カテゴリー: 感想

『ダーティファイター』を観た

ダーティファイター

イーストウッドが腕っぷしの強いトラック運転手に扮した痛快篇。カントリー・シンガーを目指すリン(S・ロック)に惚れたり、彼女にちょっかいを出した暴走族を叩きのめしたり、ストリートファイトに精を出したりという主人公ファイロの活躍が愉快に描かれており、肩の凝らない作品になっている。相棒のオランウータンがコメディ・リリーフとして笑いを振りまき、人間の相棒オーヴィルに扮したG・ルイスと頑固な婆さんR・ゴードンもイイ味。好評につき続編「ダーティファイター/燃えよ鉄拳」が作られた。

映画 ダーティファイター - allcinema

全く合わなかった(ノ∀`)

クリント・イーストウッド演じるファイロを初め、特に感情移入するキャラがいなかったからかな?

オランウータンの必要性が全くわからなかった。ファイロとも別に仲が良いようにも見えなかったし。「キャノンボール2」のオランウータンの方がまだ必然性があったように思える。

ファイロを付け狙う全然ぱっとしない暴走族と警官のコメディパートもつまらなかった。
薄味という感じか。ママ・ボッグス役のルイス・ゴードンくらいだったな、面白かったのは。

まあでも本国ではヒットして第二弾も作られたようだから、人によっては面白いのかな?

『婚前特急』を観た

婚前特急

自由に恋愛を楽しんでいた24才OLの池下チエが、親友の結婚をきっかけに、付き合っている5人の彼氏の中から本当の相手を見つけるまでを描いたコメディ映画。

主人公の池下チエはキャラ的に吉高由里子にあっており、チエの友人の浜口トシコに杏、彼氏達には浜野謙太(田無タクミ役)、青木崇高(出口道雄役)、榎木孝明(三宅正良役)、加瀬亮(西尾みのる役)等々と中々の俳優陣でテンションが上がるのを感じつつ観始めた…
 
 
 
 
 
なんだこの糞映画…_| ̄|○

もっと要素が複雑に噛み合ったり、それぞれの男との絡みによって物語が進行していく様を芸達者な俳優陣が演じていくと思ったのに…(ヽ'ω`)

申し訳程度のゴタゴタの後ですぐにタクミルートになってgdgdした挙句に喧嘩で壁をぶち抜いた先に居た、隣人のお婆さんの唐突な思い出話で話が集束してしまうというのはどうなんだろうか(´・ω・`)

読み切りの漫画ならまだ許せるかもしれないが、映画としてはどうなんだろう。
コメディーなので、コメディータッチなシーンも多いけど、大して面白くないし。
これならまだ「恋の門」の方がマシかも。あっちは意味不明な部分が多いけどw

これほど設定や登場人物のほとんどが機能してない映画も珍しい。
監督の前田弘二という人はそれまで自主制作で映画を撮っていたが今作が劇場公開デビューだったらしい。駄目駄目な感じなのはだからかな。

一応、地方の映画祭で新人監督賞等を貰ってはいるけど、つまらないものはつまらないw そもそも映画祭とかの賞って全然あてにならないしw

タクミが恋心を抱いてる奥田ミカ役の石橋杏奈ってLIFEのスポーツ番長でテニス部役をやってた子かw


まあ無理に評価するならば、人間のクズと言えるような性格の男女を吉高由里子と浜野謙太が好演してる映画といったところかなぁ。俳優陣は決して悪くなかったな。

肝心な話がつまらなかっただけで(・∀・)

『グレムリン』を観た

グレムリン

『グレムリン』(Gremlins)は、クリスマスに贈られた珍しいペットの飼育方法にまつわる騒動を描いたSFブラック・コメディ。1984年アメリカ映画、ジョー・ダンテ監督作品。

子供の頃に観た記憶があったが、良く覚えてなかったので改めて観た。
序盤は「なんだこれ、子供向けだなぁ…(・∀・)」と思って観ていたが、話が進んでいくにつれて、映像に比べて内容は確かにブラックな部分が多い気がしたw

ケイト(フィービー・ケイツ)のお父さんの話って必要だったんだろうか?
もっとライトな話で良かったような気がしたw

まあぼちぼち面白かったかなぁ?グレムリン達の大騒ぎが肝なんだろうけど、ちょっと長かったかなぁとも思ったり。ディーグル夫人のところは笑ったけどw

ディーグル夫人ってあの後出てきたんだっけ? 一騒動が起きてそれが解決しただけで元々の話の問題は何も解決してないような気がするけど気の所為だろうか?

終盤のギズモのスター気取りの活躍はちょっと可愛かったかな。

ストーリーのテーマはいろいろあるんだろうけれども、ランペルの使えない発明品やグレムリンという怪物が機械にイタズラをするということを踏まえると機械文明への警鐘的な部分もあったんだろうか?


モグワイって魔怪(Mogwai (Chinese culture))の音なんだな。

meaning "monster", "evil spirit", "devil" or "demon".

とあるから最初から怪物や悪魔って意味で呼んでたんだなw
ランダル(ホイト・アクストン)には通じてなかったみたいだけど。


「グレムリン2 新・種・誕・生」という続編もあったらしい。
そして更に続編が(・∀・)?
『グレムリン』リブートは30年後が舞台!クリス・コロンバス&スピルバーグがカムバック

ケイト役のフィービー・ケイツは専業主婦になってるみたいだし、
ビリー役のザック・ギャリガンは「グレムリン」シリーズ以降ぱっとせず、
2003年にタワーレコードでディープ・パープルのCDを盗んで逮捕されたみたいだし、カメオ出演とかもなしかな。


録画した映画を消化中…(ヽ'ω`)

海の奇談

著者は庄司浅水。明治生まれの人なので言い回しが現代と違っていて
少し読み辛いというか、言葉の使い方が違うような気がした。
あと、漢字変換のルールが一定じゃないような気がした。波止場が漢字だったり、平仮名だったりしてたような。特に意味はないんだろうけど。

主な内容は

  • 海の怪獣の目撃、巨大海ヘビの捕獲
  • ベッツィ号、グレンドワー号、サンドウィッチ伯号、レニィ号、アビゲイル号での殺人事件や反乱
  • ボストン茶会事件
  • クジラに呑まれた男、長期漂流者
  • レギュレータ号、タイタニック号の遭難事故
  • グラーフ・シュペー号の最後

全体的に人物名や地名の羅列が多く、その辺はちょっと冗長かもしれない。

海の怪獣/巨大海ヘビに関しては今はともかく、昔は恐竜の生き残りみたいなのが居たんだろうかと思ってしまう目撃談が多いなぁ。実際はどうか知らないけどw

殺人事件や遭難事故の章を読むと船旅は恐ろしいという結論にしか辿り着けないw
タイタニック号事件なんて昔の話やと思っていたが、イタリアや韓国の海難事故を考えるとそうも言ってられないな。

タイタニック号に関してはあんまり知らなかったので唯一の日本人乗船者である細野正文にまつわる話は興味深かった。

意外と本編よりもミニコラムの短い話の方が面白かったな(・∀・)


確実に誤植等のミスだろうと思える部分が何箇所かあった。

P117
ベンスシ → ベンスン?
P145
フランズ → フランス
P157
ピーター。マッキンレー → ピーター・マッキンレー?
P189
反乱者の逮捕 → ボールド装飾?
P279
撃破きれた → 撃破された?
P283
立ち向こう → 立ち向かう?
P306
救いげあ → 救いあげ?


ぼちぼち面白かったけど、466ページということでちょっと長かったw