は認めるけれど居場所はないよみたいな最後通告からすると日常世界からドロップアウトした同士で生きていくのもありだとは思うが。


とよくよく考えてみるとこのドラマのプロットはETとかフォーエバー・ヤングみたいな異界者来訪譚か。
①異界の者が客人(まれびと)として訪れ、日常世界(それを構成する住人達)に衝撃や刺激を与える。
異界の者=異形の者、本来は存在してはならない者(居場所なき者)、咎人、呪われた者など
②この異界者は外見が醜かったり表面的な態度は嫌な奴だったりするが、中身は優しい愛されるべき者であり、発生した問題の処理を通じて、対立していた日常世界と異界者は相互に影響変化適応していく。
③-a
異界者の持つ、為すべきこと・帰るべき場所への到達のために、かつては敵対・忌み嫌っていた・敬遠していた日常世界の人々が自らの危険を顧みずに支援する。
異界者は帰るべき場所への帰還・浄化/成仏で日常世界から去るか、為すべきことを果たして日常世界の住人へと変わり留まる。
ETやフォーエバー・ヤングはこの類かな。大体、敵は政府系組織(w
③-b
日常世界で発生した致命的問題・異界由来の致命的問題を異界者が活躍して解決する。たいていはその身を犠牲にして解決する。
タイガー&ドラゴンやセーラー服と機関銃(これは逆パターンか)などのヤクザ物で多い展開かな?でもタイガー&ドラゴンは最終的には③-a的日常世界の支援があって帰還を果たしたか
③-c
その他・派生系。異界者と日常世界が対立をはらんだままながらも漸進的前進しつつ、それがまた新たなる日常世界の形になるパターンや居るけど居ない(旅に出てるとか生きてるのは確かだけど行方不明)パターンなどなど。
異界者来訪譚は不安定な日常世界(それは何かを抑圧した不幸な世界)に異界の者が訪れて化学反応を起こし、安定した日常世界(幸福な安定した世界・大団円)へと変化する。その化学反応の過程において日常世界、或いは異界者の中で抑圧されていた何かが解放され、異界者の能力や象徴、場合によってはその命が失われる。


②の点でいうとなんとなくサチに対しての遠慮がある義父パン屋とそれをなじる実父春男、実生活において寄る辺なき身の春男を諭す堅実なパン屋の軸、更に栞と金髪のもう一軸が絡んでる感じか。
最後は③-cがいいなぁ(・∀・)
まあでも物語の透明度というか完成度でいうとやっぱり③-bっぽくなるのか(´・ω・`)


今週の視聴者プレゼントは撮影で余ってしまった林檎だとおもたらなかた(´・ω・`)
いろはすってなんか怪しい会社の新製品か?と思ってたらコカコーラ製品だった(ノ∀`)
吉高はサントリーのお茶か。ワンピース編ワラタ(w ハーバルクリア CMギャラリー
白石美帆の役名をぐぐったら白石美帆のブログがあったので、ちょっと見てみた。春男の家(w