カテゴリー: 感想

無料配信漫画等々をいろいろ読んだ(・∀・)-109

30代はまだキレイ 内田春菊

「30代はまだきれい/30代はまだ若い/これから女を楽しむの/素敵な人生まだ続く/ウォウオーイエイ♪」(本文より)
仕事も、恋も、友情も、結婚も、出産も、美容も、セックスも――
迷いながらも全力で生きる女性は、まぎれもなくキレイなのです!
内田春菊が過去を振り返りつつ30代の女性たちをストレートに描いたオールカラーマンガ&エッセイ!

女性向けの作品ではあるものの、まあ、これはこれで面白かった(・∀・)

内田春菊は凄まじい過去があるというか現在進行形で波乱万丈な人生を送っているんだねぇ。
バンドとかやっていたのは全然知らんかったわ。

人にとって、これから先の人生のモデルになることが多い出身家庭という最小の社会が異常だったのに、破滅的最期を迎えずに金を稼いで子供を4人も育てているのは凄いねぇ。結婚離婚を繰り返すという試行錯誤はあるものの。

でも子供の名前はどうなんだろうかとは思ったw
長女は"人間横丁"というお笑い芸人コンビの片方らしい。

ここまで来ると"毒になる親"とかいうレベルを越して、犯罪者だよね(´・ω・`)

ダンドリくん

ダンドリとは、よどみなさなり―――ダンドリくん。彼は、いかに段取り良く暮らすかを常に考え、生活している。時には失敗や発見もし、奇妙な友人たちとの交流も交えつつ、「輝ける日常」を模索する、彼の生き様に学べ!! 「孤独のグルメ」「花のズボラ飯」の久住昌之、久住昌之との長年のコンビで「食の軍師」等をヒットさせている泉晴紀による「泉昌之」名義での90年台最大のヒット作、電子書籍にて完全復活!!

1巻は「サラリーマン編」で1話8P、2巻以降は「荻窪フリーター編」で1話6Pの模様。
月一連載から週刊連載に変わった影響なのだろうか。

唐突にアフリカ取材の話が挿入されたりしているが、ネタ切れがちだったのか、単純に久住昌之が経験したアフリカ旅行を盛り込みたかったのかは不明。

30年前くらいの世相的なものも読み取れるので、それはそれで楽しいかなぁ…?
大学時代のサークル仲間とのやり取りがメインとなり、2巻以降は1巻の鼻をつく感じはいくばくか軽減されていて読みやすい。ダンドリとミドリのその後はどうなったんだろうか…( ゜σ・゚)ホジホジ

サークル仲間と遊んでる話は結構好き(・∀・)

女優 倉科遼/和気一作

ネオン劇画の金字塔「女帝」を放ったゴールデンコンビが贈る傑作コミック「女優」が【超!合本版シリーズ】に登場…!! 日本を代表する大女優の半生を描いたストーリー。芸能界のさまざまな困難に直面し、時に大きな窮地に遭遇しながら、大女優への階段を上り詰めていく。 

なんかある → 女優魂と機転で乗り越える → またなんかある → (ry という展開の繰り返しかな? まあ、つまらなくはなかった。最後はまあ、こうなるよね的エンドで。

読んでいて、そういえば三田佳子の次男の高橋祐也は5度目の逮捕されてたなと想起してしまった。この先、また逮捕回数を増やしていくのだろうか…

恐ろしい子… Σ(゚∀゚;)

サイクル野郎 1巻 荘司としお

「夕焼け番長」(原作:梶原一騎)、「チャレンジくん」の荘司としおの自転車旅行をテーマにした代表作、一挙刊行。
第1巻「日本一周旅行の巻」
人生の目標を持たずその日暮らしをしていた中学三年生・丸井輪太郎は、自転車レースに出場し、奇跡の同着優勝を果たす。この経験から、自転車のおもしろさを知った輪太郎は、日本一周2万キロの自転車旅をすることを決意。だが、それは中学生にはあまりに無謀な挑戦だった!(原書:1974年8/1刊行)

1971年から1979年まで『少年キング』で連載されていた漫画らしい。
かなり人気があったのか37巻まで続いてた模様。
今のアラ還くらいの人が子供の頃読んでた感じかな?

つまらなくはないので、昔の文法や表現の漫画なので、その辺が大丈夫なら楽しめるとは思った。

各巻の概略を記したサイトがあった。 サイクル野郎

歩くのは好きだけど、自転車旅で野宿とかは無理だなぁ(・∀・)

あおのたつき 安達智 1-2

江戸最大の遊廓、新吉原。生者と死者の情念が渦巻くこの街で、気がつくと見知らぬ神社に迷い込んでいた、売れっ子遊女のあお。そこは強く霊験のご利益を求める者のみが辿り着くという、浮世と冥土のはざま『鎮守の社』だった…! 社を訪れるのは、美しくも悲しい過去を背負った遊女ばかり。魂を導き、救うために…宮司の楽丸とともに、あおは彼女たちの人生を紐解いていく——!

絵は可愛らしい感じなのだが、恨みを持った遊女関連の話なので、読んでいて色々と哀しくなってきたりする(´・ω・`)

これがエロ漫画やレディース漫画系ならなんやかんやでせっくるして云々という感じなので特にどうということもないのだが、そういう系統ではないので、なんだか哀しい気分になる。勿論、最後はあおや楽丸の働きによって浄化されるんだけどね。

作者は3人の子供を育てつつ、連載してんのか Σ(゚∀゚;)
Webデザイナーをしていたからか、業務分担というか、上手くチームを作ってやっていっている模様。
漫画『あおのたつき』と『丁寧な暮らしをする餓鬼』の作者は同一人物! その創作の原点と今後の展望に迫る――新刊発売記念座談会

絵柄は可愛いのが救いか…或いはそれ故にギャップが生まれてしまうのか……

漫画家超残酷物語 唐沢なをき

「私は今作を初めて読んだ時、ポロポロと涙を流した。醗酵臭が目にしみたからである」呉智英(解説より) 漫画に青春を懸け、苦しみ悶え這いずる者たちの、耳を塞ぎたくなるような、あえぎを聴け! 『まんが極道』(第16回文化庁メディア芸術祭 推薦作品)『まんが家総進撃』と、漫画「業」を、活写し続ける著者の原典が、描き下ろし作品を加えて奇跡の復活!
※本書は小学館にて2005年に発行された「漫画家超残酷物語」に描き下ろし作品を加えた増補版となります。

相変わらずのお下品お馬鹿展開ばかりだけど、まあまあ楽しめたw
唐沢なをき作品は時々俺氏の鑑賞限界を超してしまっていて、読むのを止めてしまうことがあるのだけれど、この作品は最後まできちんと読み終えることが出来たw

元ネタの永島慎二の『漫画家残酷物語』を読んだことがないのでいつか読もう(・∀・)
って、マンガ図書館Zにあるな。読まなきゃ。

これ元ネタ知っててもちょっと怖いねw

葬送のフリーレン 原作:山田鐘人/ 作画:アベツカサ

魔王を倒した勇者一行の魔法使い・フリーレン。彼女はエルフで長生き。勇者・ヒンメルの死に何故自分が悲しんだのかわからず、人を “知る” 旅に出る。フェルン、シュタルクと “魂の眠る地(オレオール)”、今は魔王城がある場所を目指す。

 魔法使い試験を終え、さらに旅路を歩む。出会いと別れを経て北部高原へ進み、遭遇するは七崩賢・黄金郷のマハト……そこでの物語は、黄金都市に残る記憶を投影し、人類と魔族の特異な関係性を浮かび上がらせる――
 英雄たちの “心の内” を物語る後日譚ファンタジー!

アニメ放送開始の絡みで、サンデーうぇぶりで10巻まで時限無料公開をしていたので、読んでみた。

これは…( ;・´ω・`)ゴクリッ

単純にキャラクターや表面のストーリー部分を追う分にはまあまあ面白い(・∀・)ってくらいなんだけども、その底に秘められたテーマとも言える、生きる意味、生きた証、自己と他者、死と別れ、悲嘆と生き残った者の再生といった深い部分は、読者の年齢によっては、その心に深く突き刺さると思う。

取り敢えず驚いたのは、この漫画の掲載誌が『少年サンデー』ということ。
アニメ放送開始絡みとはいえ、かなりの巻数をサンデーうぇぶりが大盤振る舞いで公開してるから、てっきり「Web連載の漫画なんやろな(・∀・)」と思っていたわ。だって内容が、ファンタジーの皮をかぶったグリーフケア的物語ですし(´・ω・`)

少年少女や若者達に人気が出て人口に膾炙することを願うと同時に、俺氏と同じくらいの40~50代のおっさんおばさんにも是非とも目を通してもらいたい。既に親を亡くした人も、その日が近い人にも、心の琴線に触れるどころかかき鳴らす何かがあると思う。

もう一つ驚いたことは、アニメの出来が凄いヽ(`Д´)ノ

作画といい、音楽といい、声優の人達といい、こんなにもお金と労力を費やして丁寧に作り上げて、最後まで完走できるのかなと心配になるクォリティだった。原作では時間経過を表す一コマシーンをきちんとアニメ化したり、戦闘シーンはバリバリ戦闘アニメしてたし…

取り敢えず読み続け、観続けようと思いました(・∀・)(小並感)

無料配信漫画等々をいろいろ読んだ(・∀・)-108

平成羽衣伝説 柳沢きみお 全2巻

この春に社会人になったばかりの良一。彼はカード会社に就職するが、社会人の洗礼とも言える悪ノリ歓迎会でうんざりする。
その帰り道に、倒れている美女を見つけ、介抱するが彼女は記憶を失っていて・・・?

天女のような美女と同棲することになった良一。果たして彼女は何者なのか・・・

なんぞこれ(・∀・)?
と言いたくなる漫画だったw

まあ、オチの辺りは打ち切りでこうなったんかなと思ったけれど。
良一も横道もクズw
連載が続いていたら立川もどうかなっていたのかな?

最初は引田もなんか問題ある人間なのかと思ったが、そんなこともなく話は終わる。

巻末漫画で作者が50になったという話をしてるので1999年くらいの作品なんかな。
この頃は只野仁を描き始めてまだ余裕があった頃かな?と思ったけど、バブル崩壊後のローンがあったはずだよなぁ…

柳沢きみおの画力だといまいち美人なのかそうでないのかがわからない(ノ∀`)

魔天使 小夜子 柳沢きみお 全3巻

中二の春、義父からレイプされて家出した美少女・小夜(さよ)。
その後、彼女は小夜子(さよこ)と名乗り、一人暮らしの大学生・田川の部屋に住ませてもらうことに。
小夜子に優しくしていた田川だったが、美しい彼女に夢中になって、次第に彼女とのセックスを妄想するようになる。
そんな田川に対して、小夜子は好きにしていいよと、身体を預けるのだった・・

こっちもなんぞこれ的な漫画だったが、まだマシだった…かな?
基本的に登場する男は色キチガイが多いなw
現実もこんな感じなのだろうか。

俺氏はエロ好きな変態紳士で色キチガイとは違いますよヽ(`Д´)ノ ←周りから見たら一緒ですよ(・∀・)

美貌とナイスバデーを持つ小夜子が、その容姿ゆえに、ただ、ただ運命男の欲望に翻弄される物語といった感じかな?

ミーコは良い子だったよね…(´・ω・`)

学校の探偵 芳谷 圭児 全4巻

青葉台高校の生徒会に、他校の女生徒からの投書があった……。それは、転校前の生徒――「触覚ドモン」こと土門一歩による被害への注意喚起だった。プロの探偵顔負けに、あらゆる秘密道具を駆使し、狙った相手の弱みを握り、全てをしゃぶり尽くす……「悪質なる学校の探偵」。警戒する生徒会の不安を尻目に、転校早々、応援部の番長を抱き込み、さらに教師の弱みを握り、果ては全校生徒を敵に回してまで、その悪党っぷりをみせつける土門。しかし、彼にはある秘密があったのだ……! 小池一夫・芳谷圭児のコンビによる、学園ノワール青春グラフィティの快作! 「漫画アクション(双葉社)」1979~80年掲載作品。

なんでもかんでも青春連呼してればいいってもんじゃねぇぞ(・∀・)

当初は破壊主義バンダリズムがどうとか言っていたけど、3,4巻では回想で関係キャラがちょこっと出てくるだけで、スケールの小さい学校内のトラブル(?)の話になった。

そもそも作品内で言われているバンダリズムと、芸術等の界隈で言われている破壊行為主義ヴァンダリズムは一緒なんだろうか? 暴動的意味合いのバンダリズムって実際にあったんか?

なんやかんやで、せっくるシーンやお色気シーンがあったような。
せっくるはお前としかしないとか言いながら、なんか理由をつけて他のキャラとせっくるしまくる主人公はなんだったんだろうか(´・ω・`)ソレガセイシュンカ

後半ではもう、かつての恋人やバンダリズムとの戦いのことは忘れてしまっている主人公の土門

天国大魔境 石黒正数 1-2巻

美しい壁に囲まれた世界で暮らす子供たち。少年・トキオはある日、「外の外に行きたいですか?」というメッセージを受け取る。一方、外では、マルとおねえちゃんがサバイバル生活をしながら、天国を求めて、魔境となった世界を旅している。未来の日本を「あね散歩」。二つの世界を縦横無尽に行き来する、超才・石黒正数最新作、極大スケールでスタート!!

絵柄はそんなに好きでも嫌いでもない感じなので、「ちょっと読んで面白くなかったら2巻まで読まずに削除したろ」と電子書籍消化削除モードの俺氏だったが、普通におもしれぇ(・∀・)と、2巻の最後まで読んだ次第。

学園で新人類を作っていて失敗作が人食いヒルコなんだろうか…名前からしてそんな感じだけども。

あの医者はこの研究の創始者かなんかで、人食い退治の為のカウンター種でも作ってるのだろうか?
でもマルとあの医者の接点は今のところないしなぁ…(´・ω・`)ナンジャロウカ

トキオとマルは似てるみたいだからクローンかなんかなのか

痴連 長谷川 法世 全7巻

漫画家のタマゴ則夫とレイ子の同棲カップルが愛の巣をかまえたマンションは、さまざまな人が生活している。若い二人の回りで、愛を求め、愛に傷つく人々の織りなす人間模様。

買っておいて放置している『博多っ子純情』の人の漫画なんだね、これ。

変態大家やら、ちょっと色々と狂ってる感じの人達が出てきて、なんだこの漫画と思いつつも、読み進めていくうちに段々面白く感じるようになった(ノ∀`)

7巻辺りで暗雲立ち込める展開になっていき、この漫画どうなるんだよヽ(`Д´)ノってとこで終わってしまったw

まあ結構楽しめたからいいわw

七英雄のリーダーであるワグナス…ではない(・∀・)

きまぐれオレンジ★ロード まつもと泉 全10巻

きまぐれでミステリアスな美少女にドッキドキ☆ 超能力一家の長男・恭介は引越し初日に美少女・鮎川まどかと出会う。転校先の中学で再会した2人だが、まどかはみんなから恐れられる不良少女だった! まどかに惹かれる恭介だが、一方で後輩のひかるが猛アタックしてきて…!?

昔好きだったような気がしたが、おっさんになって学園モノへの共感度も薄れ、絵柄も古臭い漫画なので、「つまらなかったら、削除や(`・ω・´)」という気概で読み始めた結果、結局最後まで読み、それどころか最後でちょっと感動しちゃったりしてる俺氏。・゚・(ノД`)・゚・。ヨカッタヨ

勿論、若干似たような話の繰り返しでワンパターンに感じてしまう部分はあったが、上手くまとめたり、キャラの良さでその辺はカバーしてる感じかな。程よく新キャラを投入してきたりしてたし。

今の若い人が読んだら、どんな感想を持つんだろう?
中高生なのに酒飲み回多いしw

やはり鮎川まどかの方が人気だったのだろうか…?
アニメ版を観ていた記憶はないが、観ていたのかなぁ…
でも鮎川まどかの声が鶴ひろみだったって言うし、それだったら覚えてそうだけども…

作者のまつもと泉は2020年に脳脊髄液減少症で61歳で亡くなってる模様。
幼少期の交通事故が遠因とかで(´・ω・`)

Wikipediaの項目でタイムスリップ回について

テレビアニメはこのエピソードで最終回を迎えたが、原作の最終回もここで終わっても良かったとのことである。連載中にはここで終わるつもりで描いていなかったが、このエピソードの最後のページの大きな樹のシーンを描いた時に、「先生、これで話が終わるんじゃないの?」と当時のアシスタントたちは全員シーンと黙ってしまったという。

とあったけど、それだとひかるとのことの決着がつかないから駄目だよヽ(`Д´)ノと思ったり。

まあ、いい作品でしたわ(・∀・)

現代漫画界の画力インフレ作品と比べるとアレなんだけど、キャラやテンポが良かった(・∀・)

無料配信漫画等々をいろいろ読んだ(・∀・)-107

ここだけのふたり! 森下裕美 全10巻

あの妻が、あの夫が!! アクションコミックスで装い新たに登場。ファンの方々は、この作品の完結を首を長くして待ち焦がれていたかと思います。ランスロット、たきえ、ホホホのおばさんなど、強烈で楽しいキャラが勢ぞろい。1巻から10巻まで、一挙に刊行します。もうあなたは幸せモンだあ!

昨今のゆるい4コマ漫画に慣れきっていたせいか、ほとんどのキャラがサイコパスみたいな振る舞いを平然とするこの漫画を久しぶりに読んで衝撃を受けた Σ(゚∀゚;)

面白いは面白いんだけど、"昭和"というか"平成初期"の時代感が現代の感覚で読むと若干きついw

『少年アシベ』もそれなりにブラックなネタがあったような記憶があるけど、こっちはもっと意地悪というか優しくない世界な感じ。有吉はどうでもいいけど、イトコのボクちゃんの扱いがかなり酷かった。あとランスロットもちょっと可哀想なことが結構あった。

妻の方は親子共々かなりいかれていた記憶はあったが、夫親子の方もそれなりにいかれていた。つーか登場キャラのほとんどがちょっとおかしいw

唯一まともだったのは人見知りの隣人奥様くらいか…?
たきえの夫も一応常識人か。あとはエリカと小柳先生もかな。
目方探偵は良い人。

光彦や接待博士三人衆とか結構好きなキャラもいたが、途中から出てこなくなって残念だった。

『まんがくらぶ』の連載後、何年かの間をおいて『漫画アクション』に移籍した続編(?)も10巻に収録されていたが、この時初めて主人公夫婦に名前がついた模様w

全然関係ないけど、森下裕美って、山科けいすけと夫婦だったのか Σ(゚∀゚;)
『かっとびハート』を何冊か持っていたような記憶があるな。
『C級さらりーまん講座』も面白かったような…
あと、『松本亨の株式必勝学』は好きだったわ(・∀・)マイカイアラセキカッテオワリダッタケド

まあ、毒に当てられすぎなければ、十分楽しめる作品ではある。

ランスロットだけが癒やし。だがしかし続編で松本くん化してしまうw

少年の町ZF 平野仁/小池一夫 全9巻

東京郊外で平凡な暮らしを送っていた真庭典明は、ある晩愛犬と散歩中に「ラポック光」と呼ばれる光を発する正体不明のUFOを複数目撃、そのうちの1機が姿を消した高陣山の樹海を捜索する。彼を待ち受けていたのは、とんでもない運命であった。コミック原作の巨匠小池一夫が、青春の尻尾の平野仁と再びコンビを組み、奇想天外な SFミステリに挑戦した傑作!

突っ込みどころや首を傾げてしまう箇所は沢山あったのだけれども、現代漫画にはもはやないストーリー文法や表現がかえって目新しく感じ、最終回まではかなり引き込まれて楽しんで読んだ(・∀・)ダガシカシサイシュウカイガ…

典明の論理展開がマジ意味不な時が結構あったのだが、まあそれはいつもの"小池一夫節"としてスルーしたw

その代わりというか少年物だったからか「なぜエレクチオンしないのぉーヽ(`Д´)ノ」がなかった。でも濡れ場というかお色気サービスは何回かあったりするw

1976~1979年の連載でオカルトブームおーのー真っ盛りだった所為か、色々と設定が凝っていて読み応えがある部分もあった。同時になんだかなー(・∀・)と思う点も多々あったw

打ち切りだったのか、小池一夫が飽きたのか、最終回の急展開はちょっと酷いと思ったw
アッシュにそんな権限あるのかよってw

俺氏を始めとする最終回を読んだ読者諸氏の顔( ゚Д゚)ポカーン

夜叉鴉 荻野 真 1巻

この世の生者に害をなす荒魂を狩りだし、死の国である常世(とこよ)に送る夜叉鴉の活躍を描いたアクションファンタジー! 強い怒りや悲しみ、怨みを持つ死者の魂が放置されて現世に留まれば、それはこの世に害をなす恐ろしい荒魂と化す。熊野真宮の宮司を務めるノーテンキな青年・那智武流(なち・たける)は、八咫鏡が鳴り響く時、邪悪な荒魂を狩り出す熊野闇検校・夜叉鴉になって天空を舞う!!

『孔雀王』の荻野真が神道系ネタで描いた作品…?
1巻しか読んでないので、今後どういった展開になるかよくわからないけれども、この巻では怨恨絡みの怨霊退治の話がほとんど。

『孔雀王』と違ってアシスタント&サービス要員である女の子キャラが最初から3人出てきてわちゃわちゃしていた。

最後に出てきた明日美も夜叉鴉ガールズに加わるのかな?

もう少し先の巻まで読まないと面白いかどうかはわからないねぇ…( ゜σ・゚)ホジホジ

本編の戦いよりも"熱い"住吉とジイの対立(`・ω・´)

邪学者姫野命シリーズ 愛蔵版1 麒麟伝 飯田耕一郎

主人公・姫野命(ひめの・みこと)は占星術師、というのは表向きでその実態は超一流の霊能力者。その彼女が危険を感じる者が現れた。フリーライターの任谷典夫が『ヒマラヤの仙人を訪ねて』という雑誌の企画でインドに訪れたときに知り合った、キム少年の存在だ。彼は仙人の息子で未来の出来事を予言する能力を持っているのだ。「恐ろしい光が日本に落ちる!」といった核爆弾を意味するような予言を多くの人たちが信じるようになれば、パニックが起きてしまう。姫野命はこうした超常現象的な事件を次々と解決していく!

つまらなくはなかったが、それほど、心に来なかった。
つのだじろうとかの霊界系漫画に辟易してしまって興味がなくなってしまっているから(ノ∀`)
別段、霊能力バトルとかを期待しているわけではないのだけれど。

特に感想はないな…

絵柄は線の細い綺麗な感じだったねぇ

はらぺこツーリングルメ ~うまいもんに会いに行く~ 磯本つよし

祖父の空き家確認で静岡を訪れたひろしは、
近くの居酒屋で食べたおでんの味になぜか既視感を感じて……?(「静岡のおでん」)
旅情とグルメと、たまに人情、恋情、家族愛。
“バイクに乗ってぶらりメシを食う”
12編のツーリングルメ。

絵柄は可愛い感じだし、ほっこりとした話も多かったが、俺氏は
食にもバイクにも興味が薄いので、そんなには。単話だしね。

この手のグルメ系漫画は週刊誌の箸休め的には楽しめるんだけど、単行本になると、読んでてお腹いっぱいになっちゃうんだよねぇ…

実写ドラマとかの原作には向いてるとは思うけど。

作者はバイクが好きなんだろうな(・∀・)

新撰組風雲録異聞 沖田総司 平野 仁

これが「青春の尻尾」の平野仁が描く沖田総司だ!近藤勇や土方歳三に見守られながら新撰組の青年剣士として成長していくアクション時代劇。平野仁の圧倒的な描画力と相まって迫力の真剣ドラマが堪能できます。

『少年の街ZF』の平野仁の作品。
沖田総司にフィーチャーした漫画と言えるが、正直なところ、舞台としての幕末、新選組というだけで、あんまり沖田総司である必然性はないような気がしないでもないw

でもまあ、内容的には悪くはなかった。

結局、子胡ねこ?ってなんだったんだろ?

無料配信漫画等々をいろいろ読んだ(・∀・)-106

花の雨が降る ROCAエピソード集 いしいひさいち

2022年8月1日に自費出版された『ROCA 吉川ロカ ストーリーライブ』の新作エピソード集。作品はすべて『ROCA』本編が出版された後に描かれた新作をそろえている。『ROCA』本編の延長のストーリーではなくタイトルのごとく、吉川ロカと柴島美乃、ふたりのエピソードがバラバラと降って積み重なっていく。本文は48ページ。

出ることは知っていたけど、暑い中、コミティア(?)に行くのは厳しいし、通販で『ROCA 吉川ロカ ストーリーライブ』と一緒に買おうかなと思ってたら、kindleで出てたので速攻で買った(`・ω・´)ブツリショセキハイズレカウ

48ページなので、あっという間に読み終えた。追加のエピソード集なので結末は変わらないし、その後が描かれているわけではないが、美乃側の補完があり、なぜだか若干、本編で何とも言えない気持ちになっていた心が軽くなった気がした(・∀・)

宗勝の異常性は生育環境というのもあるんだろうけれども、彼もまた両親を失った子なんだよなと思うと、これまた何とも言えないモノを感じたり。

X(元ツイッター)で作者にお礼を言っているツイートがあったが、俺氏も日本語ラップ歌手のように「いしいひさいちにマジ感謝ヽ(`Д´)ノ」と連呼したい。

※尚、原画展に富士鷹ジュビロが行っていたらしい

安直だが、やっぱりこの回が一番好きかな(´・ω・`)デモセツナイ

サンガース 笠原倫 全7巻

密教者(サンガース)である主人公・聖崇は、人類に災いをもたらす108の「M」を倒すために来日する。菩提数珠でW浅野とつながれた崇は彼を相棒として、過酷な戦いに挑んでいき・・。

みぢっ
トータルで言えば結構楽しめた感じ。崇とW浅野との友情が育まれていく展開は良かったと思う。ただ、5巻段階で原案協力をしていた門脇正法が離れることになり、Mが登場しなくなり、話が広がらずにあっけなく終了してしまったw

この門脇正法って人は『プロジェクトX』のコミカライズみたいなのの原作をやっている人かな? 後に笠原倫も一冊くらいは描いているようだけど。

笠原倫は後に『どげせん』で板垣恵介と組んで一瞬ブレイクするけれども、最終的には喧嘩別れ(?)のような感じで、それぞれが同じ題材で違う漫画を描く結果になったことを考えると、あんまり原作者とは上手くやれず、自分で描きたいもの描くって感じの人なんかな?

誌面では「土下座観の違い」という柔らかな表現になっていたけど、実際に大きかったのは仕事観の違いだね。
具体的には作画や構成など、作品のさまざまな要素で満足するレベルが違ってたってことなんです。俺も自分の名前が載る以上は当然、自分の水準に満たないものは世に出せないから、「こうしたほうがいいものになるから直してくれ」と指摘するんだけど、彼には彼の基準があって「これでいいんだ」と自分の案を譲らない。そのうち「これくらいでいいんだ」って低い水準の直しが返ってくるようになったり。
「謝男 シャーマン」1巻刊行、板垣恵介インタビュー

村崎京介は思いの外、活躍しなかったw
"しめの川藤"の辺りの話は結構好き。
亜東力男が絶望した理由はなんだかなーと思ったが、キャラとしては悪くなかった。

W浅野の選ばれた特異性は一体なんだったんだろうか?

紛争でしたら八田まで 田 素弘 1~2巻

イギリスに本社がある企業に地政学リスクコンサルタントとして勤める八田百合。彼女の仕事は、地政学に基づいた知性と、ちょっとの荒技で世界中の事件を解決すること。そんな彼女に依頼を出してきたのは、ミャンマーにある日本の企業だった…。

へーそうなんだー(・∀・)という感想が先に来る漫画だった。面白かったは面白かったけれど。

「歴史は地形から作られる」というどっかの学派の教授の一言を聞いて、雷を受けたかのようになったことが昔あった。
なるほど、地形や地質、緯度等により天候等を含めた自然環境が異なり、その結果として生育する植物動物が異なり、それに影響されるであろう衣食住、それをベースに育まれる言語、習慣、文化が人々の行動を律し、その結果として歴史が積み重ねって行くのかと。

それと似たような感覚を思い出させてくれる作品かな。

あと、プロレスが好きな作者なんだなと思いました(・∀・)(小並感)

妹の話がなんかメインテーマとして絡んでくるのかな? 自分の国を作るとかと。

おしとね天繕~ゴールドフィンガー~ 山口譲司

「具合良ければすべて良し!」
雑誌「スーパージャンプ」「オースーパージャンプ」で連載していた、稀代の色事師の活躍を描いた美女あり、笑いありの人気エロコメディ『おしとね天繕』が大復活!
女の園〈大奥〉で勝手放題を許された唯一の男、床与方筆頭会釈・皇天繕(すめらぎてんぜん)――人呼んで「おしとね天繕」が千を超える正室、側室、奥女中らの性の悩み、城内の〈性治〉問題、将軍の夜の相手捜しを華麗に、そして淫靡にぬぷっと解決する!!

まあエロ漫画ですわ(・∀・)
正確に言うとエロコメディ漫画ですわ
笑えるは笑える回はあったけども、なんぞこれ回が多いw

SJ時代は知っていたけれど、その後、コミック乱ツインズでちょっとだけ連載していたものを単行本化したものの模様。
山口譲司は今もリイド社で違う作品を描き続けているみたい。
グランドジャンプでやってた『不倫食堂』って21巻も出てるのか Σ(゚∀゚;)ナゲェ

あーちーち、あーち(・∀・)♪ ソレハチガウヤツ

GS美神 極楽大作戦!! 椎名高志 全39巻

今や除霊は最先端のビジネス。もはやこの日本に幽霊を住まわせる土地などないのだ。経済活動を妨害する悪霊たちを退治する、それが「ゴーストスイーパー」の仕事である。横島忠夫は、そのゴーストスイーパーの一員だ。美神除霊事務所の所長である美神令子をサポートし、さまざまな現場に出向く――。ナイスバディーの霊能力者・美神令子は、凄腕の除霊師。今日もアコギに稼ぎます!!

サンデーうぇぶりで読了。面白かった(・∀・)
途中まで忘れていたが、よくよく考えてみると、俺氏、昔この漫画20巻くらいまで持ってたわ(ノ∀`)

以前読んでいた時は特に気が付かなかったが、結構、高橋留美子の『うる星やつら』の影響を感じたので、作者の椎名高志が高橋留美子のアシスタントだったのか…でもそんな話は聞いたことがないなと思ってぐぐってみたが、やはりアシスタントとかではなかった模様。でも奥さんの清水彩という人は元々は高橋留美子のアシスタントだったらしい。まあ、結婚した時期がいつかわからないので、これはただの勘違いというか勝手な思い込みかもしれないw

と思ったら、

椎名 その頃は高橋先生が描いたものを研究していたくらいで。例えば40ページの短編だとしたら、「10ページ目でここまでいってなきゃいけないんだ」「20ページ目でこういうことが起きて物語が展開しないといけないんだ」みたいな。そうしたテンポ感のクオリティが先生はとても高いので、困ったときは読み返したりして参考にしていました。
高橋留美子×椎名高志、相思相愛リスペクト対談「半妖の夜叉姫」コミカライズ1巻&「MAO」11巻発売記念

ということなので、個人的なリスペクトがあったみたい。

上のインタビューで、意図せずしてルシオラの人気が大爆発してしまって困惑する事態になったことを吐露していて面白いw

これでルシオラENDにしていたら『GS美神100%』とかにタイトル変更をしなければならなかったな…

隊長(美神ママ)と髪の毛があった頃の富士鷹ジュビロ唐巣神父のスピンオフとか読みたいけど、『半妖の夜叉姫』とか猫様の寝かしつけ及び添い寝で忙しいから無理だろうねぇ…( ゜σ・゚)ホジホジ