カテゴリー: 感想

『パシフィック・リム』を観た

太平洋の海底から次々と現れる巨大怪獣に、兵士2名がペアとなって操縦する巨大ロボットで立ち向かう姿を描く。タイトルのパシフィック・リムとは環太平洋地域のことであり、これらの地域に該当する国の人々が協力して世界的脅威に立ち向かう。

数年前にGoogle Playのセールか何かで10円だか100円だかで買ったのをようやく観た(ノ∀`)
結論から言うとまあまあ面白かった。

何はともあれ、
イェーガーと怪獣がカッコ良かったです(・∀・)(小並感)

ストーリーというか人間ドラマの方は若干微妙なところもあったけどねぇ(ノ∀`)


森マコ役の菊地凛子と芦田愛菜はもちろん知っていたが、それ以外の俳優さんはほとんど知らん人ばかりだった(ノ∀`)
なんか変なシーンもあったけど芦田プロはさすがだったな(・∀・)サスガ2シュウメ

ローリー・ベケット役のチャーリー・ハナムは『コールド・マウンテン』に出ていたみたいだが、ボジーとかいう脇役っぽいので覚えていない。正確に言うと『コールド・マウンテン』自体をよく覚えていない(ノ∀`)

ローリーの兄・ヤンシー・ベケット役のディエゴ・クラテンホフはテレビドラマの『ホームランド』や『ブラックリスト』に出ていたらしいが、俺氏、あんまり真面目に観ていなかったので、よく覚えていない(ノ∀`)

PPDCの司令官・スタッカー・ペントコスト役の人も知らんなぁと思っていたが、『マイティ・ソー』のヘイムダルさんやんけ(・∀・)

PPDCの管制官・テンドー・チョイ役のクリフトン・コリンズ・Jrは『ルールズ・オブ・アトラクション』のルパート役……ルパートって誰だ…まあこれまた作品自体の詳細を覚えてないな(ノ∀`)
バベル』にも出ていたということは菊地凛子とは共演二回目だったのかな?

まあ兎にも角にも、イェーガーと怪獣が良かったので、あんまり俳優達のことは記憶にないw
ニュートンとハーマンに見せ場を作っていたけれども、それほど、なんというか物語に感動や興奮を加えるものでもなかったようなw
ハンニバル・チャウはちょっと笑ったけどw

タン三兄弟のクリムゾン・タイフーンがもっと活躍するところを観たかったわ(´・ω・`)
カイダノフスキー夫妻のチェルノ・アルファも重厚な感じで良かったけど。


あんまり書くことがないなw
ロボと怪獣が好きなら観たらええねんって感じか(・∀・)

続編の『パシフィック・リム:アップライジング』も機会があったら観てみようかなぁ。

クワイエットルームにようこそ / 松尾スズキ

別段、映画版を凄く気に入って読もうと思ったわけではなく、ブックオフで『時をかける少女』を買った時にたまたまあったので110円で購入した。131ページくらい。

映画よりも良い出来という言い方はおかしいが、こちらの方が好きかな。
映画の方も松尾スズキ本人が脚本と監督をしているので、内容はほぼ同じであるはずなのだけれども。

何とも言えない悲哀感は原作の方があったかなぁ…(´・ω・`)

序盤は書き始めのせいか、はたまた明日香の意識が混濁しているのを表しているのか、非常に読みづらく苦痛だった(ヽ'ω`)


映画だと水原さんと輪島愛が居ないのかな。
水原さんはどうでもいいキャラだが、輪島愛はキャラが分割されて、ピアニスト要素が玉木サエに、そういう理由で居続けたのかどうかはわからないが、居続けた理由がミキに移譲されていたような気がする。


非常に短い作品なので、余り語ることがない(ノ∀`)
まあでも、またいつか映画を見直してみようかなという気にはなったw

『ミュータント・タートルズ』を観た

悪の組織フット軍団による犯罪と暴力が日増しに激しくなるニューヨーク。フット軍団を追いかけていたテレビリポーターのエイプリルは、ある夜、闇夜に紛れてフット軍団を倒す謎のヒーローを目撃する。その姿を映像に収めることができず、誰にも信じてもらえなかったエイプリルだが、今度は地下鉄の駅でフット軍団が人々を襲撃。そこで再び謎のヒーローを目撃したエイプリルは、後を追いかけ、カメの姿をした4人組の忍者タートルズと出会う。
ミュータント・タートルズ

そこそこ楽しめた(・∀・)
Google Playで無料だったか10円とかそんな感じで購入したんだっけかな?

序盤の導入のいまいち感とスプリンター先生やタートルズの造型が若干馴染めないところで、視聴に苦痛を感じていたが、タートルズとエイプリルが再会する辺りから普通に観ていられるようになった。

結構雑というか大味感はあるものの、各アクションシーンでのドキドキハラハラ感は悪くなかった。

特に主人公エイプリルの同僚カメラマン・ヴァーンが良かったw
オチ担当的キャラと言えなくもないが、エイプリル同様に見せ場があったりと。
エイプリル自体はなんか可もなく不可もなくといった感じ。

ちなみにタートルズの四人のキャラの区別はついていない(・∀・)

オレンジ色が女好きピザ好きのお調子者っぽいキャラだったかな…?


ただちょっとアクションシーンに重きを置きすぎたのか、101分という短さ故か、敵キャラの描写等が少なく、その辺やストーリーが淡白な感じがした。

まあ、シュレッダーの着たパワードスーツは格好良かったし、あの飛び道具武器もなんか男の子心をそそったのでアレは良かった(`・ω・´)

パワードスーツシュレッダーの中を演じた人は誰なんだろう、結構な身のこなしだったけど。
アイアンマンみたいに空さえ飛べたら敗けなかったのかな。
最後、自らにミュータンジェンから抽出した青汁を注入していたみたいだけど、続編で復活とかすんのかな?

サックスはただの雑魚でした(・∀・)
Dr.ハウスの声だったけどw


エイプリル・オニール役のミーガン・フォックスはよく知らないし、まあどうでもいいかな。

ヴァーン・フェンウィック役のウィル・アーネットは『MIB3』や『俺たちフィギュアスケーター』で観た記憶があるはずだが、全く記憶にない("・ω・゙)

正確に言うと観たはずの『俺たちフィギュアスケーター』の内容が全く思い出せない(ノ∀`)

つい最近『天使にラブソングを』を観て、「やっぱりおもしれーな、これ(・∀・)」と満喫しすぎてしまった結果か、バーナデット・トンプソン役の人を「ウーピー・ゴールドバーグに似てるなぁ、でも面白黒人俳優をみるとエディ・マーフィーやウィル・スミス、黒人女優をみるとすぐにウーピー・ゴールドバーグだと思う癖、直した方がいいな(´・ω・`) 俳優さんに失礼だな」と珍しく理性的に自らをたしなめたのだが、

後で配役を見てみたら、やっぱりウーピー・ゴールドバーグだった(ノ∀`)

サックス役のウィリアム・フィクナーは『Mr.&Mrs. スミス』、『ダークナイト』にも出ていたみたいだけども記憶にない。この人も『俺たちフィギュアスケーター』出てたんかいw

カライ(フット団の女性キャラ)役のミナエ・ノジは日系アメリカ人らしい。どうみても日本系じゃないなと思って観ていたので、ちょっと驚いた。向こうのテレビドラマ『General Hospital』等に出ていた人らしい。

シュレッダー役のトオル・マサムネも日系アメリカ人?
おじいさんが野添鉄男で、お父さんが2003年に亡くなったMITの有機化学かなんかの教授のSatoru Masamune(英語だから読んでない(ノ∀`))で、本人もMIT卒 Σ(゚∀゚;)?

『Artificial』や『エージェント・オブ・シールド3』に出て、今も向こうで活躍しているみたい。
剣舞を20年間やっていたっていうけど、あの戦闘シーンはカンフーぽかったから、中身本人ってことはないよな…


何はともあれ、ストーリーとかはあっさり目なので、あんまり期待せずに観る分には悪くないかも(・∀・)

時をかける少女 / 筒井康隆

ここ最近、通常放映と追悼放映で『時をかける少女』を目にする機会があり、「そう言えば原作読んだことないのぅ…(´・ω・`)」と思い、BOOKOFFで110円で購入。

収録作品は表題作の『時をかける少女』、『悪夢の真相』、『果てしなき多元宇宙』。解説込みで238ページ。

この短編集の収録作品の内訳(?)は、

「中三コース」1965年11月号~「高一コース」1966年5月号に連載された中篇「時をかける少女」は、筒井作品で最も有名な作品といえばこれ、というくらい有名な作品で、何度も映像化されている。「悪夢の真相」は「中二コース」1964年9月号~12月号に連載された短篇。「果てしなき多元宇宙」はこの単行本のための書き下ろし短篇。
筒井康隆たぶん全部 1960年代

ということらしい。

中高生向けの作品であったが為か、非常に平易な文章で、いい歳したおっさんが読むには若干物足りない筆致であった。

また同時に50年以上前の作品であるが故、正確には筒井康隆の影響を受けたであろう筒井康隆チルドレン、グランドサン、グランドドーター達の作品群を俺氏が読んだり観たりしているが故、全体的に現代では陳腐な感じがしてしまった(´・ω・`)ツマラナイワケデハナイガ


時をかける少女

原作は110ページ弱の短編なので、あんまり特筆すべきことはない(´・ω・`)
映画との違いを書き出そうと思ったが、それもそんなにないかな? ←正確には映画の内容をあんまり覚えていない(ノ∀`)

映画との違い
  • 浅倉吾朗と幼馴染ではない。
  • それ故に「吾朗ちゃん」ではなく「朝倉さん」呼び。深町も同様に「深町さん」。
  • 吾朗ちゃんの家は醤油蔵ではなく、荒物屋。
  • つーか、吾朗ちゃんは映画よりもモブに近い脇役。
  • タイム・リープするのは「暴走トラックに轢かれそうになった時」と「福島先生の引っ掛け 及び その後の部屋への帰還時」。
  • 立花尚子(担任)が居なかったり、弓道部設定はない。
  • 深町一夫というかケン・ソゴルは、何か凄い目的の為にこの時代に来たのではなく、瞬間移動+時間跳躍の実験をしていて、うっかり帰還時用の薬を持たずにタイム・リープしてしまった(ノ∀`)
  • ケン・ソゴルは睡眠教育を受けた11歳児。
  • 物語の最後に芳山くんが起き出して歌を歌ったりしない(´・ω・`)

映画版との違いを列挙していてふと思ったが、現代だと男女のポジションを逆にしたやつを作ってもそれなりに支持されそうな気がしないでもない。

エロ漫画とかでもいけそうだよね。年齢の部分を踏まえると「lo」とかに載る感じだろうか…(*´・ω・)


悪夢の真相


怖がりな弟・芳夫を持つ昌子が、腐れ縁の森本文一と共に自らに潜む恐怖の謎を解き明かすミステリー(?)っぽい、70ページ強の短編。

大まかなオチは途中で判ってしまうのだけれども、まあまあ面白かった。
内容的にも悪くなかったが、それ以上に国語の教科書に載るような、スッキリとした話の構成というか、ラストの文学っぽさが良かったかな(・∀・)

「中二コース」に掲載されていたらしいけれども、まさしくもって中高生向けの作品であった。


果てしなき多元宇宙


現実世界に不満というか嫌悪すべきことがある暢子のぶこが、他次元で起きたヴェラトロンの大爆発事故によって他の世界の同時存在と入れ替わってしまう話。40ページ弱の超短編。

うーん、これはちょっと…(・∀・)

つまらなくはないけれども、現代の人間が読むと
「なんじゃこれ、この短編集を出すための書き下ろしだからって、筒井康隆、手を抜きすぎだろヽ(Д´)ノ」</span>
って思ってしまうくらいに在り来たりの作品に思えてしまうかもしれない(ノ∀
)

そのくらい他の作品で読んだり観たりしたことのある展開w


つまらないってことはないけれども、中高生向けに書かれた古典レベルの作品群なので、特にお薦めはしないかなぁ(・∀・)?

『時をかける少女』が大好きだったり、原作と映画の違い、つまりは映画化した人々の工夫や手法・改変を知ることが好きな人なら読んでもいいのかも知れないが。