カテゴリー: 感想

レモンエンジェル / わたべ淳

レモンエンジェル (漫画)

女子高生の主人公メダカを中心に繰広げられるちょっとエッチなハートフル学園コメディである。

amazon kindleで大安売りしていたので全巻買うてみた(・∀・) 1冊29円だったかな?
それで全10巻だったから全部で290円かな。俺氏が中高生の頃の作品だったと思う。

昔、同時期にこの漫画と同じ名前のアイドルグループが居たので、てっきりこの漫画からスピンオフしたのか、或いはメディアミックスで同時に売り出したのかと思っていたが、改めてぐぐってみると衝撃の事実が…( ;・´ω・`)ゴクリッ

レモンエンジェル自体がくりいむレモンのスピンオフやったんか…Σ(゚∀゚;)


2006年にしほの涼等が演じたレモンエンジェル実写版のページ(404になってた(´・ω・`))の年表を丸ごとぱくって引用してきたが、漫画版のレモンエンジェルの開始の方が後なのか。

1987年5月
約800名の応募者から3名のレモンエンジェルを選出。
その後ミキ・トモ・エリカの個性にあわせたアニメ・キャラクターを創作
8月
フジTVミッドナイトアニメ“レモンエンジェル”放送開始
10月
TBSラジオ レモンエンジェルの“アブないCパーティ”放送開始
11月
週刊ヤングジャンプでコミック“レモンエンジェル”連載開始
レモンエンジェル アニメビデオ発売開始
デビューアルバム“レモンエンジェルファースト”発売
1988年1月
フジTV“レモン白書”放送開始
5月
フィルムコミック3冊発売。以後、文庫・単行本等レモンエンジェルの本続々刊行
6月
千代田公会堂にてファーストコンサート“おもいっきり!めいっぱい!!レモンエンジェル”開催
7月
美少女3人組の実写とアニメのおもしろバラエティビデオ”あぶないビデオTV”創刊号発売
1990年
解散

wikipediaには

連載中の1987年に集英社『ヤングジャンプ』内で同名アイドルグループのメンバー募集が行われ、桜井智(現:櫻井智)・絵本美希・島えりかのメンバーで結成された(詳細はレモンエンジェル (アイドルグループ)を参照)。その審査の模様は同誌のグラビアページなどで連載され、漫画版の原作者であるわたべ淳も審査に加わった。

とあるから実際には同時進行なのかな。でも連載開始年が1988年からとあるしな…なんだろう、この矛盾はw

初代のうちの一人は2016年に引退した声優の櫻井智か。←2019年に復帰した模様。
あんまり声優には詳しくないけど、なんか名前は知ってる。銀魂の日輪役やっていたのか。



小川メダカ
主人公。友達の理絵、里美と他愛もない話と男の話ばかりをして毎日過ごしている。幼馴染のケースケに惹かれたり、体育教師の三田村によろめいたりとフラフラしがちな日々。両親は美容室を経営しており、日中、休日ともに不在の時が多い。姉の水枝はビッチ 恋多き女?


太田理絵
活発な刈り上げの女の子。ませた弟がいる。物語中、何度かチャンスはあったものの、遂に最終回まできちんとした彼氏は出来なかった(ノ∀`) 連載の最後の方ではメダカのネタがなくなったからなのか、理絵が主人公と言える回がちょっとだけ多かったような気がする。


横田里美
おしとやか系長髪の女の子。兄がいる。大学生の彼氏が出来、三人の中では一番最初に初体験を済ます。


カワシマケースケ
メダカの幼馴染。ミュージシャンになることを夢見てる。年齢が年齢だけに色情狂というか猿みたいなところがあるが、良いところもあり、なんやかんやで作中内で色々な女性キャラに好意を持たれたりしている。


三田村
モテモテの体育教師。イメージ的にいうとめぞん一刻の三鷹さんのような感じ。こういう教師が現実世界に居たら関係が発覚して大問題になりそうw まあ実際に一年に一回くらい似たような事案が発覚してニュースになってるなw

他にもメダカと絡む男性キャラとかは出て来たりするのだけれども、めどいので省略w


性的描写はキス、ペッティングが主で実際のセックスシーンはそんなになかったな。あの当時の漫画にしてはソフトなエロだったような気がする。意外とただのエロ漫画って感じでもなかった気がする。一応メダカやケースケ達の成長は描かれていた。作者のわたべ淳は男性だったから、女子高生の心情みたいなものはどうやって捻り出していたんだろうかw 妄想かはたまたブレーンが居たのだろうかw わたべ淳て人は奥さんの高見まこ(「いとしのエリー」の作者)と一緒に手塚治虫のアシスタントをしていた人で、今も夫婦揃って現役漫画家のようである。もう還暦前か越したくらいの年齢かな?

今の若い人たちが読んだらどんな感じに受け止められるんだろうなぁ、この漫画(・∀・)

月光条例 / 藤田和日郎

月光条例

今更ながらに月光条例を読み終えた(・∀・)
良かった部分もあったけれども、世界設定やストーリー展開はやっぱり「うしおととら」と比べると落ちるかなぁ。


主人公の岩崎月光とエンゲキブにはあんまり思い入れはないかもw

後々のメインキャラになるからかシンデレラと赤ずきんの話は中々熱くて良かった(・∀・) チルチルの嘆きに凄く同意するし、最終的な幕切れとしてはマッチ売りの少女も良かったかな。一寸法師の話は二転三転して面白かったけど、一寸法師自体はそれほど好きなキャラじゃないなぁ。ご飯粒の話を抜きにしても。関係ないが一寸法師 - Wikipediaには俵薬師とのつながりがあるかのような説が載ってたけど、さすがにちょっとこれは牽強付会なんじゃないかと思った(´・ω・`)

鉢かづき姫はまぁ…普通と言った感じかな… 真由子系か。
桃太郎はまあいいとしてもイデヤはいまいちキャラが微妙であんまり好きにならんかったな。桃太郎とイデヤはちょっとキャラが被ってたしなぁ。そういやなんで最初の時、桃太郎の攻撃が通じたんだっけか?油断とかそういうレベルの話なんだろうか。

トショイインもまぁあれだけど、あれくらいまでなら納得が行かないこともない。マペティカもあるし。ただ名前とかミスリードが酷すぎたキャラだったような気がしないこともないw

ホウソウブは本当は一回きりのキャラの予定が予想外の人気でレギュラー化したとかどうとか。そのせいか目立ったところで活躍したのは一、二回だけだったな。まあショートカットは良いよね(*´・ω・) ショートカットハセイギ

平賀さんはワラタw キタ━━ヽ(゚∀゚)ノ━━ !!!!!と思ったけど予想通りの弱点を持っていたなw じいちゃんとか署長はいつもの富士鷹ジュビロの漫画に出てくるようなデフォルトのキャラなので特に言うことはない。

一番の謎キャラは高木天道だったな。天道って少年漫画にありがちな何かの転生とか特殊な血筋というバックボーンも持ってないのにあんだけ強いのはいくらなんでも人間としておかしいw 少し反則キャラだったかな。


今作が微妙に感じた一つの原因は、味方にせよ、敵にせよ、キャラに対して余り感情移入が出来なかったことかなぁ(´・ω・`)?

ああいうストーリーというかテーマだったから月打(ムーンストラック)を受けたキャラ達を滅殺することなく、執行によって正常化させるという形になったのだろうけれども、その辺がちょっともにょる感じがした。

「うしおととら」の十郎、ヒヒ、流、さとりとかみたいに狂気の後はやはり滅殺されないとしっくり来ないというか、被害が可逆的だからか悲壮感がなく、凄く話が軽い感じに思えてしまったw そういう意味でこの漫画にはマッチ売りの少女が居なかったのかな(´・ω・`)


今作は「うしおととら」や「からくりサーカス」と異なり、凄くメタ的というか、創作とは何か、物語とは何かというような少年漫画らしからぬ方向で富士鷹ジュビロが語りたかったテーマをメインにしていたような気がする。アオイホノオならぬアオイヒカリか。

この部分について、特に終盤のアニメやゲームに対する御伽噺キャラ達の考え方は俺氏の考え方とも似ていて非常に納得出来た(`・ω・´)

全然関係ないけど、物語にせよ、技術にせよ、これら、人により紡がれて積み上げられて来たものには連綿とした血脈が続いてるよね。そういう意味合いからかつての漫画や物語を安易に軽んじる風潮は余り好きじゃない(´・ω・`) 崇め奉り過ぎて絶対不可侵なものにするのもそれはそれで問題ではあるけれどw

ラスボスはなんか北朝鮮の金一族+白面の者(羨望)のミックスみたいな感じだったなw
金日成、金正日が「男はつらいよ」が好きだったという話をちょっと思い出したw

盛り上がりにかけた理由を一つ思い出した。ラストの敵達のキャラがあんまり立ってなかったというか、なんか似たような感じだったのが微妙に感じたな(´・ω・`)

カグヤの奮闘を見ていて、なんだかマップスをまた読みたくなって来た(`・ω・´)

あとあれか青い月光の設定とかその辺があんまりしっくり来なかったからかなぁ。そんなんで免疫というか戦う力が身についちゃうのかよという突っ込みをしたくなった。「君の名は。」のおばあちゃんの、何の説得力もない御都合主義ですらない「それも結なんだよ J("・ω・゙)し」みたいな発言を思い出して残念な思いに囚われもした(´・ω・`)

ああ、あとなんかストーリーに穴があるというか無理があるようにも感じられてしまった所もあったなぁ。そういえば後の方でアトラスとかちょっとだけ出て来たような気がするんだけど、ギリシアとか北欧とか、まあ何処でもいいけど神話クラスのキャラが出てきたら、もっとラストバトルは楽に進んだよねと思ったりしたけれど、そうするとそこに至るまでの執行がラグナロクレベルの戦いになっちゃうから駄目か。

これまた全然関係ないけど、紙上の者の攻撃がラストの敵達に通じないというのを見て、何故か魔界水滸伝を思い出した。あれもまた読み直してみたいなぁ(´・ω・`) マァ、ミカンダケドネ


まあぐだぐだと文句を書き連ねた感じにはなってしまったけれども、ぼちぼち楽しめたから良かったかなぁ(・∀・) 普通の少年漫画で取り扱われるテーマより、ちょっと大人向けなような気がしないでもなかったけれども、逆にそこが良かったかな。ストーリーそのものは凄くメタ的な感じになってしまうので、そこが嫌にならなければ読んでもいいんじゃないかなぁ。

次は中途半端に一気読みした「からくりサーカス」でも読み直してみようか。でもあれなんか合わなかった記憶があるんだが、どうだったかな…

『君の名は。』を観た

俺氏がゴルベーザなら即答で「いいですとも!」って叫んじゃうくらいの内容だったわ…(ヽ´ω`)

世間の評判なぞ、当てにならぬものと思った…_| ̄|○

前半辺りの軽いのコメディノリでそのまま行けば、まだまだ観られる作品だったんだろうけれども、後半のストーリーが酷くてなんだかなぁと思う作品であった(ヽ'ω`)

多分、テレビで観たのであったら、多少は許せただろうなぁ。持ってかれるのは時間だけだしw


昔のゲームみたいに背景のレイヤーを複数持たせて動かしたり、被写界深度を浅くしたような画作りをして奥行きを出したかったのかもしれないけど、上手くいっているシーンもあるものの、他のほとんどのシーンでは中途半端でクオリティが低すぎる(ヽ'ω`)

結果的に不気味の谷現象の背景バージョンのような違和感を感じて、観ていて脳が「小賢しいわ、小童ヽ(`Д´)ノ」という叫び続ける状態に陥る。多分TVサイズで観るなら、これくらいの子供騙しのクォリティでも上手く行ったとは思うんだけども映画でやっちゃうとボロが出まくるよね(´・ω・`) 

正直な話、俺氏は2Dアニメは2Dアニメの特性があるのに、それを捨てて現実に擦り寄るのは阿呆だと思うが、2Dアニメが現実に近づこうとする試みは否定しない。(3Dアニメはまた別だけれども)。 ただ、もしそれをやるのであれば、観客に有無を言わせないクォリティのものを出して来いよと思う(´・ω・`) 

実在の四谷、代々木、新宿辺りの都市とか現実の商品を出したりするのもなぁ。ここまで中途半端な出来のアニメーションで現実に擦り寄った作品にするなら、最初から潔く実写+CGで作った方が良いと思ったw 内容自体もスイーツ向けだったしw

ストーリーに説得力や必然性がないのが凄かった。
なんで瀧じゃなければいけなかったんだろう。
「結び」の概念もいい加減だったな。お婆ちゃんが幽世のとこで「飲むことも食べることも結びなんだよ」みたいな納得の行かないことを言い出したのは何だったんだろうかと思って観ていたが、まさかあの台詞だけでその後の展開を観客に説明して納得させてるつもりだったとは思わなかったわw 「宮水家の者は過去にも入れ替わり」云々も酷いな。あれで納得は出来ないだろw 町長の説得もあれだし。
原作者はSFとかストーリーをまともに書けないなら、その辺は外注に出して、前半のコメディ部分にのみ注力すれば良かったのではなかろうか( ・´ω・`)?

初回の挿入歌はありかなと思ったが、それ以降はうるさいだけだった。
挿入歌でストーリーの拙さを誤魔化すスイーツ向け映画のソレだったw
謳っている人達がBUMP OF CHICKENだと思っていたのは内緒だ( ・´ω・`)

全然関係ないけどモチーフは転校生なんだろうか(´・ω・`)?
おっぱい揉んだり、ゴロゴロとか階段とか。


こういうスイーツ向けアニメ映画が製作されたりするのは別にいいんだけど、これがヒットしてこんなレベルの物が蔓延るようになると邦画の凋落と同じ展開が待ってそうで恐ろしい((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

今年は「ズートピア」「シンゴジラ」と『映画の力って凄いわ(・∀・)』と思わせる名作を観て、また映画館に行ったりしようと思い始めていた俺氏であったが、今回、糞を掴んでしまったことで、また足が遠のくことになるなぁ…(´・ω・`)

『釣りバカ日誌20 ファイナル』を観た

釣りバカ日誌20 ファイナル

リストラに倒産、不況の波は一流ゼネコン・鈴木建設にも押し寄せていた。近年の業績悪化の中で、会長である一之助(三國連太郎)は、業績が回復するまで無期限で、給料を全額返還すると申し出て、堀田社長(鶴田忍)や秋山専務(加藤武)ら役員たちを驚かせる。

その噂は社内外に広まり大騒ぎになり、常にマイペースの伝助(西田敏行)も、みち子(浅田美代子)にはっぱをかけられ、一之助のために一肌脱ごうと奮起し、得意の釣り人脈から、思いがけない大型受注に見事成功する。

「会長賞」をもらった伝助は、一之助のいきつけの小料理屋に招待される。そこで紹介された美人女将・葉子(松坂慶子)は、一之助の亡き親友の娘だという。会社の経営状況、自身の老後や財産分与問題など、悩み多き一之助にとって、優しく労わってくれる葉子やその娘の裕美(吹石一恵)が、実の娘や孫以上に可愛く思えるのだった。

「会長賞」のご褒美は「釣り休暇」。晴れて堂々と会社を休めることとなり、伝助と一之助は、久々に釣り旅行に出掛けることになった。行き先は、裕美が獣医として働く北海道!

ついにファイナル(´・ω・`)

伝助が「会長賞」を貰うことになったのはイマムラ・トレーディングという会社の社屋建て替えを受注したからだが、そこの原常務役を演じたのが岸部一徳(・∀・) カンボーチョー

若者カップルは久保牧場の跡取り息子・久保俊介役の塚本高史と沢村裕美役の吹石一恵。松坂慶子演ずる裕美の母・葉子はスーさんパートのマドンナ?ポジション。俊介の母親・弘恵役は角替和枝。柄本明の奥さんだっけか。俊介の父・克臣役は平田満だったということを考えると原常務役は風間杜夫でも良かったのではなかろうかと思ったり(・∀・) ギンチャーン

スーさんの娘役として出て来たのはかとうかず子と、つい最近、息子である高畑裕太が強姦事件を起こした高畑淳子。高畑淳子は演技がちょっとしつこいし、ドラマに出過ぎだったので、今回の事件をきっかけに消えていくか出演頻度が激減してくれるといいなぁ。俺氏が日本のドラマをだんだん観なくなっていった一因の人だし(・∀・) 紫綬褒章をもらったのも不思議だったな。
まあ、そんな個人的な好き嫌いはともかく、高畑淳子って何作か前に伝助の釣り仲間役かなんかで出てたような気がすんだけど、どうなんだろうかw

今回も太田胃散は出て来たけれども、前回ほど大量ではなかったw そういえばDSの釣りゲームがなんか出て来てたな。あれも協賛だったのかなw? 

話としては若者パートとスーさんパートが微妙にクロスして伝助は相変わらず釣りバカって感じだったな。考えてみると、今作の伝助は最初の大型受注くらいしか活躍してないな。ストーリー上の問題は全部スーさんが片付けたような気がするw

後半は体調を崩し、意識不明になったスーさんがあの世をさ迷う……という伝助の夢。伝助そっくりの奪衣婆と謎のダンサーズがミュージカルのように歌い踊る謎の展開であったw

なんやかんやで意識を取り戻したスーさんは会長職を退任することになり、会社の講堂にて退任式を執り行う。創業者・鈴木一之助のスピーチの後、閉幕、映画もまた幕を下ろした。ネタバレになるので余り詳しくは書かないが、蒲田行進曲かよって思った(・∀・) まあ長いシリーズの最終作と考えれば良い終わり方と言えば良い終わり方だったかなぁ。ちょっと涙ぐむ。・゚・(ノД`)・゚・。 ささやんこと谷啓も来てた(・∀・)


そして幾ばくかの感動と共に「釣りバカ日誌」シリーズの最終作の終わりを見届けた我ら釣りバカ日誌実況民達が「お疲れ様」「次何やるんだろうな(´;ω;`)」とレスしあう中、BSジャパンからのお知らせが
 
 
 
また釣りバカ日誌1からの再放送開始( ;・´ω・`)ゴクリッ 
まあ石田えりのミチコさんがまた観られるからいいか(ノ∀`)