カテゴリー: 感想

『二十四の瞳』を観た

二十四の瞳

(´,_ゝ`)プッ こんなありきたりなお涙頂戴の反戦映画なんて…
 
 
  
 
 
 
 
 
  
 
 
 
   
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 。・゚・(ノД`)・゚・。 泣けた


まあでも反戦的というか戦争がらみのところは別に来なかったw

それよりも大石先生(高峰秀子)が怪我して、遠さがわからないのに
みんなで会いに行って疲れちゃって泣いちゃうシーンとか、家の都合で
奉公に出された松江が金毘羅詣での時に再会してもろくに話せず、
先生が出て行った後に追いかけて行くけど、住む世界が変わってしまった
ことを悟って身を隠し、帰っていく船と重なるように歩いてるシーンとか
家の借金が酷くて将来のことを考えられない子とか肺病の子を見舞う
シーンとか、もう涙ちょちょぎれる…。・゚・(ノД`)・゚・。

一応話の中で大石先生は終始反戦を貫いているんだけども、その部分は
何故か凄く物語から遊離しているような気がした。そういう部分なしで
もっと先生と子供達が心を通わすエピソードとかを観たかった。

大石先生自体は等身大の人間として生徒と向き合ってて素晴らしい。
とは思うものの現代では有り得ない存在というか、やろうと思ったら
精神的に壊れるだろうなぁ。「泣きなさい、そうしたら先生も一緒に
泣いてあげる」みたいな台詞とかわからないことをわからないという
ところとか好きやで(・∀・)

まあでも当たり前なんだけども一個の人間に戻る家庭ではそれほど
慈愛に満ちた人間ではなくなるところがリアルだったw

笠智衆がちょっと荒っぽい男先生をやっててワラタw
大石先生の旦那さん役が天本英世だったらしいが
気が付かなかったな。

まっちゃんが元気で良かったよ。・゚・(ノД)・゚・。
謝恩会でも一泣き二泣き。・゚・(ノД
)・゚・。 ← ナキベソシチョウシャ


なんやかんやで観て良かったかな(・∀・)
田中裕子バージョンがあるらしいので、そっちも観てみたい。

『肉体の門』を観た

昭和22年、秋。米軍占領下の東京で、せんをリーダーにマヤ、花江、美乃、・光代、幸子と新入りの町子たちは街娼、いわゆるパンパンをしていた。棲み家はどぶ川沿いの焼けただれたビルで、新橋を中心に関東一家と名乗っていた。

おっぱいがいっぱい(*´・ω・)

浅田せん(小政=かたせ梨乃)のおっぱいが凄い(*´・ω・)


これが五度目の映画化だったからか内容が原作とちょっと違ってるみたい。

何故かわからないが菊間町子(西川峰子)の加入シーンを観た瞬間に
「こいつ裏切るな(´・ω・`)」と思ったw 別に何の予兆も仕込んでなかったのに。
物語の構造的に、というかパターン的にそうなるであろうという、今までの映画や
小説や漫画の視聴読経験に基づく自動予測か(ノ∀`)

お澄(名取裕子)との最初のバトルや後のダンスシーン等、思わず
笑ってしまうシーンは多々あったものの、そんなにつまらなくも
なかったかな。それは単純な女番長、女極道物というわけではなく、
戦後の混乱によってパンパンに身を落とさざるを得なかった女達の
物語で、その悲哀が全編を通して存在し続けているからかもしれない。
いや、もしかすると単純におっぱいに気を取られていただけかもw

小政一家は人数居る割にキャラが立ってなかったな。
菅マヤ(加納みゆき)くらいかな。
お澄の方のビッグママお京(マッハ文朱)もちょい役だったな

渡瀬恒彦演ずる伊吹新太郎役はモテモテポジションだな(・∀・)
モーモーさんカワイソス( ´・ω・)
パーティで小政達が喧嘩してる後ろで人間ツリー状態で
電飾をまとっていたり、新巻き鮭アタックとか色々とワラタw

ラストの終わり方も俺氏的には清々しかったw
マヤと町子の顔でまた笑ってしまったが(ノ∀`)
感想としては「二百三高地」の感想とかぶる部分があるな。


まあ、おっぱいは観れるのでおっぱい好きな人向け(・∀・)
他のバージョンも観てみたいな。

『悪夢のエレベーター』を観た

悪夢のエレベーター

エレベーターに閉じこめられた4人の物語である。妻の出産立会いに急ぐ男、刑務所から出所してすぐの元空き巣のヤクザ、他人の過去が見える超能力者、自殺を考える女子高生。

そんなに期待してなかったというのもあるけど面白かった(・∀・)

冒頭の語りは好きなんだけども、ラストの方でのつながりはどういうことを
指しているのかよくわからなかったw ただの鑑賞者へのメッセージなのか?

ずっとコメディの流れで観たかった気もするがしょうがないか(ノ∀`)
多少グロシーンがあった。途中からこの人、ちょっと変だなと思って
観ていたけどあーいうオチとは思わなかったw

手品や推理小説等がそうだけど、鑑賞者の注意を引きつける部分を作って
肝の部分に注意を向けさせないという手法は、思いっきり引っかかると
かえって気持ちがいいな(・∀・)


安井三郎役の(内野聖陽)の最初のナレーションを聞いていて
「あれ、堤真一(´・ω・`)?」と思ったが全然違った(ノ∀`)

モト冬樹ってうるさい過剰な演技しか出来ないのかなと思っていたが、
この牧原静夫は前半も後半も中々良かったような。

愛敬カオル役の佐津川愛美は名前は何処かで見た記憶があったが、
「笑う大天使」の万里小路静(拉致される娘)やトリハダ4とか色々出てるんだな。

小川順役は斎藤工でその愛人役は芦名星。
また芦名星かよ (ヽ'ω`) カンベンシテクレ

小川の妻役が本上まなみ。
監督が堀部圭亮だから→K2→勝俣州和→本上まなみとのお見合い企画
という連想が働いた。あれは何年前の話だったかw

マンションの管理人役の大堀こういちって人は知らないな。
最低でも年に一本くらいはテレビに出ているようだけど。
輪郭がなんか特徴的。

長澤つぐみってAV女優で居なかったっけと思ったら、その人だった。
この人のは観たことないな(*´・ω・)
AVの方は引退して芸能界も引退して、今は広山詞葉という名前で
芸能界に復帰してるのか。
どんなシーンで出てたかなと思ったが、なるほどあのシーンかw


まあ凄く期待してみると肩透かしな感じになるかもしれないし、
ちょいグロシーンがあるので万民にお薦め出来るわけでもないけど、
俺氏は楽しめたよ(・∀・)

『御法度』を観た

御法度 (映画)

1865年京都。新選組は新たに隊士を募集した。多くの志願者が集まる中、一際異彩を放つ美少年がいた。加納惣三郎(松田龍平)と名乗るその青年は、新選組きっての剣豪・沖田総司(武田真治)をも手こずらせる程の剣の腕の持ち主だった。そして、もう一人、加納と双璧をなす程の剣の腕の持ち主・田代彪蔵(浅野忠信)の二人が、その剣の腕を認められ、入隊を許可された。しかし、この二人の入隊によって新選組内部の空気は少しずつ変わっていくことになる。

また衆道映画かヽ(`Д´)ノ

つまらなくはなかったかな(・∀・)
大島渚の遺作…なのか?


台詞回しが酷い俳優が結構居た割には映画映画してた。
松田龍平も高い声出すのに一生懸命でなんか変だったが
武田真治も台詞を間違えないようにするのに一生懸命だったなw

ビートたけしの土方歳三もアレだけど、崔洋一の近藤勇もなぁ(´・ω・`)
そういえば崔洋一が日本映画監督協会理事長なのは大島渚の後釜だからか。

井上源三郎役の坂上二郎は別に悪くもないけど

この作品では、六番組組長井上源三郎が中心となる「三条蹟乱刃」もストーリーに組み込まれ、原作の国枝大二郎の役回りを加納惣三郎が代わっている。

という感じで混ぜ合わされたパートらしいので、あんまり必要性が感じられない。
まあでもこの部分を抜くと尺が足らなくなるしなぁw

序盤で斬首された武藤誠十郎の生首が田中要次に似せててワラタw
そんな名前のある人物を割り当てる必要があったんだろうかw
寺島進の使い捨て感も酷かったw

伊東甲子太郎役の伊武雅刀は普通というか伊東は記号というかモブに過ぎず、
近藤が伊東を持ち上げてる時に土方が嫉妬するシーンの為だけのキャラだから
伊武雅刀の無駄遣いような気がしないでもないw

湯沢藤次郎役の田口トモロヲを見て、ふと「探偵はBARにいる」の時の
新聞記者の役を思い出したけど、ゲイ役を当てられることが多いんだろうかw


この映画の解釈は色々あってそれらを読むのは面白いんだけども、どれも
深読みすぎるような気がするw 大島渚がそこまで深い内容を描いたつもり
なのであれば、映画としてはそれらを撮りきれていない失敗作のような…

ということで俺氏は映画や演技の質を踏まえて、この映画は
単純なストーリー映画説を主張したい(`・ω・´)

加納惣三郎という美少年が新選組に入隊し、その魔性によって騒動が起きた。
惣三郎の持っていた性質とそれが引き起こすことを嫌悪し恐れつつも、
自らや新選組内の関係性の中にそれと似た種子が潜むことに気づいた土方は、
その思考を否定し、かなぐり捨てるが為に捨て台詞と共に一太刀を振るった。

という感じくらいの方が時代劇小説にありそうな物語構造だと思うし(・∀・)

関係ないけど雨月物語の「菊花の契り」を持ってくるとは思わなかったw
確かに衆道臭い部分はあるけども、あれは一応老母も居たはずだから、
出来ればそんなことはなかったと思いたいw あったとしても
本来の意味でのプラトニックであったと思いたいw