カテゴリー: 感想

無料配信漫画等々をいろいろ読んだ(・∀・)-85 日野日出志系⑤

日野日出志の名作コミックが初の電子書籍化!

都内の女子校に通う17歳の花村亜矢は、容姿端麗で成績優秀、スポーツも万能な人気者。
文通が趣味で、夏休みに初めて会う約束をしたペンフレンドに思いを馳せていた。

ある日の放課後、亜矢がいつものように通学路を歩いていると、
遠くから自分の名前を呼ぶ声が聞こえてきて……。

吸血! 黒魔城(立風書房、1980年10月15日)
 

吸血! 黒魔城
都内の日の出女子高等学校に通う、才色兼備の少女・花村亜矢(17歳)。
彼女は北海道に住むペンフレンドとの文通や友人達との楽しい日々を送っていた。
ある日、謎の呼び声に導かれ、ついた先で渡された水晶球を家に持ち帰った亜矢は、毎夜悪夢をみて体調を急激に崩していく…

うーん、まあ、まあまあ?
子供向けの為、オチは途中でわかってしまうw

絵柄が全然違うよねw

 


目玉をぬかれた人形は 砂に埋もれて なんと哭く オロロン オロロン オロロン ロン 青い海見る 目がほしい 持つ者に災いをもたらす御神眼を探しに女の子に身を変え人間世界に現れた妖怪まんだらとその御神眼を奪おうとする血吸い鴉(からす)の戦いを描いた、いわばアクションホラー 。後半はまるでジェットコースタームービーのように恐ろしい場面が目まぐるしく展開される。1995年発表の力作。初版時のオリジナルカバーをできるだけ再現。

 

怪奇! 地獄まんだら(立風書房、1982年6月16日)
蓮根小学校にやってきた、不思議な転校生・星小夜子
彼女の正体は失った右目の御神眼を探して彷徨う、妖怪大魔王ごんごろ三世の娘・まんだらだった!

鬼太郎っぽい感じかな…?

 


「怨んでやる!この世の全てを怨んでやる!!」

主人公由紀の親友は霊能力を持つ美少女魔子。魔子は不思議な出来事を予知する能力を持っていた。

ある日、学校で解剖されたはずの蛙が一斉に動き出し、人体模型までもが校内を歩き出すという怪奇現象が発生する。
魔子と由紀は、この怪奇の後ろにある強い殺意を感じ、立ち向かうことにするが・・・

蛆が湧き出し、血は飛び散り、生首は動き出す!これぞ日野日出志ワールドの真骨頂!

霊少女魔子(立風書房、1984年2月15日)
 

霊少女魔子
小学6年生でちょっぴり太めの女の子・武田由紀が霊能力少女・早乙女魔子と共に体験した学校の怪奇事件。

えーっと、まあ…ハッピーエンド(´・ω・`)?

 


日野日出志の名作本が初の電子書籍化!

妖女ダーラの“もう一つの顔”を見てしまった者は、世にも恐ろしい怪奇の世界へ引きずり込まれる……。
日常から非日常へ、その入口はすぐ側に存在している。

表題作「妖女ダーラ」全3話のほか、「血ぬられた小包」「首」「Oh!ナイスバーディ」「肉の怪物」を収録。

妖女ダーラ(大陸書房、1987年8月12日)
 

妖女ダーラ
髪の毛に隠れた、醜い半面を見た人間は恐ろしい地獄をみることになるという、美しき妖女・ダーラ。

あのー、ダーラさんが仮面をつければいいんじゃないでしょうか(´・ω・`)?
魔鬼子の逆バージョンかな?

 

血ぬられた小包:
ある日を境に、ゆきの元に届き始めた謎の小包。その中身は…

色々と謎だけど、追求しても意味がないから放っておこうw

 

:
金子サチ子が美術の課題である首の粘土像を作ると何故か行方不明になった親友・藤田まゆみの顔になってしまう…

まあオチはすぐにわかってしまうw

 

Oh!ナイスバーディ
K氏と賭けゴルフをしていた田島は負けたくないために、インチキをしてしまうが…

珍しくゴルフネタ。なんじゃこりゃってオチw

 

肉の怪物:
女房に逃げられた男は謎の肉塊に襲われる…
腐乱少女パティーン。

 


平穏な日々を過ごす一家。隣にはゴーストハウスという気味が悪い洋館が建っているが、長年空き家のままだった。
そこへに土黒(どくろ)一家という、不気味な家族が引っ越してきたことが悪夢の始まりだった。

そして町では子供の行方不明事件が多発。そんな中、ゴーストハウスにお化けのような子供の姿を見た一家は警察に通報する。
また、行方不明になった子供の死体が見つかるが、その死体はなんと・・・

土黒一家の目的とは。そして一家は平和を取り戻すことが出来るのか?

日野日出志の名作が、電子化となって帰って来る!

血みどろ館(秋田書店、1988年2月25日)
 

血みどろ館
白沢ユキ姉弟の住む家の隣、近所の人々が恐れを込めて"ゴーストハウス"と呼ぶ古い洋館に土黒(どくろ)夫婦が越して来た。この頃、少年少女達の連続行方不明事件が新聞紙面を騒がせていた…

それで勝てちゃうの(´・ω・`)?と思ったw

 


ヘビ虫 骨虫 ドクロ虫 肉虫 血虫 死毒虫

ここは地獄の底の底・・・
うごめく地獄の毒々虫よ

死虫 臓虫 うじ魔虫

亡者のうめきにさそわれて

毒々虫の数え唄
どくどくどろろ どくだがつん
肉を食え 骨を食え
血を吸え はらわた食いちぎれ

日野日出志ワールド全開!

地獄のどくどく姫よ、悪しきを食らえ!

地獄のどくどく姫・1(秋田書店、1989年2月25日)
地獄のどくどく姫・2(秋田書店、1989年11月20日)
 

地獄のどくどく姫・1
玄関の軒先に鶏の首と足をぶらさげれば現れて、悪霊や化け物の魂を食らってくれる、地獄の毒々虫から生まれたどくどく姫の悪霊退治物。

意外とクールなどくどく姫。死毒光線ってなんだべか…
魔胎魚って他でも出てくるね。

 


水泳部のエースでありキャプテンを務める女子高生スイマー亜矢を突然水の怨霊が襲う!亜矢の体は、全ての水分が吸い取られ一瞬にしてミイラと化すのだった。学園に巣食う人間の想念が、さまざまな怪奇現象を起こす。身近な学園で起きる恐怖短編集。1993年初版時の表紙を可能な限り再現した記念版です。初版本の表紙でコレクションしよう!

 

学園百物語(秋田書店、1993年)
普通の学園怪奇話物。
「人面クラゲ」「骨髪少女」「魔胎児」「腐肉魂」「ゴーストブック」「黒呪板」「真夜中の教室」「かおる伝説」「血を吸う椅子」を収録。

絵柄が全然違ったw

「かおる伝説」はちょっと好きw

無料配信漫画等々をいろいろ読んだ(・∀・)-84 日野日出志系④

Walking Dead
死んでいるのに生きている!
男はそんな自分を受け入れられず
さまよい続ける。
当然、出会う人たちや組織は彼を
忌み畏れ、災いと受け取るのか?
醜く腐った彼の姿を世間はどう扱うのか?
物語は哲学的な様相まで見せて、非現実の世界に
読者を誘う。
日野日出志でしか描けない究極のホラー。
1986年初版時の表紙を可能な限り再現した記念版です。オリジナル表紙でコレクションしよう!

怪奇! 死肉の男(ひばり書房、1986年7月16日)
 

怪奇! 死肉の男
ある海辺の町に現れた謎の男。彼には自分が何者であるのか記憶がなかった。
彼にあったものは耐え難い腐臭を放つ、蛆にまとわりつかれた死肉の体だけだった…

うーん、これまた主人公が何をしたんやと同時に、またこんなオチか感あったw

 


京の都にある羅生門は、鬼や妖怪が出るという噂の場所。 ある強い侍が鬼退治に羅生門を訪れるが、案の定恐ろしい邪鬼に襲われる。 力に勝る侍は鬼の片腕を斬り落とし難を逃れるが、鬼は七日の間に腕を取り返すと去っていった。 鬼の再来を心配する侍だったが、思わぬところで再び襲われれてしまう。 表題のほか<鬼>を主題にした味わい深い時代劇短編集。 1987年初版時の表紙を可能な限り再現した記念版です。初版本の表紙でコレクションしよう!

羅生門の妖怪(ひばり書房、1987年3月16日)
『こわい おばけのまんが』と同じ?
 

羅生門の妖怪
渡辺綱の鬼の手の話。

 

うらみの生首:
播磨の国の侍・井垣甚十郎の話。重用される甚十郎を妬む者達の讒言を信じた殿様によってがんどうびきの刑に処せられてしまう。

 

墓をあばく老婆:
丹波の国にいた160才になっても元気で暮らしていた老婆の話。

 

地獄からの使い:
奈良の岩島という商人を地獄の鬼達が迎えに来る話。

 

安義の橋の鬼:
近江の国にあった鬼が出るという噂のある安義の橋で肝試しをした武士の話。

 

茨木童子:
摂津国茨木に生まれた奇妙な子供の話。

 


謎の老婆に教えられた「最悪の儀式」によって、地獄から甦った中学生の円間大雄。しかし復活した少年は、殺戮を繰り返す化け物だった。静寂に身を潜め、暗闇のなか人間どもの背後に忍び寄る。腹を喰い破って内蔵を貪り、四肢を引き裂き鮮血をすする。呪われた少年が次に現れるのは、あなたの…。怪奇と叙情的な世界を独特のタッチで表現する、ホラー漫画家の重鎮日野日出志が描く「地獄小僧」。

地獄小僧(ひばり書房、1987年)

地獄小僧
細胞遺伝学の世界的権威である円間羅雪博士の一人息子・大雄は家族旅行の途次に起きた交通事故で命を失ってしまう。埋葬時に現れた謎の老婆は牙を一本差し出し、「同じ年頃の子供の首をこの牙で切り、その血を墓場に注げば、坊っちゃんは蘇る」と行って去る。妻の強い要求を断りきれず、円間博士は余命短い子供を犠牲に大雄の蘇生を試みてしまう。

謎の魔ジャリ的エンド(´・ω・`)
続ける気があったのかな?

あの老婆、一体なんだったんだろうね(´・ω・`)?

 


日野日出志の名作本が初の電子書籍化!

雪山で遭難した茂作と箕吉の親子は、たどり着いた山小屋で一夜を明かすことに。
二人が眠りについてしばらく経った頃、あまりの寒さに箕吉が目を覚ますと、そこには父に覆い被さる雪女の姿が……。
この怪しげな一夜から全ては始まった。

「雪女」ほか、「ろくろ首」「片目のゆうれい滝」「食人鬼」「雪太郎」の全5話を収録。

怪談雪女(ひばり書房、1987年)
『こわい ゆうれいのまんが』と同じ?
 

雪女:
スタンダードな雪女話。白鳥岳(長野・富山・新潟三県にまたがる山)の話。
わざわざ再訪してせっくるして五人も子供を産んでおいて、更に話すように誘導していて、「はなしましたね、さよなら、恨みます(´・ω・`)」はどう考えても納得いかないだろw

 

ろくろ首:
これもスタンダードなろくろ首話かな?
元武士のお坊さん・回竜が甲斐国を旅していた時の話。

結局、肉弾戦で解決(・∀・)チカラコソパワー

 

片目のゆうれい滝:
信濃のある村。女旅芸人が甲斐への途次、分かれ道で道標の文字が読めずに間違った方へ進んでしまう。日が暮れて、たまたま出会った若者に道が正しいか尋ねるが…

なんで若者は嘘ついたん(´・ω・`)?

 

霧の中の亡者:
乗鞍岳(岐阜から長野にまたがる火山)のふもとの村の話。
平太郎がツグミをかすみ網猟で取ろうとするが…

なんで平太郎の名前を知っていて襲って来たんだろうか?

 

食人鬼:
夢窓国師が美濃を旅した時の話。

 

雪太郎:
越後のひげの長者夫婦の話。
善行をしていたけど、なんで雪太郎が来ていたのかは謎。
そしてなんだか可哀想な終わり方。

『おどろんばぁ』で雪太郎を女の子に変えて原稿を再利用してるよねw

 


「今日は家族でドライブに行く日だ!」ケン坊が目覚めて台所に行くと、朝食の準備、タバコやガスはそのままに両親の姿だけがなくなっていた---
改めてにいちゃんのサブと、町を探しても大人は誰もいない。
ピンキーやゴリなど数人の友達と合流することは出来たが、それ以外の人々はどこを探しても見当たらず、町の様子も不気味に変わってしまっていた。

人々が消えた町、異常に多いネズミ達、素通りしてしまう電車…

ここは一体どこなのか?
食料や電気もなく、自分たちはこれからどうなってしまうのか・・・

不安の日々が続く中、子供たちは自分たち以外の気配を感じて・・・!?

日野日出志先生の名作が初電子化!

恐怖! 四次元の町(サブの町)(立風書房、1979年6月10日)
 

恐怖! 四次元の町(サブの町)
沢木 武・健太兄弟、ピンキー(花田秀子)、ゴリ(大山力也)、委員長(坊念万作)の四人の住む町は、ある朝突如として現れた霧に包まれた。自分達以外の居ない町で彼らは生き残れるのか…

まあ、悪くはないけども、漂流教室(´・ω・`)?

少しだけ、お色気というか、子供向けエッチ感あったw

 


ゴミ捨て場で生まれた孤独な黒猫はついに町に出てみることにした。
最初にたどり着いたサーカス団で、ある男に餌をもらい、しばらく居座ることになったが、男は周囲からイジメにあい、つらい毎日を送っていた。
ところが、あるものを作ることによって男は一躍サーカスのスターになっていく。
その成功と幸せは永遠に続くものと思っていたが、、、。

黒猫が見た人間世界。そこには不思議な人間模様の数々が漂う。
恐怖の切り口を変えた、日野日出志の異色作。

1979年初版時の表紙を可能な限り再現した記念版です。初版本の表紙でコレクションしよう!

黒猫の眼が闇に(立風書房、1980年1月10日)

黒猫の眼が闇に
工場地帯のゴミ捨て場の下水管の中で生まれた黒猫が人に興味を持ち、色々な家に寄寓する。

黒猫が監視者というかストーリーテラーというか。
日野日出志版『吾輩は猫である』だろうか?
まあまあ好き(・∀・)

無料配信漫画等々をいろいろ読んだ(・∀・)-83 日野日出志系③

雷鳴轟く夜、生まれ落ちた双子のうち怪物のごとく奇怪な片方の赤ん坊は、ゴミ捨て場の一角に死んだまま捨てられた。しかし、怨念の鬼火が再びその女児に命を与え、復活させる。そこからおぞましくも悲しいその子の運命の物語が始まった。
あまりにも残酷で怪奇溢れる仕打ちの中に人間の存在を問い直す、「蔵六の奇病」にも通ずる隠れた名作。ラストは涙なしでは読めない。1985年初版時の表紙を可能な限り再現した記念版です。初版本の表紙でコレクションしよう!

呪われた赤ん坊が…(地獄少女)(ひばり書房、1981年7月16日)

呪われた赤ん坊が…
生まれた時から牙のような歯が生えたいた悪魔のように醜い赤ん坊は、彼女を恐れた実の父に捨てられた。ゴミ捨て場で死んだ赤ん坊は、そこで鬼火の塊から謎の光を受けた赤ん坊は命を吹き返し、町に出て人を襲い出す。

ただ、ただ可哀想(´・ω・`)

日野日出志作品のいつものパティーンな終わり方。

 


腐乱犬酒多飲(ふらんけんしゅたいん)博士によって海から引き上げられ生命を得たモンスターは生みの親の博士の命を奪い、一人街に出る。そこから恐怖のストーリーが始まる。街を破壊し、人々を恐怖に陥れながらさまようモンスター。その運命は!
表題の他、「ゆん手」「鶴が翔んだ日」「山鬼ごんごろ」などのユニークな佳作を収録。1980年初版時の表紙を可能な限り再現した記念版です。初版本の表紙でコレクションしよう!

恐怖のモンスター(怪物の子守唄 恐怖のモンスター)(ひばり書房、1983年7月6日)

恐怖のモンスター
腐乱犬酒多飲博士によって拾われた、どろどろに腐った深海魚の肉塊は、稲妻を受け、超新細胞へと変化した。腐乱犬酒多飲博士はそれを使って人造人間を作り出した。

いつものパティーンでいつもの終わり方です、はい(・∀・)

 

ゆん手(で):
ふしぎなふしぎな左手のお話。
 

どっちつかずのパティーンの曖昧オチ。

 

鶴が翔んだ日:
雪国に住む、難病で寝たきりの鶴好き少女の物語。

"感動の叙情ファンタジー 降りしきる雪の中で少女は鶴になった!!"という煽り文句。

なんで鶴たち死んでしまったん(´・ω・`)?

 

山鬼ごんごろ:
下界に降りた山鬼ごんごろの哀しい物語。

オチは分かっていたけれど…・゚・(つД`)・゚・ゴンゴロ

 


これは血の匂いとその美に魅入られて地獄に落ちたある無名絵師の狂気と戦慄に満ちた恐るべき告白の物語である。(冒頭の言葉)
作者自身を投影した絵師の独白で綴られる本作は、筆舌に耐え難い残酷な表現で埋めつくされ、まさに日野日出志の「狂気」が見事に圧縮された怪作である。ここでは作者の死、苦、血、狂、女全ての表現において、アートとしての完成形を見ることができる。
(中略)必読の一作!
1982年初版時の表紙を可能な限り再現した記念版です。オリジナル表紙でコレクションしよう!

これもなんでネタバレしてんだろ(´・ω・`)

地獄変(ひばり書房、1984年10月16日)
"血の匂いとその美に魅入られて地獄に落ちたある無名絵師の恐怖と戦慄に満ちた恐るべき告白の物語"

『地獄の子守唄』に似た感じの独白系物。
あれほどではないけども、子供は怖がるかもしれないw


まだらの卵(ひばり書房、1985年1月6日)

ウロコのない魚:
工場の悪臭近くの漁港に住む、魚屋の息子・しげ男は、暑い夏、毎晩、恐ろしい夢をみていたが、どうしてもその内容を思い出すことができずにいた。

暑いとねぇ…(・∀・)ヒヒヒ

 

セミの森:
慎一とその姉は毎年、親の別荘でプールとテニスをして日々を過ごしていた。今年も同じように。ただ今までと違うことが一つだけあった。今年の夏は異様にセミが多かったのだ…

ふーん…( ゜σ・゚)ホジホジですね。

 

マネキンの部屋:
大都会のビルの谷間にある、薄汚れた小さなマネキン工房。そこには少年がマネキン作りの名人の父と共に暮らしていた。
ある日、少年は父が入ることを嫌がって居た部屋にあったマネキン人形を倒してしまう。

ふー(ry
まあ黒猫の木彫りの話をちょっと思い出すところはあったかな。

 

地獄へのエレベーター:
マンモス団地の最上階に住む野球少年・森本重光は、今日の試合に遅れないよう、急いで朝食をかきこんでいた。応援に行きたい妹と来てほしくないは些細な口喧嘩をしてしまう…

途中に出てきた連中はなんなんだよ感あるw

最後のページでフルネームって珍しいかも。

 

がま:
仲の良い兄弟が学校の帰り道、大きながまがえると出会う。大きいがまがえるが急に足に飛びついた為に驚いた兄ががまがえるを木の枝で殺してしまう。がまがえるは死んだが、兄の頬にはがまがえるの返り血が飛んでいた…

ふーん…いや、ないやろ(・∀・) まあ他の短編にも同じツッコミになるわけだけどもw

 

ともだち:
幼い頃から仲の良かったマコトとサチコ。ある日のこと、サチコの顔におできができた。そのおできは治らず、段々とサチコの顔を侵食していった…

つーか、元のおできは何よ(・∀・)?

 

おかしな宿:
男女一人ずつ持つ夫婦が民宿のチラシを見て、旅行に行くが…

なんぞこれw
特に何もなくスプラッタしたかっただけかw

 

まだらの卵:
公害の酷い工場地帯で育った少年は学校から帰ると、ペットのポチと共にドブ川で遊ぶのが常だった。ある日、川で見つけたまだらの卵を家に持ち帰る。

これ、母親とか祖父の設定はなんだったんだw

日野日出志作品に多い気がするんだけども、公害風刺のテーマとかあんのかね(´・ω・`)?

無料配信漫画等々をいろいろ読んだ(・∀・)-82 日野日出志系②

日野日出志の代表作とも言える「蔵六の奇病」。体中が吹き出物だらけになる不思議な奇病にかかり、住んでいる村から追い出されてしまった主人公の蔵六。森の外れに隔離された蔵六は、自らの体から吹き出る7色の膿を使って絵を描き始める。果たして蔵六の描く絵とは?そして読者を待ち受ける壮絶なストーリーとは?39ページの作品を1年かけて何度も描き直し、納得のいったところで再デビューを果たした最高傑作。

蔵六の奇病(ひばり書房、1976年7月15日)
死期のせまった動物があつまるふしぎな沼の近くに住む蔵六という百姓が奇病にかかる。

まあ話はしっかりとした感じですけど、いつものパティーンですわ…( ゜σ・゚)ホジホジ
って程度に単純に読み流していたが、どうも作者自身にとって最高傑作らしい。

16年前の5ちゃんのスレのレスで

912 :愛蔵版名無しさん:2006/06/11(日) 22:53:02 ID:???
蔵六って亀の別名でしょ

913 :目が飛び出る:2006/06/11(日) 23:17:08 ID:T7zAGqIa
↑そういえば千葉に蔵六餅とかいう亀の形した最中があるな。
するとあれは印旛沼か?
村田蔵六も無関係じゃないのか?
2ちゃんねるでこんなに高尚な話をしていいのか?
日野日出志について語るスレ

というのがあって、ググってみて、蔵六が亀の別名と初めて知ったわ(・∀・)

無理のある解釈ではあるだろうけれども、才能はあるが周りにいる一般の人々には認められず、創作に心を奪われ普通の労働につこうともせず、胡散臭い、或いは鼻につく言葉のみを吐き続けた芸術家が次第に社会から孤立し、最後には憎まれて放逐されてしまう話のように考えられないこともないなぁと思ったり。そしてその芸術家とは他ならぬ日野日出志自身を指しているとか。

日野日出志作品のパターンの一つに、ある日、奇病にかかったり、謎の変異に襲われて人外の存在になったものが、最後、社会での居場所の無さ、人間からの攻撃によって海や闇に帰るというか消えていくというのがあるけれども、案外、同じように上のような捉え方もできなくもないかなぁ… 表層的にはただの醜悪な絵の、残忍なお話だけども(・∀・)

そういや、"七色"も好きだよね、日野日出志って(・∀・)

※別のことを調べようとして、インタビューをぐぐっていたら、なんかあった。
全部は読んでないけども、色々と興味深い。他の部分はともかく"蔵六=日野日出志"というのは当たりらしい。

猫蔵による日野日出志氏へのインタビュー
猫蔵による日野日出志氏へのインタビュー(2)

蔵六に関するやり取り
  • 猫蔵 『蔵六』に関する質問なんですが、作品中、モノローグ部分の声の主は、いったい誰として、先生は意識されたんでしょうか。僕の場合、主人公・蔵六を、過去の自分になぞらえて読んだのですが、その際、モノローグの部分は、過去の自分を見つめている、現在の自分の、内心の声のようにも思えたんですが。
  • 日野 蔵六とは、僕なんですよ。だけど、蔵六という名前で、あの時代の民話風にやっている限りにおいては、日野日出志ではない。でも、間違いなく自分の分身。自分の心象風景を描いた作品なんです。当然、「私は」という一人称にはなれない。蔵六は、当然、言葉をしゃべれないから、彼が言っているわけでもない。余りにも言葉をしゃべらないので、蔵六の心を、誰かが説明してあげるしかなかった。絵を描きたいんだよ、色を使いたいんだよ、って。
  • 猫蔵 その不思議な語り手が、効果として、厚みをもたせたと思うんです。
  • 日野 読み手が、どう受け取るかだよね。『蔵六』のラストシーンについて、蔵六が化け物になって、村人に復讐すべきだった、という意見があるけど、僕は違う。それをやってしまったら、蔵六は創作者ではなくなってしまうから。彼は、そういうエネルギーは一切ないんです。社会を恨むとかね。ただひたすら絵を描きたい。それだけを、僕は表現したかった。亀に変身するというのは、そういう蔵六の想いに対する、せめてもの神の救い。死にゆく蔵六の、創作への想いを、七色の亀というかたちに変えさせてくれた。そして、蔵六は眠り沼に入り、永遠の安らぎをえる。僕はそうしたかったね。今の自分が、『蔵六』を描いたらどうなるんだろ?ふっ、とそういう誘惑に駆られることはあるね。ただ、描いた当時の、自分の心象風景が、いまあるかと聞かれれば、全然ないね。あれは、自分がプロ漫画家として生きるかどうか、っていう瀬戸際の時だから。自分の過去をなぞってもしょうがない。技術的には今のほうが上をいっているだろうけど。亀になるって発想、『蔵六の奇病』ってタイトルにヒントがあるの。蔵六って、古語で亀のことなんだ。両手、両足、首、しっぽが、甲羅の中に納まるっていう意味らしい。実は、蔵六が亀に変身するアイディア、最初はなかったの。最初に名前ありきなの。白土三平の『忍者武芸帖』のなかに、蔵六って忍者がでてくるの。危機が近づくと、手足をひっこめたりする。蔵六っていう、言葉の響きが好きでね。亀だという意味は知らなかった。そのとき考えていた作品のアイディアとして、温めておいた。そして、先に、『蔵六の奇病』っていうタイトルをつけた。その後、なんとなく気になって、辞書調べたら、載ってるのよ(笑)そこからね、亀に変身というアイディアが生まれたの。それまでは、ラストも決まっていなかったし。いくつかの偶然が重なって。

 

白い世界: 『地獄の子守唄』収録。

百貫目:
野盗に父母を殺された十人兄弟が自らも野盗となり、飢えに苦しみながらも生き抜く物語。

うーん、これは珍しいオチかもしれないw
良い話とは思わないけど良い話エンド…?

さすがに子沢山すぎましたね(´・ω・`)

 

山鬼ごんごろ:『恐怖のモンスター』収録。

 

かわいい少女:
いい写真を撮ろうと山深い小さな村に訪れた写真家が一晩の宿を求めて入る。家に居たのは猫と小さな女の子。親が帰るまでと彼女が語った伝説とは…

これ、前に買ったやつに収録されてた話だな…
まあ嫌いではないw

安心して読んで欲しい(・∀・)

 

おーいナマズくん:
町の小学校に転校した鯰太郎は心身共に弱い少年で、毎日のように悪ガキ達にいじめられていた。そんなある日、ナマズの神様が棲むというナマズ沼に訪れて、心身共に強くなるように願う。

まあいい話っちゃいい話w
これも別のやつに収録されてた話。

ナマズだけにじしんがつく展開(・∀・)

 

人魚:
鯉好きの城主の命を受けて、人魚を捕らえに行った陣内という侍の話。

この陣内って他の漫画にも出てきた九鬼陣内かな。まあ別キャラ扱いなんだろうけど。
これも別のやつに収録されてた話。

正直最後は、わっけ、わっからん(・∀・)♬

 


私の名は日野日出志。怪奇と恐怖にとりつかれたまんが家である、、、から始まる作者の告白的作品。自伝とも夢想とも言える形式の中で怪奇と猟奇が集約された傑作。(中略)
その他「蝶の家」「七色の毒蜘蛛」「白い世界」「博士の地下室」「どろ人形」などの傑作揃いの1冊。1971年初版時の表紙を可能な限り再現した記念版です。初版本の表紙でコレクションしよう!

地獄の子守唄(ひばり書房、1977年6月30日)
 
amazonの説明文、めっちゃネタバレしてるんだけど、どんな馬鹿が書いたんだろうか(´・ω・`) この手の漫画再販をやっている会社の外注とかなんだろうか…?
 

蝶の家:
蝶が大好きな少年・一男は、船長である父が海外から持ち帰る蝶のお土産をいつも心待ちにしていた。

本当かどうか知らないけど、5chのスレでなんか日野日出志は母親との確執(母親への憎悪(?))みたいなのがあったとかどうとか書いてあったような気がするんだけど、作品の多くで、なんか母親への愛着と憎悪みたいなのを感じたりする気がする。これもそのパティーンかな?
※尚、“幻の作家”日野日出志氏 恐ろしい作品世界描くその素顔とはという記事では

取材では、ここ20年画業をセーブしていた理由も聞いた。さまざまな思いが絡み合ってのことだったが、印象的なのはホラー漫画を描く苦悩。最愛の母ら親族の死が続き「描くことに疲れていた」という。「母親は漫画の中で死なせていますしね」と、代表作の1つ「地獄の子守唄」で描いたフィクションが心に引っ掛かっているようでもあった。

ともあるのでどうなんだろうか。何はともあれ、日野日出志自体の実際はともかく、作品内で母へ強い思慕を抱いたり、愛に飢えているキャラは男女問わず多い。

なんかまぁ、いつものパティーンですわ…

 

七色の毒蜘蛛:
最近、背中がチクチクと痛む漫画家が自分や家族についての記憶の糸を手繰る…

蜘蛛は何を表してるんだろうか、そのものを囚えて離さない悲しみや憎しみやトラウマなんじゃろうか(´・ω・`)

 

 

博士の地下室:
美しい動物の新種を作る研究に没頭する博士と出産を控えた美しい妻の話。

主役でも脇役でも色んな動物を飼うのは醜い男が多いな。

 

泥人形:
さまざまな公害によって障害を負った少年少女達は工場に囲まれた空き地で泥人形を作り、自らの怒りをぶつける…

"怨念の漫画家が現代の悪を告発する!"という煽り文句があるように、やはり日野日出志作品の根底に公害風刺の感じもあったのかな? それともただ単に当時の風潮に乗っかっただけなんだろうか?

ちなみにこの作品はほぼ同じ内容の『どろ人形』のリメイクらしい。

 

地獄の子守唄:
日野日出志本人が自分の過去を語る…

これは子供の頃に読んでいたら、怖くて、結構なトラウマになってたかもしれないw
語ってる過去が本当かどうか知らないけど、色々な漫画に散りばめられているパーツは実は実体験に基づくものなんか(´・ω・`)?

ネタバレを含んでしまうが、

伝説の怪奇漫画家が歩んできた退屈しない人生

「両親を『最悪の人間だ』と描写したうえで、惨殺してますからね。

『お前はなんてこと描くんだい!! わたしが満州から苦労して連れて帰って来たのは、こんな漫画を描かせるためじゃないよ!!』っておふくろに怒られました。親戚一同にも散々文句を言われましたね。

のインタビューで、この作品の公開当時の話が読めるw

現代だとこれを無理矢理子供に読ませたら、虐待扱いされそうな気がするw

 


友達ふたりと田舎のおじいちゃんのところへ遊びに行った秀一は、帰りの列車で奇妙な体験をする。トンネルに入ると突然電灯が消え、真っ暗になった中でものすごい騒音がしたのだ。トンネルを抜けると座席に黒い羽が落ちていて、周りの乗客がまるでゾンビのように恐ろしい顔になっていた。
帰宅すると、出迎えた両親の様子がおかしく、奇怪な出来事が秀一を襲い始めるのだった。しかし、それは恐ろしいドラマの序章でしかなった。
表題の「恐怖列車」を始め、思わずのけぞる展開で描く短編の数々。1976年初版時の表紙を可能な限り再現した記念版です。初版本の表紙でコレクションしよう!

恐怖列車(地獄から来た恐怖列車)(ひばり書房、1985年7月16日)

恐怖列車
友達のユキちゃんとブーちゃんと共に田舎のおじいちゃんの家に行った秀一は、帰途の列車で謎の怪異と遭遇する。

なんか楳図かずお漫画風な印象ある(´・ω・`)

 

竹藪地獄怨絵草紙:
飢饉に苦しんでいた上州のある村の者は通りがかった旅人を襲って、金品や食料を奪って食いつないでいた。ある日、江戸から越後へ向かって絵師の一家を襲い、夫と子は殺したが、手籠にされて気が狂った妻はそのまま放置した。狂った妻は夫と子供の死体をひきずり、竹藪の奥へと消えていった…

村人達が糞すぎるだろヽ(`Д´)ノ ホロビロ

 

狂人時代:
ギャグ漫画(?)

うーん、なんとも言えないw

 

奇病時代:
これも『狂人時代』と同じテンションのギャグ漫画(?)
なんだろう、糞みたいな作品が金になり…みたいな風刺が込められているのだろうか?

 

或る剣豪の最期:
剣を通して己を高めたいと望む室戸一平は、山中で隠遁してた九鬼陣内を偶然見つけ、立ち会いを願う。

ふーん…( ゜σ・゚)ホジホジといった感じ。