男はつらいよ 噂の寅次郎
久しぶりのスタンダードパターンで面白かった(・∀・)
夢アチャラカは昔話パターン。おさく(倍賞千恵子)がお供え物をした
南無観世音寅地蔵尊がお坊さんの形をとって、悪徳金貸しのたこ兵衛と
その手下・源吉が悪辣な取り立てに来た時に助けてくれるお話。
お地蔵さんがてっきり大魔神になるのかと期待して観てたら違った(ノ∀`)
OPのサイレントは絵描きさん。
とらやの面々のお墓参り。なんか珍しいパターン
お墓の前には寅さんが(・∀・)
ちょっとしたうっかりで良い話が台無しとまでは行かねども
笑い話になりにけり(ノ∀`) 御前様のやり直しワラタw
今までの作品内で他に類を見ないスムーズで和やかな帰郷で良い雰囲気。
その後の茶の間トークも真面目な感じで喧嘩も起きそうにない(・∀・)
平和が一番や。
と、思っていたのも束の間、中々帰って来ない社長の身を案じ始めて
何だかきな臭い雰囲気に(´・ω・`)
お祭り好きというか葬式好きの血に火が点いたw
矢継ぎ早に放たれる指示に思わず頷くことしか出来ないとらやの面々w
寅さんの中でタコの死亡が確定的になった頃、かすかに聞こえる歌謡曲。
しばらくすると酔っ払って上機嫌で帰って来るタコ社長。
結局いつも通りの喧嘩と出奔(ノ∀`)
まあこれがないと寅さんじゃないからしょうがないなw
今度の旅先は静岡。
昔行った時に蓬莱橋を渡らなかったな(´・ω・`)
東海道のルートじゃなかったから。
すれ違ったお坊さんは大滝秀治? 山形で会った住職じゃないか。
まぁこのシリーズでよくある、別人なんどろうけどもw
女難の相でマドンナとなんかあんのかと思ったら小島瞳(泉ピン子)か。
何たる偶然、博のお父さんとの再会Σ(゚∀゚;) マルデエイガミタイ
お父さん、最初の頃に比べるとかなりくだけた人物になったなw
寅さんを甘やかし過ぎだしw
二日目の夜に今昔物語の話を聞いて寅さんの様子に異変が。
翌日、反省の旨をしたためた書き置きを残して宿を去った寅さん。
今昔物語と帰りの汽車賃を借りてw
竜胆の花の時と同じようなパターンか。
書き置きを読んだ後のお父さんが独り言を言って微笑するシーンが良い。
愛されてるな、寅さんw
マドンナ役の荒川早苗(大原麗子)がとらやで働き始めることになり、
浮き立つタコ社長を始めとする男性陣。そこに帰って来る寅さん。
このシーンでOPの音楽が突然流れてワラタw
未だ人生を儚む賢者モードのままで茶の間で受け売りをまたぶつ。
何故か怪談話っぽくなったのはテキ屋としての語りの上手さが
仇となってしまったのかw
翌日から修行の旅に出るとかなんとか言っていたけれども、
マドンナとファーストコンタクトを果たして気が変わるw
どうにかして旅を取り止めたいばかりに仮病を使うも、
早苗が気を使って救急車を呼んでしまい大事に(ノ∀`)
「寅次郎頑張れ!」のワット君が警察を呼んだ時よりかは
妥当な行動だな。
この前後のおいちゃんとおばちゃんのやり取りやコンタクト後に
寅さんを追い立てるコンビネーションにワラタw
この後の早苗の結婚と離婚の話に一喜一憂しているシーンも面白いw
大原麗子自体は美人というか綺麗というか、何にしても顔は
整っているけど好みではないので何とも思わないんだけども、
この作品の大原麗子はえらく可愛いなw
お弁当のシーンや離婚届に判を押した後にとらやで涙するシーン、
引っ越しの時の下着を見られて嫌がるシーンとか、俺氏ならコロリと
落ちるな(*´・ω・) 実況でも「かわええ」レスが飛び交っていたw
まあ大原麗子がやるから可愛いのであって普通の人がやったら
「うぜえ」になるかもしれないな、これはw
その後はピン子来訪、博のお父さん来訪、早苗の引っ越しで恋敵と遭遇と
あったけど、やっぱり印象に残ったのは博のお父さんかな。博のアパートに
泊まっているお父さんに挨拶に来ようとする寅さんが「芸者呼んどけ」と
言う辺りが好きw
おばちゃんの「だって、そろそろそういう時期だろう。」というメタ発言を
皮切りに事態は一気に終わりへと向かう(´・ω・`)
今回は寅さんがその気だったら、何とかなってたような気がするんだけども。
何故か遠慮して譲ってしまう気持ちもわかるけど。
「明日聞くよ」 ← かっこつけやがって、寅の馬鹿。・゚・(ノД`)・゚・。
前作に比べると今作ではタコ社長の扱いは良かったような気がする。
何かと気にかけてる感じ。
その後はお坊さんと再会して無言の会釈、新婚旅行中の瞳と再会、物語終了。
今作は大原麗子が演じた魅力的なキャラが良かったことや博のお父さんとの
ほのかな友情?が良かったかな(・∀・)