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傷追い人 / 池上遼一・小池一夫

傷追い人

全11巻。2巻まで無料、以降33円の計297円で購入した模様。

wikipediaの項目だと、がっつりネタバレしてるので、序盤というか1巻の始めの部分だけを書くと

空手有段者にしてNHKの美人キャスターである日下夕湖とその一行は、番組の企画で、存在が噂される日本人ガリンペイロを取材するためにゴールドラッシュに沸くブラジルへと赴く。しかし、リオ・バラキなる人物に襲われ、執拗に取材をやめて日本に帰るように促される。

という感じ。

途中まではそこそこ楽しめるのだけれども、最後の終わり方がアレ(´・ω・`)?って感じなので、あんまり期待しないで読んだ方が良いのかもしれない。打ち切りだったのかな。


リオ・バラキ
夕湖達を襲い、取材をやめさせようとする男。地元のガリンペイロ達からは"白髪鬼"と呼ばれる。
日下夕湖
NHKの美人キャスター。空手の有段者で、男勝り。小池一夫原作の漫画ではよくあることだが、最初のクールさはすぐに崩れて妙にラブラブしたキャラになる。

小宮夏子
スケバンのリーダー。謎の組織G.P.Xに拉致監禁される。

これまた小池一夫原作漫画にありがちなキャラである。というよりも小池一夫原作の漫画でヒロイン格のキャラは皆、ガワが変わるだけで基本的に同じキャラなのではないか疑惑がある( ・´ω・`)
それを言い出すと主人公もそうじゃないかという身も蓋もない話に発展する可能性があるので、ここでやめておこう(´・ω・`)

花館環・次位弦大
G.P.Xのエージェント。組織の為に非道なスカウトを繰り広げる。

レモ
ヒムロ族の酋長。態度は大きいが臆病者で卑怯者。夕湖に惚れ、自分の物にしようとする。

ヒムロ族のシャーマン。夕湖達を呪われた者達と言い、来訪を拒む。或る意味で予言は当たっていたと言えるw

ブラックスネーク
レモとの一件が片付いた後に突如として現れたガリンペイロ。大蛇使い。キングと言うニシキヘビを親友であると言っているが、あくまでも自称に過ぎない気がしないでもない。元レスラー。ペギーに惚れる。

ペギー
船大工。ブラックスネークに腕相撲で勝つほどの腕力を持つ。片手で70フィート級の帆を一人でコントロール出来るらしい。


ミスティ
G.P.Xに雇われた殺し屋。外見に似合わぬ殺人マシン。結局、ミスティの過去って明らかにされなかったような気がする…


"クラシック・アーミー(退役軍人会)"を率いるホワイト大佐(右)と副官のインディアン・ジョー(左)。"クラシック・アーミー"は「マッドブル34」で言うと"ゴールデンソルジャー(黄金兵士)"みたいな感じか。


何やかんやで部下になった異常性欲のニック(元警部)、リッキー(元チンピラ)、ジョルジョ(元自動車のテストドライバー)。一応、この他に木島という運転手や細々なことを担っているであろうキャラが居るのだが、ほとんど漫画内では活躍しない。

他にも登場人物が居るが、これ以上は面倒なので端折る(・∀・) アト5~6人ダケカモシレナイガ


特に意味はないが擬音が気に入ったので(・∀・)ドキューン

みんな大好き、「エレクチオンしないのよー」

「傷追い人」をぐぐった時に、ちゆ12歳の13年前のエントリ「さよなら絶望先生と板垣恵介先生のルーツ」がヒットしたw

13年前のエントリって凄いなw 技術知識系の場合、内容が陳腐化したり使い物にならなくなったりするけれども、旅行記や漫画やら映画等の感想は色褪せないというか時間経過によって逆に貴重になって来そうな気がしてきたw

文中の

ちなみに、男がエレクチオンせずに女が怒るのは小池ワールドでは非常にありふれた光景で、小池一夫ファンサイト・道中陣さんでは「どうしてエレクチオンしないの~ッ!一覧表」を作っておられます。

という部分にあったリンクを辿ってみたら、"無効なURLです。"と表示され「oh~(´・ω・`)」と思ったが、FC2に移転していた(`・ω・´) →道中陣(小池一夫ファンサイト)

まあでも最終更新が"10年11月20日"とあるので、今は管理されていないのかも。GeocitiesのようにFC2がサービスを止める時が来たら、見られなくなっちゃうかもしれない(´・ω・`)


何はともあれ、まあまあ楽しめたので、オチ以外はそんなに悪くなかったぜ(・∀・)
OVAにもなってるんだな、これ。

新・堕靡泥の星 / 佐藤 まさあき

全7巻。一年ちょっと前に216x7=1,512円で購入した模様。その時に読破していたが、何となくエントリ化しないで放置していた為に内容を完全に忘れる(´・ω・`)

致し方なく改めて読み直してエントリ化した。これ以外にも数十冊分くらい読み直してエントリ化しないといけない作品があり、更に買ったは良いが読んでいない作品も100冊以上有る(´・ω・`)ヨムノメドイ


ネタバレ含みで内容を羅列すると、

1巻の「アウシュヴィッツ」編は、かつてのアウシュヴィッツに訪れた神納達也がシモン・メイヤーなる人物に導かれ、あんなことやこんなことをするお話。前半はほぼ前作の内容を編集した再録。後半はかつてのナチスの凶行を説明するように話が進む。


人間って怖い(´・ω・`)


2巻の「アラブ肉地獄」編は、産油国の王族にさらわれた天摩香織を救う為に達也が奔走・活躍するアクション物。前作の密川憲造の人間牧場の焼き直しと言えなくもない。香織が"中国拳法および杖術の名手"で女優でレポーターだったので、何となく『傷追い人』の日下夕湖と設定が似てると思ったりした(´・ω・`)


3巻の「黒魔団(ブラック・メイソン)」編は、ドイツ編と能登半島編の二部構成のお話。ドイツの話の終わり方は、1巻同様に少し不思議な的終わり方。能登半島の話は無理矢理繋げたのかなと思わなくもない展開で、なんか問題は解決してないような気がしないでもないw ちなみにこの巻で「影男」が出てくる。あれも三巻まで読んだけど、未だに追加エントリ化してない(´・ω・`)


さすがにそれは脆すぎるだろと思った(´・ω・`)


4巻の「夢犯魔」編は或る意味、前作を踏襲している犯罪物。クロロホルムを使った連続婦女暴行事件を元にした話っぽい。 1~3巻、5~7巻は比較的”綺麗な神納達也"なのだが、この巻だけは前作の腐れ外道の鬼畜野郎に戻っていて怖い(´・ω・`)

うるせぇ、黙れ(・∀・)


5~7巻の「九竜魔窟」編「性人形」編「香港死闘」編は続き物。またまた影男が出てきて大活躍。まあ影男なしではどうしようもない展開だしなw 結構ストーリー展開は雑だった。

言うまでもないが犠牲者となる女の子達(´・ω・`)

前作にも出てきた謎の男・室田

この展開は雑すぎるw

相変わらず、不思議な擬音を使う人だなって思ったw

その論理はおかしいよ、影男(´・ω・`)

水上じゃないのか

謎の組織IIO

金正男暗殺って…
三巻の能登半島編の陸のバミューダトライアングルって…


正直のところ、微妙と言えば微妙。作者の佐藤まさあきも、もうネタ切れだったのか、クライム物よりもアクション物を描きたかったのか、4巻以外はただの冒険活劇だなぁ。1巻も違うと言えば違うか。

まあ、する人間が達也ではないだけで、そういうシーンは相変わらず沢山あったけど(*´・ω・)エッチナノハイケナイトオモイマス

というわけで前作のようなクライム物を望む人向けではなく、かといって「影男」ほどのハードボイルドアクション物でもない。まあでも、強いて言えば「影男」系アクション物が好きな人向けですかねぇ…(´・ω・`)

THE大市民 / 柳沢きみお

全5巻。kindleのセールの時に1巻無料、2~5巻10円の計40円で買った模様。

柳沢のエッセイ的作品で、とくに決まったストーリーはなく、作者自身の社会観や趣味、生活習慣について描いたもので、柳沢自身もライフワークと称している。 (大市民)

正直、主人公・山形鐘一郎というか柳沢きみおの主張の多くは首肯出来るものではないので、理解出来ない主張を読まされ続けるのは結構辛かったw まあそれでも、自分ではない、ある個人の思考の流れや傾向を知ることはそれなりに面白く、登場人物達の掛け合いは嫌いじゃないので、トータルで言うとまあまあ楽しめた。

また、2002年~2004年の頃の時事を題材に話しているので、当時を懐かしんだり、山形の予想(というか願望?)の答え合わせ(ほとんど外れているがw)をする面白さも多少あった。F1レーサー佐藤琢磨を凄く評価して推してたけど、内藤聡子との不倫について山形はどんな擁護をしたりするのかとか気になるw

あと、作者の柳沢きみお(連載当時は54歳? (山形は53歳))自体が感じているであろう、この年齢層の焦り、あがき、もがき、諦め、気概等がそこはかとなく含まれているような感じがしてそこらへんも嫌いではない。



小説家・山形鐘一郎。お酒好き。是か非かはともかく色々とこだわりがある中年男性。途中で急に丸くなったような気がしないでもないw 筋トレを欠かさない。よく自炊してアパートの住人達に料理を振る舞う…というか皆が勝手にやって来て、なし崩し的に一緒に食べてると言った方が正しいか。小説家なのに「敷居が高い」だか何かを誤用していたような気がしないでもない。


同じアパートの住人、ヘルス嬢のなっち、銀行員の山田、小説を書いている高校教師の片井、温和な門倉さん。

よくよく考えてみると、この「THE大市民」はヤングマガジンアッパーズに連載されていたから、多少は読んだことあるな。山田となっちは何となく覚えていたし。


この「THE大市民」は第3シリーズで、この佐竹は第1シリーズの頃のキャラらしい。なぜ途中から出て来るようになったのかはわからないw

見逃しているだけかもしれないけれども、このキャラって2~3回出てきた後って出てきたっけ(´・ω・`)?


あと、この漫画の特徴と言えば、ひたすら美味しそうに酒を飲み、

グルメ漫画風な感じでレシピなどを交えつつ、大いに喰らい、
「美味し(`・ω・´)!!」と叫ぶところ。

この部分が気にいる人はいるだろう(・∀・)ウマシッ!


まあ何はともあれ、それなりに楽しめたので、続きや前のシリーズもいつか読んでみようかなぁ(・∀・)セールデシカカワナイケド

無料配信漫画等々をいろいろ読んだ(・∀・)-33

刻刻 1~3巻 堀尾省太

佑河樹里は失業中の28歳。家では父・貴文と兄・翼、じいさん三代のダメ男がヒマを持て余している。ある日、甥・真が翼とともに誘拐される。身の代金を渡す期限に間に合わなくなった時、じいさんは佑河家に代々伝わるという「止界術」を使い、世界を“止めた”。 だがあり得ないことに、救出に向かった先で樹里たちは自分たちの以外の“動く”人間に襲撃される。そしてパニックの中、異形の存在「管理人」が現れ、襲撃者の一人の頭を捻り潰した。

前に1巻だけ無料配信だった時に読んだけど、今回は3巻まで配信されていたので読んだ。相変わらず面白かったです(・∀・)(小並感) アニメは一、二話観たけど、原作を読んでからがいいかなと思って、観るのを止めてしまったわ(ノ∀`)

全8巻で完結してるんだな。
なんか貴文がアレだったわ(ノ∀`)
右と左の違いはなんだべか。中央には何が御座すか?

翼、ピンチやヽ(`Д´)ノ


よんでますよアザゼルさん 久保保久

芥辺探偵事務所の事務バイトのさくまりん子は所長の芥辺の独断で、悪魔と契約させられる羽目に。セクハラ、ス●トロ、男尊女卑等々、ゲスい悪魔達と人間が織りなすブラック&プリチーコメディ!

これも大分前に1巻だけ無料配信で読んだような。下衆なキャラが好きなら面白い。つーかまだ連載中で15巻まで出てるのかΣ(゚∀゚;)

ボールよりはマシだよね、きっと(´・ω・`)


紺田照の合法レシピ 馬田イスケ

“侠気系料理男子”見参! 暴力団「霜降肉組」の新人組員・紺田 照(こんだ てる)。高校生にして古風な任侠魂を持つ彼は、「お料理」にも情熱をたぎらせていた! 切った張ったの世界で生きながら、硝煙にふとサバの塩焼きを思ってしまう‥‥そんな紺田の今日の晩ご飯は!?

んー(´・ω・`)
つまらなくはないけど、そんなにはまらなかったな。なんか微妙。
実写ドラマ化されてアマゾンプライムビデオで観られるみたいだけども、それほど観たい気もしない。

まあでも蓮根は美味しいよね(・∀・)


侠飯 薩美 佑 / 福澤徹三

就職戦線真っ只中にいる若水良太は、なんの取り柄もない底辺大学生。そんな良太は、学校の帰り道に突然ヤクザの抗争に巻き込まれてしまう! 組長の柳刃竜一と子分の火野に助けられるも、命を助けたお礼をしろと脅されて、彼らを自分の部屋で匿うことになってしまった! そして、わがもの顔でキッチンを占領する柳刃。ヤクザが作る料理とは一体‥‥? あれよあれよという間に始まってしまう、「任侠×グルメ」マンガ!

こっちは結構面白かった(・∀・)
レシピや説明が読みやすかったし。

これは元が小説で、テレ東でドラマ化されてコミカライズされたという珍しい流れなんだねぇ。柳刃役が生瀬勝久かぁ…(´・ω・`)ウーン
高畑裕太が出てて、放映中にレイプ事件を起こしたから、色々あったみたいだな。

作画の薩美佑はトキワ荘プロジェクトの参加者で"甲斐谷荘に入居し、甲斐谷忍の指導を受け"たらしい。

喜ぶべきところか…(´・ω・`)

荒野のグルメ 土山しげる / 久住昌之

働く男たちのオアシス、それは一人静かに杯をくゆらす至福の刻を過ごせる店。美味い酒、美味い肴と心地よい女将の気遣い。男たちは今宵も心癒されるオアシス求めて、夜の街を彷徨い歩く!!

これ好き(・∀・)
何がどう面白いと言えないが好き。おっさん向けかも。
でも作画の土山しげるが亡くなってしまったんだよね(´・ω・`)スゴクザンネン

ツボに入った謎のパワーワード・"馬鹿の二土瓶"


食の軍師 泉昌之

普段、私たちが何気なく食べている料理…だが、そこには奥深い兵法が潜んでいる!!
何を注文するのか? どんな順番で注文するのか? この選択によって「食の軍師」としての知力・能力・経験が現れる。
主人公は、自分自身を「三国志」の名軍師・諸葛亮孔明になぞらえ、様々な戦略を繰り出す!! 攻める相手は、料理。

同じ久住昌之原作作品ではあるが、こっちはつまらなくはないけどもクドいので、あんまり(´・ω・`) 「ダンドリくん」的ウザさ全開なので、あの漫画が駄目な人は駄目かも。なんか他にもこういうキャラが主人公の漫画を読んだことがあるような気がするけども、思い出せない。

言ってることは正しいがw

まんが 新白河原人 ウーパ! 1~3巻 守村大

30年近く漫画を描き続け、気づけば齢47になる漫画家・もりむら。次回作のアイディアを練っていたある日、とんでもないことを思いつく。それは、電気もガスも水道もない未開の山で、自給自足の“原始生活”を送ることだった!

誰かと思えば「万歳ハイウェイ」の守村大(もりむらしんって読むのかΣ(゚∀゚;))

まあ、普通に面白かったかな。機会があればというかセールの時にでもお金があったら続編を読もうかなぁ。

3巻までだと東日本大震災についての言及はほぼないので、どうだったんだろうかと思ったが、

守村さんの住む地域は震度6強の揺れに見舞われたが「家の基礎が若干沈んだだけ」で済んだという。
「四隅でしっかりと組まれたログハウスは地震に強い。全体が揺れながら力を逃がすんだよね。我が家の被害は本が散らかった程度かな」 【夢のログハウス】漫画家・守村大の開墾から始めた超!セルフビルド

ということらしい。

漫画内にもあったけど、

守村さんは『欲も半分ちょい・やる気も半分ちょい・電気も半分ちょいでいこう』と56%半分ちょいの家という意味で命名したそうです 守村 大さんにお話をうかがいました。

と56庵の名前の由来を語ってるけれども、「万歳ハイウェイ」の主人公・ゴローは全く関係ないんやろか(´・ω・`)?

ログハウスを作り終えた後の第一声に悩む作者