カテゴリー: 本・雑誌等

いじわる超MAX!! ひっかけ&10回クイズ222連発!

著者 土門トキオ/マンガ家 コーヘー。

ここ最近はauのブックパスで自分では絶対に金を出して買うことのない本に目を通すというチャレンジをしていて、この子供向けの本もその流れで読んだ。
長くて凄く疲れた…(ヽ'ω`)

内容はタイトルの通り、主にひっかけクイズと10回クイズ。
それ以外に心理クイズというか占いみたいなもの、言葉ではなく画像を利用したひっかけクイズや謎かけクイズ等があった。

最後まで読んで、面白い云々の前に子供向けの本って作るの大変だろうなぁって読んでてしみじみと思ったw
多少、惰性っぽく読んでいた部分があるので断言は出来ないが誤字脱字は見当たらなかった…ような気がした。

取り敢えず大人はともかく子供はこういうのが好きな子も居るだろう。
子供同士でこの本を使って遊んでくれる分にはいいが、お父さんやお母さんがこれでクイズ責めにあったらきっと面倒くさいこと極まりないかもしれないw

素直に引っ掛かってあげるべきか、二通りの答えを提示して「お父さん、ずるいー(´;ω;`)」と泣かれるかはその人の器次第であろう(・∀・)

一応無理があるクイズはそんなにはなかったので、なぞなぞを解くという行為から離れて久しい人には頭の体操とまでは言わないが思考のストレッチくらいにはなるかもしれない。


子供やこの本に携わった人以外で最初から最後まで読み終えた成人男性は日本でも数少ないのではなかろうかとよく分からない優越感に浸っている( ・´ω・`)

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。 1巻

元々は知恵袋かどっかの質問サイトに旦那さんが投稿した結果、その質問が人気となり、それを受けて妻の生態を書き綴るブログにして、それを書籍化したものらしい。
今もそのブログはやっているみたい。

結局のところ、家族に囲まれて余り社会に出てなかった奥さんが友達も知り合いもいない東京?に来てすることもなく、毎日顔を合わす旦那さんも堅い感じなので、それを壊すためとか無聊を慰める為の行動だったんかねぇ?

トータルで言うとまあまあ面白かったくらいかな。
全編漫画だったらもっと面白さを維持し続けられたような気がする。
漫画に比べると文章が固すぎて落差を感じて読むのが面倒になった。
絵としてはあれだが漫画の緩い感じの方が良かった。

マイケル・ジャクソンが見舞いに来たのはちょっと吹いたw

ショッピングの女王

中村うさぎの書いた浪費エッセイ。

中村うさぎはOL → ライター → ライトノベル作家 → エッセイストという来歴を持ち、今はMXの5時に夢中!で週一コメンテーターみたいなことをやってる人。浪費癖以外にも整形したりデリヘル体験してみたりゲイの香港人と結婚してみたりと色々ある人。去年だったか大病を患ってか今はちょっとすごい形相になっている。

月刊プレイボーイ(集英社)2006年9月号 PBインタビュー 作家  中村うさぎ
では本人はそれほど重要と認識していないようだが、やっぱり両親の思考の相違の狭間で歪んでしまった部分があるんじゃないかなと思ったり。本質的に自分の中に価値を見出だせなかったというか見出すことを許されなかったのか、または親から価値を与えられなかったことが外見を着飾ることやブランド物を保有することへの異常な執着へとつながったようにも思える。

本の内容は最初のうちは変なものの購入で面白いのだが、そのうちにブランド物の話がほとんどになってしまうので、話のパターンが似通ってしまってちょっと飽きる。

写真とまでは言わないが、せめて商品のイラストでも挿入されていれば良かったかもしれない。罵詈雑言を混ぜつつも基本的には恐る恐る書いているような敬語体なので脳内再生は中村うさぎの声よりも岩井志麻子の声の方が合うかもしれないw


来歴に

特に『コンプティーク』(角川書店)誌上では「イボンヌ木村」名義でゲームレビューなどを担当し人気を博したほか、「イボンヌ」を「イヌボン」と書き間違えてハガキを送ってきた読者がきっかけで「犬梵」なるキャラクター(創作者は榊涼介)まで生まれた。なお「犬梵」は当時のPC用シミュレーションゲーム『戦国秋葉原信長伝』(メディアワークス)にも登場する人気キャラとなっている。

とあり、「そんな人居たような居なかったような…(´・ω・`)」とぐぐったらこれかw 居たな。
「プロジェクトEGG」,「戦国秋葉原信長伝」(PC-9801版)を発売

あきばっぱらって今何やっているんだろうか。
関係ないけど黒田幸弘が存命であることに驚いたΣ(゚∀゚;)
ぐぐった結果、亡くなっていたのはイラストを書いていた中野豪という人だったことに気づいた。凄い勘違い(ノ∀`)

「クロちゃんのRPG千夜一夜」とかってなんで電子書籍にならないのだろうか。
いっそのこと昔のコンプティークの誌面全部電子書籍化しないかな。
勿論、福袋込みで(*´・ω・)

最後の忠臣蔵

最後の忠臣蔵を読んだ(・∀・)

『最後の忠臣蔵』(さいごのちゅうしんぐら)は、池宮彰一郎の連作小説集およびその表題作、またこれを原作としたテレビドラマである。
元禄赤穂事件の生き残りである赤穂浪士・寺坂吉右衛門にスポットを当てた作品である。

映画の「最後の忠臣蔵」と異なり、主役は寺坂吉右衛門だった。
映画版は瀬尾孫左衛門だったので吉右よりも孫左の方が辛い人生のように思えたが、
原作を読むとやはり死ぬことを許されぬ吉右の方が辛いのかなぁと思ったり思わなかったり。

映画版に人形浄瑠璃シーンが追加されたのは孫左の出てくる短編「最後の忠臣蔵」が
短いのと、孫左と可音の意識上に浮かび上がらせてはならぬ、言葉にしてはならぬ
或いは言葉に出来ぬ恋愛とも親子の愛とも異なる、強い歪な関係にスポットライトを
当てたかったからか。

映画を観た時は全然気にしてなかったので知らなかったが寺坂信行(寺坂吉右衛門)と
瀬尾孫左衛門という実在の人物をモデルにしてたのかΣ(゚∀゚;)


時代小説なので固い文体でしばしばわからぬ言葉をぐぐらねばならなかったが
スッキリとした読み応えがあったので読んでいて心地良かった(・∀・)

「仕舞始」は討ち入り後から迷っていた吉右が改めて決意するまでのお話。

「火蛾の火」は麦屋佐平とその妹・篠の苦境を助けるお話。微妙な色恋沙汰がある?

「命なりけり」は吉右の話としては最大の盛り上がりを見せる話…かな?
ご無沙汰過ぎてセカンド童貞と言っては過言ではない俺氏は「吉右もげろヽ(`Д´)ノ」と
思ったり「バカバカ、戸山局のバカァヽ(Д´)ノ」と思ったり忙しかった。
話本編も47士の子達への遠島猶予赦免を得る為に一命を賭したりと色々と良かった(・∀・)

「最後の忠臣蔵」は当たり前だけど映画よりも淡々としていた。
ラストはちょっと違った。今までの流れで吉右に感情移入をして読んでいたから、
映画よりも残された吉右の気持ちが気になった(´・ω・`)

映画を観た時は嫁入り行列の辺りが冗長に思えたけど、原作の吉右の奮闘や
元藩士の窮状やそれを救った内蔵助の深謀遠慮を踏まえると、また違った
感じに見えてくるだろうなと思った。


てっきり「最後の忠臣蔵」だけが映像化されたのかと思って、
「吉右の話も映画化してヽ(`Д´)ノ」と思ったが、既に10年前にテレビドラマ化されてた。

2004年11月5日から2004年12月10日までNHKの「金曜時代劇」で放送された。初回に討ち入りが描かれた。

キャストを抜粋すると

寺坂吉右衛門 - 上川隆也
瀬尾孫左衛門 - 香川照之
篠(瀬尾孫左衛門の妹) - 和久井映見
徳川家宣 - 榎木孝明
可音(内蔵助の娘) - 水橋貴己
進藤源四郎 - 江守徹
大石内蔵助 - 北大路欣也

黒乳首が吉右Σ(゚∀゚;)
ということは「仕舞始」の鎌倉で黒乳首を披露したのか( ・´ω・`)

香川照之が孫左衛門…枯れてなさそうでちょっと嫌だw
最後、岩崎弥太郎の顔みたいになってたらどうしよう(´・ω・`)

篠が和久井映見というのはいいんだけれども瀬尾孫左衛門の妹?
設定が変わってるのかな。可音役の水橋貴己って誰やと思ったら
もう引退して歯科衛生士さんかなんかみたいだねぇ。
時代劇によく出ていたみたいだけど。どうでもいいが、どういう
情報ソースから近況を得たのだろうかとちょっと気になったw
たかみちゃん応援掲示板

進藤源四郎長保はシュッとした細面を想像していたが江守徹か…
若い頃はシュッとしていたのだろうけども…

ちょっと観てみたい気はする(・∀・)


まあ何にしても映画は映画の良さがあり、原作は原作の良さがあったな(・∀・)