カテゴリー: 映画

『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』を観た

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ

平凡な高校生の山本陽介(市原隼人)は買い物の帰り道にチェーンソーを持った男と戦う女子高生雪崎絵理(関めぐみ)に出会う。いくら攻撃をしても全く倒せないチェーンソー男をめぐり、陽介の日常が大きく変わろうとしている……。

なんだかなぁ(・∀・) 
原作は小説らしいがノリはジャンプスクエアの漫画みたいな感じだった。
三人で歌い出すところくらいまではそれなりに真面目に観ていたが、
そこから適当に観たw

チェーンソーを持った男は絵里の死にたいという気持ちに由来すると思って
いたので陽介一人で倒せちゃうのはおかしいのではないかと思ったが、
そういうわけでもないのか。何にしても絵里が創りだした存在なので
やっぱり二人で倒さないとおかしいような気がしないでもない。

正直なところなんで絵里を助けに行く途中で能登(三浦春馬)とバイク対決
したのかがよくわからない。一応、陽介の表面的に謝り、逃げ続けてきた
生き方を変えさせる為の勇気を与えに来たみたいな解釈は出来るけど、
なんかしっくり来ない。能登ってただ単に事故死したんじゃないの(´・ω・`)?

まあ絵里にとってのチェーンソー男と同じで、能登は陽介自身が創り出した、
この先明るく楽しんで生きていくことを阻害する心の枷、心の壁的幻影なのだ
としたら、自らの心の枷を解き放つことに成功したが故に絵里の心の枷を
解き放つことが出来たということなのかなと思いつつも、そんなに小難しく
考えるほどの話でもないかなぁと思ったり(・∀・)


山本陽介役の市原隼人はなんか声が汚かった。通常の会話は別にいいんだけど
ナレーションがちょっと。キャラは「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」とあんまり
違いがなかったような。

雪崎絵里役の関めぐみは結構アクションを頑張っていた模様。
他に何か出ているのかなと思ったら「アヒルと鴨のコインロッカー」の琴美かΣ(゚∀゚;)
あれもなぁ……それ以外に「笑う大天使」の斎木和音と「ハチミチとクローバー」の
山田あゆみか。山田あゆみって真山が好きな子か。あんまり出演作に恵まれないな(´・ω・`)
名前はめぐみなのに。

渡辺が誰だかわからなくて、なんか濱田岳と似た匂いがするんだけど違うなぁと
思っていたが浅利陽介かΣ(゚∀゚;) この似た匂いというのは何かというと
子役上がりということかもしれない。子役上がりの特徴は

事務所にゴリ押しされるような、凄いハンサム顔又はキモい顔ではない。
歳の割に作品にフィットした落ち着いた雰囲気をまとった演技が出来る。

みたいな感じか( ・´ω・`)

板尾創路とかは下手だから出さないで欲しいな。

下宿のお姉さん・裕美は野波麻帆だったのか。
良い感じのお色気おねーさんだった。

チェーンソー男の中の人は新上博巳という長身のスーツアクターさんなのか。
テレ東の特撮戦隊物で活躍していた人らしい。


若い人なら共感したりする部分があったりするのかもねー(・∀・) オッサンニハイマイチヤッタ

『約三十の嘘』を観た

約三十の嘘

三年前にチームで行った詐欺の仕事で金を持ち逃げされたリーダー志方(椎名桔平)は、腑抜けた生活を送っていた。チームのメンバーだった久津内(田辺誠一)が今回リーダーとなり、北海道での物販詐欺のためにチームを招集する。志方、久津内、そして以前メンバーだった宝田(中谷美紀)、佐々木(妻夫木聡)、今回新たに加わった横山(八嶋智人)らの5人は、大阪駅からトワイライトエクスプレスに乗り北海道を目指す。途中で3年前に金を持ち逃げした今井(伴杏里)が久津内の仲裁でチームに加わることとなった。北海道での仕事は大成功を収め、一行は再びトワイライトエクスプレスで帰路につくが、途中で金の入ったトランクが忽然と消えてしまう‥‥

悪い意味でやられた感が大きい映画だった(ノ∀`)

今井役の伴杏里以外は皆ベテランで設定も面白そうだったのでwktkして観てたが… (ヽ'ω`)
設定と面子で二転三転大どんでん返しがあると勝手に思い込んだのがいけなかったw


「久津内と今井は実はグルで三年前に須藤を殺して金を山分けしたのか…( ・´ω・`)?」
→違った(´・ω・`)

「じゃあ横山と今井はグルで…(以下略)」
→これも違った(´・ω・`)

「ははーん、今井と宝田か。だからわざと仲悪そうにしてるのか(・∀・)」
→違いました(´・ω・`)

「( ゚Д゚)ハッ まさか、この乗務員が…」
→かすりもしませんでした(´・ω・`)

という感じに「ダークナイト」の時にしてしまった失敗的予想をしながら観てしまったので
終盤の展開にがっかりしてしまった(ノ∀`)

しかもこの詐欺師集団は「華麗なるペテン師たち」と違って一般人を
騙す正真正銘の悪党達なので、殺し合いを始めてくれても良かったのに
あんな温いオチになってしまい、俺氏の中の阿藤快がなんだかなぁと
言い続ける結果に (ヽ'ω`)


まあでも伴杏里以外はきちんと演技していて世界が成り立っているので
そういう意味合いでの失点はないかな。そういえば最後の方で徳井優が
出て来たな。

物語の舞台はほぼ100%、トワイライトエクスプレス車内とそれを模した
セット?なのでそういうのが好きな人なら部分的に楽しめるかも。

んーまぁ、糞ではないけどお勧めする気にもならない作品かなぁ。

『ニュースの天才』を観た

ニュースの天才

『ニュースの天才』(ニュースのてんさい、原題: Shattered Glass)は、2003年のアメリカ映画。ビリー・レイ監督、ヘイデン・クリステンセン主演作品。1998年に起きたアメリカの権威ある政治雑誌『ニュー・リパブリック』の記者スティーブン・グラスによる記事の捏造事件を描く。

そんなにがっつりと真面目に観たわけではないけど、結構面白かった(・∀・)
理研・小保方・STAP細胞ネタ絡みでこれを放映したんだろうかw

これ単純にニュースというかマスコミ世界の話だけではないな。
色々な業界でも形を変えて起きていることのような気がする。

誰もが皆、儲けや承認欲求、効率を優先して、人が、部署が、
企業が、業界が様々な捏造や不正を行い、それを言葉を替えて呼ぶことに
よって捏造や不正と認識しなくなり常態化していく。倫理が崩壊すると
いうよりも言葉のオブラートで包むことにより自らの倫理基準を騙す感じで
おかしくなっていく。更に取り巻く外部の既存のチェックシステムと
実行者の人間性への盲信があって、結果として捏造や不正は横行する。
外部のそれは実行者の腐敗とは異なるが、形骸化という名の緩やかな腐敗
であり、捏造や不正の横行の必須要素であるような気がする。
単純な防止方法では難しいだろうなぁ。内部告発も報われない結果に
終わることが多いし。


外国人俳優には弱いのでスティーブン・グラス役のヘイデン・クリステンセンって
誰か知らなかったけど、スターウォーズのアナキン・スカイウォーカーだった人か。
そう言えば未だにスターウォーズ観てないな(´・ω・`)

他の人も全く知らんなぁと思ったがアダム・ペネンバーグ役のスティーヴ・ザーンは
ザッツ★マジックアワー ダメ男ハワードのステキな人生」の地方興行主のケニー、
アンディ・フォックス役のロザリオ・ドーソンは「メン・イン・ブラック2」のヒロイン?のローラ役
だった模様。

最後の最後まで観て「おぅ(・∀・)?」と思ったが、
https://www.imdb.com/title/tt0323944/faq?ref_=tt_faq_1#.2.1.1とあるので
映画は別物なのかな。


淡々とした面白さはあるけど、万人に薦められるかというとどうかな。
「マネーボール」みたいなトーンが大丈夫な人なら楽しめるとは思うけど。

『二人の世界』を観た

二人の世界

英国の豪華船のデッキで雑誌記者川瀬(二谷英明)は、無表情で海をみつめる男の横顔に強くひかれた。どこかで見たことのある顔だ。男はフィリッピン人ヴァルガだと名のったが、川瀬が十五年前、新米の記者であった頃、少女殺人事件の容疑者で国外逃亡した北条修一(石原裕次郎)こそ、この男にちがいない。その夜、船内のバーで戸川玲子(浅丘ルリ子)とグラスをかたむける修一は、川瀬の目からのがれるため、玲子の昔からの友達として踊ってくれるよう頼んだ。

いつもの石原裕次郎映画と言えばそうだし、違うと言えば違うかも。
少年が出てくるところが「ギターを持った渡り鳥」っぽい気がちょっとする。

髪型のせいかこの映画の浅丘ルリ子は可愛い感じだった。
大滝秀治が若かった。「夜霧よ今夜も有難う」でもそうだったけれど
二谷英明って結構主人公のライバル的脇役が多かったのだろうか。

全く気にしてなかったが土屋刑事役の大坂志郎って「東京物語」の
大阪で鉄道関係の仕事についてる次男だか三男役をやってた人か。

かなり早い段階で黒幕がわかってしまうけれども、特にダレもせず。
今の映画やドラマだったら思いっきり引っ張りそう。

ところで昔は海外渡航してても時効期間の進行は停止しないんだっけ?
海外逃亡が発覚していないという前提だったからか。

最後の大岡裁きみたいなオチを含めても、話そのものはそんなに
まずくないんだけども、イマイチ引き込まれなかったのは主役コンビが
あんまり好きじゃないからか(ノ∀`)

木下恵介の同名のドラマがあるらしい。
そっちを観てみたいなぁ(・∀・)