カテゴリー: 感想

轟世剣ダイ・ソード

轟世剣ダイ・ソード

講談社漫画文庫 全4巻。作者は長谷川裕一。
4巻だからさらっと読めるかと思ったら文庫本換算か…_| ̄|○ ナガカッタ…
単行本だと7巻。

マンガ図書館Zで読めるようになったみたいだよ(・∀・)
関係ないが18禁の方に「ドウラ」というピンク長谷川裕一作品もあった。


あらすじは

主人公・百地王太はじめ中学生550人が学校ごと剣と魔法の異世界「泡の中央界」へ飛ばされる冒険ファンタジー漫画である。

という感じで、相変わらずの長谷川裕一節炸裂だった(・∀・)

「マップス」と比べてしまうとスケールが小さく、やや物足りなさを感じるが、8つの神の武器というwktkな設定や長谷川裕一節は健在なので十分楽しめた。

解説等にも書かれているが、主人公やその周辺の人物数人ではなく550人の中学生が学校ごと空間転移するというのは中々珍しいかったかな。

「漂流教室」みたいに殺伐とした話にならないのはやはり長谷川裕一ならではか。
ご都合主義とかぬるいと言われると否定は出来ないがw 550人の設定をああいう風に消化というか活用するとはちょっと思わなかったな(・∀・)

俺氏は立体的な想像力が弱いので今ひとつあんな風に変形出来るのかよくわからなかった。実際に玩具にするのは大変そうだな。
ダイソードの最終形態や聖杯をみてたら、「マップス」のアレを
思い出した(ノ∀`) ナマエガオモイダセナイ

主人公のプチハーレム、微エロ展開は今作品でも健在(・∀・)
理由はわからないが「ガルフォース」を思い出した。

ガブ・マオリとデクショは良かったが、ジオナスがちょっとキャラ的にというか存在的に弱かったのがちょっと残念だったかもしれない。

4巻の作者のあとがきにもあるが、この作品は連載していた「コミックコンプ」が休刊してしまい、「キャプテン」に移籍したらしい。

「キャプテン」での連載は順調に進んだが、元々他誌から移籍した作品であるという事情もあり、1996年に同誌編集部は新作への切替を打診、そこで単行本第6巻相当まででとなる1996年9月号のACT41で雑誌連載を打ち切り、最終巻である第7巻を書き下ろし1997年1月に刊行することとなる。

「キャプテン」もこの後休刊してしまったらしい…( ;・´ω・`) チョウジンロック?


長谷川裕一が戦隊物の脚本とか設定をやったら、どんな作品になるんだろうかとふと思った(・∀・)

ホットロード / 紡木たく

ホットロード

悩みを抱えながら、暴走族に憧れ、仲間に入り不良の道を進んでゆく主人公・和希、バイクに命をかけ、死さえ覚悟しているような春山の姿が描かれる。

全四巻。紡木たく。
一巻の発売日が1986年12月ということなので1980年代中頃の作品か。
30年近く前なら確かに暴走族も今よりも沢山居たような気がする。

もっと暴走族を賛美するような内容なのかと思ったが、そうでもなかった。
物語上、必要となるような美化はあったが、後半になるとどちらかというと否定的なスタンスのような気がした。

もうおっさんになってるからということと男であるということ、時代背景が違うということからか、余り話の内容そのものには惹かれなかった。

「湘南爆走族」はギャグが多かったから好きだったけれども、これはシリアス物だからちょっと合わなかったのだろうか。

どうでもいいけど漠統はあの後どうなったんだろうか。


誰が悪いという話でもないが、やっぱり和希の母親はどうなんだろうかと思ってしまったw

というか高津先生が登場するまでろくな大人が登場してなかったような気もするw

まあ和希という中学生の女の子の視点から見える世界だから、その世界の狭さはしょうがないのかもしれないが。
和希の母親の名前が無いのもそういうことなのだろうか。
物語の肝の部分は鈴木と高津先生が語っていたような気がするw

能年玲奈に「あまちゃん」の人気があったとしても、さすがにこれはコケるだろうと思っていたが、なんやかんやで興行収入で24億弱くらいまでいってるのかw 

「ヽ( `Д´)ノ和希役の能年玲奈のおかげだ」
「いや春山役の登坂広臣のおかげだヽ(`Д´)ノ」
「漫画を現役で読んでいた世代が観に行ったからだヽ(`Д´)ノ」
という風な手柄争いはあるものの、何にしても凄い結果だなw
スイーツ系映画だけど難病死ぬ死ぬ系映画ではないし。

無理して観たいとは思わないが、誰がどんな風に演じてるのかというのには興味がないわけではないw つーかトオルが鈴木亮平ってなんだよ、パンツ被ってんのかw


和希と春山の話はどうでもいいけど鈴木の話すテーマというか〆の言葉はいいので、つまらなくはなかったかな(・∀・)

古典を読む気分で読めばそれなりには。でも前半はちょっと退屈だったかな、おっさんには。和希に共感するような年代の女の子にはあの辺こそが一番好きなのかもしれないが。

武則天

全三巻。原作 倉科 遼/ 作画 みね武。

唐の二代皇帝・太宗の後宮に入り、その後三代皇帝・高宗の皇后となった武照の生涯を描いた作品。

武則天と言えば高宗亡き後に唐を乗っ取り、周を建国、中国史上唯一の女性皇帝になったことで有名だが、この作品では建国以降は数ページというかほぼ最後の見開きだけであり、産まれてから皇后に成り上がるまでの話がメインであるw

武則天についてはあんまり詳しいわけでもないけど、大まかな流れは「十八史略」とかで読んだ内容通りな感じだったかな。四肢切断の話等の話はなく、良い人に描かれすぎであるが、まあ主人公だからしょうがないw

巻数は忘れたがなんか漢字が間違ってたような…
P9 座折?、P84 高宗→高祖?、P38 分列→分裂?


へぇ(・∀・)

武則天は漢字の改変も行い、則天文字と呼ばれる新しい漢字を創っている。その数は20字程度であり、今日使用されることはほとんどないが、「圀」の字は日本で徳川光圀と本圀寺の名称に使用されている。

武則天

好き勝手やったわりに晩年は普通に死んでるみたいだな。
珍しいことに。

まあ、暇つぶし程度に読むには良いと思う。
既に武則天を知っている人にはそんなに目新しさはないだろう。

『仮面ライダー龍騎』を観た

仮面ライダー龍騎

仮面ライダークウガ」、「仮面ライダーアギト」とそれほど凄く面白いとは思わなかった俺氏なので、どうせこれも駄目だろうなぁと思って観てたら意外と面白かったw

平成初期三作品の中ならこれが一番好きだ(・∀・)
まあ仮面ライダーかと問われると何とも言えない部分はあるw


仮面ライダー龍騎である城戸真司役の須賀貴匡が前二作の主人公たちのように作り笑顔があんまり気持ち悪くもなかったから好印象だったのだろうか。ロン毛はちょっとうざかったけど。

この人は他に何に出てるのかなと思ったら「カーネーション」の泰蔵かΣ(゚∀゚;)
髪の毛で輪郭が隠れてたから全然違う顔に見えるな。他にも「デッドボール」でカミヤマ役をやっていたのかw

神崎優衣役の杉山彩乃の演技はちょっと酷かったw
視聴を止めるべきか悩むくらい酷かったw
地方の人で方言が酷いのかなと思ったが、神奈川県の出身ということなので、あれは単純に台詞回しが酷かったんだな…(ヽ'ω`)

「GTO」の作者の藤沢とおると結婚したらしく、それの絡みでドラマ版の「GTO」や「仮面ティーチャー」に出ていたらしい。
少しはまともになっていたのだろうか?

この人の発声にようやく慣れてきた頃に森下千里が加入して来てまたなんかもにょもにょしたのは良い思い出…(ヽ'ω`)

仮面ライダーナイトである秋山蓮役の松田悟志もちょっと発声というか演技に癖があってどうかなぁと思わぬこともないが、この人は「ケータイ捜査官7」の桐原役で知っていたので、まああんまり気にならず。

関係ないが、編集長役の津田寛治も「ケータイ捜査官7」に出ていたので、なんかちょっとおかしい気分になった(・∀・)
由良吾郎役の弓削智久も第一話に出ていたらしい。

おやっさんポジションのおかみさん・神崎沙奈子役の角替和枝って意外と馴染んでて上手いなぁと思っていたが柄本明の奥さんかよΣ(゚∀゚;)
虹をつかむ男 南国奮斗篇」で吉岡秀隆のお母さんかなんかをやっていたようだが、覚えてないなw

まあなんやかんやでスケールが壮大過ぎず、各ライダー達が自分たちの欲望や目的の為に戦い、その欲望や目的には背景があるというシンプルな形が良かったのかな。

考えてみると神崎士郎ってほむほむ(・∀・)?


複数の結末
TVシリーズが放送中であるにもかかわらず、劇場版では最終話として構想されていた内容が先行公開された。予定調和の否定が『龍騎』の当初からの狙いだからである。TVスペシャルは、TVシリーズや劇場版とは設定が大きく異なり、「戦いを続ける」「戦いを止める」という2つの選択肢が提示され、テレゴングを使った電話、インターネット投票によってドラマの結末が変わった。結果、劇場版・TVSP版の2つ・TV本編と、4つの結末が存在することとなった

どういうことだってばよ…( ;・´ω・`)ゴクリッ
いつか観る(`・ω・´)

しかし特撮物は長くていけない…(ヽ'ω`)