カテゴリー: 映画

『009ノ1 THE END OF THE BEGINNING』を観た

009ノ1 THE END OF THE BEGINNING

近未来。通称009ノ1(ゼロゼロクノイチ)、ミレーヌ・ホフマン(岩佐真悠子)は、冷戦状態の二国間で活動するウェスタンブロックのサイボーグエージェントだ。彼女に求められたのは完全無欠な戦闘能力と冷酷な鉄の心。身体の機能を全て使い、ミッションのためには手段を選ばない。だが、過去の記憶を失くしたミレーヌは、ある葛藤を抱えていた……。

んー(・∀・)

アクションは頑張ってるような感じなんだけどねー
尺とねー
予算がねー

足らなかったんじゃないかなぁ(・∀・)

まあでも色々とツッコミどころもあって、いまいちなところもあるんだけれども、結構頑張ってコンパクトにまとめた方なんじゃないかなと思ったw


前半が凄い駆け足だったわ。
序盤に出てくるイースト・ブロックの女性三人組(佃井皆美・人見早苗・下園愛弓)はアクションは良かったけど、ちょっと演技が微妙な感じであった。JAE(旧JAC)の人達だからなのか、役の設定や演出の問題だろうか。言葉使いとかが変だったしな。戦隊物や仮面ライダーに出演したり、スーツアクトレスとかもやっている人達なんだねぇ。

スティンガー役の阿部亮平もなんか変だったw まあこのキャラも変な役だからってのがあるなぁ。この人、何気に脇役で色んなドラマ出まくってるな。

バタフライ役の緑川静香も…(以下略)
この人のWikipediaの項目、出演ドラマのところで「花咲枚が黙ってない」ってなってるけど、"花咲舞"じゃないのか。 ← 修正されてた(・∀・)

杉本彩は嫌な人役のせいか、化粧も疲れ切った人みたいなメイクなので、この映画ではあんまり綺麗ではない。今まで終盤でああいう感じの演技を観たことがなかったので、あれはあれで新鮮であったw

竹中直人は普通というかいつも通りでした(・∀・)
シリアスな演技しかしなかったけど。


うだうだとケチをつけて来たが、あるタイプの人にはとても素敵なシーンがあるので、以下に画像キャプチャを用いて紹介する(`・ω・´)

ぬるい濡れ場-1
ヌルいヌルすぎる(´・ω・`)
『さくらん』の菅野美穂よりヌルいわ(´・ω・`)

ぬるい濡れ場-2
もうこの程度の露出しかしないなら、濡れ場入れるのやめようぜ(・∀・)

長澤奈央のおっぱい(・∀・) ※おっぱい好きな人向けシーンです。

ミレーヌの探し求める情報を握るアランの豪邸に潜入。
だがしかしそこにあったのは「例のプール」であった(ノ∀`) コレハダメデス

情報を賭けてチェスでアラン・ラウ(本田博太郎)と戦う。博太郎の演技で最後笑ってしまったw

バタフライと一緒に「例のプール」に飛び込むミレーヌ。なんか楽しそうに見えるのは気の所為か。

キャットファイト

シェリン役の市道真央の太もも。目の辺りがあんまり好きな感じではないので、良いイメージを持たずに観ていたが、かなり動けて演技も良かったので見直した(`・ω・´)
戦隊物にも出たことがあって、今は声優メインの人なのか。

正直ここからのシーンは何の為にあるのかわかりませんが、大変美味しゅうございました(・∀・) ※おっぱい好きな人向けシーンです。

腋舐めとかもしちゃうんだぜ(・∀・) ※腋好きな人向けシーンです。

長澤奈央のおしり ※おしり好きな人向けシーンです。

終盤の種明かしシーンで不自然な形で体を押さえつけられるミレーヌ ※腋好きな人向けシーンです。

ちなみに終盤のアクションシーンでわざわざミレーヌが上着を着るので何でだろうと思いますが、きっとそれはスタントマンさんと入れ替わる為の必須動作なんだなとか穿った感じで観てはいけません(・∀・)


というわけで岩佐真悠子か長澤奈央が好きで、特に腋好きな人にお薦めの作品です(・∀・)

『ペット』を観た

ペット

ニューヨークで暮らすテリアのミックス犬マックスは、大好きな飼い主ケイティと幸せな毎日を送っていた。ところがある日、ケイティが毛むくじゃらの大型犬デュークを保護して連れて帰ってくる。互いに自分が優位に立とうと反発しあうマックスとデュークだったが、ひょんなことから2匹は大都会のど真ん中で迷子になってしまう。ケイティが帰宅するまでに家に帰るべく奔走する2匹だったが……。

これって…

『トイ・ストーリー』の焼き直しだよね( ・´ω・`)?

基本的に子供向けの笑いがメインだったので、何も考えずに観てクスクスするには良いかなって感じ。 期待していた割に微妙ではあったが、それなりに楽しめたし、『トイ・ストーリー』よりは好きだな。 でも焼き直し感というか、これ観たことある展開だなぁって言う感覚は拭い去れなかった(ノ∀`)

本国の方でも『トイ・ストーリー』との類似については言われてたみたいだが、まあ当然だな。


ケイティは果たして優しいのだろうか?
デュークのような大型犬て散歩に連れて行ったりして運動させないとストレスが溜まりそうな気がするんだけど、出来るのかしらとかそういう重箱の隅をつつくようなことが気になってしまった(ノ∀`)

後は特に言うこともなく……画像キャプチャでごまかす( ・´ω・`)

かわいこぶってるデュークとマックス。デューク自体はモフモフしてて可愛い。
どっちも嫌な奴だけどなw

ソーセージパーティ』以上にソーセージパーティだったw

なるほど、良く判った(`・ω・´) <- 嘘

恋する乙女は強い(・∀・) (小並感)


まあ『トイ・ストーリー』が好きな人なら話の作り自体は嫌いじゃないだろう。
子供向けのベタな笑いが嫌いでなければ楽しめるだろう。

あとは動物達のデザインが好きかどうかかなぁ。
なんかちょっと脚が細すぎるのが気になった。

『超高速!参勤交代』を観た

超高速!参勤交代

陸奥国磐城の小藩・湯長谷藩の藩主・内藤政醇は、1年間の江戸での勤めを終えて湯長谷に帰国した。ところが、それから間もなく江戸屋敷に居るはずの江戸家老・瀬川が、江戸幕府老中・松平信祝の命令を携えて政醇の前に現れる。その命令とは、帰国を果たしたばかりの政醇に対し、湯長谷藩が所有する金山の調査結果に疑義があるため、事情説明のために「5日のうちに再び参勤せよ」というもの。

評判が良かったので期待して観てみたけれど、正直、

微妙でした(´・ω・`)

どちらかというと酷い出来かな。

話の設定とかは面白いんだけど、それを上手に料理出来てない感じ。
もっと知恵を絞った策で危地を乗り越えて旅をする話なのかと思ってたら、そうではなかったw
お咲と政醇のつまらないラブロマンスと中途半端な殺陣で尺を費やしてたw

入れ物は時代劇風にしてるけど、それ自体も中途半端だったので全然入り込めなかった…(´・ω・`)

全体的にいまいちだったけど、特にお咲役の深田恭子が駄目だった…_| ̄|○
相変わらずの発声の酷さが…

雲隠段蔵役の伊原剛志は全編通じて美味しい役だったなと観てて思った。
後はジャニーズと上地が演じていた鈴木吉之丞と秋山平吾もそこそこ見せ所があって美味しい役だったかなぁ?

敵方の棟梁・夜叉丸役は忍成修吾だったのか。
何故か鳥貴族の大倉なんとかかと思った(ノ∀`)


なんちゃって時代劇というか、なんちゃって映画だったなぁ、こりゃあ。
特に心に残る部分がなかったので、これ以上書く気が起きない(・∀・)アツイシ

『ウォルト・ディズニーの約束』を観た

中々良い内容だったが、
これを伝記映画と言っていいものかどうか(・∀・)?
これを真実の映画とか言い張るなら、さすがに捏造映画として分類せざるを得ないかなぁw

物語は『メアリー・ポピンズ』の作者であるパメラ.L.トラヴァースの現在と過去の二軸で構成される。

現在の軸は気難しい毒舌家のパメラが困窮の為に嫌々ながらも「メアリー・ポピンズ」の映画化を認める(契約書に署名する)までの話、過去の軸はギンティと呼ばれていたパメラが何ゆえにそう育ち、歪み、特定の事象を嫌うようになったのかという話、この2軸の話が交互に展開され物語は進んでいく。

実際に作成された映画の『メリー・ポピンズ』(どうも日本では書籍は"ア"ありで、映画は"ア"なしらしい)を観たことがある人であれば、ギンティ編で引っ越す時に陽気なお父さん(コリン・ファレル)が掛け声か何かで言う"銀行"という文字を観て、これからの不吉な展開を予想せずには居られないだろう(´・ω・`)

だって,
(無邪気なギンティ + 面白いお父さん + 優しそうなお母さん) * X

=> 歪みまくったパメラ・トラヴァース + 『メアリー・ポピンズ』(『メリー・ポピンズ』)
となるなら、Xは絶対に不幸な出来事に違いないし、『メリー・ポピンズ』で一家の長である銀行員のバンクスさんが幸せになったのなら、現実の銀行員であるギンティのお父さんはきっと不幸に違いないから…

まあ予想通りにギンティ編はどんどん観てて辛くなっていく(´・ω・`) ホンマツライデ ナシハアカン,ナシハアカンナッシー


パメラ・トラヴァース役のエマ・トンプソンは名前も知ってるんだけども、ハリーポッターシリーズを観たことがないので、観たことのある出演作は『メン・イン・ブラック3』のみだった(ノ∀`) チナミニエージェントOラシイ

ギンティのお父さん役のコリン・ファレルもお母さん役のルース・ウィルソンも知らない(´・ω・`)
ウォルト・ディズニー役のトム・ハンクスも良く知らないwww 『ザッツ★マジックアワー ダメ男ハワードのステキな人生』の主人公のお父さん役くらいだな。つーか、あれって本当の息子が息子役で出てたのか。

脚本家のドン・ダグラディ役をずっと『フレンズ』のチャンドラー(マシュー・ペリー)だと思って観ていたが、ブラッドリー・ウィットフォードという全然違う人だった(ノ∀`)

リチャード・シャーマン役のジェイソン・シュワルツマンも知らない人だが、クレジット無しで『銀河ヒッチハイクガイド』 に出ていたらしいw エキストラ?

味のある運転手・ラルフ役のポール・ジアマッティも知らない(´・ω・`)
ダウントン・アビーのシーズン4のハロルド・レヴィンソンらしい。コーラの兄弟?


以下はネタバレを含むヽ(`Д´)ノ
感想としてはここからが本編かもしれないw
良い話ではあるけれども、なんとなく綺麗過ぎてて、今ひとつ脈絡がないというか説得力に欠けるというか雑な展開があったりで作り話臭がプンプンと漂う作品であったw

だから「これはきっとフィクションなんだよなぁ(・∀・)」と思いながら、他の人の感想などをぐぐる。ちょこちょこ読む。
なんか皆実話とか言ってるけど、本当かよΣ(゚∀゚;)?

そりゃありえんやろと思い,IMDbのTriviaやらその他のブログ記事をグーグル翻訳を使って読む…
(相変わらずの英語能力なのでちょっと勘違いしてるかもしれない(´・ω・`))

9 'Mary Poppins' facts 'Saving Mr Banks' did not get right
Saving Mr. Banks: true story? Fact and fiction in Walt Disney, P.L. Travers movie.
Saving Mr. Banks Left Out an Awful Lot About P.L. Travers
Ûoroto Dizunî no yakusoku (2013) - Trivia - IMDb

Disney already owned the rights when Travers went to L.A.(ディズニーはトラヴァースがLA行く前から権利を所有してたよ(・∀・))
工エエェェ(´д`)ェェエエ工

それ以外にも

  • ディズニーはトラヴァースをディズニーランドへ招待したけど、案内はしなかったよ。サイン済みのカードを配ってたのは本当だよ(・∀・)
  • トラヴァースはダンスしなかったし、気に入っていたのは凧揚げの歌じゃなくて『二ペンスを鳩に』やで(´・ω・`)
  • プレミアで泣いたのは感動じゃなくて、ガチ切れで泣いたらしいよ((((;゚Д゚)))
  • プレミア後にトラヴァースが手直しするように言ったら、ウォルトは「だが断る(・∀・) 船は出てしまったんだよ。」とつれなかったみたい(´・ω・`) ダマサレタ
  • なんかトラヴァースは映画版の続編を書いていたらしいよ
  • トラヴァースは独身ではあったけれども、バイセクシャルで、養子(カミラス)を育てたよ(・∀・)
  • しかもその子は双子で、片方だけを養子にもらって事実を隠していたから、後でバレて息子激おこだったらしいよ(´・ω・`)
  • トラヴァースが帰国後にウォルトは説得に来てないよ。ウォルトが子供時代に苦労してたのは本当だよ。
  • 映画ではプレミアからハブられて直にウォルトを訪ねたけど、実際には電報で来たことを知らせたらしいよ。
  • トラヴァースは映画を褒めながらも、しきりに“the real Mary Poppins remained within the covers of the books."と言及してたらしい。まあ映画と小説は別物というのはよくある話で。
  • トラヴァースが7歳の時に父を亡くし、その頃から文筆に目覚めたらしい。
  • お母さんが自殺しようとしたのはお父さんの死後らしい。 パメラ・トラバース

まあ伝記物って色々と脚色があって当たり前なんだけど、ここまで改変してるとどうかなぁ?
監督(脚本家?)の言いたいテーマを押し出す為なのは判るが、あそこまでトラヴァースをデフォルメしてしまうと凄く嘘臭く感じちゃうなぁ(´・ω・`)

その他諸々の嘘臭さのせいか、ラルフって良いキャラなんだけど、あれも存在的になんか浮いてたような気がした。

エージェントのプレミアへのけしかけやお母さんの入水自殺シーンとかもちょっと脈絡がないわけではないがなんか変な感じがしたわ(´・ω・`)

プレミアへのけしかけがなんか変な風に感じたのは、ロンドンまで追い掛けて来て赤裸々に自分の過去と今も尚抱える苦しみを語ってトラヴァースを説得した、彼女とは対照的に善人として描かれているウォルトが彼女をプレミアに呼ばないのはどう考えても話の流れがおかしいことに起因してる気がする。

入水自殺の方も精神状態がおかしくなっているところで愛娘のある種の裏切りが判って絶望してしまったからと言われれば、そんな気もしないこともないが、やっぱりなんか違和感を覚える展開だったかな。


何にしてもギンティが可哀想で観てられなかったわ。・゚・(ノД`)・゚・。 ミテテイガイタクナル
愛するお父さんの頼みとは言え、イネーブラーになってしまうとことか、2ペンスで梨を買いに行くところなんか、もう展開が判ってるから「ギンティ、駄目だよヽ(`Д´)ノ」って気持ちになって非常に辛い。

作品内でメリー・ポピンズが助けに来たのは子供たちじゃなくてバンクス氏であると言及され、この映画の原題も『Saving Mr. Banks』ではあるものの、実際に救われるのはパメラの中のギンティなんだよね。まあ今のパメラこそがバンクス氏であると言えばそうなんだけども。

そういえば、なんでギンティって呼んでるんだろ?
ギンティってなんか意味あんのかな?と思ってぐぐってみたが、特に大した理由はない?

GINTY means: Ginty is British slang for an Irish person.
What is the meaning of GINTY, what is the slang definition of GINTY, GINTY is slang for

英語のスラングでアイルランド人を意味するらしく、ギンティのお父さんはアイルランド人家系なので、その為か。

また、

Ginty is an Irish surname and, less commonly, a given name
Ginty

基本的にファミリーネームで、ファーストネームは一般的ではないような記述があるが、これは後に父のファーストネームである"トラヴァース”をファミリーネーム部分にして名乗ることの伏線みたいなもんだったんだろうか?

そう言えば、パメラが梨を嫌っていた理由はすぐに判るが、”赤”が嫌いな理由が判らなかったというか、完全に失念していたが、上記の英語レビューサイトで父親の喀血に起因するものだみたいなことが書いてあって、「ああ、なるほど(・∀・)」と思った。すっかり忘れきっていたわw

日本語のP.L.トラヴァースのことについて言及しているエントリも中々興味深かった(・∀・)
P.L.トラヴァース年譜
ゲイブラー『創造の狂気』補完計画(4):メリー・ポピンズの頃
メリーポピンズの著者はQLDで生まれました~ 1/2 - QLD 4000
メリーポピンズの著者はQLDで生まれました~ 2/2 - QLD 4000


トータルで言うと良い映画だったけど、細かいところを気にしすぎると何か違和感を覚えてしまうかもしれない。不可抗力とは言えど、自らの過去の行いを、子供だった自分を、その惨めだった環境を許せずに苦しんでいる人向け? ちょっと違うか(´・ω・`)

まあそんなことはともかくも、原作の『メアリー・ポピンズ』を読みたくなってきた(`・ω・´)