カテゴリー: 感想

『ニライカナイからの手紙』を観た

ニライカナイからの手紙

沖縄本島から、はるか南の八重山諸島。そのうちの一つである竹富島で、父の死後、郵便局長であるオジイと2人で暮らしていた風希。毎年誕生日に、東京で暮らす母から届く手紙は、風希を励まし、勇気づけ、彼女にとって何よりの宝物であった。

この映画はちょっと酷いw
酷いと言っても出演陣の演技がどうこうとか、話に脈絡がないとかじゃない。
タイトルが出た辺りで話のオチが分かってしまうところが酷いw
大体開始10分くらいなので映画館で観てたら「金返せヽ(`Д´)ノ」レベルw
よくよく考えてみるとタイトル自体がネタバレだな。

もうオチが分かってしまうと後は消化試合的に観続けるしかなく、偉く退屈w
「※ここで泣いて下さい」っていうラスト近いシーンもどうでもよくなるw


安里風希役の蒼井優は下手ではなかったな。20歳の頃だからかまだそんなに凄く上手いという感じでもなかった。まあキャラ自体がそんなに深みもない感じだったから、それはしょうがないのかも。

平良美咲役の子がなんか可愛いなと思ったら比嘉愛未かΣ(゚∀゚;)
スカート短すぎですよ(*´・ω・)

カメラマンの崎山役の斎藤歩って「呪怨2」で主人公の婚約者・石倉将志かよw
全く顔を覚えてなかったw 他にも「アフタースクール」で北沢に拳銃を調達したチンピラ役もやっているらしい…やっぱり記憶にない(ノ∀`)

崎山の元アシスタント・相葉幸子役の中村愛美は「GTO」で相沢雅役をやったりしたけど昔ブルセラショップに下着かなんかを売った写真がブブカに掲載されて所属事務所をクビになって転々としている人らしい。実写版「ふたりエッチ」で杉山真紀絵役をやっていたらしいが思い出せない。漫画のキャラは思い出した。真の同僚で眼鏡をかけているショートの人だ。

内盛海司役の金井勇太は色々出ているみたいだけど、観てないドラマや映画ばかりだな。
前田吟は男はつらいよシリーズの時に比べるとなんか下手になってる気がする。


これ以上特にありません(・∀・)
蒼井優が好きか若い頃の比嘉愛未が観たいか、
沖縄の風景が好きな人くらいにしかお勧め出来ないw

『ジャックハンター3 呪われた黄金の冠』を観た

ジャックハンター3 呪われた黄金の冠

ついにジャックハンターシリーズの最終作(・∀・)

相変わらずのガンアクション、カーアクション…格闘アクションは少なめだったかな。

前作ではジャック・ハンター(アイヴァン・セルゲイ)の元恋人が現れて、ナディア(ジョアンヌ・ケリー)が嫉妬する展開だったけれど、今作はナディアの元恋人 ファード・アンタキ(Mert Yavuzcan)が遺物の手がかりを知る古物商の息子として現れて、ジャックが不機嫌になるという展開w
意外と回想シーンや恋愛話で時間を消費してるな、このシリーズw

タリク(マリオ・バッシル)は最後の最後まで通常運転だった(ノ∀`)
もしかしたら本当に最後の最後で秘宝を奪い取るんじゃないかと期待したけどやっぱりそんなことはなかったw ウタガッテゴメンナサイ(´・ω・`)

リズ(スーザン・ウォード)はボチボチ出てきたけど、もうただの嫌な人だなw
NSAって糞の役にも立たなかったなぁ。まあそれを言うとリットマン(トゥーレ・ライフェンシュタイン)の雇い主側もしょぼかったしなぁ。


"アイ"はバチカンにはなくてトルコに行くのだけれども、今回は全然遺跡的な物がなかったw まあ修道院でちょっと仕掛けはあったけど。ほとんど地上での話だった。

"アイ"と"アイリス"は…思ったほどの威力がなかったなw
致命的な弱点があるしw 冒頭の伏線かなと思ってたことが本当に伏線だった(ノ∀`)

ラストバトルでのリットマンとジャックの動きはおかしいだろw
落っことせばいいのになんであの体勢にわざわざなるんだw

3作目はもう酷評レビューすらなかったw
"Jack Hunter and the Lost Treasure of Ugarit" Jack Hunter and the Star of Heaven (TV Episode 2009)


期待してみたら絶対後悔すると思うけど、暇つぶしに3本全部観るのであれば、まぁ…楽しめないこともないかなぁ?

( ゚Д゚)ハッ 一つだけ売りがあった。
シリア、エジプト、トルコの風景が楽しめる(・∀・)

でもこれに映ってるシリアのダマスカスは今どうなってるんだろうな…( ´・ω・)

『八月の狂詩曲』を観た

八月の狂詩曲

ある夏休み。長崎市街から少し離れた山村に住む老女・鉦(村瀬幸子)の許に4人の孫たちがやってきた。都会の生活に慣れた孫たちは田舎の生活に退屈を覚えながらも、長崎の街にある戦争の傷跡や鉦が話す昔話を聞いて、戦争に対する考えを深めていく。

多くの人が言うほど駄作でもないが、一部の人が言うほどの佳作でもない作品かな。

黒澤明自体はこれは反戦映画ではなく孫と祖母の物語であるというようなことを
言っているらしいが、平和教育を受けてきた世代から見ると、これは紛うことなき
反戦映画に見えたw 反戦映画が悪いというのではなく、ステレオタイプな子と孫の
子の性格設定とその改心の流れの部分が非常に出来が悪く、そこだけが平和学習用
教材のように浮いて見えるのが良くない。とってつけたような田舎エピソードの消化も
あんまり。鉦ばーちゃんのパートは凄く良いんだけども。

段々調律されていくオルガンは孫達の変化を表しているのだろうか。

クラークが鉦ばーちゃんに謝るのは台詞的にも文脈的にも原爆投下についてではなく、
鉦ばーちゃんの旦那さんが原爆で亡くなったことについてなんだけど、大きい枠組みで
見るとやっぱり、原爆=アメリカに対しての嫌悪をクラークさんの謝罪とそれを
「いいんですよ」と受け取ることによって解消し、ハワイの錫次郎に会いに行くのに
前向きになったような気がする。忠雄(井川比佐志)や良江(根岸季衣)が缶詰工場絡みで
ぐだぐだ言った時の叱責もまた、話的には単純に金持ちに対する浅ましい乞食的期待を
叱責したように見えるが、戦後日本のアメリカ依存に対しての批判のようにも思える。


原作からしてそういう作品なのかなと思ってぐぐってみたら、原作「鍋の中」の作者・
村田喜代子によるこの映画の感想らしきものがあった。中々面白い内容だった(・∀・)

ラストで許そう、黒澤明

一年ほど前にシナリオをみせてもらったとき、後半は「鍋の中」の影も形もなくなっているのを知った。それはいい。しかし原爆の部分にどうしてもこれを入れなければならなかったとおもわせる、こちらに打ってくるものが感じられず、ただ奇異な読後感だけ残ったものだった。
(中略)
とにかく、このように私の「鍋の中」は、なぜか原作には影も現われてはいない戦争を、奇妙にかかえこむのである。その点について、おもいだすのは飯沢匠氏の言葉だった。
(中略)
「原作をこんなふうに変えてしまいましたが、私などの年代の人間には、どうしても戦争というものが時代的に入ってきて、それを抜きにしては語れないのです」

原作は戦争とは関係ないようだから、やはり戦争に絡めたのは黒澤明なのか。
戦争世代の黒澤明には反戦映画のつもりはなくとも、他の世代の目には
反戦映画として映るということかな。


鉦ばーちゃんは本当は錫次郎に会いたかったのかねぇ。
何はともあれ血縁者の死で記憶障害を引き起こしちゃったんだな。
ラストシーンのおちょこは野ばらを表しているんだろうけれども、
童が見た本当の「野中のばら」は鉦ばーちゃんなんだろうなぁ。

倶会一処のシーンの後のばらの木への蟻の行列もまた、童が見た
「野中のばら」だけれども、これはまた異なる意味を表しているような。
鉦ばーちゃんが「野中のばら」たる所以はその生き様であるのに対し、
このシーンの蟻の行列は生きている人間達であり、「野中のばら」は
倶会一処における浄土であり、同時に人間の一生やその生死を表しているのかな。
クラークさんと鉦ばーちゃんの会話の後ということや「童は見たり」ということを
踏まえると起きてしまった戦争は致し方ないこととして、これからは同じ人類として
共に未来を歩いて行こうという意味があったとしてもおかしくはないけど、どうだろう?


まあどうでもいいや(・∀・;) アツイシ…

『ジャック・ハンター2 失われた砂漠の秘宝』を観た

ジャック・ハンター2 失われた砂漠の秘宝

テレビ映画「ジャックハンター」シリーズの第二作目。一作目で見捨てなかった人なら十分に楽しめるのではないかというか楽しめた(・∀・)

一作目に較べてジャック・ハンター(アイヴァン・セルゲイ)、ナディア(ジョアンヌ・ケリー)、タリク(マリオ・バッシル)の三人に慣れたのかあるいは愛着が生まれたからかもしれないw

他の主な登場人物は1から引き続き登場の敵のリットマン(トゥーレ・ライフェンシュタイン)、エジプトで発掘作業を行っている考古学者にしてジャックハンターの元恋人・リナ・ハルストム(アライナ・ハフマン)、トレジャーハンターを嫌う遺跡の管理者・サイード(Tuncel Kurtiz)等々。リズ(スーザン・ウォード)はちょい役、謎の集団の長と大佐の名前はよくわからない。謎の集団の長がMustafaならSinan Tuzcu、大佐がEgyptian soldierならEmre Cosarか。

冒頭から中盤は

クリスタルロッドを奪って姿を消したリットマンの行方は依然として分からず、もう一つの秘宝の手がかりであるオベリスクを発掘したリナの要請により、ジャック一行はエジプトへと入った。オベリスクに書かれたウガリット語の碑文を解読し、一行はアクナーテン(アメンホテプ4世)の墓を目指す…

みたいな感じ。

観てる時はアクナーテンっていうファラオが居たのかぁ(・∀・)と思っていたが、アメンホテプ4世の改名後の名前じゃねぇかヽ(`Д´)ノ
なんで民衆に裏切られたとか言ってたのかと思ったがアメンホテプ4世なら納得が行くw
一神教に改宗したファラオだったな。


ストーリー展開は相変わらず薄味というかチープな感じw
1の時はジャックハンター一行vsリットマン勢vs謎の集団という三つ巴戦だったが、今回はそれにエジプト軍が加わった4巴戦。そういう絡みもあってか、前作以上に格闘アクション、ガンアクション、カーアクションばっかりだったような気もする。これに加えてジャックを巡る女の戦い、キャットファイト、相変わらず通常運転のタリクといった感じだった(・∀・)

嫉妬するナディアはちょっと可愛いかもしれないw
格闘シーンを観ていて思ったが、ジャックハンターはパンチ力がなさすぎw
毎回相手を殴っても威力がないのかそのままネックハンギングツリーみたいな状態に追い込まれるw

Jack Hunter and the Quest for Akhenaten's Tomb (TV Episode 2008)
よくはわからないが酷評レビューがまたあったw


もうここまで来たら3まで観るしかないよね(`・ω・´)