カテゴリー: 感想

『ザ・ヤクザ』を観た

ザ・ヤクザ

あらすじはちょっといじくって

ハリー(ロバート・ミッチャム)は、タナー(ブライアン・キース)から日本滞在中に東野組に誘拐されたタナーの娘を救出する為の助けを求められた。東野組とのビジネスでタナーがトラブルを引き起こしたことが原因であった。タナーはハリーがかつて進駐軍兵士として日本にいた頃、彼にある恩義ができたヤクザ幹部・田中健(高倉健)に協力させれば奪還できると判断してハリーの協力を求めたのであった。日本へ向かったハリーはかつての恋人であり田中健の妹である英子(岸恵子)と出会い、健の消息を尋ねた。ようやく再会した健は既にヤクザの世界から足を洗っていた。 それでも健は義理を返すため、ハリーに協力するのだが…。

任侠物は好きではないが、外国人の作った任侠物なので変な感じがして結構面白かったw 終盤でおおっと思い、ラストは「いや、そこまでせんでも(´・ω・`)」と思ったり。

オリバー(ハーブ・エデルマン)の家ってあの後どうなったんだろうかw
警察が来て大変だったのではないだろうかw

スパイダー役の郷鍈治に気付かなかった(´・ω・`)
加藤二郎(待田京介)がその人なのかと思ってた(ノ∀`)

ロバート・ミッチャムやブライアン・キースってなんとなく名前を知っているが、他の出演作は観たことないな。ブライアン・キースが娘の自殺や肺がんの悩み等で1997年6月24日に自殺して、ロバート・ミッチャムが1997年7月1日に呼吸器疾患で亡くなっているらしい。ロバート・ミッチャムも肺がんだったのか。

田中五郎役のジェームス繁田もダスティー役のリチャード・ジョーダンも既に鬼籍か。


日本の任侠物とは違ってこれはこれで面白かった(・∀・)

『天上の剣 The Legend of ZU』を観た

天上の剣 The Legend of ZU

遥か昔、伝説の霊山・蜀山では、自然と一体化し人を超えた存在となった剣士達が、更なる修行に励んでいた。しかし、魔道をもって正道を滅ぼすべく、魔王がその牙を剥いた。剣士達は僧侶とともに戦うのだが……。

特撮物やら封神演義みたいな仙人の戦いみたいなのが好きなら楽しめるかも(・∀・)
話の中のロジックがいまいち理解出来なかったりたまにワイヤーワイヤーし過ぎてる感じが玉に傷だが、設定とかは好きな系統だったので面白かった。

天撃剣と雷炎剣や環月輪の宝貝ぽくて良い(・∀・)
ツァンチーの翼から放出される羽根とかもかっこいい。
三國無双/戦国無双/戦国BASARA等に出てくる特殊系武器を彷彿とさせる。

肝心のストーリーはどうかというと、ちょっとわからない部分もあるけれども、全くわからないということはない。原作がどうも長い作品らしく、それをダイジェストで作って変な感じになったのかなと思った。全体的に見れば「グリーン・デスティニー」よりかはマシかな?

CGは中々良いんだけども、人が飛ぶ時や戦闘シーンでのワイヤーはちょっと萎えるかもw
まあそもそも人が自由に空を飛ぶ姿などは見たことがないので、ケチをつけるのもなんだが、やはりワイヤーワイヤーしてるとなんだか萎えてしまうw

一番の萎えポイントは途中で出てくる妖精みたいなやつだな。
羽根とかが安っぽすぎて笑うw 何故ここもCGで頑張れなかったのだろうかw

ストーリー的になんか微妙だなと思ったのが魔王だな。
中国的世界に魔王っていう存在はそぐわない気がした。
そもそも中国の神話に絶対的悪って存在したっけ?
伝説時代になら蚩尤みたいな敵対部族の象徴みたいなのは居るけども。


弧月/英奇役のセシリア・チャンが可愛かった(*´・ω・) ちょっと常盤貴子風。
「少林サッカー」で髭を生やした女性二人組の片割れだったらしいが覚えていない。

章子怡(チャン・ツィイー)はあんまり目立った役でもなく、そんなに可愛くもなかった。
考えてみると章子怡は「グリーン・デスティニー」にも出てたな。

峨嵋の老師ってサモ・ハン・キンポーだったのかΣ(゚∀゚;) 全く気が付かなかった。
それはともかく老師がどういう手段であの力を手に入れたのかよくわからなかったなw

主役の男性二人は張柏芝(イーキン・チェン)、古天樂(ルイス・クー)というらしいがよく知らないな。無忌役の譚家明(パトリック・タム)という人も知らない。
有名な香港俳優達なんだろうとは思うけど、香港映画を見ないからなぁ(・∀・)
最近の人はチャウシンチーくらいしか知らない。


宝貝好きなら(・∀・)

ミルク捜査日記 / みやたけし

全3巻。作者はみやたけし

人事課の手違いで刑事として採用されてしまった食いしん坊婦警・佐藤みるく。
熱血体力馬鹿のイチゴ刑事こと石垣一吾、ベテラン刑事の山上、一人だけ別漫画のキャラのような渋い君塚部長刑事、一吾に惚れて何かとみるくを敵視するぶりっこ婦警・夏子、問題児を何とか合法的に葬りさりたい下田課長といった面子で構成されるハチャメチャな刑事コメディ漫画。

1983年という30年ちょい前の作品の為、現代の色々とこってりとした漫画を読んでいる今の人達が読んで面白いと思うかは微妙なところ。まあコメディなので好きになる人は居ると思うけども(・∀・)

ゴリちゃん。・゚・(ノД`)・゚・。
桜花と回天ネタで突っ込みの手紙に「知ってたやいヽ(`Д´)ノ」と漫画内で返しててワラタw

作者は最初はローンが残っている川越の一軒家に住んでいたが、3巻で大田区の蒲田に引っ越しているが何かあったんだろうか。今は静岡在住だっけ?

電子書籍も最終話にあるような昔ながらの紙媒体故に成立するお遊びにも対応するようにするべきだなとふと思ったw


この漫画は婦警漫画だとすると「ホールドアップ!」弓月光(1981)に次ぐくらいの古さ?

しかも「ホールドアップ!」が少女漫画であることを考えると最古に近い婦警漫画なのか?
適当にぐぐってみただけだけども、以下の漫画群よりは古い。
「ブラッディエンジェルズ」みず谷なおき(1986)
「逮捕しちゃうぞ!」藤島康介(1986)
「2人におまかせ!」八神ひろき(1987)
「毎日が日曜日」高田裕三(1988?)

女刑事漫画だと考えると「胸キュン刑事」くらいしか思いつかないが、こっちの方がやっぱり古いか。

読んだことないけど「ブンの青シュン!」等のサッカー漫画がメインの人なのか。
なんとなくドーベルマン刑事やリングにかけろとかに影響を受けているのかと勝手に思っていたが、みやたけしは平松伸二や車田正美のアシスタント等をしていたわけじゃないのか。関係ないが高橋陽一がアシスタントだったみたいだ。


まあ、ちょろちょろっと読む分にはいいのかもしれない。

『アルゼンチンババア』を観た

アルゼンチンババア

あらすじは

病弱の妻・良子(手塚理美)が亡くなった日、墓石彫り職人であった父・悟(役所広司)は突如失踪してしまった。母を失い、父も居なくなってしまった一人娘のみつこ(堀北真希)は茫然自失。偶然入ったマッサージ店でアルバイトをしなが日々を送っていた或る日、悟の車が町外れに住む変人アルゼンチンババア(鈴木京香)の屋敷で発見される。父を求めてみつこは怪しいアルゼンチンババアの屋敷へと向かうが…

みたいな感じ。

言いたいことはわかるが微妙って感じの映画だったw
映画館で観ることを前提に撮ったのか、声が小さすぎて聞き取れないシーンもしばしば。
ヘッドホンでも聞き取れないという人も居たから相当小さいんじゃないかな。

一時間くらい話が大して展開しないので退屈過ぎて死にそうになる。
原作自体が日本語と英語の対訳が載っていて153ページということなのでかなり短い内容を引き延ばしているのかもしれない。

まあそれぞれ妻の死から逃げた夫と母の死、正確に言えばそれにまつわる自責の念から逃げようとしていた娘が、異界の者としてのアルゼンチンババアと出会ったことによって化学変化を起こして話が展開していくという感じ。

異界の者が主人公たちの元に訪れるのではなく、主人公側が異界の者の領域に行くという形は珍しいが、それゆえにかアルゼンチンババアは能動的ではなく、脇役過ぎて薄い存在となっていて、それがイマイチに思える原因の一つかもしれない。


アルゼンチンババア役の鈴木京香があんまり変人ぽくないというか若いというか、深みがないというか、何とも引き込まれるところがなかった(´・ω・`)

演技自体が悪いわけではないが、変な人コスプレをしただけみたいな感じだったな。
「重力ピエロ」でもハチミツが出て来たな。鈴木京香の役がハチミツを取っていたか覚えていないけどw

悟の妹・早苗として森下愛子や近所の人達として岸部一徳や菅原大吉、とぼけた警察官としてきたろうなどが出ていたけど、無駄遣いぽかった。森下愛子は尺的にはそれなりに出てたけど、微妙な役どころだった。

マッサージ師見習い役として田中直樹が出ていたが、相変わらずの顔を作り過ぎなコント演技だったな。役所広司はまあ普通といえば普通。

早苗の息子・信一役の小林裕吉は(新人)ってなってたな。それ以降は何も出てないのかなと思ったが一年に1~2本くらいは映画に出演してるな。

「ステキな金縛り」にも出ていたようだが役名がないから、裁判シーンとかのモブかな?「あまちゃん」で審査員役で出ていたらしいw

監督の長尾直樹って人は知らないな。
何本か映画は撮ってるみたいだけど、CMがメインなのかな?


まあ堀北真希が可愛かったから、堀北真希好きなら観てもいいんじゃないかなくらい(・∀・)