カテゴリー: 感想

『普通じゃない』を観た

普通じゃない
※内容紹介をちょっと改変した。

昨今の留まるところを知らない離婚の増加を憂慮した"お上"は天国の警察署(?)の署長ガブリエルに"男と女を永遠の愛で結びつける"というミッションを下す。ガブリエルは署員のオライリーとジャクソンを選出し、そのミッションを命じる。「失敗したら、二度と戻るな」という言葉と共に。
そのミッションの対象はわがままな大企業の社長令嬢セリーンと、その会社で清掃員をしながら才能もないのに小説家になろうとしているロバート。
天界に戻りたい一心で二人は次から次へとセリーンとロバートが恋仲に落ちるよう仕向けるが…

最後の方の展開や全体的な設定については、若干「(´・ω・`)?」となったりもしたが、全体的には楽しめた(・∀・)

何よりも25歳当時のキャメロンが魅力的であった(*´・ω・)
脚が長い
スタイルが良い
頬骨が少しあれだけど、チャーミングな笑顔
演技終了後のチベットスナギツネ顔。演技時との落差がw
でもやっぱり短髪の方が似合う人かも

 


 
ロバート役のユアン・マグレガーって名前しか知らないと思っていたが、
ベルベット・ゴールドマイン』のフルチン出してた人かw
『スターウォーズ』新三部作のオビ=ワン・ケノービもやっているらしいが、あれ未だに観てないな…

誰もが予測できそうなプロットを嬉々として語る才能なしのロバート

 
セリーンの父親で守銭奴社長ナヴィル役のイアン・ホルムって人も知らんな…と思っていたが『ロード・オブ・ザ・リング』でビルボを演じてた人か Σ(゚∀゚;)

2020年に西方の国に旅立ったらしい…

天界に戻れなくなるのを恐れて、必死でミッションを遂行しようとする二人は面白かったw
取り分けオライリー役のホリー・ハンターが凄く好きw
もう一人のヒロインだった(・∀・)

でもいまいちどういう存在なのかはわからない二人だった。怪我とかしちゃうし。死後に天国に行って働いてる人って感じなのかな?

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この職場の食堂にカレーうどんはきっとなさそう(´・ω・`)
職も彼女も住むところも失って、無敵の人となったロバート
脅迫電話絡みの辺りは面白いw
なんやかんやで距離が縮まった二人
これマジで始末しようとしてたんかな?
さすがにこの行動はちょっと…(´・ω・`)
何故か突然、重要っぽい役割を果たした酒場の主人
この後の展開がわけわかめ(・∀・)オマエハドコノ

ネタバレ含みの画像ペタペタ
考えてみると、この人、それほど悪いことしてないのに、巻き込まれ被害者だったよねw
これは"お上"からのお祝いなのかなと勝手に思ってたけど、どうなんだろう?
この最後の回想みたいなのはなんだったんだろう? 忘れがちな観客の為?
このエンディングというか後日譚を人形でやるのは良かった(・∀・)
ここはともかくも、それ以外の部分は実際の演者にやらせるとある種の生々しさが出ちゃうから人形劇にしたのかな? まあこれによっておとぎ話風に終わったから良い手法だとは思った。

そんなに小難しく考えずに、ただ観て楽しむ分には十分面白い作品だと思った。

『タッチ・オブ・スパイス』を観た

タッチ・オブ・スパイス

2004年のアテネと1950年代の古都コンスタンチノーブルを舞台に、ひとりの少年の成長とトルコギリシャの現代史を絡めて描くノスタルジックで心温まる人間ドラマ。あらゆるシーンで登場するギリシャ料理の数々が大きな見どころで、色々な種類のスパイスの調理法が登場する。本国ギリシャでは、観客動員数の記録を塗り替えて国民的映画となった。

開始当初からおっぱいが出てきたので(※但し授乳シーン)、色めき立って拳を振った俺氏
( ゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい!

だがしかし、これは別にエッチな映画じゃなかったよ…_| ̄|○
これはまあ、ブンガクの香りのする作品ですな。

正直なところ、ギリシャとトルコの歴史的関係等の教養というか知識がないと、表面上でしか理解できない部分もあると思った。

軽めに調べたので、間違ってるかもしれないギリシアやらイスタンブールの概略
  1. 古代ギリシア
  2. ローマ帝国統治 → ローマ帝国分裂(分割統治?)
  3. 東ローマ帝国(ビザンツ帝国)統治
  4. なんやかんやでギリシア化進む(ローマ・西欧文化から古代ギリシア文化への回帰? ギリシア正教の浸透?)
  5. オスマン帝国統治 → 1821年からの独立戦争を経て1829年独立。
  6. ギリシャ第一共和政(独立戦争時からギリシア王国までの体制?)
  7. ギリシャ王国
  8. クレタ島奪取を目論んで希土戦争(1897)を起こすが負ける。
  9. バルカン戦争(1912-1913)でクレタ島を奪取。
  10. 第一次世界大戦(1914-1918)で三国同盟国側についたオスマン帝国からイスタンブールとその近辺地域を除く東トラキアを割譲させ、アナトリアのスミルナ地方を行政権下に。(セーヴル条約)
  11. 希土戦争(1919-1922)で敗北して、セーブル条約で得た領土を全て失う。
  12. 1923年 革命によってトルコ共和国成立。オスマン帝国の時よりもナショナリズムが強くなる?
  13. ローザンヌ条約で"ギリシャとトルコ間での住民交換が決定した。約100万人のギリシャ正教徒がトルコからギリシャへ、50万のイスラム教徒がギリシャからトルコへと移住した。"
  14. 但しこの交換には例外規定があり、1918/10/30以前に1912年の法で登録されているギリシア人は除外。1923年段階のトルコ在住のギリシア系住民は25万人強。このうち20万人がトルコ市民権、残りの4万5000人がギリシア市民権を所有。イスタンブールに居住していたギリシア人は24万5000人。
  15. 第二次世界大戦時は枢軸国に占領され、傀儡国家に。戦後、内線。
  16. 1955年 イスタンブールで反ギリシア人暴動(イスタンブル・ポグロム?)
  17. 1963年末に始まったキプロス紛争の影響から、1964/3/16にギリシア国籍を持つギリシア人全員の国外退去処分が決定。

より詳しい内容はぐぐってヒットした
一橋大学機関リポジトリにあった文書を参照のこと。全部は読んでない(ノ∀`)
※P690で"租述"とあったが祖述(?) ← 意味が分からなくてぐぐったら、後者が正しいようだが、前者でも引っかかるな…どっちなんだろうか(´・ω・`)

希土関連の文書を読めば読むほど根が深い…_| ̄|○ イマダニモメテルノカ
ナショナリズムの時代だったからとはいえ、汎ギリシャ主義(メガリ・イデア)的な動きに問題があったんじゃないかと思ったり思わなかったり。背後にブリカスの影が見えるところが何とも言えんな(´・ω・`)イスラエルパレスチナトイッショカ

まあ国家間の対立に翻弄された人々の話だねぇ…
映画としてはそこにファニスの恋愛を混ぜ合わせた感じで風味をつけてるけど。いや、そっちがメインか( ・´ω・`)


この作品は監督と脚本を担ったタソス・ブルメティスの体験をベースにしているらしい。
タソスは1957年生まれた人のようなので、6~7歳の頃に国外退去の憂き目にあったのかな。
作中のファニスもそんくらいだっけか? ※全然関係ないが、なぜかWikipediaの項目で監督の名が"タンス"になっているw 脚本はちゃんとタソスなのにw


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佐藤浩市風な大人ファニス
子供ファニス
いたずらっ子ファニス。
この頃は幸せだったのに…
初恋の子・サイメ
サイメは踊りが得意。
他人の努力の賜物を安易に得ようとする人間は痛い目に遭う。
まあ、このおばさんはちょっと意地悪かもw
船乗りのおじさんはいつも最新の調理器をお土産として持ってくる。ファニスも尊敬の念を抱いている。
男達はシリアスな話をサウナでする。
国外退去シーン。ここは少し作為的すぎないかなw なんで列に並ばずに行くんだw
ギリシャ語の授業も身に入らないファニス
この父の涙と嘆きはすべての国外退去させられたギリシャ系住民のものか(´・ω・`)
前半と後半に出てきたジェスチャー
どうも人を馬鹿にする感じのもの?
人差し指と親指をこする。
アメリカとかだとお金を数えるジェスチャーっぽいけど。

作中は微妙にコミカルな感じのシーンもあるけど、パーキンソン病ネタは今だと怒られそうな気がしないでもないw

老人たちが道を尋ねられた時に全身でぐるぐる回り、そうやってからようやく道を確認できるくだりは、希土両国の対立に翻弄され、自らの立ち位置と方角を見失ってしまった人たちのメタファーだったんだろうか?

おじいさんは料理には美味しい隠し味が必要で、それは塩だとかなんとか言ってたような気がしたけど、良き人生の隠し味は悲しい涙のしょっぱさなのだろうか(´・ω・`)

『ヴァン・ヘルシング』を観た

ヴァン・ヘルシング

時は19世紀、陰謀渦巻くトランシルヴァニア。怒涛の物語が、今、その幕を上げる―――!!19世紀。ヴァチカンの秘密組織からの極秘の依頼を受け、ヨーロッパを駆け巡る男、ヴァン・ヘルシング。彼は、人々を恐怖に陥れる怪物を闇から闇へ葬り去る、名うてのモンスター・ハンターだった。ロンドンでハイドを始末した彼にまたもや密命が下った。次の地はトランシルヴァニア。ドラキュラー族と400年にも及ぶ闘いを続けている…

俺氏の大好物っぽい設定にも関わらず、全く心に響かなかった不思議な作品(・∀・)

決してつまらないというわけではないのだけれども、色んな部分でのセンスや世界設定が俺氏には合わなかったのかもしれない…

2004年公開の20年前近い作品なので、映像的にアレに見えてしまうのは措いておいても、ヴァンパイアとウルフマンとかの世界設定がどうしても受け入れがたかったんだな… 漫画なら許されるような表現を上手く実写に翻訳・翻案ができてなかった感じとでもいうべきか。

多分、怪獣大戦争的な怪物てんこもりの物語を展開したかったんだと思うけど。
メディアミックスも結構力を入れていたみたいだけど、シリーズ化は見送りになったらしい。
一応、リブートを予定してるみたいだけども。


ヒロインのアナはキャラ的に特に魅力を感じなかった。

一族の使命に一生懸命ではあったが。

胸元が肌色に近い衣装なので…
遠目からみると、ノーブラで疾走する変態痴女に見えなくもない(*´・ω・)

サポートポジションである開発マニアのカールもちょっと微妙だった。
演じているデビッド・ウェナムは『指輪物語』でファラミアをやっていた人か。
身長178㎝もあるのか。ヴァン・ヘルシング役のヒュー・ジャックマンが188㎝で、カール自体が猫背ぽかったから、小柄な人なのかと思ってた(ノ∀`)

このシーンがたまたまなのかもしれないが、カールがめちゃくちゃ小さく見えるw

ヒュー・ジャックマンって名前を知ってるけど、映画であんまり観た記憶がないけども、『X-メン』のウルヴァリンなのか。
あのシリーズはほとんど観てないからなぁ…


ドラキュラの三人の花嫁は綺麗だったな(・∀・)

マリーシュカ役のジョジー・マラン
ヴェローナ役のシルヴィア・コロカとアリーラ役のエレナ・アナヤ
ヴェローナは単体での人間体シーンがなかったかな?
おっぱいですね(*´・ω・)
三人の中ではアリーラが一番登場シーンが多かった

後は適当に画像をペタペタ。

アナの兄ちゃん。
なぜか最初、ヴァン・ヘルシングがアナの兄ちゃんで記憶を無くしてると思い込んでた(ノ∀`)
ウィル・ケンプは元々はダンサーで、この映画でデビューしたらしい。
ウルフマン
リキシマンじゃないです(・∀・)
こいつ一体なんだったんだろうな。
ただの殺人狂というか墓穴を掘りたいだけだったのだろうか…
ドラキュラ伯爵
中々の男前というか魅力ある感じが出てて良かったけど、最後雑魚っぽくなったw
心優しきモンスター?
続編あったら、登場したんだろうなぁ…
胸のところで光ってるのはアイアンマンのアークリアクター……ではない。
連射できるけど、これが全然当たらないんだわ(´・ω・`)
ドラキュラの花嫁の飛行能力と敏捷性の高さを示すためのかませ武器でしたわ…
バトルモードのドラキュラの花嫁は怖い(´・ω・`) なんかガーゴイルというか、下っ端悪魔っぽい
いっただきまーす(・∀・)
創作物においてのリアリティの追求とは、その創作世界における法則が整備され、それを遵守することである。
そういった意味合いにおいてこの映画のリアリティの追求はいささか甘いと思った。
次の画像を見ていただけたら、賢明なる変態諸氏なら気づくかもしれない。

これ、衣装の一部を上に持っていって、天井に立ったいることを表現しようとしているけど、

おっぱいが上側に垂れてないとおかしいやろヽ(`Д´)ノ
俺氏じゃなかったら見落としてたね(`・ω・)=3 ドヤッ


色々とこだわって作ったんだろうなぁと思える部分もあったけど、それほどハートを掴んでくるような内容ではなかった。詰め込みすぎて尺が足らんかったのかな…( ゜σ・゚)ホジホジ

『最'愛'絶叫計画』を観た

最'愛'絶叫計画

おデブでモテない一人の女性が恋愛伝道師によって美女へと生まれ変わり、色々な障害を乗り越え理想の男性との恋に突っ走る姿を様々な映画のパロディ満載で描いたコメディ。
 超おデブなうえに恋人が出来ず悩んでいる食堂の娘ジュリア。そんな彼女はある日、恋愛ドクターのヒッチのもとを訪れ、恋のイロハを伝授してもらうことに。すると、まずは脂肪吸引や脱毛など大改造手術を受け、スリムな美女に変身。そして、お見合い番組で美青年グラントと運命の出会いを果たしたジュリアは、やがて結婚する約束を取りつけるのだった。しかし、2人の前には、グラントのかつての恋人が現われて彼女と戦うハメになったり、親がどうしようもないキャラだったりといった障害が次々に待ち受けるのだが…。

これねぇ…(´・ω・`)
色んな映画のパロディが含まれていて、それが解ればそれなりに楽しめるんだろうけれども、兎にも角にも下品で汚すぎる部分は観ていてちょっと引くと思うわ…(ヽ'ω`)

まあ、単純に笑える部分もあったし、一応はハッピーエンドだから、途中まで我慢できれば最後まで観ていられるとは思うのだけれども、そこまで我慢してまで観るものでもないかなw おそらく嫌悪感が勝って、途中で観るのを止めちゃう人の方が多いだろうなぁ。

2006年公開で83分のショートムービー。製作費は2000万ドルで興行収入は8479万ドルなのでそこそこヒットしているのか…

でもIMDbでは2.8かw


この太ったままの状態で話が進むのかと思いきや…

マリリン・モンローの『七年目の浮気』という映画のネタとかしてた。
頭おかしげな両親に虐げられつつ…

父親役のエディ・グリフィンはコメディアン兼俳優、母親役のミーラ・シムハンは舞台とテレビがメインで映画にはあんまり出てない?
『最後の恋のはじめ方』という映画が元ネタのデートドクターのヒッチに相談して…

この小人症の俳優トニー・コックスはエンドアとかでイウォークやってた人なのか Σ(゚∀゚;)
あっという間に特殊メイクを落として肉体改造して…

この時、アリソン・ハリガンは32歳くらいなので、まあ、年相応な容貌で(´・ω・`)
意中の人とカップルになって…

グラント役のアダム・キャンベルは『NCIS』のダッキーの青年期シーンを演じてる模様。
これまた頭おかしげな相手の両親に会い…

胸毛父さんのバーニー役のフレッド・ウィラードは2020年に亡くなってるのか。80歳ならまあ長生きだよね(´・ω・`)
これまた頭おかしげなセクシーライバルが出て来たりするけど…

アンディ役のソフィー・モンクはオーストラリアの女優兼人気歌手らしいけど、なんでこんな役を引き受けたのだろうかw
なんだかんだでめでたしめでたし(・∀・)

まあ、IMDbでの評価は低いものの、それなりの興行収入はあったということから考えてみると、根本的な文化の違いやパロディ元の映画やテレビドラマや番組の知識の有無によってこの映画に対する評価は異なってくるのかねぇ…( ゜σ・゚)ホジホジ

なんだろう、かつての『がきデカ』や『まことちゃん』の系譜の漫画とか好きだったら、この感じの下品さを楽しめたりするんだろうか?
でもやっぱり、漫画表現と実写表現の与えるインパクトはちょっと違うかもなぁ。

何気に水着姿のソフィー・モンクのセクシー映像(?)がやたら長かったような気がするw
最初、ゴールデンラズベリー賞の最低助演女優賞を贈られたというカルメン・エレクトラと混同していたけど、カルメンは最後のシーンで出てきた人だった(ノ∀`)

なんやかんで『指輪物語』と『キルビル』と酷い扱いをされた甥のシーンで笑ってしまった(´・ω・`)クヤシイ