カテゴリー: 映画

『天上の剣 The Legend of ZU』を観た

天上の剣 The Legend of ZU

遥か昔、伝説の霊山・蜀山では、自然と一体化し人を超えた存在となった剣士達が、更なる修行に励んでいた。しかし、魔道をもって正道を滅ぼすべく、魔王がその牙を剥いた。剣士達は僧侶とともに戦うのだが……。

特撮物やら封神演義みたいな仙人の戦いみたいなのが好きなら楽しめるかも(・∀・)
話の中のロジックがいまいち理解出来なかったりたまにワイヤーワイヤーし過ぎてる感じが玉に傷だが、設定とかは好きな系統だったので面白かった。

天撃剣と雷炎剣や環月輪の宝貝ぽくて良い(・∀・)
ツァンチーの翼から放出される羽根とかもかっこいい。
三國無双/戦国無双/戦国BASARA等に出てくる特殊系武器を彷彿とさせる。

肝心のストーリーはどうかというと、ちょっとわからない部分もあるけれども、全くわからないということはない。原作がどうも長い作品らしく、それをダイジェストで作って変な感じになったのかなと思った。全体的に見れば「グリーン・デスティニー」よりかはマシかな?

CGは中々良いんだけども、人が飛ぶ時や戦闘シーンでのワイヤーはちょっと萎えるかもw
まあそもそも人が自由に空を飛ぶ姿などは見たことがないので、ケチをつけるのもなんだが、やはりワイヤーワイヤーしてるとなんだか萎えてしまうw

一番の萎えポイントは途中で出てくる妖精みたいなやつだな。
羽根とかが安っぽすぎて笑うw 何故ここもCGで頑張れなかったのだろうかw

ストーリー的になんか微妙だなと思ったのが魔王だな。
中国的世界に魔王っていう存在はそぐわない気がした。
そもそも中国の神話に絶対的悪って存在したっけ?
伝説時代になら蚩尤みたいな敵対部族の象徴みたいなのは居るけども。


弧月/英奇役のセシリア・チャンが可愛かった(*´・ω・) ちょっと常盤貴子風。
「少林サッカー」で髭を生やした女性二人組の片割れだったらしいが覚えていない。

章子怡(チャン・ツィイー)はあんまり目立った役でもなく、そんなに可愛くもなかった。
考えてみると章子怡は「グリーン・デスティニー」にも出てたな。

峨嵋の老師ってサモ・ハン・キンポーだったのかΣ(゚∀゚;) 全く気が付かなかった。
それはともかく老師がどういう手段であの力を手に入れたのかよくわからなかったなw

主役の男性二人は張柏芝(イーキン・チェン)、古天樂(ルイス・クー)というらしいがよく知らないな。無忌役の譚家明(パトリック・タム)という人も知らない。
有名な香港俳優達なんだろうとは思うけど、香港映画を見ないからなぁ(・∀・)
最近の人はチャウシンチーくらいしか知らない。


宝貝好きなら(・∀・)

『アルゼンチンババア』を観た

アルゼンチンババア

あらすじは

病弱の妻・良子(手塚理美)が亡くなった日、墓石彫り職人であった父・悟(役所広司)は突如失踪してしまった。母を失い、父も居なくなってしまった一人娘のみつこ(堀北真希)は茫然自失。偶然入ったマッサージ店でアルバイトをしなが日々を送っていた或る日、悟の車が町外れに住む変人アルゼンチンババア(鈴木京香)の屋敷で発見される。父を求めてみつこは怪しいアルゼンチンババアの屋敷へと向かうが…

みたいな感じ。

言いたいことはわかるが微妙って感じの映画だったw
映画館で観ることを前提に撮ったのか、声が小さすぎて聞き取れないシーンもしばしば。
ヘッドホンでも聞き取れないという人も居たから相当小さいんじゃないかな。

一時間くらい話が大して展開しないので退屈過ぎて死にそうになる。
原作自体が日本語と英語の対訳が載っていて153ページということなのでかなり短い内容を引き延ばしているのかもしれない。

まあそれぞれ妻の死から逃げた夫と母の死、正確に言えばそれにまつわる自責の念から逃げようとしていた娘が、異界の者としてのアルゼンチンババアと出会ったことによって化学変化を起こして話が展開していくという感じ。

異界の者が主人公たちの元に訪れるのではなく、主人公側が異界の者の領域に行くという形は珍しいが、それゆえにかアルゼンチンババアは能動的ではなく、脇役過ぎて薄い存在となっていて、それがイマイチに思える原因の一つかもしれない。


アルゼンチンババア役の鈴木京香があんまり変人ぽくないというか若いというか、深みがないというか、何とも引き込まれるところがなかった(´・ω・`)

演技自体が悪いわけではないが、変な人コスプレをしただけみたいな感じだったな。
「重力ピエロ」でもハチミツが出て来たな。鈴木京香の役がハチミツを取っていたか覚えていないけどw

悟の妹・早苗として森下愛子や近所の人達として岸部一徳や菅原大吉、とぼけた警察官としてきたろうなどが出ていたけど、無駄遣いぽかった。森下愛子は尺的にはそれなりに出てたけど、微妙な役どころだった。

マッサージ師見習い役として田中直樹が出ていたが、相変わらずの顔を作り過ぎなコント演技だったな。役所広司はまあ普通といえば普通。

早苗の息子・信一役の小林裕吉は(新人)ってなってたな。それ以降は何も出てないのかなと思ったが一年に1~2本くらいは映画に出演してるな。

「ステキな金縛り」にも出ていたようだが役名がないから、裁判シーンとかのモブかな?「あまちゃん」で審査員役で出ていたらしいw

監督の長尾直樹って人は知らないな。
何本か映画は撮ってるみたいだけど、CMがメインなのかな?


まあ堀北真希が可愛かったから、堀北真希好きなら観てもいいんじゃないかなくらい(・∀・)

『蛾人間モスマン』を観た

蛾人間モスマン

ちょっと前にテレビでやっていたのを観た。

キャサリン(ジュエル・ステイト)とその友人たちはある湖に遊びに来た。その夜、彼らは誤ってその一人を溺死させてしまった。彼らは事故に見せかけてその場をしのいだ。 それから10年後、取材のために故郷に戻ったキャサリンは、友人と再会するが、一人、また一人と謎の死を遂げていった。 それは、その街に伝説として語り継がれている怪物モスマンの仕業だった。

期待しすぎてしまった所為か、凄く微妙に思えてしまった…_| ̄|○
凄く微妙というよりもはっきり言ってつまらなかったと言ってもいいかもw
だからというわけではないがエントリ化することを忘れていた(ノ∀`)

そもそも主人公たちがクズなので「頑張って生き延びろヽ(Д´)ノ」という思いよりも「モスマン、早くやっちまえヽ(Д´)ノ」という感じになるので観ていてハラハラしないことや設定に矛盾があるところがつまらなさを醸しだしていたのかなと思ったり。

モスマンの出現フラグというか復讐開始フラグがよくわからないし、終盤の流れもなんかおかしい。

関係ないが、光る物から出現するという設定だったので、「仮面ライダー龍騎」を連想してしまったw

特に書くことがないなぁと思ってimdbを見に行って気づいたが、これってテレビ映画かw

テレビ映画ならこのクォリティでもしょうがないかもしれないと思ったw


モスマンは映画の中だけの創作物だと思っていたが

モスマン (Mothman) は、1966年ごろアメリカ合衆国ウェストバージニア州ポイント・プレザント一帯を脅かした謎の未確認動物(UMA)。宇宙人のペットであるとの説(エイリアン・ペット説)もある。

モスマン

ということらしい。

この映画の他に「プロフェシー」というモスマンを扱った映画があるらしいがそっちは面白いのであろうか。まあ何にしてもこれは外れかなぁ(´・ω・`)

『名犬ラッシー 家路』を観た

名犬ラッシー

あらすじでは侯爵が怒ってるってことになってるけど、怒ってたっけ?

ヨークシャーのカラクルー家は貧困から、利口な飼い犬ラッシー(パル)を侯爵家に売ることになってしまった。ラッシーとは飼い主以上の関係だった少年ジョー(ロディ・マクドウォール)はひどく落胆するが、それを知ってかラッシーは度々侯爵の屋敷を抜け出してしまう。怒った侯爵はラッシーをスコットランドの別荘に連れていき調教させようとするが、やはりラッシーはそこも脱走。だが、今度ばかりはラッシーの道のりは遠く苛酷なものだった……。

名犬ラッシー 家路

序盤から中盤はラッシー役の犬・パルとの絡みの問題もあってか演技がいまいちだったり、展開も冗長だったりで「あー犬出しときゃ良い的な子供向け映画かぁ(´・ω・`)」と思って観ていた。

パルは賢くて良く訓練されている犬なのだけれども、結局は犬であって演技は出来ない。故にスコットランドからヨークシャーに向かうシーンも綺麗な風景をラッシーがただ行くだけで正直つまらない(´・ω・`)

ただそれを補うかのように猟銃を待った男、老夫婦、移動金物屋のキャラや演技が良く、徐々に引きこまれていった(・∀・)
まあ老夫婦は少しラッシーの心情をエスパーしすぎな気がしたけどw

この後のジョーの両親の翻意、侯爵と孫娘プリシラのコンビネーション、ハッピーエンドという流れが非常に心地良かった。こういうのがハートウォーミングストーリーと言うのか(・∀・)

まあでもハインズはどうなったんだろうか…一応スコットランドの方で相変わらず雇われてるのだろうか。

「Lassie」は、英語では、「お嬢さん・少女」の意味の愛称的な言葉で、当然ラッシーはメスのコリーである。

1945年には、パルは、『ラッシーの子(Son of Lassie)』において、ラッシーの息子のラッディー役を演じた。
パルは、血統証明書の記述が正しいなら、雄のコリーである。ラッシーは雌犬で、ラッディーは雄犬である(Laddieは、お嬢さんの意味の Lassie に対応する言葉で、坊ちゃんとか若者の意味である)。

雌だと思って観てたけど、実は雄だったのかw


ロディ・マクドウォールって知らんのぅと思ったが「猿の惑星」シリーズに出ていたらしい。「ポセイドン・アドベンチャー」にもエイカーズというボーイ役で出ていたらしい。何となくボーイが居たような気はするけど結構早めに退場するキャラだったかな?

侯爵の孫娘役ってエリザベス・テイラーだったのかΣ(゚∀゚;)
と驚きつつも名前しか知らない(ノ∀`)

この映画、1943年に撮られてるんだよなぁ。
これが国力の差か…_| ̄|○


話自体はシンプルで時間も短いので良い意味での"子供向け"映画かな(・∀・)