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ドッ硬連 / 松田一輝

ドッ硬連 松田一輝 全20巻

資産数兆円のスガタ財閥の御曹司である姿強平は、当主である高齢の父・剛三の命を受け、謎の学ランを身に着けて、私立東凱高校へと入学する。そこは関東高校幹部総連傘下にあり、東凱グループなる不良生徒達が暴力で支配する学校だった。入学初日から、その学ランのせいで強平は東凱グループからのリンチを受けることになる。

まあまあ楽しめたところもあったかな(・∀・)?
1985年くらいの作品なので、色々と昔の漫画ではあるw

ネット上では『北斗の拳』や『魁!!男塾』の影響を受けているのではないかという話があったが、それ以外にも『リングにかけろ』や『ブラック・エンジェルズ』からの影響もあるんじゃないかなと読んでて思ったw

作者の松田一輝

絵を描くのが好きで、小学生の頃から漫画家志望であった。しかし漫画家になるのには時期があると思っていたため、高校卒業後は俳優の学校に通った後に、会社勤めをしていた。
 そんな会社勤めをしていた時期に、『週刊少年ジャンプ』(集英社)の第五回手塚賞の入賞作品の中に高橋よしひろの作品があったのを見て、自分にも漫画を描けるという実感を持ち、漫画家の道に進むことを決意した。

とあるので、別段、誰かのアシスタントでもなかったみたいだけれど。

一巻の最初の方は少女漫画家が描いてるような感じだけれども、誰かに師事していたのだろうか?


全20巻で、話を分けるとすると、
1~8巻が「東凱高校編」
9~13巻(?)が「関東幹部連合編」 ※大合本で読んだので明確な巻数が不明。無麗免の話を後日談的に捉えるなら119話まで。
120話~142話(16巻)までが「呪教滅人団」編。
17巻~最終巻が「総長編」といった感じになる。

その話で人気がなかったのか、作者が飽きてしまったのかわからないが、ニ回くらい、急に話が展開したり、出したキャラを大して活用せずに始末してしまったりしているw


連載が長かった所為か、名称の変更というか、揺らぎもあったりした。
スガタ財閥 -> スガタグループ、スガタコンツェルン
関東高校幹部総連 -> 関東幹部連合
剣持 -> 室川 ※これは単純に作者が設定を忘れただけかw 別キャラじゃないはず。


姿 強平
スガタ財閥の御曹司。正義を愛する心優しい少年で喧嘩を一度もしたことがなかった。但し気功拳を習得していて、実は滅茶苦茶強いw 気功拳そのもの説明は乏しく、途中でいきなり「コスモ十気」なる奥義とかも出てくるw

このポーズを取るか、喉をやられるか、雷に打たれれば、大体解決する物語。

姿 梓

スガタ財閥の令嬢。強平と同い年だが、叔父と姪の関係。強平をほのかに慕っている。基本的には優しいが、強平絡みで嫉妬もする。ピーチ姫のようによくさらわれる。一応読者サービス要員? 強平を追ってホワイト・プリンセス女学院から東凱高校へ転校する。

作者じゃなくてアシスタントや他の人が描いているのかと思うくらい、目が変わることがあるw

テコ入れだったのか、ミス東凱コンテストみたいなのが開始早々行われ、そこでレオタード姿などになっている。


姿 剛三
スガタ財閥当主にして強平の父。強平に謎の学ランを渡し、東凱高校への入学を命ずる。実は結構クズ。

公方省燕くぼうしょうえん
強平の気功拳の師匠。本編中で再会することはないが、時々、強平がピンチの時に心の声(?)として現れるw


その他の登場人物

東凱高校編
金田青鬼かねだせいき
強平と兄弟の契りを交わす。基本的に不良漫画によく居るお調子者の虎の威を借るタイプのキャラだが、男気はある。情報通であり、狂言回しの役も担っている。作中では"東海の青鬼あおおに"と自称し、その通りに周りからは"あおおに"と呼ばれている。

十文字啓介
東凱グループから抜ける際に片腕と両目を失った。剣道の達人。青鬼同様に強平をサポートする。強いは強いが、新しい敵キャラのかませポジションであることは否めない。

後ろの大きい方が岡倉淘汰。柔道の全国大会の準決勝まで行った実力がある。小さい方が佐野俊次。ボクシングのフェザー級では敵なしと評される。両名共に十文字に心酔して、付き従っている。


用務員のおじさん
高峰との戦いで傷ついた強平の手当をしてくれたり、窮地を救ってくれる。謎の強キャラ感がある。

北条さやか
ニ年連続のミス東凱。平家の血を引く由緒ある貴族の家柄の娘で、各地に10のホテルを持つホウジョウチェーンのオーナーの娘。羽生魔奇人とも知り合い。成績優秀で生徒会の役員もしている。北条だから平氏筋ということか。

羽生魔奇人
火事現場で取り残された子供を助けようと飛び込んで負傷した梓の入院先に毎日花を届けていた気弱そうな少年。

剣持麗二
暴走族 無麗免ブレーメンのヘッド。上述の通り、後で出てきた時には"室川"と名乗っているw

腕っぷしは強いようだが、取り立てて何かがあるわけではない。行動パターンから言えば、ただの女好きと言える。


鹿島
東凱グループの一年番。武道の達人。

戸浦錠次
東凱グループの主任幹部。通称"チェーンの錠次"。高峰の命を無視して、強平を夜の河原におびき出し、襲撃する。

夜叉同盟
東凱グループ内のスケバングループ(?)
ユウコという飛燕ゴマ使いが読者サービスの為か、コマで梓の制服を破く。蛇はオタミという名前らしい。1984年辺りに結成された、女子プロの極悪同盟がモデルかな? 全然関係ないが、大蛇を首に巻くキャラって元ネタはなんだろう? 『ブラック・エンジェルズ』や『傷追い人』でも見かけたような…プロレスラーとかで居たのだろうか?

高峰陽二
東凱グループの準幹部。このグループの階級が良くわからないw
師団長の下に準幹部がいる感じなのか?

登場時の頭身がキャプテン翼並におかしいw
冷静沈着なキャラかと思ったらそうでもなかった。造形からしてそうだが、戦闘時に凄く車田正美感を覚えたw

再登場時はなんか雰囲気が変わっていたな。


ダン・九十九
東凱グループの準幹部。名前と登場シーンからして、なんとなくハーフなのかなと思ったが、特に生い立ち等に関しての言及はなかった。

初めは「いいヤツそう(・∀・)」と思ったが、「そうでもなかった(´・ω・`)」となり、最終的には「やっぱり、まあいいヤツかな(・∀・)」と評価が変わるキャラ。十文字達と同様に、戦闘においてはかませキャラっぽいポジションであったが、色んな場面でそれなり活躍するので、アルデバランさんよりはランクは上だと思いました(・∀・)(小並感)

ボクシングシーンの擬音表現がなんか『リングにかけろ』っぽかったような気がしないでもない。


ジェイソンマスクの男
ホッケーマスクの男と言うべきか?
強平をして"全身の毛が逆立ち、背筋が凍りつくような"妖気を発する。
なんやかんやで強い。

ネタバレ
話の流れ上、師団長と思われていたが、実は準幹部の大河原剛。見事なミスリード(・∀・)

野獣のような男
動物の死体とその血で書いた文字で強平へ脅しをかけ続ける陰湿なヤツ(´・ω・`)
異常な身体能力と武器の鎌で強平を追い詰める。

ネタバレ
東凱グループの師団長。実は羽生魔奇人の二重人格的存在。

関東幹部連合編
厳院坊
関東幹部連合に背く高校を懲罰する阿弥陀仏高校の師団長。無双念珠拳を使う。相手の体の動きを封じる術を持つ。この他に慶霖・閻蒙というキャラが居たが、キャプチャが面倒くさくなってきたので省略( ゜σ・゚)ホジホジ

清斗ちんとう
中華武漢ウーハン高校の師団長。離れた位置を爆破する念波拳の使い手。肉弾戦ではまさにハート様w
"三猿孤蟹の法"(強平との関わりを保とうとする生徒を闇討ちし続けるだけw)で強平達を孤立させ、苦しめる。

山脇一人かずと
K県の名門カルチュア学園から転校してきた。生徒達が襲われるのは強平一派が東凱に居るからだと周りを扇動し、強平達に学校から去ることを要求する。

サンボ・神露譜かみろふ
黒羽隙くろわすき高校の師団長。裏サンボの使い手で、脊柱圧搾卍固めという必殺技を持つ。

画像だけを見ると「指圧の心は母ごころ、おせば生命の泉湧く。」の浪越徳治郎かエドはるみとかその類かなと思ってしまう。


八卦見徳ニ郎
千億高校の師団長。関東幹部連合の上納式の時に登場。
その名の通り、占いを得意とし、強平が将来、日本を治める大人物になるかもしれないと、集まっていた他校の師団長達に告げる。

体型的に清斗と似ているが別人。終始、強平のサポートに努めた(´・ω・`)


由比京介

関東幹部連合幹部長。鼻が長い、というか変(・∀・) 梓の華道の師匠となる。フェンシングが得意。紳士な優男に見えて、それなりにえげつない感じ。

そして兎にも角にも鼻が変(・∀・)ニドイイマスガ


ミミ

関東幹部連合編の後で、無麗免の女と揉めてさらわれる。救出後、特にストーリーに関わってくることはなかったw


関東6人衆
関東幹部連合編の終盤で出てくるが、ほぼほぼ活躍することもなく消えていくw
錦織陣くらいかな、一応の活躍を見せるのは…

呪教滅人団編
悪魔の四天王 アハマド、カルマット、ダルイーヤ、バシュラド
外国人学校のドクトリン・ハイスクール所属。無覇滅人の部下。バシュラド以外は雑魚だった(・∀・)

無覇滅人ムハメット
ホラーの神を信じる呪教滅人団の長。身長3メートル。今だと色々と問題になりそうなネーミングであるw

その理屈はおかしい(´・ω・`)
総長編
竜騎・虎騎
氷堂魁の腹心の部下。顔が長いのが竜騎、パンチパーマが虎騎。共に濛気功拳の使い手。

氷堂魁
公方省燕から気功拳を学ぶも、増長し破門される。独自に発展させた濛気功拳の使い手。気功拳の奥義「コスモ十気」の最後の秘拳"太陽の気"を習得するために、公方省燕やその継承者であろう師範達を襲う。

ネタバレ
実は関東幹部連合総長。

宇堂夢子
千億高校所属で八卦見の部下。見てわかる通り、テレパス能力を持つ女の子。

由比数馬
見てわかる通り由比京介の双子の弟。通貫超骨法の使い手。鼻がへ(ry

"真実友達"と書いて"マブダチ"とルビるとは。"本気友達"の表記はよく見たけど。
今風に言うとBFFですかねぇ…( ゜σ・゚)ホジホジ

『銀牙』を描いていた高橋よしひろと『魁!!男塾』を描いていた宮下あきら?
漫画家になるトリガーになった人とそのアシスタントである『魁!!男塾』作者を出したのはなんだろうか?
仲が良かったのかな?
『魁!!男塾』とかでありそうな仕掛けだったな。
つーか、こんなもの作る予算は何処にあったんだよw 途中で打ち切りっぽく脱出しちゃうしw
読者サービスかな?
『ブラック・エンジェルズ』のジュディを思い出した。
そういえばこんなスーパーサイア人みたいな時もあったけど、その後出てきてたかな?
何の脈絡もなく出てきた旗と漫画タイトルの"ドッ硬連"
もう連載終了が決まっていたから、突然出して来たのかな?

総評としては…

昔の漫画によくあった行き当たりばったりなところを、この漫画でも感じたw
勝手にそう感じてしまっただけなので、実際のところはわからないが、色んな漫画の影響を受けているようにも感じた。

あんまり財閥設定も学ラン絡みの話も広がりを見せるものではなかったな。
最後は…まあ、あれはあれでいいんじゃないでしょうかねぇ…w

意外と殺す時はあっさりとキャラを殺してたイメージがある。
まあ、それほど重要でもないキャラだったからってのもあるんだろうけれども。
もしかして『魁!!男塾』に対するアンチテーゼなのだろうかw?

「コスモ十気」とかは唐突に思えたw
まあ気功拳自体、大した説明もなく奥義みたいなのを出しまくってたからいいかw

改めて考えてみると、色々とトンデモ展開だったなw
この漫画のことなのかわからないけれども、アシスタントを務めていた『マップス』の長谷川祐一のインタビューで、

僕の師匠は松田一輝先生です。硬派な漫画を描く人ですが、人柄はおおらかで、違うジャンルだからといって排除せず、僕がSF好きなら、作品の中で生かせる方法を考えるような人でした。硬派漫画の中に超能力者の敵を出して、「お前こういう背景は得意だろう」という具合に、僕に手伝わせてくれたのです。大切なのは「面白い」こと

とあったから、そんな感じでストーリーを作っていたのかな?

まあなんだかんだいってそれなりに楽しめたわ(・∀・)

途中で疲れてしまい、なんだか手抜きな感じになってしまった…(ヽ'ω`)

『エネミー・オブ・アメリカ』を観た

エネミー・オブ・アメリカ

合衆国政府機関の陰謀に巻き込まれた男―。逃げるか?闘うか? 妻子と幸せな生活をおくる弁護士ディーン(ウィル・スミス)はある日、本人も気づかないままに暗殺事件の証拠を手にしてしまう。事件の首謀者は、NSA<国家安全保障局>の行政官レイノルズ(ジョン・ボイト)。NSAは最新鋭のテクノロジーを駆使した隠蔽工作を開始し、ディーンを証拠と共に抹殺しようとする。

昔観た時に凄く気に入っていて、110円DVDを漁っていた頃に買ったのを改めて観た。
110円だったか、もうちょっとしたかは覚えていない(ノ∀`)

正直なところ、中盤くらいまで「なんで俺、この映画気に入ったんだろう…(´・ω・`)?」と思うくらい、ただストレスの溜まる一方の展開だったが、終盤辺りに来て、ようやく「ああ、この展開が好きだったんだな(・∀・)」と思い出したw

過剰な監視社会の警鐘的部分も映画のテーマにあるようなものの、現代に至ってはある程度の監視カメラの設置等は重要だなと思う。犯罪の抑止は難しくても犯人逮捕や犯罪の露顕に寄与することは間違いないだろうし。問題となる部分はその監視レベルと運用だろうねぇ。


可哀そうなワンコ(´・ω・`)
そういえばウィル・スミスは平手打ち事件の後、どうしてんだろ?
かつての恋人であり、情報屋との連絡員であるレイチェル
ディーンの妻・カーラ
犬のポルシェはうるさいw
マフィアのピンテロ
中の人は今年(2023) 61歳で亡くなっている模様( ´-人-)
序盤のサービスシーンも忘れてはならない(*´・ω・)
この映画の悪役・NSAのレイノルズ
だがしかし家に帰れば…
この公私の落差も何かを示唆してるんだろうか?
有能なフィードラーはジャック・ブラックか Σ(゚∀゚;)
偵察衛星ってほんとにこんな動きできるんか?
中にテレビを入れて盗み観たりできる有能な袋
わんこだけじゃなく、ニャーンさんも出演してた

レイノルズ役のジョン・ヴォイドって『ナショナル・トレジャー』の主人公の祖父のパトリックを演じていた人か。
ついでに言うと、アンジェリーナ・ジョリーの父親なのか Σ(゚∀゚;)
まあ生後間もなくに両親が別居したらしいけど。

ジャック・ブラックは味のある顔だなと改めて思ったw

何はともあれ、また終盤部分を忘れた頃にまた観たい(・∀・)

『悪いことしましョ!』を観た

悪いことしましョ!

何をやってもうまくいかず、周りからばかにされているエリオット。片想いしているアリソンにも相手にされず落ち込む彼のもとに、突然色っぽい悪魔が現れる。「魂と引き換えに願いを7つ叶えてあげる」と言われたエリオットは、思わず悪魔と契約するが…。

以前に観たことがあったが、110円DVDを漁っていた頃についでに買っていたので、改めて観てみた。

二度目の視聴だった為に、前回ほどの楽しさはなかったけれども、多少、テーマについての理解が進んだような気がする。前回はただ展開を楽しんだだけだったから。

原題の『BEDAZZLED』は

bedazzled
1.〔強い光で〕目をくらまされた◆【動】bedazzle
2.〔卓越した才能・魅力・素晴らしさなどにが(欠点を忘れさせるほどに)〕強烈な印象を与えられた、幻惑[魅了・悩殺]された

という意味らしい。エリオットがデビルに幻惑されたとか、印象の薄い、周りに認められないエリオットが求めた、賞賛を浴びる為に卓越した才能・魅力・素晴らしさとかそういうのを表してるのかね? どうでもいいけど"素晴らしさなどが"となっているけど、"に"が余計だな。

wikipediaの項目

制作当初、エリオットの最後の変身はロック・スターであった。この時の彼は、麻薬中毒で心身ボロボロ、放送禁止用語を連発する悪漢であった。アリソンもまた、同様の堕落ぶりを見せた。しかし、善良なエリオットにそぐわないとして、試写会では大いに不評であった。これを受け、急遽この変身を大統領に差し替えたという。事の経緯と当初の映像はDVD版の特典映像で見ることができる。

とあり、お金持ちになる願いの時のシーンでもカットなどがあり、色々といじくった経緯があるらしい。だから若干、不自然な作りで微妙なところがあったのかな?


超うざい、序盤のエリオット
エリオットの想い人・アリソン
正直このシーンではあんまり可愛くないと思った(ノ∀`)
実質的ヒロインのデビル
エリザベス・ハーレーってよく知らないな(´・ω・`)
なぜかさかなクンさんに見えるエリオット
『ロード・オブ・ザ・リング』の馬車みたいに
強制遠近法で撮影したらしい
最初『キャッスル』のパロディかと思ったけど、
キャッスルはこの映画の9年後くらいの作品か?
この時のアリソンは可愛い
正直、手抜きかと思ったけど、事情が事情だけにしょうがないな
セクシーアリソン
カットされたロックスターのシーンから
折角、デビルがセクシーなメイド姿を披露してるというのに…
ここは珍しく、願いの世界から願う
ここでデビルがエリオットに告げる話はそれなりにテーマに
関わってる気がするけど、カットされたなw
中々アレと言えばアレだったかな?
ピー音ばっかでうるさかったw

序盤のエリオットのうざさやエリオットがなんでそう変化したかという点の弱さというか説得力のなさやラストが若干もにょるかもしれないけれど、余り期待せずに観る分には十分楽しめるのではなかろうか。『(500日)のサマー』観了後ほどの納得感はないとは思うw

適当にテレビ等で観た映画(20)

フィールドオブドリームス

監督第2作目のF・A・ロビンソンが、6年の歳月をかけて製作にこぎつけた秀作。レイ役のケビン・コスナーにとっては「さよならゲーム」に続く野球作品への出演。広大なトウモロコシ畑を営むレイは、ささやかながら幸せな日々を送っていた。ある春の日の夕暮れ、彼の人生を一変させる“声”を聞く。「畑をつぶして野球場を作れば、彼が帰ってくる……」オスカー俳優バート・ランカスターが、実在の大リーガー役を演じる。

名前は知っていても観たことがない映画だなと思い、AmazonPrimeに入っていた時に視聴。

正直なところ、大リーグどころか野球に対して微塵も興味がないので、シューレス・ジョーなんて知らないし、球場が完成してジョーが出現した辺りまでは「何が面白いんだ、この映画(´・ω・`)」と思っていたが、テレンス・マンが登場した辺りから物語に弾みがついて、最後までそこそこ楽しく観られた(・∀・)

アーチー・グラハムはいいキャラだったけど、あの縛りという出来事は果たして必要だったのだろうか…
どうも他の人の感想エントリを読むと原作者であるウィリアム・パトリック・キンセラがJ.D.サリンジャーの信奉者(?)で、その作品のオマージュとしてるとかどうとか、作中のテレンス・マンはサリンジャーを描いたものだとかどうとか…

作中の悪書追放みたいなくだりもなんだろうかと思ったけれども、それもサリンジャー絡みみたいだし。

親子の和解というかレイの心のつかえが取り除かれるおとぎ話といったところかな。
名作かと言われると、そこまでの感動はなかったけれども、つまらないってことはなかったかな。
1989年だから34年前の作品か。

それにつけても、外国人俳優の見分けがあんまりつかない俺氏は未だにケビン・コスナーの顔を覚えていない("・ω・゙)


2001年宇宙の旅

“比類なき完成度。壮烈なる演出。全てのSF映画の中で最も美しく衝撃的、そして偉大な作品。” -Danny Peary, ALTERNATE OSCARS®
人間 vs. コンピュータの戦いを、陶酔の映像と音楽で描き出し、アカデミー賞(R)を受賞した『2001年宇宙の旅』。キューブリック(アーサー・C・クラークと脚本を共同執筆)は、有史前の類人猿から植民地化が進む宇宙へ、数千年もの時間を超越(映画史上最高のジャンプ・カット・シーンのひとつ)する離れ業をやってのけた。人類がまだ見ぬ宇宙の領域に足を踏み入れた宇宙飛行士ボーマン(キア・デュリア)は、不滅の存在へと昇華していくのだろうか。「HAL、進入口を開けろ!」という悲痛な願いと共に、無限の可能性に満ちた未知への旅を始めよう。

ちゃ~ちゃ~ ちゃちゃ~(・∀・)♪
名前は知っていても観たこ(ry

何というか、作中のモノリスのように、当時の観客にインスピレーションを与え、さまざまな分野の後世のクリエーター達に多大な影響を与えたのだろうなぁとは思いつつも、最後の辺りとかよくわからんかった(ノ∀`) スターチャイルド?

最初の猿人達がモノリスによって閃いたことはわかったけれど、月のモノリスが第二地点というのはわからんかったわ。

途中のHALの反乱(?)辺りでは「これ、SFじゃなくて、ほんとはサスペンス映画なんじゃ…(´・ω・`)」と思いつつ観ていたが、そんなこともなかったw

てっきり、残りの三人を騙して探査を続けるのかと思いきや。つーか、よくよく考えてみると、あのくだりはなんだったんだろうか。月に行った博士とかも。

あれか、ロケットの発射みたいに、そこまでの尺を埋める為の燃料タンクで、使い切ったら分離して捨てる感じなのか。きっと違うな(´・ω・`)

現代の映画と異なる、壮大なテーマの表現の為にそこまでの出演俳優やストーリーを軽めに捨てる手法というべきか。
ある種、小説的かな。


オズの魔法使
以前に観たことがあったが、110円DVDを漁っていた頃についでに買っていたので、改めて観てみた。
驚くべき事実が判明した。

俺氏、内容をほとんど覚えてなかった…("・ω・゙)
何故か、西の魔女のところに行く展開も完全に忘れてた(ノ∀`)

飛ばされる前のシーンにお供の三人が出てたことを忘れてた
西の魔女となるガルチさんの存在も忘れてた
マーガレット・ハミルトンはこの役を嬉々として演じてたらしいw
北の良い魔女のグリンダは『西遊記』における観音様みたい
マンチキン達はちっこくて可愛い(・∀・)
ライオンは面倒くさいヤツだけど、だからこそ面白いw
魔女とウィンキーの兵士。そういえば空飛ぶ猿も出てたな

画像を端折ったけれども、占い師マーヴェルはオズだけじゃなく、御者と門番も演じてた模様。

映画版は竜巻で気を失ったドロシーの夢みたいな体裁を取っている作りだったかな。
結論は『青い鳥』みたいな感じの。


雨に唄えば
以前に観たことがあったが、(ry

こっちの方は大体内容は覚えていた。
久しぶりに観たけど、やっぱり面白かった。
画像キャプチャした時に時間表示が入り込んでしまったけど、面倒くさいからこのままに(ノ∀`)

この最初のシーンは忘れてた
ドンとコズモの来歴紹介もここでしてたんだな
今のラブコメでもありがちな最悪な出会い
洋画とかがルーツなんだろうか?
名バイプレーヤーのコズモ(・∀・)
キャシー役のデビー・レイノルズは撮影後に
足から出血してたのがわかったとか…十数時間の
撮影ってこの時かな? それぐらい大変だったのも分かる出来栄え
何気にコズモにばかり頭を寄せていたけど、
台本なのか中の人の意思だったのか…
尽きぬ監督の苦労
誰か分らない…シド・チャリシー? いい脚
意地悪リーナ。ジーン・ヘイゲンの名悪役ぶりが
なかったら、この映画も成立しなかったよね
(`・ω・)=3 ドヤッ 顔のリーナ
だがしかし、この後…

しかしまぁ、「ブロードウェイ・メロディー」のシーンはちょっと長いなと改めて思った(ノ∀`)

脚の長い綺麗な人が出て来て、「誰だ(´・ω・`)?」と思ったけど、シド・チャリシーという人かな?

美しい脚に500万ドルの保険が掛けられたとかどうとか。

ゼルダ役のリタ・モレノは現在91歳でご健在らしい。
しかも2023年公開の『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』に出演してたらしい。

日本の草笛光子にも頑張ってほしいと思った(・∀・)