カテゴリー: 漫画

無料配信漫画等々をいろいろ読んだ(・∀・)-106

花の雨が降る ROCAエピソード集 いしいひさいち

2022年8月1日に自費出版された『ROCA 吉川ロカ ストーリーライブ』の新作エピソード集。作品はすべて『ROCA』本編が出版された後に描かれた新作をそろえている。『ROCA』本編の延長のストーリーではなくタイトルのごとく、吉川ロカと柴島美乃、ふたりのエピソードがバラバラと降って積み重なっていく。本文は48ページ。

出ることは知っていたけど、暑い中、コミティア(?)に行くのは厳しいし、通販で『ROCA 吉川ロカ ストーリーライブ』と一緒に買おうかなと思ってたら、kindleで出てたので速攻で買った(`・ω・´)ブツリショセキハイズレカウ

48ページなので、あっという間に読み終えた。追加のエピソード集なので結末は変わらないし、その後が描かれているわけではないが、美乃側の補完があり、なぜだか若干、本編で何とも言えない気持ちになっていた心が軽くなった気がした(・∀・)

宗勝の異常性は生育環境というのもあるんだろうけれども、彼もまた両親を失った子なんだよなと思うと、これまた何とも言えないモノを感じたり。

X(元ツイッター)で作者にお礼を言っているツイートがあったが、俺氏も日本語ラップ歌手のように「いしいひさいちにマジ感謝ヽ(`Д´)ノ」と連呼したい。

※尚、原画展に富士鷹ジュビロが行っていたらしい

安直だが、やっぱりこの回が一番好きかな(´・ω・`)デモセツナイ

サンガース 笠原倫 全7巻

密教者(サンガース)である主人公・聖崇は、人類に災いをもたらす108の「M」を倒すために来日する。菩提数珠でW浅野とつながれた崇は彼を相棒として、過酷な戦いに挑んでいき・・。

みぢっ
トータルで言えば結構楽しめた感じ。崇とW浅野との友情が育まれていく展開は良かったと思う。ただ、5巻段階で原案協力をしていた門脇正法が離れることになり、Mが登場しなくなり、話が広がらずにあっけなく終了してしまったw

この門脇正法って人は『プロジェクトX』のコミカライズみたいなのの原作をやっている人かな? 後に笠原倫も一冊くらいは描いているようだけど。

笠原倫は後に『どげせん』で板垣恵介と組んで一瞬ブレイクするけれども、最終的には喧嘩別れ(?)のような感じで、それぞれが同じ題材で違う漫画を描く結果になったことを考えると、あんまり原作者とは上手くやれず、自分で描きたいもの描くって感じの人なんかな?

誌面では「土下座観の違い」という柔らかな表現になっていたけど、実際に大きかったのは仕事観の違いだね。
具体的には作画や構成など、作品のさまざまな要素で満足するレベルが違ってたってことなんです。俺も自分の名前が載る以上は当然、自分の水準に満たないものは世に出せないから、「こうしたほうがいいものになるから直してくれ」と指摘するんだけど、彼には彼の基準があって「これでいいんだ」と自分の案を譲らない。そのうち「これくらいでいいんだ」って低い水準の直しが返ってくるようになったり。
「謝男 シャーマン」1巻刊行、板垣恵介インタビュー

村崎京介は思いの外、活躍しなかったw
"しめの川藤"の辺りの話は結構好き。
亜東力男が絶望した理由はなんだかなーと思ったが、キャラとしては悪くなかった。

W浅野の選ばれた特異性は一体なんだったんだろうか?

紛争でしたら八田まで 田 素弘 1~2巻

イギリスに本社がある企業に地政学リスクコンサルタントとして勤める八田百合。彼女の仕事は、地政学に基づいた知性と、ちょっとの荒技で世界中の事件を解決すること。そんな彼女に依頼を出してきたのは、ミャンマーにある日本の企業だった…。

へーそうなんだー(・∀・)という感想が先に来る漫画だった。面白かったは面白かったけれど。

「歴史は地形から作られる」というどっかの学派の教授の一言を聞いて、雷を受けたかのようになったことが昔あった。
なるほど、地形や地質、緯度等により天候等を含めた自然環境が異なり、その結果として生育する植物動物が異なり、それに影響されるであろう衣食住、それをベースに育まれる言語、習慣、文化が人々の行動を律し、その結果として歴史が積み重ねって行くのかと。

それと似たような感覚を思い出させてくれる作品かな。

あと、プロレスが好きな作者なんだなと思いました(・∀・)(小並感)

妹の話がなんかメインテーマとして絡んでくるのかな? 自分の国を作るとかと。

おしとね天繕~ゴールドフィンガー~ 山口譲司

「具合良ければすべて良し!」
雑誌「スーパージャンプ」「オースーパージャンプ」で連載していた、稀代の色事師の活躍を描いた美女あり、笑いありの人気エロコメディ『おしとね天繕』が大復活!
女の園〈大奥〉で勝手放題を許された唯一の男、床与方筆頭会釈・皇天繕(すめらぎてんぜん)――人呼んで「おしとね天繕」が千を超える正室、側室、奥女中らの性の悩み、城内の〈性治〉問題、将軍の夜の相手捜しを華麗に、そして淫靡にぬぷっと解決する!!

まあエロ漫画ですわ(・∀・)
正確に言うとエロコメディ漫画ですわ
笑えるは笑える回はあったけども、なんぞこれ回が多いw

SJ時代は知っていたけれど、その後、コミック乱ツインズでちょっとだけ連載していたものを単行本化したものの模様。
山口譲司は今もリイド社で違う作品を描き続けているみたい。
グランドジャンプでやってた『不倫食堂』って21巻も出てるのか Σ(゚∀゚;)ナゲェ

あーちーち、あーち(・∀・)♪ ソレハチガウヤツ

GS美神 極楽大作戦!! 椎名高志 全39巻

今や除霊は最先端のビジネス。もはやこの日本に幽霊を住まわせる土地などないのだ。経済活動を妨害する悪霊たちを退治する、それが「ゴーストスイーパー」の仕事である。横島忠夫は、そのゴーストスイーパーの一員だ。美神除霊事務所の所長である美神令子をサポートし、さまざまな現場に出向く――。ナイスバディーの霊能力者・美神令子は、凄腕の除霊師。今日もアコギに稼ぎます!!

サンデーうぇぶりで読了。面白かった(・∀・)
途中まで忘れていたが、よくよく考えてみると、俺氏、昔この漫画20巻くらいまで持ってたわ(ノ∀`)

以前読んでいた時は特に気が付かなかったが、結構、高橋留美子の『うる星やつら』の影響を感じたので、作者の椎名高志が高橋留美子のアシスタントだったのか…でもそんな話は聞いたことがないなと思ってぐぐってみたが、やはりアシスタントとかではなかった模様。でも奥さんの清水彩という人は元々は高橋留美子のアシスタントだったらしい。まあ、結婚した時期がいつかわからないので、これはただの勘違いというか勝手な思い込みかもしれないw

と思ったら、

椎名 その頃は高橋先生が描いたものを研究していたくらいで。例えば40ページの短編だとしたら、「10ページ目でここまでいってなきゃいけないんだ」「20ページ目でこういうことが起きて物語が展開しないといけないんだ」みたいな。そうしたテンポ感のクオリティが先生はとても高いので、困ったときは読み返したりして参考にしていました。
高橋留美子×椎名高志、相思相愛リスペクト対談「半妖の夜叉姫」コミカライズ1巻&「MAO」11巻発売記念

ということなので、個人的なリスペクトがあったみたい。

上のインタビューで、意図せずしてルシオラの人気が大爆発してしまって困惑する事態になったことを吐露していて面白いw

これでルシオラENDにしていたら『GS美神100%』とかにタイトル変更をしなければならなかったな…

隊長(美神ママ)と髪の毛があった頃の富士鷹ジュビロ唐巣神父のスピンオフとか読みたいけど、『半妖の夜叉姫』とか猫様の寝かしつけ及び添い寝で忙しいから無理だろうねぇ…( ゜σ・゚)ホジホジ

ドッ硬連 / 松田一輝

ドッ硬連 松田一輝 全20巻

資産数兆円のスガタ財閥の御曹司である姿強平は、当主である高齢の父・剛三の命を受け、謎の学ランを身に着けて、私立東凱高校へと入学する。そこは関東高校幹部総連傘下にあり、東凱グループなる不良生徒達が暴力で支配する学校だった。入学初日から、その学ランのせいで強平は東凱グループからのリンチを受けることになる。

まあまあ楽しめたところもあったかな(・∀・)?
1985年くらいの作品なので、色々と昔の漫画ではあるw

ネット上では『北斗の拳』や『魁!!男塾』の影響を受けているのではないかという話があったが、それ以外にも『リングにかけろ』や『ブラック・エンジェルズ』からの影響もあるんじゃないかなと読んでて思ったw

作者の松田一輝

絵を描くのが好きで、小学生の頃から漫画家志望であった。しかし漫画家になるのには時期があると思っていたため、高校卒業後は俳優の学校に通った後に、会社勤めをしていた。
 そんな会社勤めをしていた時期に、『週刊少年ジャンプ』(集英社)の第五回手塚賞の入賞作品の中に高橋よしひろの作品があったのを見て、自分にも漫画を描けるという実感を持ち、漫画家の道に進むことを決意した。

とあるので、別段、誰かのアシスタントでもなかったみたいだけれど。

一巻の最初の方は少女漫画家が描いてるような感じだけれども、誰かに師事していたのだろうか?


全20巻で、話を分けるとすると、
1~8巻が「東凱高校編」
9~13巻(?)が「関東幹部連合編」 ※大合本で読んだので明確な巻数が不明。無麗免の話を後日談的に捉えるなら119話まで。
120話~142話(16巻)までが「呪教滅人団」編。
17巻~最終巻が「総長編」といった感じになる。

その話で人気がなかったのか、作者が飽きてしまったのかわからないが、ニ回くらい、急に話が展開したり、出したキャラを大して活用せずに始末してしまったりしているw


連載が長かった所為か、名称の変更というか、揺らぎもあったりした。
スガタ財閥 -> スガタグループ、スガタコンツェルン
関東高校幹部総連 -> 関東幹部連合
剣持 -> 室川 ※これは単純に作者が設定を忘れただけかw 別キャラじゃないはず。


姿 強平
スガタ財閥の御曹司。正義を愛する心優しい少年で喧嘩を一度もしたことがなかった。但し気功拳を習得していて、実は滅茶苦茶強いw 気功拳そのもの説明は乏しく、途中でいきなり「コスモ十気」なる奥義とかも出てくるw

このポーズを取るか、喉をやられるか、雷に打たれれば、大体解決する物語。

姿 梓

スガタ財閥の令嬢。強平と同い年だが、叔父と姪の関係。強平をほのかに慕っている。基本的には優しいが、強平絡みで嫉妬もする。ピーチ姫のようによくさらわれる。一応読者サービス要員? 強平を追ってホワイト・プリンセス女学院から東凱高校へ転校する。

作者じゃなくてアシスタントや他の人が描いているのかと思うくらい、目が変わることがあるw

テコ入れだったのか、ミス東凱コンテストみたいなのが開始早々行われ、そこでレオタード姿などになっている。


姿 剛三
スガタ財閥当主にして強平の父。強平に謎の学ランを渡し、東凱高校への入学を命ずる。実は結構クズ。

公方省燕くぼうしょうえん
強平の気功拳の師匠。本編中で再会することはないが、時々、強平がピンチの時に心の声(?)として現れるw


その他の登場人物

東凱高校編
金田青鬼かねだせいき
強平と兄弟の契りを交わす。基本的に不良漫画によく居るお調子者の虎の威を借るタイプのキャラだが、男気はある。情報通であり、狂言回しの役も担っている。作中では"東海の青鬼あおおに"と自称し、その通りに周りからは"あおおに"と呼ばれている。

十文字啓介
東凱グループから抜ける際に片腕と両目を失った。剣道の達人。青鬼同様に強平をサポートする。強いは強いが、新しい敵キャラのかませポジションであることは否めない。

後ろの大きい方が岡倉淘汰。柔道の全国大会の準決勝まで行った実力がある。小さい方が佐野俊次。ボクシングのフェザー級では敵なしと評される。両名共に十文字に心酔して、付き従っている。


用務員のおじさん
高峰との戦いで傷ついた強平の手当をしてくれたり、窮地を救ってくれる。謎の強キャラ感がある。

北条さやか
ニ年連続のミス東凱。平家の血を引く由緒ある貴族の家柄の娘で、各地に10のホテルを持つホウジョウチェーンのオーナーの娘。羽生魔奇人とも知り合い。成績優秀で生徒会の役員もしている。北条だから平氏筋ということか。

羽生魔奇人
火事現場で取り残された子供を助けようと飛び込んで負傷した梓の入院先に毎日花を届けていた気弱そうな少年。

剣持麗二
暴走族 無麗免ブレーメンのヘッド。上述の通り、後で出てきた時には"室川"と名乗っているw

腕っぷしは強いようだが、取り立てて何かがあるわけではない。行動パターンから言えば、ただの女好きと言える。


鹿島
東凱グループの一年番。武道の達人。

戸浦錠次
東凱グループの主任幹部。通称"チェーンの錠次"。高峰の命を無視して、強平を夜の河原におびき出し、襲撃する。

夜叉同盟
東凱グループ内のスケバングループ(?)
ユウコという飛燕ゴマ使いが読者サービスの為か、コマで梓の制服を破く。蛇はオタミという名前らしい。1984年辺りに結成された、女子プロの極悪同盟がモデルかな? 全然関係ないが、大蛇を首に巻くキャラって元ネタはなんだろう? 『ブラック・エンジェルズ』や『傷追い人』でも見かけたような…プロレスラーとかで居たのだろうか?

高峰陽二
東凱グループの準幹部。このグループの階級が良くわからないw
師団長の下に準幹部がいる感じなのか?

登場時の頭身がキャプテン翼並におかしいw
冷静沈着なキャラかと思ったらそうでもなかった。造形からしてそうだが、戦闘時に凄く車田正美感を覚えたw

再登場時はなんか雰囲気が変わっていたな。


ダン・九十九
東凱グループの準幹部。名前と登場シーンからして、なんとなくハーフなのかなと思ったが、特に生い立ち等に関しての言及はなかった。

初めは「いいヤツそう(・∀・)」と思ったが、「そうでもなかった(´・ω・`)」となり、最終的には「やっぱり、まあいいヤツかな(・∀・)」と評価が変わるキャラ。十文字達と同様に、戦闘においてはかませキャラっぽいポジションであったが、色んな場面でそれなり活躍するので、アルデバランさんよりはランクは上だと思いました(・∀・)(小並感)

ボクシングシーンの擬音表現がなんか『リングにかけろ』っぽかったような気がしないでもない。


ジェイソンマスクの男
ホッケーマスクの男と言うべきか?
強平をして"全身の毛が逆立ち、背筋が凍りつくような"妖気を発する。
なんやかんやで強い。

ネタバレ
話の流れ上、師団長と思われていたが、実は準幹部の大河原剛。見事なミスリード(・∀・)

野獣のような男
動物の死体とその血で書いた文字で強平へ脅しをかけ続ける陰湿なヤツ(´・ω・`)
異常な身体能力と武器の鎌で強平を追い詰める。

ネタバレ
東凱グループの師団長。実は羽生魔奇人の二重人格的存在。

関東幹部連合編
厳院坊
関東幹部連合に背く高校を懲罰する阿弥陀仏高校の師団長。無双念珠拳を使う。相手の体の動きを封じる術を持つ。この他に慶霖・閻蒙というキャラが居たが、キャプチャが面倒くさくなってきたので省略( ゜σ・゚)ホジホジ

清斗ちんとう
中華武漢ウーハン高校の師団長。離れた位置を爆破する念波拳の使い手。肉弾戦ではまさにハート様w
"三猿孤蟹の法"(強平との関わりを保とうとする生徒を闇討ちし続けるだけw)で強平達を孤立させ、苦しめる。

山脇一人かずと
K県の名門カルチュア学園から転校してきた。生徒達が襲われるのは強平一派が東凱に居るからだと周りを扇動し、強平達に学校から去ることを要求する。

サンボ・神露譜かみろふ
黒羽隙くろわすき高校の師団長。裏サンボの使い手で、脊柱圧搾卍固めという必殺技を持つ。

画像だけを見ると「指圧の心は母ごころ、おせば生命の泉湧く。」の浪越徳治郎かエドはるみとかその類かなと思ってしまう。


八卦見徳ニ郎
千億高校の師団長。関東幹部連合の上納式の時に登場。
その名の通り、占いを得意とし、強平が将来、日本を治める大人物になるかもしれないと、集まっていた他校の師団長達に告げる。

体型的に清斗と似ているが別人。終始、強平のサポートに努めた(´・ω・`)


由比京介

関東幹部連合幹部長。鼻が長い、というか変(・∀・) 梓の華道の師匠となる。フェンシングが得意。紳士な優男に見えて、それなりにえげつない感じ。

そして兎にも角にも鼻が変(・∀・)ニドイイマスガ


ミミ

関東幹部連合編の後で、無麗免の女と揉めてさらわれる。救出後、特にストーリーに関わってくることはなかったw


関東6人衆
関東幹部連合編の終盤で出てくるが、ほぼほぼ活躍することもなく消えていくw
錦織陣くらいかな、一応の活躍を見せるのは…

呪教滅人団編
悪魔の四天王 アハマド、カルマット、ダルイーヤ、バシュラド
外国人学校のドクトリン・ハイスクール所属。無覇滅人の部下。バシュラド以外は雑魚だった(・∀・)

無覇滅人ムハメット
ホラーの神を信じる呪教滅人団の長。身長3メートル。今だと色々と問題になりそうなネーミングであるw

その理屈はおかしい(´・ω・`)
総長編
竜騎・虎騎
氷堂魁の腹心の部下。顔が長いのが竜騎、パンチパーマが虎騎。共に濛気功拳の使い手。

氷堂魁
公方省燕から気功拳を学ぶも、増長し破門される。独自に発展させた濛気功拳の使い手。気功拳の奥義「コスモ十気」の最後の秘拳"太陽の気"を習得するために、公方省燕やその継承者であろう師範達を襲う。

ネタバレ
実は関東幹部連合総長。

宇堂夢子
千億高校所属で八卦見の部下。見てわかる通り、テレパス能力を持つ女の子。

由比数馬
見てわかる通り由比京介の双子の弟。通貫超骨法の使い手。鼻がへ(ry

"真実友達"と書いて"マブダチ"とルビるとは。"本気友達"の表記はよく見たけど。
今風に言うとBFFですかねぇ…( ゜σ・゚)ホジホジ

『銀牙』を描いていた高橋よしひろと『魁!!男塾』を描いていた宮下あきら?
漫画家になるトリガーになった人とそのアシスタントである『魁!!男塾』作者を出したのはなんだろうか?
仲が良かったのかな?
『魁!!男塾』とかでありそうな仕掛けだったな。
つーか、こんなもの作る予算は何処にあったんだよw 途中で打ち切りっぽく脱出しちゃうしw
読者サービスかな?
『ブラック・エンジェルズ』のジュディを思い出した。
そういえばこんなスーパーサイア人みたいな時もあったけど、その後出てきてたかな?
何の脈絡もなく出てきた旗と漫画タイトルの"ドッ硬連"
もう連載終了が決まっていたから、突然出して来たのかな?

総評としては…

昔の漫画によくあった行き当たりばったりなところを、この漫画でも感じたw
勝手にそう感じてしまっただけなので、実際のところはわからないが、色んな漫画の影響を受けているようにも感じた。

あんまり財閥設定も学ラン絡みの話も広がりを見せるものではなかったな。
最後は…まあ、あれはあれでいいんじゃないでしょうかねぇ…w

意外と殺す時はあっさりとキャラを殺してたイメージがある。
まあ、それほど重要でもないキャラだったからってのもあるんだろうけれども。
もしかして『魁!!男塾』に対するアンチテーゼなのだろうかw?

「コスモ十気」とかは唐突に思えたw
まあ気功拳自体、大した説明もなく奥義みたいなのを出しまくってたからいいかw

改めて考えてみると、色々とトンデモ展開だったなw
この漫画のことなのかわからないけれども、アシスタントを務めていた『マップス』の長谷川祐一のインタビューで、

僕の師匠は松田一輝先生です。硬派な漫画を描く人ですが、人柄はおおらかで、違うジャンルだからといって排除せず、僕がSF好きなら、作品の中で生かせる方法を考えるような人でした。硬派漫画の中に超能力者の敵を出して、「お前こういう背景は得意だろう」という具合に、僕に手伝わせてくれたのです。大切なのは「面白い」こと

とあったから、そんな感じでストーリーを作っていたのかな?

まあなんだかんだいってそれなりに楽しめたわ(・∀・)

途中で疲れてしまい、なんだか手抜きな感じになってしまった…(ヽ'ω`)

無料配信漫画等々をいろいろ読んだ(・∀・)-105 曽祢まさこ

幽霊狩り 曽祢まさこ

「見えたんだ、闇に落ちていく二人が……」。盲目の身に生まれついた美しい少年、ダニエル。彼のもうひとつの瞳が人には見えぬ闇をのぞき見る時、そこにはどんな世界が存在しているのだろうか──?  不幸なさだめを背負う少年と世界に潜む闇を描いた、本格怪奇ロマン。

おっさんの俺氏が生まれたくらい昔の少女漫画。相当古いな。
三巻に分かれていたけど、それぞれ一話収録だったので、実質1冊分だった。
王道というか定型というかスタンダードすぎる展開だったので、これといって感想は出てこないわ。あと1話あるらしく、それは『幽霊狩り2』として販売されてる模様。

結局、ダニエルがクラリサから感じ取っていたモノはなんだったんだろうか? それにつけても自由すぎるコマ割りだと思ったw

少女たちは午後に… 曽祢まさこ

アルベールたち男の子の遊び仲間は、妹たちをいじめたり、遊びの邪魔をしてばかり。そんなとき、いちばんのいたずら者のフランソワがけがをした。妹たちが集まっているのをのぞき見したアルベールが見たものは……?

これも『幽霊狩り』同様に33円で買った単話作品。
まあ、これはこれでw
方法を変えた感じで今のレディースコミック系でもありそうなお話だったわw

このまま育てば将来は間違いなくDV夫になりそうなマルセル

緋色のマドモアゼル 曽祢まさこ

資産家の家に生まれ、わがままいっぱいに育ったアデルは、堅物の学者の卵・ジャン=ルイと出会い、恋に落ちる。交際は順調に進み、婚約パーティを行うことになったが、幸せいっぱいのアデルのもとに届いたのは、脅迫状だった……。

これまた33円の単話。
まあ予想通りの展開。それにしてもアデルが酷いw
本人の問題もあるけれど、親やそれに阿る周りが悪しきイネーブラーになっているのが良くない部分もある。ビッグモーターとか山田養蜂場の世襲息子みたいなのも、なるべくしてなった結果なのか。

ありがちなミスリーダー(?)のロベールもなんだかなと思ったw

「字が汚い Σ(゚∀゚;)」とアデルは思った。まあ、脅迫状なんで筆跡をごまかした結果なんだろうけどw

曽祢まさこ短編集 ダーク・クイーン 曽祢まさこ

12歳の夏の日、果林の耳にきこえてきた何者かの声。それからというもの、弟の聖也をねらう黒い影が……。聖也を守ろうとする果林に、何がまちうけているのか? ホラーミステリーの表題作のほか、傑作コミック「美里(みり)へ……」同時収録。

上記の作品群に比べると執筆時期が違うからか、かなり絵柄が軽い、比較的現代っぽい感じになっていた。

表題作の『ダーク・クィーン』は、まあ良くある闇の者が光の子を狙うといった話…・゚・(つД`)・゚・バアチャン

『美里へ…』は展開は読めるけど、これはこれで好きw
まあ、昔の少女漫画のキャラだから広橋くんは許されるが、今だとストーカー扱いになりかねないなw

酷い言い様である(・∀・)

悪魔の十三夜 曽祢まさこ 全2巻

11歳の少女マデリンは、弟のディオンと美しい母親、使用人のモイラとともに、南イングランドの人里離れた森の館でひっそりと暮らしていた。ある日、マデリンは村の子供たちと知り合い、仲良くなる。その頃、ロンドンは、吸血鬼のしわざと言われるいくつもの殺人事件の噂で持ちきりだった。そんな中、平和で楽しい日々を送っていたマデリンの周囲に、不気味な影が忍び寄る――。ホラーの名手、曽祢まさこの傑作長編。

全2巻ということもあり、中々の読み応え感はあった(・∀・)
まあ、モイラの行動でオチというかその後の展開が分ってしまうわけだけども。

途中、「切り裂きジャックはヴァンパイアハンターか(・∀・)!!」と思ったが、そんなことはなかった(ノ∀`)

結局願いを叶えた悪魔ってなんなんだろうな…( ゜σ・゚)ホジホジ

曽祢まさこ短編集 王さまはネコがきらい 曽祢まさこ

むかしむかし、海のほとりのとある王国にネコが大嫌いな王さまがいました。王さまが「ネコ追放令」を出したからさあたいへん。ネコはみんなつかまって離れ小島に島ながしに。悲しみにくれる国民たちのため、立ち上がったのは王の娘、ドリアナ姫。そこへ謎のネコ・バロンが現れて……。ほか架空の王国を舞台にしたメルヘンコメディ、「眠る、眠れば、眠り姫」「きゃっ?白雪王子さま」「忘れ髪の姫君」の全4本を収録。

ホラーサスペンス系オンリーの人だとばかり思っていたのだけれど、こんな感じのほっこりコメディも描いてるんだなぁ(・∀・)と思った。

2000年くらいの作品みたいだから、50歳前辺りの短編集かな?
こういう路線の方が好きかな。

BL? BL展開なのか…( ;・´ω・`)ゴクリッ

曽祢まさこという人は同年代の人と比べるとIT系に明るいのか、ブログを運営していたり、Twitterで日々呟いている模様。

無料配信漫画等々をいろいろ読んだ(・∀・)-104

ROCA: 吉川ロカ ストーリーライブ いしいひさいち

2022年8月1日に自費出版本として発行された、いしいひさいちの「ストーリー漫画」を電子書籍化。いしいの公式ウェブサイトや即売会などでしか販売されない自費出版本でありながら、カルチャー誌『フリースタイル』の「THE BEST MANGA 2023 このマンガを読め!」で第1位となった。いしいひさいちならではの4コマ漫画や8コマ漫画を連ね、物語を紡いでいく。歌うことしかできない地方の女子高生・吉川ロカが、年上の同級生・柴島美乃に支えられながら、ポルトガルの国民歌謡「ファド」歌手を目指す友情物語。デリケートな小節まわしに特色があり、12弦ギターラの伴奏で歌われる「ファド」は「宿命」を意味する。本文144ページ。

読んで良かったわ(・∀・)

ネットで話題になった時に読みたかった作品。
自費出版のせいか原則振込購入で、実店舗取り扱いはあったんだけれども、東京まで出ないと駄目という次第で電子書籍化を待ち望んでいた。

Unlimitedで読み終えたけれど、いずれ購入しようと思いつつ、電子書籍だと布教ができないので、やはり実物が欲しく悩み中。

元々は朝日新聞連載の『ののちゃん』内のミニストーリーであったものを同人誌である『ドーナッツボックス』で描き続けた模様。『ののちゃん』+『ドーナッツボックス』+ HP掲載 ⁺ 若干の描き直しで今作品が構成されている。『ドーナッツボックス』収録のもので、今作品に入ってない作品もあったような…

描き直しに関して気づいたのは、変な客の時の楽譜(?)の話とライブハウスの客数くらいかな…
もっとあるんだろうけれども。

公式サイトの(笑)いしい商店を見たら、9月に『ROCA エピソード集』という48ページの新作が出るらしい(・∀・)ヨミタイ、モノガタリノケツマツハカワラナイトシテモ

"サウダージ"という言葉の意味はきちんと理解してないのだけれども、読後のある種の喪失感や寂寥感は中々心揺さぶるものがあった(´・ω・`)

この関係性が好きだった(・∀・)

『ドーナッツボックス』もUnlimitedで読んだ。今のところ全8巻?
楽しめたは楽しめたけど、現在だと色々と危ういネタが多かったかなw
あと当時のプロ野球ネタも。


あそびあそばせ 1‐3巻 涼川りん

圧倒的画力で描かれる美少女とシュールギャグに、笑わずにはいられない!!ギャグ漫画の最先端を行く「美少女×お遊戯」コメディ!

まあまあ面白かった。
ただ思っていたのは、昔ながらなり現代なりの"遊び"の紹介をメインにした漫画かと思っていたので、その辺で肩透かしをくらった感じがある。

メインの女子校生三人のギャグ展開が主体で、"遊び"そのものはその道具に過ぎない。
時々、"遊び"が全く関係ない回もある。

この先生、良い人だよね…?

推しは目覚めないダンナ様です 低酸素脳症になってからの病院生活 そら

仲良し夫婦のぼくちん(ダンナ様)とそら(妻)。
いつもと変わらないはずだったある日、ダンナ様は突然不整脈を起こし心肺停止となってしまう。
一命はとりとめたものの、脳へのダメージは残り『低酸素脳症』と診断され植物状態になったダンナ様。
しかし、ダンナ様のことが大好きな妻は病院でもお世話を毎日したくて!?
「できることはなんでもしたい!」
ダンナ様をお世話することに貪欲な妻が「できること」を探しながら過ごした日々を描いた、SNSで大人気のコミックエッセイ。
ある夫婦の愛あふれる1年間の病院生活を、フルカラー192Pの大ボリュームでお届けします。電子限定おまけ付き!!

うーん、これは読んでて辛い…まあ、著者である奥さんが底抜けに前向きなのが救い。
まあ、実際の生活においては後悔やら焦燥とか疲労とか色々な苦悩があるのだろうけれど。

旦那さんである"ぼくちん"が不摂生をしていたり、無謀運転の結果の事故とかで今の状態になったのであれば、「まあ、仕方ない部分もあるよね(´・ω・`)」と慰めにもならない慰めもあるかもしれないけれども、突然の不整脈による心肺停止だとね。T波異常がある俺氏も他人事ではないな((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

もう元に戻ることはないだろうと言われる相手の看護介護は認知症患者のそれと同じで、その先に光の見えないトンネルや洞穴を歩き続けるようなものなんだろうか…

病める時も健やかなる時もと言うけれど…(´・ω・`)

創業社長 川本コオ/牛次郎 全5巻

「買ってやってもいいぜ、ただしお前の身体ごとだ」。太平洋戦争からひとり生還した猪狩功(いかりいさお)は殺伐とした焼け野原で生きるため、2人の孤児と闇市で商品を販売中、怪しい男・衣笠と出会う。大金と引き換えに、米軍の物資を横流しするという死と隣合わせの仕事をするが…。今、この東京に一番大事なものは食料と物資だ。その確保のため正式な流通業を始める。先がどうなるかわからない。この混乱の時代をどう生きるか。何もないところから巨大な店舗を各地に切り開いていく創業社長物語。

意外と面白かった(・∀・)
ちょっと前に流通に関する本を読んでいたので、メーカーvs流通の話等がより興味深く感じた。

地域的にはヤオハンがモデルなのかなと思ったけど、そうでもないのかな?
全然関係ないけどヤオハンって生長の家絡みの企業でブラジルでの開店とかで、かなり頭おかしいレベルのことをやってたんだなw
最終的にはつぶれてしまったけれども。

取り合えず思ったけど、健太は創業社長を目指さない方が良いなw

まさか、あんなラストになるなんて…そこまで含めて面白かったかなw

きんぐさいず 横山まさみち/清水一行 全5巻

ゾウアザラシ級の大きさのアレと豪運を武器に成り上がる男・石川豊太。
上京後、豊太のアレ欲しさに群がる女と「性交」するほど「成功」する彼の姿を、
昭和を代表する経済小説家・清水一行と、大衆コミックの巨匠・横山まさみちが描く!

ひょんなことから巨大なイチモツの持ち主となった豊太は、無類の女好き。
好いて好かれての華麗な女性遍歴もさることながら、田舎の小学校の代用教員から
身を起こして、やがて上京した「キングサイズ」な男のサクセスストーリー!!

まあ、つまらなくはなかったけれども…
イメージで言うと『やる気まんまん』と『創業社長』をミックスさせたようなお話かなぁ?
まあ内容があるようでない漫画だったw
コメディはそんな感じのものが多いか。

登場人物が大体頭いかれてるw
黒田の野郎はゆるせねぇヽ(`Д´)ノ

ガチきもいです(´・ω・`)