伊豆漫玉日記・日々我人間 / 桜玉吉

kindleでやっていたポイント92%還元だかなんだかの謎のセールの時に桜玉吉作品を2冊購入した(・∀・)

伊豆漫玉日記」は「満喫漫玉日記 深夜便」の続編らしく、所謂『読もう、コミックビーム』(四コマ漫画)と通常のエッセイが載っているスタンダードスタイル。
日々我人間」の方は半ページぐらいのスペースを細かくコマ割りしたエッセイ漫画。後半は主としてムカデとの戦いに終始しているような気がしないでもないw

両作品共、いつも通りの桜玉吉漫画であり、好きな人はとても楽しめるけれども、そうでない人にとってはそれほど面白くもないと言った感じの内容。以前にも増して愚痴が多くなったり怒りっぽくなったりしているような気がしないでもないが、それは加齢によるものだろうか。

俺氏も歳食ってから、独り言が多くなってしまうというか、思ったことがつい口から漏れたりすることが多くなったなぁ等と自省しつつ読んでいた(ノ∀`)


俺氏は桜玉吉作品にはなんとなく他の漫画家の作品に対する思いとは異なるものを抱えているような気がする。それは作品が私小説ならぬ私漫画?であることに起因しているのかもしれない。

通常の作品視聴であれば、その作品内の登場人物や作品世界に愛着を持つ。しかし、この作品は私漫画故に登場人物が作者であり、舞台がほぼ現実に近い世界である為、必然的に愛着を持つ対象は桜玉吉本人にならざるを得ない。勿論、作品中の"桜玉吉"と現実世界の桜玉吉本人は完全に同一というわけでないのだけれども。

こういった絡みからか、現在の桜玉吉作品の読後感想は「続きを読んだ」というよりも「桜玉吉の生存を確認した(`・ω・´)」という思いが強く、続刊に対しては「続きが読みたいヽ(Д´)ノ」というよりも「玉吉、元気にしてるのかよヽ(Д´)ノ」という気持ちが強いw

この気持を突き詰めて言葉にすると「しあわせであれ、ふしあわせであれ、そのかたちを赤裸々に見せ続けておくれよ、玉吉(´・ω・`)」と言った感じであり、よくよく考えるうちに
あ、これがファンってやつか( ・´ω・`)などと思い至った(ノ∀`)


そうか、俺氏は桜玉吉のファンだったんだなぁ(・∀・)