カテゴリー: 感想

『ジャック・ハンター クリスタル・ロッドの謎』を観た

ジャック・ハンター クリスタル・ロッドの謎

まあ…劣化インディ・ジョーンズとか言ってしまえば簡単だけれども、本当の映画じゃなくてテレビ映画であり、予算が少なかったであろうことを考えたら頑張った方(・∀・)?

適当なあらすじ…というか冒頭の部分。

シリアの古代都市国家・ウガリットの秘宝にして恐るべき兵器であったクリスタルロッドと莫大な財宝はエジプトの侵攻時に行方がわからなくなっていた。その後も歴史上にも現れることがなかったことから、ウガリットの生き残りによって密かに隠されたと考えられていた。その隠し場所を示す詩をウガリット語で刻んだ石盤は現在、フランスの私立美術館に収められていた。トレジャーハンターのジャック・ハンター(アイヴァン・セルゲイ)は恩師である考古学者フレデリック(ショーン・ローラー)の依頼によって、その詩の撮影を依頼されたが…

その他の登場人物はフレデリックの助手であり、なんか怪しいリズ(スーザン・ウォード)、シリアで盗掘をしているリットマン(トゥーレ・ライフェンシュタイン)、リットマンの悪行を阻止しようとするアリ(Muhammed Cangören)とナディア(ジョアンヌ・ケリー)、頼りないシリア観光庁のタリク(マリオ・バッシル)等々。


序盤から終盤まで基本的に薄味なストーリー展開。一応格闘アクション、カーアクション、ガンアクションはあった。リズとの寸止めラブシーンもあった。ナディアはおっぱいがまあまあ大きいよね(*´・ω・)

ステレオタイプなジャックとナディアの対立やら、一人脳天気なタリクとか一通りのお約束はこなしている。主人公のジャック自身が自らの好奇心の為に冒険に出るわけではないところは他のこの手の物とは違うかな。あと、最後の最後で「お(・∀・)」と思ったがこの作品だけでは完結せず、2へと続いてしまう(ノ∀`)

アマゾンのレビューを見てみたらこの続編ありきの制作手法に怒ってる人がいたw
確かにhuluやレンタルで観る分にはそれほどの痛手ではないので、特に気にはならないがDVDを買ってしまってたら、ぶち切れる気持ちもわからないこともないw

テレビ映画の為に日本語情報が少ない。上記の役名(役者名)はIMDbのデータを参照した。
評価は4.6。レビューで酷評してる人が居るなw
Jack Hunter and the Lost Treasure of Ugarit (TV Mini-Series 2008)


ちょっとネタバレ気味になるが、リズがずっとリットマンのスパイだとか、タリクがシリア政府の回し者でクリスタル・ロッドを途中で掠め取ると思っていて、すいませんでした(´・ω・`) ウタガッテゴメンナサイ

最後の方でリットマン達はどっから入って来たのかと思ったけど、彼らの正規の入り口から入って来たのだろうか? だとするとあの通路ってそんなに重要じゃないのか?


取り敢えず23を観てみるか(´・ω・`)

『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』を観た

のだめカンタービレ 最終楽章 後編

前編同様に原作とドラマ版が好きだったら楽しめるかな。
前編も薄味だったが後編はもっと薄いというか話が平板という感じがした(´・ω・`)

なんでかなと思ってぐぐった結果、千秋の家族や脇役陣のエピソードが端折られていたり、細かな改変が存在しているからだろうという結論に。 まあ渡仏以降の方が長いのでそれを4時間くらいにまとめるには仕方がなかったのだろうけど。


印象に残ってるのは峰達と一緒に凱旋門に行った辺りとシュトレーゼマンとのコンサートでのだめがデビューした後の実家シーンくらい(ノ∀`)

「それでも、俺はやっぱり、…」のシーン~二人でコンチェルトをするシーンも残ってると言えば残ってるが、なぜかそんなに強くは残っていない。物語の肝のような気がするんだけどもw

原作では良かったような記憶があるんだけど、端折られた部分にこのシーンを補強する要素があったのかな。

ラストシーンはあれでいいのかなぁって気がしないでもない。
メインは音楽で恋愛はサブというかおまけ要素だけども、まあ実写映画ならああいう終わり方の方が女性客も喜ぶだろうし。


「のだめカンタービレ」はアニメ版も良かった記憶がある。
原作は当たり前だが、実写版もアニメ版もコケなかったというのは珍しい例だ。

アニメ版のエンディングの「風と丘のバラード」という歌が好きだった。
歌っていたReal Paradis(レアル・パラディ)って、この後どんな歌を歌ってるんだろうと公式を見に行ったら、この歌以外のCDは出してない模様。

更新も2011年で途絶えてるような…公式twitterも2011年、公式ブログも2012年で更新が途絶えてるな… (ヽ'ω`)


( ゚Д゚)ハッ 原作終了後の番外編を読んでないことを思い出したΣ(゚∀゚;)
でも本編のストーリー忘れちゃったし、今から本編を最初から読み直すのも
面倒だから、またいつか気が向いた時に読み直そうかな(ノ∀`)

『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』を観た

のだめカンタービレ 最終楽章 前編

映画版ということで海外ロケやらCGやらで力は入ってはいるが基本的にはドラマ版の延長作品。原作とドラマ版が好きなら、そこそこ楽しめるのではないかと思う。

原作の段階で渡欧以降よりも国内でのライジングスターオーケストラ辺りの方が好きだったので、話の後半辺りから少し冗長なシーンが多いように感じられた。

また、俺氏にクラシックの素養がないために終盤のオーケストラシーンもまた長すぎるように思えた。色々とシーンを入れたりカットを変えているがやはり長い気がした。

まあこれは"映画鑑賞"中に現れたオーケストラシーンだからそう感じたのかな。普通のオーケストラならぼけーっと観てても長さはそれほど気にならないし。まあこのオーケストラの団員に余り思い入れがないからというのも原因だったのかもしれない。


原作ののだめが面白いということもあるが、演じている上野樹里ののだめっぷりで思わず吹いてしまうシーンは多々あったw

よく「のだめカンタービレ」以降の「ラストフレンズ」の上野樹里を知らないのか、ただ単に皆が言っているからそれに乗っかってるのか「上野樹里はのだめの演技が離れなくなって下手になった」というような阿呆なことを言うのがよくいるけど、確かにのだめ役はインパクトが強かったのかもしれないと改めて思ったw

まあそういうことを言う人の頭の中では「上野樹里ののだめの演技が離れなくなって、そう思い込んでる」だけなんだろうけど。

演奏シーンとかはちょっとあれ?って感じなとこもあったかな。

玉木宏が演じる千秋真一も千秋っぷりが出ていて良かった。
トマ・シモンとの開演前の会話や「先に行くぞ」の辺りは良いシーン。

1月期くらいまで地上波ドラマをほとんど観ていなかったので、それまでに出ていたのかもしれないが、玉木宏って最近はドラマに出ているのであろうか?
頭の中には永谷園のCMのイメージしか残ってない(ノ∀`)

竹中直人等のエセ外人達は突っ込むだけ無駄なのでスルーして観るしかない。ドラマ版からの流れだし。

カトリーヌ役のルカ・プラトンが下手というか凡百の子役みたいな台詞回しでアレだったが、それでもあの辺りのシーンはやっぱり良いシーンだった(・∀・)

瑛太、水川あさみ、小出恵介、ウエンツ瑛士、ベッキー、吉瀬美智子、伊武雅刀、猫背椿、片桐はいり等が出てきた。そういえばこんなメンツだったなぁと思って観ていたが、なんでフランスのメンバーであるウエンツ瑛士とベッキーを記憶しているのだろうか。ドラマ本編の最後かスペシャルで出てたんだっけか?


千秋に置いて行かれてコンクールへの参加も許可してもらえない、失意ののだめに更なる追い打ちが!というところで前編は終了する。後編への十分な引っ張りだったと思うけれども、興行収入は前編が41.0億円で後編が37.2億円と減っている。これはなんだろうか?

単純に「のだめカンタービレ」を知らない人が話題作ということで観て、後編は観なかったとかそういう感じの話なんだろうか。まあ何にしても凄い興行収入w 確かこの頃はクラシック関係でのだめバブルのようなことも起きていたんじゃなかったっけかな。

マナーを守らない荒ぶる初心者達がコンサートに来て、古くからのファンは色々と迷惑したとかしないとか。

今はどうなってるんだろうかねぇ(・∀・)

『ロボジー』を観た

ロボジー

あらすじをちょっと改変するとこんな感じ。

木村電器の小林(濱田岳)、太田(川合正悟)、長井(川島潤哉)の3人は、ワンマン社長の木村(小野武彦)から二足歩行ロボット開発を命じられていたが、お披露目1週間前になって制作中のロボットを大破させてしまった。社長の一度限りのお披露目という言葉を思い出した3人は、窮余の策としてロボットの中に人間を入れて切り抜けることを思いつく。紆余曲折の結果、人恋しく人に必要とされたがってるが偏屈さとプライドの高さによって素直になれない老人、73歳の鈴木重光(五十嵐信次郎)が"中の人"として選ばれた。そこにロボットオタクの女子学生・葉子(吉高由里子)が加わり、事態は思わぬ方向へと転がり出す。

何箇所かの強引な展開はあったものの全体的には面白かった(・∀・)

冒頭のロボット大破の流れやお披露目シーンやその後の巡業やらお宅訪問とか大学でのこととか結構あり得なさすぎて強引だったかな。まあコメディだからとその辺のことに気にしなければ楽しめると思う。

結構伏線的なものはわかりやすいので展開が予想出来てしまうが、それはそれで作品の内容を損なうほどのものでもなかった。

他のレビューサイトを見ると"世間を騙す"云々と否定的な意見が書いてあり、その時初めてそういやそうだなと思い至った(ノ∀`) 

常日頃の俺氏であれば、そういう感じの意見に傾いたような気がするけども、この映画だとそんな風には思わなかった。多分、騙し続けるというよりも一度限りの嘘が雪だるま式に膨れ上がっていった感じなのと、それで大儲けするわけではない展開だったからかな?


鈴木さんの性格や心の内を孫と鈴木さんの関係、お芝居とヒーローショー、ヒーローショーと子供人気等と絡めた、"ニュー潮風"の中の人になるまでの流れは随分と丁寧に描いている感じがした。二度目のお披露目の時の三人と鈴木さんが再会するシーンはちょっと笑ったw

ロボット研究会で葉子と対立する男の子が居たが、あれはあんまり必要性がないキャラに思えた。

ラストは暗闇の中で呼び鈴の音が鳴るところでも良いかなと思ったけど、やっぱりラストはあのアップで終わるのが良いか(・∀・)
磁石はもう一つ要るのかな。


鈴木重光役の五十嵐信次郎って知らんけど上手いのぅって思ってたけど、これミッキー・カーチスじゃねぇかヽ(`Д´)ノ
謎の転校生でも隣のお爺ちゃんをやっていたなw

笹野高史の老人役は結構"作られた"感のある老人なのに対してミッキー・カーチスの老人役は本当に老人な感じがする。

濱田岳は普通にいつも通りに上手いので特に言うことはないw
吉高由里子の女子大生役も問題ないというか、こういうキャラの方が向いてる。

太田役の川合正悟って観ればすぐわかるけど、チャン・カワイじゃねぇかw
コメディということもあるけど、良い感じに溶け込んでいたかな。
Wエンジンの相方・えとう窓口ってチャンより8歳年上らしいが、顔知らないな。

長井役の川島潤哉って知らないと思っていたが、「曲がれ!スプーン」のエレキネシス使いの役だったようだ。全く覚えてないけどw
あと「ノーコン・キッド」の野々村役(木戸と一緒に起業した悪役)だった。
これはなんとなく覚えてる。

フジテレビ制作らしく、田畑智子、和久井映見、小野武彦、田辺誠一、西田尚美。田中要次、竹中直人と無駄に知名度のある役者をちょい役で起用していた。まあ田畑智子、和久井映見、小野武彦は脇役レベルの出番はあったので、まあ無駄遣い言うほどでもないけど。


一瞬、STAP細胞絡みで「オボジー」というネタが頭をよぎったが、特にネタの広がりを感じなかったのでそのままスルーした(・∀・)