カテゴリー: 映画

『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』を観た

男はつらいよ 寅次郎忘れな草

録画に失敗していたので、本放送のながら見の記憶しかない(ノ∀`)
冒頭の夢芝居?も途中から観た。まぁ前回と似たような感じかw

この回以降も何度か出てくる、真のマドンナと名高いリリー登場回であったが…
あんまりピンと来なかったな(´・ω・`) リリー役の浅丘ルリ子の顔が好みと
合わなかったからであろうか。リリー役としては合ってるような感じだったけど。


法事のドタバタ→ピアノ騒動(ファーストインパクト)→出てけヽ(`Д´)ノ(ファーストトリップ)→
北海道へ行く→リリーと出会う(マドンナとのファーストコンタクト)→とらやに手紙届く→
農家で働かせてもらったが過労でダウン(ノ∀`)

というのが序盤の展開。ピアノ騒動に関してはなんだか寅さんが可哀想だが、
寅さんもあれだなぁという感じもあり、ちょっともにょる(´・ω・`)
純真無垢たる優しい気持ちと無知蒙昧や早合点が組み合わさった結果の
揉め事は観ていて非常にもにょもにょとする。 
コレジャナイ、コレジャナイ、トーチャンノバカ 。・゚・(ノД`)・゚・。


さくらに迎えに来てもらってとらやに帰る→揉め事(セカンドインパクト)→
リリーとすれ違う(マドンナとのセカンドコンタクト)→セカンド・インパクトが
キャンセルされて寅さんが柴又に残る→揉め事(サードインパクト)→
良い方に転がる

というのが中盤の展開。この後の寅さんの自爆失恋話でワラタ(・∀・)
劇中内で今までのマドンナについて触れるとは思わなかったw


終盤はリリーと上手く行きそうな雰囲気になりつつも、リリーが
内包する心の闇というか歪みとその原因を寅がつかめずに
リリーは寅の前から姿を消してしまうという…(´・ω・`)

今回も振られるというよりかは寅が思いというかマドンナ自体を
受け止められずに恋の萌芽は育つことなく枯れ果てた。

今回は失恋という失意というよりか喪失感を抱えてさくらに見送られて
ラストトリップに出る。行く先は…なるほど、リリーと再会しなければ
行っていた場所か。


寅さん好きの間では「寅はリリーとくっつけば良かったのにヽ(`Д´)ノ」という
意見があるようだが、リリーも結局、人格障害というか歪みを持っていて、
寅もまたそういうタイプだから短い間ならうまく行くかもしれないけど、
長く付き合っていたらやっぱり駄目だったんじゃないかなと思ったり。
リリーのその後もなんかアレな人にありがちな衝動的な行動に思えなくもない。

自らの歪みを認識しそれをうまく処理できるよう努力し、それを助ける環境に
恵まれなければ、寅やリリーのようなタイプが幸せになるのは難しい。
大いなる愛に溢れたような出来た相方という環境に出会えれば、
認識せずともうまく行きそうな気がするけど、そんな感じのお千代ぼうを
逃してしまったしなぁ…( ´・ω・)

そう言えば源公は居たけど登が居なかったな。
この辺りから出て来ないんだっけか。

『ロボコン』を観た

ロボコン

よく2ch実況で「長澤まさみのピークは『ロボコン』」とか
「『ロボコン』の長澤まさみが一番可愛い」と言うような
書き込みを見かけるたびに、ほんとかよ(・∀・)と
半信半疑だったが、確かにこれは可愛いな(*´・ω・)

この映画の公開が2003年で長澤まさみが16歳の時の作品だからか、
肌が若いこと若いことw どんなにエステとかで頑張っても
この若さゆえの肌の柔らかさに優ることは出来ないんだよね(・∀・)


ストーリーは王道パターン、それぞれに欠けた要素をロボコンという
競技に参加することによって獲得、互いを補っていく展開。
女の子が中心に居ることを踏まえるならばオズの魔法使いパターンと
呼ぶべきか。なんとなく参加していたロボットコンテスト、ロボコンから
ロボット命のロボ魂になっていく展開を薄味にした感じ。

ロボコンはまぁまぁ好きなのでたまに観たりするが、映画内でも
現実等しくgdgdな試合内容になっていてなんだかニヤニヤしてしまったw
『これ操作ミスったら全部撮り直しなのかぁ (ヽ'ω`)』と違った意味で
真剣な眼差しで試合を観てしまったり。

同一校のABチームが全国大会に進出出来たっけと思ったが、どうやら
映画内ではOKな設定だったようだ。


あの合宿ってそんなに必要だったんだろうか。
一応チームの人間が狭い隔離された空間に閉じ込められることに
よって一定の絆のようなものは生まれるだろうけれども、
ちょっとブラック企業のマインドコントロール合宿にも似てるなw

この時の小栗と塚本のぶつかり合いで多少の相手への理解が
生まれた感じではあるが、後で試合中でまたぶつかり合うという
あり得ない事態も発生するしなんだかなぁと思ったり。
あれは携帯をアレするという行為によって塚本も本気であるということを
示す為の振りだったと言われればそうかもしれないが、どうも今ひとつ。

遺影写真の演出も必要だったんだろうかと首を傾げるw
最後の写真撮影はある種の微笑ましさはあるけど。


最後まで『この萩原聖人は気持ち悪いなぁ(´・ω・`)』と思って
観ていたが、鈴木一真か(ノ∀`)
LIAR GAMEのヨコヤとか探偵学園Qでケルベロスをやっていた人。
この人の顔はどうも気持ち悪いんだよなぁw
そういう意味合いで悪役に向いてそうだな。

小栗旬の顔って実物だとどうなってるんだろうな。画面で観ると
デカ顔でアゴが凄いんだけども、実物は小顔だという話も見かけるし、
体全体が大きいから小顔に見える説もあるし。
顔面センターさんみたいにパーツの分布位置がおかしいのかな?
googleの画像検索を眺めてると下顎が大きいのかやっぱりアゴが
やや長いのかな。

この時、塚本高史は小栗旬と同じ21歳だったようだけど、
えらく老けてみえたな。髪を染めてる役だったからか?

伊藤淳史はほとんど空気。まああんまり好きじゃないから
丁度良かったが。荒川良々が出ていてカロリーメイトのCMコンビかと
思ったが、二人は共演していない別シリーズだったんだな。
そう言えば伊藤淳史は「頑張れワカゾー」シリーズで
荒川良々はブルースリーみたいな格好したシリーズだったか。

うじきつよしも無理に存在させる必要もなかったのではないかと
思ったが、それを言い出すとそれ以上に平泉成が不要なんじゃないかという
結論に至るので、いたずらに不要論に走るのはやめておいた方がいいかw


「都市伝説の女」を観続けられた人、つまりは長澤まさみが好きな人なら
観てもいいんじゃないかなぁ(・∀・)
物語の構成上、小栗旬、塚本高史、伊藤淳史のそれぞれの見せ場はあるけど
そんなに大した感じじゃないかなw 荒川良々の印象の方が強いからも知れない。

爽やかと言えば爽やかかもしれないが「麻雀放浪記」のラストシーンの
謎の清々しさを越えるほどのものではなかったw

『るにん』を観た

るにん

思いっ切り端折ったざっくりとしたストーリーは

吉原に火付けをして八丈島に流された花魁・豊菊(松坂慶子)等々が居てそこに博打の罪で喜三郎(西島干博)が流されてきて、なんやかんやあって"島抜け"を試みるが…

という感じ。

監督の奥田瑛二は女の愛をテーマにしたと言っているらしいんだけど、
うーん、へぇ、そうなんだぁ(・∀・)ぐらいの感想。
豊菊と喜三郎が愛しあう流れがよくわからん。
一目惚れとか運命で片付けろという話か。

博打狂いで流された男が「闇をみた」だのなんだの言っても
何言ってんだかなぁとしか思えない。そもそも喜三郎のキャラが
よく分からないw まあ合わない系統の映画ということか。

八丈島の過酷な生活というのもイマイチ表現出来てないような気がしたw
みんな和気あいあいと楽しそうで全然切羽詰まった感じがなかったし。

冒頭のぶっころがしシーンでカメラを斜めにして斜面であるかのように見せかけてる?
その割に次の遠くから撮影してるシーンでは平地で撮ってるのがバレバレなんだけど、
あれは何がしたかったんやw

原作というかこの映画の撮影を要望した團紀彦の「るにんせん」という本の方が
面白そうだな。実際に島抜けに成功した喜三郎と花鳥の話らしいけど。


喜三郎役の西島千博って誰や(・∀・)?と思ってぐぐったら、池袋ウエストゲートパークの
尾崎京一役とあり、あああのダンサーかと思い出した。

松坂慶子と小沢まゆだか麻里也がおっぱい出してたよ(*´・ω・)

そういえばなすびが出てた。ひかるという男娼役は素人なのか。
このひかると松坂慶子は良かったかな。女の子二人も頑張ってたか。

落ちは予想通りだったので特に何も言うことはないな。

流罪人の現地妻だった水汲み女の話の方が素材としては良かったのではなかろうか。
関係ないけど感心→関心か。

八丈島の女性達は新人好み{あらびとごのみ}とも言われ渡海者に対して強い興味を示しました。この島は古来女護ケ島と呼ばれていたように女子の数が常に男子の数を上回っていましたからおのずと女子が男子によせる感心も高く好意の寄せ方も並々ならぬものがあったようです。
(中略)
八丈島で流罪人による 凶悪な犯罪が少なかったのもこのような水汲み女のかげの力が大きかったのではないでしょうか。しかし御赦免の沙汰 があったときはほとんどの流人が妻や子を島に残して故郷へ帰るというのが悲しい現実でしたそこで水汲み女は夫の待ちこがれている赦免の知らせを何より恐れその沙汰の一日も遅いことを願わずには いられなかったことと思います。
「 昔の八丈島 」 に ついて

まあこの作品はどうでもいいんだけども、元ネタの「るにんせん」や
「八丈実記」にちょっと興味がわいた(・∀・)

『真夜中まで』を観た

真夜中まで

ジャズトランペッター守山がミッシェル・リー演ずるリンダが持つ一子相伝の「トランペット拳」の秘伝書を受け取り、それを習得して悪い奴らをぶちのめすスタイリッシュアクション映画(`・ω・´)

かと思ったら違った。
まあ終盤の方でこの俺氏の妄想もあながち間違いではないと思えた( ・´ω・`)
トランペット無双というほどでもないけど、まあでもキーアイテムだなw


本当のストーリーは

憧れのジャズメンによる自分のステージ見学を目前にしていたジャズトランペッターが、金銭トラブルが原因の刺殺事件の一部始終を目撃してしまったクラブのホステスを助けたことで逃走劇に巻き込まれてしまう。

加えて言うと主人公のジャズトランペッター守山(真田広之)はその憧れのジャズメンの目に
留まればもっと大きい所で演奏出来るかもしれなくて、23時位には来るからそれまでには
帰らないと駄目という設定だった。

ストーリーはベタというか王道的展開。途中で「お(・∀・)?」って言うところもあったから
まあまあ楽しめたかな。基本的に昔のステレオタイプなオサレ系なので、そこが合わない
人には駄目かもしれない。その辺ははなんだかなぁと思いつつ観てたw

真田広之が実際にトランペットを吹いているのかどうか知らないけれども、何にしても
ちょっと冗長なシーンのような。それ以外にもそのオサレシーンってそんなに長くやらんと
駄目なんかねと思ったりするようなところもしばしば。

どうも劇中内で使用されている音楽もジャズらしいが、そっちの素養がなかったので
全くわからなかった(ノ∀`)

最初の逃亡シーンを観てたら、なんとなく「弾丸ランナー」を思い出したw


特に観る気もなかったけれど、数日前に「麻雀放浪記」を観て、
『あー真田広之ってこういう顔なんだなぁ(・∀・)』と認識したばかりなので
より認識を強くするために観てみた。老けてる方がいい顔になったような気が
しないでもない。大沢たかおのカッコイイバージョンとでもいうべきか。

途中で大竹しのぶや名古屋章がちょろっと出てくるので
『まゆみと上州虎じゃねぇか(・∀・) 「麻雀放浪記」かよw』と思って
観ていたが最後のエンドロールで気づいた。この映画の監督、「麻雀放浪記」を
撮った和田誠だった(ノ∀`) ソノツナガリカ

岸部一徳、國村隼、柄本明、笹野高史が悪役側というのは面白いなw
笹野高史の部下役でプロレスラーの高野拳磁が出てた。でっかいなぁ。

ミッシェル・リーのカタコト日本語がなんか下手。というとなんか変な表現に
なってしまうが、普通に話せる人がカタコト日本語を喋ろうとしてそれが
上手くできていないという感じか。ミッシェル・リーは黙っていて
正面から見ると綺麗なんだけど、角度によるとちょっとアレですな(´・ω・`)


途中でもたいまさこや三谷幸喜が出てきたり、それなりに名のある俳優が
ちょい役等で出てくるので、『全然作風は違うけど三谷作品(´・ω・`)?』と
思ったが上記の通り、和田誠の作品だった。和田誠はこの作品が公開された
2001年に三谷幸喜の「みんなのいえ」にちょい役で出ているのでその辺の
つながりがあるのかな?

小松政夫、六平直政、高橋克実、唐沢寿明、戸田菜穂、佐藤仁美辺りも
ちょろっと出てきたな。柴田理恵もちょこっと出てきたので不快な気分に
なった(´・ω・`) BSで流れてるCMが不快でいつもチャンネルを変えてしまう。
そう言えば田中要次もちょこっと出てたな。

ジャズバーのオーナー役が斎藤晴彦という人だったのだが、全く知らない。
80~90年代のテレビにはよく出ていたようだけども。

「月の砂漠」やら六平直政の運送会社が「紙月運送」と月絡みのネタが
あったけど他にもあったんだろうか。「ペーパームーン」って観たことないな。

最後の方のシーンを観ててコカ・コーラが協賛してるのかなぁと思ったら
本当にしてたw


色々とアレなところもあったけどそれなりに楽しんだ(・∀・)