カテゴリー: 感想

ダンディ・ダディ?

理解ある父親を演じようとするも、溺愛する娘の恋愛問題になると
内心穏やかでなくなるカリスマ恋愛小説家・伊崎龍之介の苦悩の物語か(・∀・)
公式ページをみると「父が毎回起こす騒動に笑い、父と娘の心情に泣ける。
親子の愛と絆を描くホームコメディ!」とある。

娘役にお尻には定評のある南沢奈央。エリートヤンキー三郎、
鹿賀丈史、野際陽子、佐藤二朗、余貴美子、平山あや、八嶋智人などが出演。
地味かもしれないけれど、きちんと演技が出来る面々だな(・∀・)
まあ佐藤二朗と八嶋智人はどのドラマでも同じようなキャラばかりだけれど(w


娘のこととなると我を忘れる父、心の言葉、舘ひろし+八嶋智人ということから
パパムスのパクリだというレスを実況で見かけたが、あれとはちょっと違うと思う。
パパムスは心を入れ替わることにより相手の置かれている立場・苦労を経験し
相互に理解と絆を深めていく物語である。アットホームダッドと同じ系統だろう。
これは基本的に龍之介視点であり、娘を愛するがゆえ、心配するがゆえに
異常行動を起こしそれが大騒動に発展する「お父さんは心配症」の方に近い。
龍之介は実際に居たら迷惑な人格障害者っぽいが(w


石黒英雄が演じるコバちゃんこと小早川悠樹が中々いい感じ。
これコバちゃんとあかりが付き合うようになったから眠れなくなって、
佐藤二朗のところにいくようになったという展開なのか(w
携帯アピールというか携帯のアップが自然に盛り込まれててうまいなぁと思った。
視聴率は9.3%か(ノ∀`)アチャー
でもまあ面白いから来週も観よう(・∀・)

赤鼻のセンセイ 第一話

昔、大泉洋が嫌いだった。なんとなく外見的に好きじゃなかった(´・ω・`)
(・∀・)ニヤニヤとラクダと大泉が出てる映画「アフタースクール」を観てから良い印象になった。
その大泉+小林聡美+尾身としのり+黒乳首のドラマということで一応観てみた。


入院治療で学校に行けない子達の為の院内学級に来た、
お調子者の石原参太朗の成長物語みたいな感じか。
病院の院長に黒乳首こと上川隆也、
マイボスの時と同じような鉄仮面ポジションの女医・香椎由宇、
参太朗の指導役となる小学校担任の小林聡美、
行きつけの店のマスターにイボリーこと尾美としのり、
同僚の教師に平岩紙・光石研
となんだかしっかりとした面子。
子役もまえだまえだはともかく神木・須賀と子役の中ではベテランの二人。


「お前は何処のわかめじゃヽ(`Д´)ノ」と言いたくなるような昭和っぽいラスト止め絵や
自分の過ちに気づいたところの参太朗の演技とかはなんだかなーと思いはしたが、
全体的にはいいんじゃないかと(・∀・)
出演者たちの演技がきちん世界を構築してるので内容はともかくも観ていて引き込まれる。
尾美としのりの定食屋での参太朗と院長の会話シーンは好きだ。
自分がまあいいんじゃないかと思うドラマは大抵低視聴率というのが常だが、
このドラマも御多分もれず9.4%という低視聴率(ノ∀`)アチャー


参太朗の名前はサンタクロースという部分で強調されているけれど
ひまわりが太陽の方を向いて日光を浴びて元気に育つように
ひまわり学級の子供たちがSUN太朗の笑いで元気に育っていくっていう意味があったりして。
八重樫と雅樹と男の子二人は樹木だしな。
女の子は田中香か……ま、まあ田んぼということで(;・∀・)
或いはこの子が死ぬ展開か( ・´ω・`)
エンディングの原由子の歌は結構いい感じだった(・∀・)



官僚たちの夏も観た。ドキュメンタリーとして淡々とやりたいのか、
日本の成長期に活躍した官僚達の熱意を表現したいのかよくわからない。
結果的にどっちつかずの中途半端な作品に見える。
出演者はいいけれど、トライアングルみたいな印象(´・ω・`)



恋して悪魔~ヴァンパイア☆ボーイも観た。
なんつーかまあ厚姫と(・∀・)ニンの演技とローサのムチムチボディを観るドラマということで。
ミスマッチな配役をされたマッチや主人公や加藤ローサの演技に関してはほうっておこう(w
関西テレビ枠だからしょうがないのかもしれないけれど、これは21時台にやるドラマだな。



新・警視庁捜査一課9係も観た。
折角、浅輪の兄が居なくなって良かったと思ったら
今度は監察医とかいう余計なのが出てきた(´・ω・`)
9係の面々がプライベートな問題に汲々としながら片手間に捜査して、最後、犯人を
皆でふるぼっこにして事件を解決するというのがこのドラマの醍醐味なのに…。
えんくんにちゃんが中々出てこない。新・警視庁捜査一課9係のページを観に行ったら、
えんくんにちゃんの写真が可愛いのになっていた。前見た時は変な髪型の写真だった
ような気がするが、ただの見間違いだったんだろうか。

進化しすぎた脳 / 池谷裕二

大脳生理学を専門とする著者・池谷裕二いけがやゆうじ氏による、
脳について書かれた一冊です。

主な内容は慶應義塾ニューヨーク学院高等部で四日間行った脳科学講義の記録です。
実際に行われた講義の記録の為、対話式でとても読みやすく、
理解しやすい感じになっています。
普通の脳科学本の堅苦しさに挫折・敬遠した人にお薦めだと思います。

神経細胞上を伝わっていく「スパイク」の仕組み、
グルタミン酸を放出するシナプス・「GABAを放出するシナプスによる合議的「発火」
人間の体のさまざまな部位の機能が、大脳のどこに対応しているかを表す「脳地図」
大脳皮質の表面積の比で体を表した模型「ホムンクルス」
「あいまいな記憶」とその目的、「意識と無意識」、「脳の解釈」など、
非常に興味深い内容です。
 


この本を読んで、大した根拠もなく書いたエントリ(「人」というものについて考えてみる)もあながち間違いでは無いような気がしてきた(・∀・)

カラスの早起き、スズメの寝坊 / 柴田敏隆

著者は横須賀市博物館学芸員、(財)山階鳥類研究所資料室長を勤めた柴田敏隆氏。
肩書きはコンサーベイショニスト(自然保護に、話のわかるプロとして携わる人、の意)。
コンサーベイショニスト、柴田敏隆先生の文化鳥類学

単純に鳥の説明に終始するような内容ではなく、さまざまな分野と
鳥を絡めた楽しく読めるエッセイでした。
自然保護を強調している部分も多々ありますが、盲目的自然原理主義的な
薄っぺらい主張とは異なるので、余り気にはならないと思います。

寺田寅彦の「とんびと油揚」について触れた「鵜の目鷹の目」、
思春期の自己愛とその行動について理解を示しているとも言える「ツッパリの原点」、
現代日本の自然史的常識の欠如を憂う「卵歯」「フクロウの足」、
そのほか、「一富士二鷹」「リンの運び戻し屋」「海水を飲んではいけない?」など、
興味深い話が多数収録されてました。