「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ!」「埼玉なんて言ってるだけで口が埼玉になるわ!」といった
数々の埼玉ディスを連発するも埼玉の寛容さに助けられ、まさかの大ヒット!
空前の埼玉ブームを巻き起こした『翔んで埼玉』がこの秋、再びスクリーンで壮大な茶番劇を繰り広げる!
東京都民からひどい迫害を受けていた埼玉県人は、麻実麗率いる埼玉解放戦線の活躍により、
通行手形を撤廃し自由と平和を手に入れた。日本埼玉化計画を推し進める麗は、埼玉県人の心を一つにするため、
越谷に海を作ることを計画する。白浜の美しい砂を求め、未開の地・和歌山へと向かうのだが・・・
関西にも存在する“超・地域格差”に“通行手形制度”!
そして、恐るべき大阪の陰謀はやがて日本全土を巻き込む東西対決へと展開していくのだった!
ほぼ感想が前作の時と似たような感じになってしまうがw、
トータルで言えば十分満足できる作品であった(・∀・)
現代パートとの入れ子構造、熱いシーンやら全力で馬鹿やってるシーンと前作同様の作りであった。前作と違うところと言えばラスト辺りのヴィラン県へのフォロー台詞かな? 前作のヴィラン県は東京と神奈川だったからさしたるフォローが必要のないといった感じだったけれど。
ぶっちゃけ思ったのは、
これ、杏と愛之助の映画だろ(・∀・)
勿論、GACKTと二階堂ふみ、埼玉県人役の人と前作のメンツも出てくるし、見せ場もあったけど、メインとして印象に残るのは桔梗魁(杏)と嘉祥寺晃(片岡愛之助)であった。
麻実麗(GACKT)はストーリーの主軸として動くのでまだいいんだけども、壇ノ浦百美(二階堂ふみ)はほぼ脇役と言っていい存在だった。要所要所ではシーンがインサートされるけど。
ストーリーは前作以上に前半は話の無理くり感と散漫としたdisの盛り込み過ぎを感じたものの、後半の展開への布石と考えれば致し方ないところか。関西の小ネタは何となく知っていたり、知らなくともその表現によって何となく察して脳内置換し、それなりには楽しめた。でも本当に滋賀県人へのdisで"ゲジゲジ"なんてあるんかw?
現代パートの和久井映見、朝日奈央、アキラ100%も前作の家族同様によく演じていた感じ。和久井映見は当然の安定感だったし、朝日奈央も良かった。でも二人の好演よりも想像以上にアキラ100%が俳優としての良い脇役感を醸し出していた気がするw
近江美湖役の堀田真由も熱いシーンでは頑張っていた。前作の信男(加藤諒)のポジションか。
信男は前作よりも活躍していた。おかよ(益若つばさ)も埼玉県人シーンではほぼ出てたかな。
神戸市長役の藤原紀香と京都市長役の川﨑麻世と女将役の山村紅葉辺りはまあ、ただのコント演技だけれども、求められる役柄がそういうのだから致し方ないところ。京都市長が川崎麻世だったことを知ったのは家に帰ってWikipediaを見てから。ずっと「誰だろうこの人(´・ω・`)」と思いながら観てて、エンドロールで川崎麻世の名前を見て「どこに出てたんだろう…(´・ω・`)」とずっと思ってた(ノ∀`)
ネタバレ
- 阿久津の不在に関するシーンはワラタw 精一杯の取り扱いだったなw
- 壇ノ浦百美が男なんだから桔梗魁も男に決まっとるじゃろがいと言われそうだが、"滋賀のオスカル"と言っていたので、てっきり最初は女なのかなと思ってしまった(ノ∀`)
- アドベンチャーワールドのことを知らないと、なんでパンダ?と思ってしまうだろうなぁと思った。
- 『チャーリーとチョコレート工場』のパロディであろうたこ焼き工場のシーンは長すぎるし、そんなに面白くなかった。まあこれは関西の人たち向けのネタなんだろうな。食い倒れ人形の扮装とかからして。
- 同じようにアポロタワー(?)での上半身の裸の男達のシーンもちょっと冗長な気がした。女性だったら評価は変わったのに…(*´・ω・)
- 琵琶湖周航船のシーンは『二十四の瞳』のパロディかな?
- とび太の盾=トビタテは少し欲しいw
- 綱引きの審判のシーン前のアキラ100%がお盆持っててワラタw
- 行田タワーで路線族達が力を合わせるのは『シン・ゴジラ』の在来線アタックを模したものなんだろうかw それにしても行田タワーへのdisがひどかったw 暗証番号は最初、波と富士だったから7322~かと思いきや、思い切り文字からだったのがちょっと雑だと思った(ノ∀`)
- さすがにこれは牽強付会というかいいがかりのような気もするが、前大阪府知事がハイヒールモモコだったのは、あの知事の長女の名前とかぶる西秩父桃湖と関係してるのか…( ;・´ω・`)ゴクリッ?
- とび太による兵力の水増しや和歌山の姫の呪いが解けた姿とかはまあ予想通りだった。
- 埼玉デューク(京本政樹)の再登場はなかった…(´・ω・`)ザンネン
- 全然映画とは関係ないし、うちの環境の問題なのかもしれないがマイアミ浜オートキャンプ場のよくある質問の各質問の部分が水色バックに白文字なので、質問文がめっちゃ読みにくかった(ノ∀`)
第三作制作は題材的に難しいかな?
作るにしても、スピンオフで加藤諒とか益若つばさがメイン張る感じか。
後は九州くらいか。
北海道も出来ないこともないだろうけど、少しローカルすぎるし、大泉洋と木村洋二呼んで来ないと駄目そうだしな。
四国は少し小さいからなぁ、うどん茹でる水とかのネタはあるだろうけども。四国内のヒエラルキーというよりは山陽との兼ね合いになるのか…
海外は難しいだろうし。
まあ何はともあれ楽しめたので良かったわ(・∀・)
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